自社の倉庫や事務所で商品を保管し、注文が入るたびにピッキング・梱包・発送まで手作業で回していると、出荷量が増えるほど現場が追いつかなくなります。繁忙期に出荷が遅れる、梱包ミスで返品が発生する、スタッフの採用や倉庫の拡張にコストがかかる——こうした悩みから、在庫を倉庫に預けて出荷まで任せる「発送代行」の利用を検討する EC 事業者が増えています。
発送代行とひと口にいっても、固定費ゼロで少量から預けられる会社もあれば、受注対応や流通加工まで含めて任せられる会社、冷凍・冷蔵や医薬品などの特定商材に強い会社まで、対応できる業務範囲や料金体系は大きく異なります。自社の出荷規模や任せたい業務に合わない委託先を選ぶと、かえってコストが膨らんだり、対応できない商材が出てきたりします。
本記事では、在庫を倉庫に預けて入庫・保管・受注・ピッキング・梱包・発送、そして返品・カスタマー対応まで任せられる発送代行(物流倉庫)会社15社を、出荷規模・料金体系・業務範囲・対応商材の4つの軸でタイプ別に比較し、自社に合う委託先を選ぶための判断材料を整理します。
より詳しく発送代行の仕組みや他社サービスとの違いを知りたい方に向けて、下記の内容を順に解説します。
また、自社の出荷規模や任せたい業務から合う発送代行のタイプを絞り込める「かんたん診断ツール」も用意しています。どのタイプから検討すべきか迷う場合は、こちらもあわせてご活用ください。
目次
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発送代行(倉庫)とは|物流代行・フルフィルメントとの違い
発送代行(倉庫)とは、EC 事業者が自社で抱える在庫を外部の物流倉庫に預け、注文に応じた入庫・保管・ピッキング・梱包・発送といった一連の出荷業務を代わりに担ってもらうサービスです。商品を倉庫に納品すれば、あとは受注データに沿って倉庫側が出荷まで対応するため、自社に広い保管スペースや出荷スタッフを持たなくても通販を運営できます。
混同しやすい言葉に「物流代行」「フルフィルメント」があります。物流代行は、保管から配送までの物流業務を一括して請け負うサービスの総称で、国土交通省は荷主の物流を一貫して請け負う事業を「3PL(サードパーティ・ロジスティクス)」と定義しています。
3PL(サードパーティ・ロジスティクス)とは、荷主から物流を一貫して請け負う高品質のサービスで、3PL事業者が荷主企業の物流システムを効率化することで荷主の物流コストを削減したり、物流システムの効率化により地球環境にやさしい物流を実現する新たな物流サービスです。
出典:総合物流施策大綱に関する報道発表資料|国土交通省(平成15年9月25日)
一方のフルフィルメントは、受注・決済確認から入庫・保管・梱包・発送、さらに返品やカスタマー対応までを含む、通販事業の後工程全体を指す言葉です。発送代行は配送前の出荷業務を中心に任せる形で、フルフィルメントはそこに受注や返品対応まで広げた形、と捉えると整理しやすくなります。実際には各社がどこまで対応するかで呼び方が揺れるため、名称よりも「自社のどの業務を任せられるか」で比べるのが現実的です。
倉庫内の発送業務だけでなく、保管から配送までの物流全体を一括で任せたい場合は、委託できる範囲や費用の内訳が発送代行とは変わってきます。物流を丸ごと外部に委託する物流代行(3PL)の比較は、費用の内訳や規模・商材別の選び方とあわせて以下の記事で解説しています。
発送代行(倉庫)に任せられる業務範囲|入庫から発送・CSまで
ここからは、発送代行に任せられる業務を工程順に見ていきます。会社によって「発送だけ」を担うのか、受注やカスタマー対応まで含めた「フルフィルメント」を担うのかが分かれるため、自社がどこまで任せたいかを基準に読み進めてください。

- 入庫・検品:メーカーや自社から届いた商品を倉庫で受け取り、数量や破損を確認して在庫として登録します。
- 保管・在庫管理:商品を適切な環境で保管し、在庫数をシステムで管理します。賞味期限やロット、温度帯の管理が必要な商材もあります。
- 受注処理:ネットショップやモールの注文データを取り込み、出荷指示に変換します。受注代行まで任せられる会社もあります。
- ピッキング・梱包:注文ごとに商品を棚から集め、緩衝材や箱を使って梱包します。ギフト包装やノベルティ同梱などの流通加工に対応する会社もあります。
- 発送:配送会社に引き渡し、追跡番号を購入者やショップへ連携します。
- 返品・カスタマー対応(CS):返品・交換の受け入れや、問い合わせ対応まで任せられる会社もあります。
入庫から発送までの出荷業務に絞って任せるのか、受注代行やカスタマー対応まで含めて任せるのかで、委託できる会社は変わります。自社で続けたい業務と手放したい業務を切り分けておくと、後段の比較表で各社の対応範囲を見比べやすくなります。
発送や受注だけでなく、サイト運営・広告・SNS運用まで含めて、ECの運営業務全体をどう外部に任せるかを整理したい場合もあります。委託のしかたを「一括・特定業務・システム型」の3タイプに分けて、それぞれの向き不向きと費用相場・選び方を解説した以下の記事もあわせてご覧ください。
発送代行(倉庫)会社の選び方|出荷規模・料金体系・業務範囲・対応商材
ここからは、発送代行会社を比較するときに押さえたい4つの軸を解説します。この4軸は、次の比較表と診断ツールの判断基準にもそのまま対応しています。
1. 自社の出荷規模に合っているか。1日数件の少量出荷と、1日数千件の大量出荷では、適した会社が異なります。少量なら最低出荷件数の縛りがなく小ロットから使える会社が、繁忙期に出荷が跳ね上がる事業なら波動に耐える処理能力と全国拠点を持つ会社が向いています。自社の月間出荷件数と、今後の伸びを見込んだうえで、対応できる規模帯を確認しておくと選びやすくなります。
2. 料金体系が自社の出荷量に合うか。発送代行の料金は、固定費の有無と従量課金の単価で決まります。出荷が少ない時期がある事業なら、固定費ゼロで使った分だけ支払う従量型のほうがコストを抑えやすく、出荷が安定して多い事業なら、月額を払っても1件あたりの単価が下がる体系のほうが総額を抑えられる場合があります。固定費・保管料・出荷手数料の内訳で比べることが重要です。
3. 任せたい業務範囲をカバーしているか。入庫から発送までの出荷業務だけを任せたいのか、受注代行・カスタマー対応・流通加工まで含めて任せたいのかで、選ぶべき会社が変わります。発送だけに特化した会社にカスタマー対応まで求めても対応できないため、前章で切り分けた「手放したい業務」をすべてカバーできるかを確認しておきましょう。
4. 自社の商材に対応できるか。冷凍・冷蔵が必要な食品、化粧品や医薬品のように許可や管理が求められる商材、大型・精密機器など、商材の特性によって対応できる倉庫は限られます。温度帯の管理や業許可の有無、取り扱えないものの条件を事前に確認しておくと、契約後に「預けられない」といった行き違いを防げます。
目安として、常温の食品や一般的な化粧品は多くの会社で一般商材として扱えますが、冷凍・冷蔵や、薬機法上の許可が要る商材は対応できる会社が限られます。自社の商材がどちらに当たるかを早めに確認しておくと安心です。
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発送代行の料金相場と料金体系|固定費の有無・従量課金
発送代行の料金は、大きく「固定費の有無」と「従量課金の単価」の組み合わせで決まります。ここからは、代表的な3つの料金体系と、費用の内訳ごとの考え方を見ていきます。
固定費ゼロ+従量課金型は、初期費用や月額の基本料金をかけず、保管料・出荷手数料など使った分だけを支払う体系です。少量から始めたい小規模な EC や、出荷量に波がある事業と相性がよく、固定費ゼロ・従量課金型の会社では、公式に初期・固定費0円をうたうものが多く見られます。
月額基本料+従量課金型は、毎月の基本料金に加えて出荷量に応じた従量料金がかかる体系です。システム利用料として月額を設定するケースもあり、月額1万5千円前後からの会社もあります。保管や配送など実際の物流委託費は、倉庫ごとの個別見積もりとなる場合があります。
初期費用+月額+従量課金型は、倉庫のシステム導入やレイアウト設計を伴う中〜大規模向けの体系です。出荷量が多く業務が複雑な事業で採用されやすく、料金は出荷規模や業務範囲によって大きく変わるため、多くの会社が「要問い合わせ」としています。
費用の内訳は、主に初期費用(システム登録・マスタ設定)、月額の基本料金・システム利用料、保管料(棚やパレット単位、または容積・日数単位)、出荷手数料(1出荷あたりの作業料)、オプション料金(検品・流通加工・返品対応など)で構成されます。
たとえば、作業料金を1個400円前後(60サイズ・資材費込み)からと公開する会社もあります。各社で単価の刻み方が異なるため、自社の平均的な出荷内容をもとに試算して比べると実態に近づきます。
固定費ゼロ・従量課金型の公開単価(60サイズで入荷30円/点・保管1円/点/日・出荷配送750円/件、いずれも税別)をもとに、月100件を出荷し在庫を100点預けるケースを試算すると、入荷・保管・出荷配送でおおよそ月8万円前後が一つの目安です(2026年10月時点の公開単価にもとづく概算で、公的な相場統計ではありません)。
自社の出荷規模や任せたい業務から、どのタイプの発送代行が合うかを手早く確認したい場合は、次の診断ツールをお試しください。
【比較表】発送代行(倉庫)会社を規模・料金体系・業務範囲で比較
ここからは、本記事で紹介する発送代行(倉庫)会社15社を、固定費の有無・従量料金の目安・対応できる業務範囲・規模帯・対応商材の軸で横並びに比較します。各社の詳細は、この後のタイプ別の個別紹介で確認できます。
| サービス名 | オープンロジ | ストッククルー | ウルロジ | ロジー.com | ロジグロ | タダオキ | エスプールロジスティクス | イー・ロジット | 富士ロジテック | 関通 | スクロール360 | はぴロジ | 安田倉庫 | 清長 | 醍醐倉庫 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初期・固定費 | 0円 | 0円 | 要問い合わせ | 月額15,000円〜(エントリープランのシステム利用料) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | GAOWは0円/委託型は要問い合わせ | 30,000円〜(物流ライトプラン) | 月額15,000円〜(logiecシステム利用料) | 要問い合わせ | 0円(ロジモプロ)/ロジプレミアムは要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 料金体系 | 完全従量課金(入荷18円〜・保管0.2円〜/日・配送395円〜、SSサイズ税別) | 完全従量課金(入庫10円〜・保管1,000cm³月20円〜・国内発送260円〜、税抜) | 従量課金(梱包配送費300円〜・ピッキング20円〜、全国一律)。保管料・初期費用は個別見積もり | 月額+従量(システム利用料15,000円+配送ネコポス280円〜・60サイズ530円〜)。保管料0.3円/日/点のスタンダードプランもあり | 従量課金(作業料1個405円〜、60サイズ・資材費込)。基本料金・システム利用料は要問い合わせ | 従量課金中心(単価・条件は要問い合わせ) | 個別見積もり(越境EC支援は月額75,000円〜) | 個別見積もり(公式非公開) | 従量課金(入庫15円〜・保管3,000円〜/月/パレット・配送320円〜)。基本料金は個別見積もり | 委託型は固定費+変動費の個別見積もり。GAOWは従量(保管1,000cm³月7円・配送300円〜) | 従量課金(ポストイン399円〜・60サイズ580円〜、税別)。受注代行・BPOは別料金 | 月額+従量(logiec基本料15,000円+従量)。保管・梱包・配送の物流委託費は個別見積もり | 個別見積もり(公式非公開) | 完全従量(ロジモプロ:入庫19.8円・配送781円〜、税込)。ロジプレミアムは個別見積もり | 従量課金(保管量・出荷量に応じる、単価は要問い合わせ) |
| 最低出荷・小ロット対応 | 最低ロットの定めなし(短期スポット利用可) | 最低出荷件数なし | 月1件から相談可(個人事業主も可) | 小ロット対応(保管料を抑えたエントリープラン) | 1SKU・1個から(出荷規模の制限なし) | 小ロット特化(詳細は要問い合わせ) | 中〜大規模向け | 大規模向け | 大規模中心(スタートアップ向けプランあり) | 要問い合わせ | 要問い合わせ(スポット依頼も可) | 要問い合わせ(小規模から対応) | 要問い合わせ | 商品1個・出荷1件から(ロジモプロ) | 段ボール1箱から |
| 対応業務範囲 | 入荷〜出荷・返品(CS代行は別オプション) | 入庫〜出荷(発送中心、受注連携に対応) | 受注〜発送・返品(フルフィルメント) | 保管〜発送+受注代行 | 入荷〜出荷・返品・流通加工(CS代行は要確認) | 在庫仮置き+発送(詳細は要問い合わせ) | 受注・CS〜発送・返品(フルフィルメント) | 入庫〜発送・返品+CS代行・物流コンサル | 入出荷〜発送・返品・流通加工 | 入荷〜発送+受注管理代行(CSは提携先と対応) | 発送〜受注・CS・ささげ・流通加工まで | 入荷〜出荷(提携倉庫が実施。返品・CSは要確認) | 入庫〜発送・返品(総合物流) | 入庫〜発送・流通加工(規模別2プラン) | 入庫〜出荷・返品・流通加工 |
| 対応商材 | 常温・冷凍冷蔵(医薬品は不可) | 常温のみ(冷凍冷蔵は不可) | 常温・冷凍冷蔵(化粧品の製造業許可あり) | 常温(高度管理医療機器の取扱保管業許可) | 常温のみ | 常温中心(要問い合わせ) | 常温(化粧品・医療機器の取扱実績あり) | 幅広い商材(化粧品・食品・家電等) | 常温〜冷凍(医薬品卸売販売業許可あり) | 常温・冷凍冷蔵対応 | 常温(健康食品・化粧品の許認可対応) | 常温〜冷凍冷蔵(提携倉庫により対応) | 医薬品・化粧品・医療機器等の許可(規制商材に強い) | 常温(化粧品・医療機器許可はロジプレミアム) | 常温のみ(冷凍冷蔵・医薬品は不可) |
| 越境対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | — | 対応 | — | 対応 | 対応 | — | — | 対応 | — | — |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※上記は2026年10月時点で各社公式サイトが公開している情報をもとに作成しています。公開のない料金・条件は「要問い合わせ」と記載し、料金は税込・税別の表記が各社で異なります。条件は改定される場合があるため、最新の内容は各社の公式情報をご確認ください。越境対応の「—」は公式サイトで対応の明記が確認できないもの(要問い合わせ)です。
タイプ別のおすすめ発送代行(倉庫)会社
ここからは、選び方で挙げた4つの軸をもとに、発送代行会社を利用シーン別の4タイプに分けて個別に紹介します。自社の出荷規模や任せたい業務に近いタイプから読み進めてください。
小ロットから固定費を抑えて始めたい
まずは、初期費用を抑えて少量の出荷から始めやすい会社です。多くは使った分だけの従量課金で利用でき、一部は低額の月額システム利用料があります。出荷量に波がある事業でも、使わない月の負担を抑えやすいのが利点です。
1. オープンロジ(株式会社オープンロジ)

EC事業者向けの物流アウトソーシングとして、入荷・保管・ピッキング・検品・梱包・出荷から返品対応までを一括で受託するサービスです。株式会社オープンロジが運営し、初期費用・月額固定費をかけず、使った分だけを支払う従量課金制で利用できます。
料金は入荷料18円〜・保管料1点1日あたり0.2円〜・配送料395円〜(いずれもSSサイズ・税別)と公式に開示され、倉庫利用料がサイズ区分別に設定されています。Shopify・STORES・BASE・楽天市場などのカート・モールと連携し、受注データを取り込んで出荷まで自動化できます。
アパレル・化粧品・食品・越境EC商品など幅広い商材を扱い、冷凍・冷蔵は専用ページで提供を案内しています。導入実績は13,000社以上と公表しています。繁忙期だけの短期スポット利用にも対応するため、出荷量に波のある事業でも始めやすい設計です。
2. ストッククルー(株式会社STOCKCREW)

自社倉庫で入庫から保管・ピッキング・梱包・出荷までを担う、EC向けの物流代行サービスです。千葉県八千代市と埼玉県八潮市に倉庫を構え、初期費用・月額固定費ともに0円の従量課金で提供しています。
公式FAQで最低出荷件数・最低契約期間・解約時の違約金をいずれも設けていないと明記しており、個人事業主や少量出荷の事業者も受け入れる方針です。保管料は1,000cm³あたり月20円から、入庫は1点10円、国内発送は全国一律・資材費込みで投函型260円から(いずれも税抜)と料金表を公開しています。
国内発送に加え、ヤマト国際宅急便をベースにした越境EC(200カ国以上)、Amazon FBA納品、BtoB納品まで同じ料金表の中で対応します。自社倉庫にはAMR(自律移動ロボット)などの自動化設備を導入しており、出荷量が増えても対応しやすい体制です。
3. ウルロジ(ディーエムソリューションズ株式会社)

ダイレクトメール発送事業で培った配送ノウハウをEC物流に応用したのが、東証スタンダード市場上場のディーエムソリューションズ株式会社が運営するウルロジです。受注処理・在庫管理・ピッキング・梱包・伝票発行・配送手配から未着・返品対応までを一括で代行します。
都内4拠点の自社倉庫を運用し、13時までの注文を当日出荷・365日対応しています。梱包配送費は資材費込みで全国一律300円〜(SSサイズ)、ピッキング費は1件20円〜と最低単価を公開しています(保管料・初期費用は個別見積もり)。
公式FAQでは月の出荷件数が1件からでも相談可能とし、個人事業主の利用も受け付けています。化粧品・医薬部外品の製造業許可(包装・表示・保管)を取得しているため、ラベル貼付などの流通加工を伴う化粧品ECにも対応でき、220カ国・地域への越境EC発送も可能です。
4. ロジー.com(HYPグループ株式会社)

兵庫県尼崎市を拠点に、在庫の保管・ピッキング・梱包・発送を一括で代行する関西発の発送代行サービスです。HYPグループ株式会社が運営し、倉庫業登録事業者(許可番号第9962号)として長期保管にも対応します。
料金は保管料を抑えたプラン構成で、エントリープランは出荷件数に応じた一定量まで保管料がかからず、システム利用料は月額15,000円です。配送費はゆうパケット・ネコポスが全国一律280円、60サイズ相当が530円〜で、保管料0.3円/日/点のスタンダードプランも用意しています。
クラウド型WMS(倉庫管理システム)で在庫・出荷ステータスを24時間365日オンライン管理でき、イレギュラー対応はLINEでも受け付けます。契約後は最短3日でサービスを開始できると案内しています。
5. ロジグロ(株式会社エスグロー)

神戸市内に3つの常温倉庫を構える株式会社エスグローが運営する、EC事業者向けの発送代行サービスです。入荷・検品から保管・ピッキング・流通加工・梱包・出庫・配送、返品対応までを担い、国内発送と越境EC発送を同じ倉庫で扱えます。
料金は使った分だけの従量課金型で、出荷作業と資材費を含む作業料金は1個405円〜(60サイズ)です。保管・管理費や入出庫料、流通加工費も従量課金に含まれます。1SKU(在庫管理上の品目数)・1個からの小ロットに対応し、出荷件数の規模制限は設けていません。
ギフトラッピングやノベルティ同梱、オリジナル資材への対応、Amazon FBA納品にも応じ、SaaS型WMS「W3 mimosa」で在庫・出荷をオンライン管理できます。料金表の詳細や自動見積もりは、会員登録後に確認できる仕組みです。
6. タダオキ(サラウンド株式会社)

タダオキは、公式サイトで「固定費0円 在庫仮置き・発送代行サービス」を掲げ、小ロット・スモールスタートの事業者を主なターゲットにしたサービスです。2022年5月に公開され、独自の仕組みに関する特許(第7323223号)を取得しています。
運営元のサラウンド株式会社は2013年設立で、東京の本社に加えて青森・千葉の物流センター、香港・米国の現地法人を持ちます。在庫を一時的に預ける「在庫仮置き」と発送代行を組み合わせた点が、サービスの軸になっています。
一方で、料金体系や対応カート、保管条件などの詳細は公式サイト上で条件が開示されておらず、利用前の問い合わせで確認が必要です。少量から固定費を抑えて始めたい事業者が、他社と条件を見比べる際の選択肢になります。
出荷量が多く・繁忙期の波動に対応したい
次に、出荷量が多く、繁忙期に出荷が大きく増える事業に向く会社です。全国の拠点や大規模な処理能力に加え、複数の提携倉庫を束ねて出荷を分散する形も含め、波のある出荷量に安定して対応できる点が強みです。
7. エスプールロジスティクス(株式会社エスプールロジスティクス)

東証プライム上場の株式会社エスプールのグループ会社が運営する、EC・通販事業者向けのフルフィルメントサービスです。受注処理から入出荷・在庫管理・梱包・返品対応・コールセンター運営までを一括で代行し、拠点選定やセンターレイアウト設計といった上流の物流設計から支援する点を掲げています。
秋葉原・品川・平和島・流山の関東4拠点を構え、土日を含む365日の出荷対応に応じています。公式サイトの導入事例では、移転後1年半で出荷量が5倍に増えたケースも紹介されています。
料金はフルフィルメント・3PLとも個別見積もりで、公式サイトでは最短2週間〜1ヶ月での立ち上げを案内しています。越境EC支援については月額75,000円からの料金が公開されています。
8. イー・ロジット(株式会社イー・ロジット)

東証スタンダード市場に上場する株式会社イー・ロジット(証券コード9327)が展開する、EC事業者向けのフルフィルメント・物流代行サービスです。累計1,700社を超える支援実績を公表しており、入庫・保管・受注処理・梱包・出荷・返品対応に加え、コンタクトセンター代行や物流コンサルティングまでを自社で担います。
関東4拠点・関西1拠点、総延床34,894坪のフルフィルメントセンターを自社運営し、土日祝日や繁忙期を含む365日の出荷体制を敷いています。公式の導入事例では、繁忙期の作業負荷が課題だった飲料系の企業が、導入後に1日あたりの出荷件数を125%まで高めた例が挙げられています。
自社開発のWMS「EL5」で在庫・出荷をリアルタイムに管理し、外部ECシステムとのAPI連携にも対応します。初期費用・月額費用は公開されておらず、個別見積もりとなります。
9. 富士ロジテック(株式会社富士ロジテックホールディングス)

1918年創業の株式会社富士ロジテックホールディングスが手がける、EC・発送代行サービスです。倉庫業・貨物運送業を長く営む総合物流会社が、EC・D2C(メーカーが自社で消費者に直接販売する形態)事業者向けのフルフィルメントを提供しています。
全国50拠点・倉庫保管面積485,895㎡(2025年12月決算期)の倉庫網を持ち、公式サイトでは月間出荷件数50万件以上を掲げています。複数拠点への在庫分散や繁忙期のキャパシティ確保がしやすく、常温・定温・冷蔵・冷凍の温度帯管理にも対応します。
発送代行の料金は公開されており、入庫料15円/個、保管料は1パレット3,000円から、配送料はポスト投函便320円から(いずれも税別)と目安が示されています。基本料金は取扱量や商材に応じた個別見積もりです。
10. はぴロジ(株式会社はぴロジ)

はぴロジは、1つの自社倉庫で発送を請け負うのではなく、EC事業者と全国200拠点を超える提携倉庫を結びつけ、商材や条件に合う倉庫を提案する物流アウトソーシングです。株式会社はぴロジが運営し、入荷から保管・出荷までの実務は連携先の倉庫が担います。
軸となるのは、受注・在庫・出荷指示のデータを一元管理するクラウド型システム「logiec(ロジーク)」です。110を超えるモール・カート・WMSとの連携実績があり、受注データを自動で取り込んで出荷指示として倉庫へ連携します。冷凍・冷蔵やギフト対応、流通加工といった要件にも、対応できる倉庫を割り当てる形で応じます。
受注が急増した際に複数の倉庫へ出荷を分散させた導入事例もあり、出荷の波動に対応しやすい設計です。公開されている料金はlogiecのシステム利用料(基本料金15,000円/月・月間500件まで+従量課金)で、保管・梱包・配送などの物流委託費は倉庫ごとの個別見積もりとなります。返品対応やカスタマー対応の可否は公式に明記がないため、委託前に確認しておくとよいでしょう。
発送以外の受注・CS・流通加工まで任せたい
続いて、出荷業務だけでなく、受注代行やカスタマー対応、ささげ業務や流通加工まで幅広く任せたい事業に向く会社です。通販の後工程をまとめて外部に預けたい場合の選択肢になります。
11. 関通(株式会社関通)

株式会社関通は、東証グロース上場の関通ホールディングスグループで物流を専業とする会社です。EC物流(発送)代行を主軸に、倉庫内の入荷・検品から保管・ピッキング・梱包・出荷までの出荷業務と、受注処理を担うECサイト受注管理代行を提供しています。
受注管理代行では、受注処理や配送先の振り分け、ギフトラッピング・熨斗といった流通加工、あす楽設定などに対応し、倉庫内の物流と組み合わせて一括で委託することもできます。カスタマー対応のコールセンター業務は提携先と協力して提供し、365日の出荷対応体制をとっています。
在庫は自社開発のWMS「クラウドトーマス」で一元管理し、賞味期限に基づく出荷期限管理にも対応します。2025年4月には固定費0円・従量課金のEC物流プラットフォーム「GAOW」の提供を開始しています。具体的な料金は出荷量や商品サイズをもとにした個別見積もりとなるため、公式サイトでの確認が必要です。
12. スクロール360(株式会社スクロール360)

通販事業を60年以上手がけるスクロールグループの一員として、EC・通販事業者向けのアウトソーシングを担うのが株式会社スクロール360です。物流(発送)代行を主軸に、受注代行・コールセンター、商品データ作成や商品登録代行まで、業務範囲70種類以上を提供しています。
物流センターには流通加工部門があり、入庫時に商品の撮影・採寸・原稿作成(ささげ)やカット加工、ギフト・ピロー包装などを一括で処理できます。受注代行やコールセンター業務は内製で担うため、出荷だけでなく受注対応やカスタマー窓口までまとめて預けられる点が特徴です。
物流の出荷料金はポストイン399円〜、60サイズ580円〜(いずれも税別)と公開されており、初期費用は30,000円〜(税別)です。商品登録代行は固定プランと従量制(商品データ作成88円〜/SKU、税込)の単価も開示しているため、費用感を事前に把握しやすくなっています。健康食品・化粧品といった許認可が必要な商材にも対応します。
13. 醍醐倉庫(醍醐倉庫株式会社)

東京都大田区に本社を置く醍醐倉庫株式会社は、1958年創業の物流会社で、貨物保管や検品・値付・梱包などの流通加工を祖業に、EC・通販向けの発送代行を展開しています。段ボール1箱からの小ロット保管に対応し、保管量・出荷量に応じた従量課金を料金の基本としています。
強みは流通加工の幅です。ギフトラッピングや名入れ・メッセージ加工、セット組・同梱物対応、タグ・ラベル貼付、衣料品向けの検針まで対応し、冠婚葬祭の引出物やギフト商材など手作業の加工が多い商品の実績があります。
ただし生鮮食品・要温度管理商品・危険物・医薬品などの温度帯管理商品は対応不可と公式に明記されており、冷凍・冷蔵や医薬品を扱う事業者には向きません。料金の単価は公開されておらず、要問い合わせです。
冷凍冷蔵・医薬品など特定商材の専門対応が要る
最後に、冷凍・冷蔵の温度管理や、医薬品・化粧品のように許可や厳格な管理が求められる商材に対応できる会社です。一般的な常温品では預けられない商材を扱う事業で候補になります。
14. 安田倉庫(安田倉庫株式会社)

1919年創業で東証プライムに上場する安田倉庫株式会社が、国内物流・メディカル物流・国際物流などで培った倉庫インフラをEC事業者向けに応用して提供する発送代行です。「EC物流代行」という独立商品ではなく、既存の物流基盤を通販向けにアレンジする形をとっています。
強みは規制商材への対応基盤です。医薬品・化粧品・医療機器関連など9種の業許可を保有しています。許可が必要な商材の物流も受託できる体制を持ちます。
健康食品・食品ECに向けては、賞味期限が近い商品から優先して出荷する仕組みやロット単位の在庫管理を訴求しています。危険品倉庫・保税エリア・自動倉庫など設備の幅も広い一方、料金は公式に開示されておらず要問い合わせです。
15. 清長(株式会社清長)

EC・通販向けの物流アウトソーシングを20年以上手がける株式会社清長は、規模の異なる2つのサービスラインを持つ点が特徴です。小ロット・スポット向けの「ロジモプロ」と、荷主ごとに物流フローを組む中〜大規模向けの「ロジプレミアム」を、事業の成長段階に応じて使い分けられます。
特定商材では、カスタマイズ型のロジプレミアムが化粧品製造業許可・医薬部外品製造業許可・高度管理医療機器等販売業許可を取得しており、化粧品や医療機器など許可業種の商材の物流を受託できます。千葉県柏市・野田市と茨城県つくばみらい市に8つの物流センター(合計約1万坪)を構えています。
一方のロジモプロは初期費用・月額固定費0円の完全従量課金制で、商品1個・出荷1件から委託でき、最短1週間で利用を開始できます。ロジプレミアムの料金は個別見積もりで、公式サイトに単価の掲載はありません。
発送代行を利用するメリットと注意点
委託を決める前に、発送代行で得られる効果と、依頼前に押さえておきたい注意点の両面を確認しておきましょう。社内で外注の是非を説明する際の判断材料にもなります。
発送代行を利用するメリット
最大のメリットは、出荷業務にかかっていた人手と時間を、商品開発やマーケティングといった売上に直結する業務へ振り向けられることです。採用や教育、倉庫スペースの確保といった固定的な負担を、出荷量に応じた費用に置き換えられます。
専門の倉庫オペレーションに任せることで、ピッキングや梱包の精度が上がり、誤出荷や遅延が減ることも期待できます。繁忙期の出荷増にも、自社で人員を増やさずに対応しやすくなります。
依頼前に押さえる注意点・デメリット
一方で、出荷業務を外部に預けると、現場のノウハウが自社に蓄積しにくくなります。将来的に物流を内製へ戻す可能性があるなら、業務の進め方やデータを把握できる体制を残しておくと安心です。
また、同梱物の変更や急なキャンペーン対応など、細かな要望に柔軟に応じられるかは会社によって差があります。商品に手書きのメッセージを添えるといった、自社ならではの顧客体験を続けたい場合は、どこまで対応できるかを契約前に確認しておきましょう。料金も、出荷単価だけでなく保管料やオプション費を含めた総額で見ないと、想定より高くなることがあります。
依頼から稼働までの流れ
ここからは、発送代行を申し込んでから実際に出荷が始まるまでの一般的な流れを紹介します。会社によって細部は異なりますが、おおむね次のステップで進みます。
- 問い合わせ・資料請求:出荷件数・商材・任せたい業務を伝え、料金や対応可否の見積もりを受け取ります。
- ヒアリング・見積もり:倉庫側が業務内容を確認し、料金や運用の条件を詰めます。必要に応じて倉庫見学を行う会社もあります。
- 契約・初期設定:契約後、受注システムとの連携設定や商品マスタの登録、作業手順のすり合わせを行います。
- 商品の納品・テスト出荷:在庫を倉庫へ納品し、テスト出荷で運用を確認します。
- 本稼働:問題がなければ本番運用を開始し、以降は受注データに沿って倉庫側が出荷を担います。
申し込みから本稼働までは、商材や業務の複雑さにもよりますが、数週間から1か月ほどを見込んでおくと余裕を持って移行できます。
まとめ
発送代行(倉庫)は、在庫を外部の倉庫に預けて入庫から発送、会社によっては受注やカスタマー対応までを任せられるサービスです。自社に合う委託先を選ぶには、出荷規模・料金体系・業務範囲・対応商材の4つの軸で比べることが近道になります。
固定費を抑えて少量から始めたいのか、繁忙期の波動に耐える規模が必要なのか、受注やカスタマー対応まで任せたいのか、冷凍・医薬品など特定商材への対応が要るのか——自社の優先順位を定めたうえで、本記事の比較表と各社の個別紹介を見比べてみてください。気になる会社があれば、まずは資料請求や問い合わせで、自社の出荷内容に対する見積もりを取ることをおすすめします。
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よくある質問(FAQ)
Q. 発送代行(倉庫)とは何ですか?
A. 発送代行(倉庫)とは、EC事業者が自社の在庫を外部の物流倉庫に預け、入庫・保管・ピッキング・梱包・発送までの一連の出荷業務を代わりに担ってもらうサービスです。商品を倉庫に納品すれば、あとは受注データに沿って倉庫側が出荷まで対応するため、自社に広い保管スペースや出荷スタッフを持たなくても通販を運営できます。会社によっては、受注代行や返品・カスタマー対応まで含めて任せられます。
Q. 発送代行と物流代行・フルフィルメントの違いは何ですか?
A. 発送代行(倉庫)は配送前の出荷業務を中心に任せる形を指すのに対し、物流代行は保管から配送までの物流業務を一括で請け負う総称、フルフィルメントは受注・決済確認から発送・返品・カスタマー対応までの通販の後工程全体を指します。実際には各社がどこまで対応するかで呼び方が揺れるため、名称よりも「自社のどの業務を任せられるか」で比べるのが現実的です。
Q. 発送代行(倉庫)は個人事業主や小ロットの出荷でも利用できますか?契約料はかかりますか?
A. 発送代行(倉庫)は、最低出荷件数や最低契約期間の縛りがなく、契約料・固定費ゼロの従量課金で使える会社を選べば、個人事業主や月数件の小ロットでも利用できます。
最低出荷件数・最低契約期間・解約違約金のいずれも設けない会社や、商品1個・出荷1件から従量課金で委託できる会社を選べば、小ロットでも無理なく始められます。一方で初期費用や月額基本料を設ける会社もあるため、契約料・固定費の有無は申し込み前に確認しておきましょう。
Q. 発送代行(倉庫)の料金相場はどのくらいで、月額はいくらになりますか?
A. 発送代行(倉庫)の費用は、固定費の有無と従量課金の単価の組み合わせで決まり、固定費ゼロで使った分だけ払う型から、月額のシステム利用料(1.5万円前後〜)がかかる型まで幅があります。
費用の内訳は主に初期費用・月額基本料・保管料・出荷手数料(1出荷あたりの作業料)・オプション料金で構成され、出荷作業料は60サイズで1件400円前後から、ポスト投函型の配送は全国一律260〜300円前後が目安です。各社で単価の刻み方が異なるため、自社の平均的な出荷内容をもとに試算して比べると実額に近づきます。
Q. 発送代行(倉庫)は当日出荷に対応していますか?出荷の締め時間は何時ですか?
A. 発送代行(倉庫)の当日出荷の可否と締め時間は会社によって異なり、多くは昼過ぎ(13〜14時ごろ)までに受注・出荷データを登録すれば当日出荷に対応します。13時までの注文を当日出荷・365日体制で受ける会社もあります。土日祝の出荷可否も会社ごとに分かれるため、自社の受注が集中する時間帯や曜日に出荷が回るかを事前に確認しておくと、注文から配送までのリードタイムを短く保てます。
Q. 発送代行(倉庫)には発送以外の受注対応やカスタマー対応、流通加工も任せられますか?
A. 発送代行(倉庫)には、会社を選べば入庫〜発送の出荷業務だけでなく、受注代行・返品やカスタマー対応(CS)・ギフト包装やささげ業務といった流通加工まで任せられます。
受注代行・コールセンターや流通加工まで内製や提携で担う会社もあります。一方で発送だけに特化した会社では受注やCSまで対応できないこともあるため、前段で切り分けた「手放したい業務」をすべてカバーできるかを比較表で確認してください。
Q. 発送代行(倉庫)でノベルティの同梱やギフト包装には対応してもらえますか?
A. 発送代行(倉庫)のノベルティ同梱やギフト包装は、流通加工に対応する会社であれば依頼でき、チラシ・ノベルティの同梱は1種類程度から、ギフトラッピングや名入れ・メッセージ加工まで対応する会社もあります。
ただし対応できる加工の種類や同梱点数、梱包資材・梱包方法を指定できるかは会社ごとに差があり、梱包は作業者の判断に任せる会社もあります。手書きのメッセージを添えるなど自社ならではの顧客体験を続けたい場合は、どこまで応じてもらえるかを契約前に確認しましょう。
Q. 発送代行(倉庫)に預ける商品の保管期限や点数に上限はありますか?
A. 発送代行(倉庫)に預ける商品は、多くの会社で保管期限や預け点数の上限を設けておらず、保管していた期間や容積に応じて保管料が日ごとに発生する仕組みです。段ボール1箱や1SKU・1個といった小ロットから預けられる会社もあります。
ただし保管が長期化・大量化すると保管料がかさみ、預ける量によっては別のプランのほうが安くなる場合もあるため、保管料の単価(点・容積・パレット単位)とあわせて確認すると総額を抑えやすくなります。
Q. 発送代行(倉庫)で預けられない商品はありますか?冷凍・冷蔵や医薬品は対応できますか?
A. 発送代行(倉庫)には預けられない商品があり、冷凍・冷蔵が必要な食品、医薬品・化粧品など許可や厳格な管理が求められる商材、危険物などは、対応できる倉庫が限られます。
たとえば、生鮮・要温度管理商品・危険物・医薬品を対応不可と明記する会社がある一方、医薬品・化粧品・医療機器などの業許可を持ち、規制商材を受託できる会社もあります。温度帯の管理や業許可の有無を事前に確認しておくと、契約後に「預けられない」といった行き違いを防げます。
Q. 発送代行(倉庫)は越境EC(海外発送)にも対応していますか?
A. 発送代行(倉庫)の越境EC対応は会社によって異なり、国内発送と同じ料金表のなかで海外発送まで扱える会社を選べば、200カ国・地域規模の越境ECにも対応できます。
ヤマト国際宅急便をベースに200カ国以上、あるいは220カ国・地域への発送に対応する会社があります。Amazon FBA納品やBtoB納品まで同じ窓口で任せられる会社もあるため、海外販売の予定があれば対応範囲を確認しておきましょう。
Q. 発送代行(倉庫)は申し込みから出荷開始までどのくらいかかりますか?
A. 発送代行(倉庫)の立ち上げは、商材や業務の複雑さにもよりますが、小ロット向けの従量課金サービスで最短数日〜1週間、業務が複雑な中〜大規模のフルフィルメントで2週間〜1ヶ月ほどが目安です。
申し込み・見積もりのあと、受注システムとの連携設定や商品マスタの登録、テスト出荷を経て本稼働します。繁忙期に間に合わせたい場合は、連携設定やテスト出荷の期間を見込んで早めに問い合わせておくと、余裕を持って移行できます。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

















