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メタバース開発会社おすすめ11選を比較|依頼できる範囲・費用相場・目的別の選び方

メタバース開発会社 おすすめ11選を比較のサムネイル画像

自社のプロモーションや社内イベント、人材研修にメタバースを使いたいと考えても、仮想空間の企画から制作、公開後の運用までを社内だけで完結させるのは簡単ではありません。3DCGの制作体制やプラットフォームの知見が必要になり、どの会社にどこまで任せられるのかが見えにくいのが実情です。

メタバース空間の制作・開発を外部に委託するとき、既存プラットフォームを使った手早い空間づくりから、独自基盤を構築する大規模な展開まで、依頼先によって対応できる範囲も費用も大きく変わります。自社の目的と予算に合う依頼先を選ぶには、どのような観点で各社を見比べればよいのでしょうか。

本記事では、メタバース開発会社おすすめ11社を比較・解説します。外部に依頼できる開発の範囲、開発規模別の費用相場、目的別の依頼先タイプと選び方に加え、依頼の進め方までを整理しました。メタバース活用を検討する企業・自治体の担当者が、自社に合う依頼先を判断するための材料としてご活用ください。

また、自社の目的や予算に合う依頼先を最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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メタバース開発会社とは?依頼できる開発の範囲

メタバース開発会社は、企業や自治体に代わって、仮想空間やバーチャルイベント、XR(VR・AR・MR)体験の企画・制作・運用を請け負う会社です。アバターが動き回れる3D空間の設計、イベントの配信・運営、スマートフォンやVR機器での表示対応など、社内では体制を組みにくい領域をまとめて任せられます。

依頼できる開発の範囲は、大きく3つの段階に分かれます。1つ目は、クラスターやVRChatといった既存のメタバースプラットフォーム上に空間をつくる方法です。基盤が用意されているため、比較的短い期間と費用でイベントやワールドを公開できます。

2つ目は、目的に合わせてオリジナルの空間やアバター、インタラクティブな仕掛けを制作する方法です。ブランドの世界観や特定の体験を細かく作り込みたい場合に向いています。3つ目は、自社専用のプラットフォームそのものを構築し、継続的に大規模な集客・運営を行う方法です。費用と期間はかかりますが、データや機能を自社の資産として積み上げられます。

この「既存のものを使うか、自社向けに開発するか」という整理は、総務省の手引きでも示されています。メタバースを構成する要素について、次のように説明されています。

メタバース導入にあたっては、これらの要素について既存サービス等を利用・購入する又は自組織で開発するなどして揃える必要がある。

出典:社会課題の解決に向けたメタバース導入の手引き(第1.0版)|総務省

メタバースを活用する主な用途とメリット

企業や自治体がメタバースを活用する場面は、おもに次の4つに整理できます。まず、新商品の発表会やバーチャル店舗といったプロモーション・ブランディングです。来場者が自由に回遊でき、現実の店舗では難しい演出も実現できます。

メタバースの活用は、市場全体としても広がりつつあります。総務省『令和8年版 情報通信白書』によると、日本のメタバース市場は2025年の7,998億円から2030年には3兆8,759億円まで拡大すると予測されています(Statistaのデータをもとに総務省が作成)。消費者向けのeコマースやゲームを含む市場全体の数値ですが、企業がメタバースを事業に取り入れる動きの背景となっています。

出典・参考資料(1件)

次に、展示会やカンファレンスを仮想空間で開くバーチャルイベントがあります。地理的な制約なく全国・海外から参加者を集められ、来場データも取得しやすくなります。3つ目は、危険を伴う作業や接客の研修・教育です。現実では再現しにくい状況を安全に体験でき、繰り返し訓練できる利点があります。

4つ目が、NFTやトークンを組み合わせた新規事業で、ファンコミュニティの形成や独自の経済圏づくりを狙うケースです。

いずれの用途でも、社内に3DCGやプラットフォームの知見がなくても、企画段階から開発会社に伴走してもらうことで、目的に沿った空間を立ち上げられます。

目的別・メタバース開発会社の3つのタイプ

メタバース開発会社は、得意とする領域や支援の入り口によって、大きく3つのタイプに分けられます。自社が「何を・どこまで任せたいか」を軸に、どのタイプが合うかを見極めると、依頼先を絞り込みやすくなります。

たとえば、集客イベントやプロモーションの空間づくりなら制作会社型や大手・プラットフォーム型、安全・接客などの研修ならXR体験に強い制作会社、NFTを含む新規事業なら企画・Web3型、といった見当がつけられます。

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オリジナルの空間・コンテンツを制作会社に依頼大手・プラットフォームで本格展開企画・戦略やWeb3新規事業から相談
特徴既存プラットフォームの活用からオリジナル制作まで、目的に合わせた空間・アバター・XR体験を受託制作します。柔軟な作り込みに強みがあります。自社の大規模プラットフォームや独自基盤を持ち、大人数の集客イベントや継続運営の実績が豊富です。安定した基盤で本格展開できます。どの基盤・進め方がよいかの企画段階から支援します。方向性を中立に相談したいケースと、NFT・トークンを組み合わせた新規事業まで伴走してほしいケースの両方を含みます。
向いている企業ブランドの世界観や特定の体験を細かく作り込みたい企業。初めてメタバースに取り組む企業数万人規模の集客イベントや、長期的に運営する仮想空間を任せたい企業・自治体メタバース活用の方向性が固まっておらず、戦略立案から相談したい企業。Web3を伴う新規事業を検討する企業

※上記は各タイプの一般的な傾向です。実際の対応範囲は各社によって異なるため、個別の内容は各社情報をご確認ください。

この記事で紹介する各社が、どのタイプに当てはまるかは、後半の比較表とサービス個別紹介で整理しています。1社で複数のタイプにまたがる会社もあるため、タイプはあくまで依頼先を探す入り口として活用してください。

メタバース開発の費用相場(開発規模別の目安)

メタバース開発の費用は、どこまでを依頼するかによって幅があります。個社の料金を公開していない会社も多いため、まずは次の開発規模別の相場を目安にし、実額は各社への見積もりで確認するのが現実的です。

各社が公開している料金をもとにすると、開発の規模・内容ごとに次のような目安に分かれます。いずれも初期制作費の目安で、公開後の運用・保守費が別途かかる場合があります。

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既存プラットフォームを活用した空間・イベントオリジナルの空間・コンテンツ制作独自プラットフォーム・大規模基盤の構築
費用の目安数十万円〜200万円程度300万円〜1,000万円程度1,000万円以上
期間の目安1〜2か月程度2〜4か月程度4か月以上
向いているケースまず小さく試したい。単発のイベントや簡易なワールドを早く公開したいブランド独自の世界観や、目的に合わせた機能・演出を作り込みたい自社基盤として継続運営したい。大人数の同時接続や独自機能が必要

※各社が公開している料金情報をもとにした目安です。実際の費用は要件・規模により変動するため、各社への見積もり依頼で確認してください。

費用を抑えたい場合は、既存プラットフォームを活用できないかをまず検討すると、初期費用と期間を大きく圧縮できます。一方で、独自の機能や継続的な運営が前提なら、初期費用だけでなく運用体制まで含めて見積もりを取り、総額で比較することが大切です。

メタバース開発会社の選び方

ここからは、依頼先を絞り込むときに確認したい観点を解説します。自社の目的と照らし合わせながら、各社の対応範囲を見比べてください。

自社の目的と用途が各社の得意領域と合っているか

メタバース開発会社は、プロモーション向けの演出に強い会社、大規模イベントの運営に強い会社、研修コンテンツに強い会社など、得意領域が分かれます。まず自社の目的(集客・イベント・研修・新規事業のどれか)を明確にし、その用途での制作実績が豊富な会社を候補にすると、認識のずれが起きにくくなります。

依頼できる開発の範囲と対応プラットフォームが要件に合うか

依頼先は、既存プラットフォーム上の制作だけを行う会社と、独自基盤の構築まで対応できる会社に分かれます。将来的に独自機能や大人数の同時接続が必要になりそうなら、独自開発まで対応できる会社を選んでおくと、途中で依頼先を変える手間を避けられます。クラスターやVRChatなど利用したいプラットフォームが決まっている場合は、その対応実績があるかもあわせて確認しておくと安心です。

開発実績と公開後の運用体制が十分か

公開事例の数や、自社と近い業種・用途での実績があるかは、仕上がりの見通しを立てる手がかりになります。あわせて、メタバースは公開してからの運用・改善が成果を左右するため、イベント当日の運営サポートや、公開後の保守・機能追加まで対応できるかを確認しておくと安心です。

費用と納期が予算・スケジュールに収まるか

同じ「メタバース制作」でも、既存プラットフォームの活用か独自開発かで費用は数十万円から1,000万円以上まで開きます。初期費用だけでなく運用費も含めた総額と、公開希望日に間に合う納期かを、複数社の見積もりで総額を比較することが大切です。料金を公開していない会社も多いため、要件を整理したうえで相見積もりを取ると比較しやすくなります。

とはいえ、複数の観点を一社ずつ比べていくのは手間がかかります。次の診断ツールでは、いくつかの質問に答えるだけで、自社の目的に合うタイプのサービスをすぐに確認できます。

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メタバース開発会社おすすめ11社の比較表

ここからは、この記事で紹介するメタバース開発会社を、タイプ別に比較します。対応できる開発の範囲・対応プラットフォーム・費用の目安・得意領域を横並びで確認し、気になる会社は各社の個別紹介もあわせてご覧ください。

オリジナルの空間・コンテンツを制作会社に依頼したいタイプ

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サービス名Gugenka(株式会社Gugenka)リプロネクスト(株式会社リプロネクスト)vartique(株式会社vartique)ネストビジュアル(ネストビジュアル株式会社)MESON(株式会社MESON)
対応できる開発VRChatのワールド制作・法人契約代行
XR(VR・AR・MR)コンテンツ制作
有料チケット・入場管理などの運営機能
ブラウザ型スペース「Roomiq」上の空間制作(受託)
指定したプラットフォーム上での開発も可
ブラウザ型メタバース「OneVR」の受託制作・SaaS提供
AR/MR制作(ByAR)、安全研修XRの受託開発
既存プラットフォーム活用/カスタマイズ/オリジナル(スクラッチ)開発
XR・プロジェクションマッピング・映像制作
XR(AR・MR・VR)・空間コンピューティングの企画〜実装〜運用を一貫受託
公式呼称は「XR」「空間コンピューティング」
対応プラットフォームVRChat
WebAR ほか
Roomiq(Web型。PC・スマホ・タブレット・VR対応)OneVR(ブラウザ型・アプリ不要、最大300名同時接続※公式記載)DOOR
VRChat
オリジナル開発
Apple Vision Pro/Meta Quest 3/XREAL など各種XRデバイス
事例にPLATEAU活用のAR・メタバース連携基盤
費用の目安要お問い合わせ(公式に料金の開示なし)受託制作は100万〜1,000万円以上のレンジが多い(公式)
Roomiq商用利用は別途初期・月額費用(金額非掲載)
要お問い合わせ(OneVRは見積もり方式。SaaS月額プランあり)既存PF活用80万円〜/カスタマイズ150万円〜
オリジナル400万円〜/スクラッチ1,000万円〜(公式)
要お問い合わせ(公式に料金の開示なし)
主な実績・得意領域サンリオ・JR西日本・JVCケンウッドなど大手IP/企業のVRChat案件
IPを活用したXRコンテンツ制作
空間構築350件以上(公式・自己申告)
自治体の移住促進・観光案内、企業の採用・展示会
製造・建設・電気設備・林業など現場向けの安全研修XR
プロモーション・展示会・研修向けのメタバース/AR制作
DOOR利用のバーチャルギャラリー、自社開発「お江戸メタバース」
映像・CG表現と組み合わせた制作
国土交通省・博報堂DYの「arium」、NTT西日本らの「THE SANCTUARY」
大手企業・公的機関向けのXR・空間コンピューティング
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

大手・プラットフォームで本格展開したいタイプ

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サービス名HIKKY(株式会社HIKKY)cluster(クラスター株式会社)REALITY XR cloud(グリーエックス株式会社)TOPPANのメタバース/XRソリューション(TOPPAN株式会社)
対応できる開発大型イベント「バーチャルマーケット」への出展・企画
ブラウザ型制作エンジン「Vket Cloud」での空間制作
プラットフォーム「cluster」上の空間制作・運営の受託
BIM/CAD/点群からの3D空間自動生成、PoC〜本番実装の伴走
メタバースイベント開催、プラットフォーム構築(自社/ホワイトレーベル)
XR・NFTコンテンツ開発、コンサルティング
自社基盤「メタパ」「MiraVerse」および外部プラットフォーム上の空間構築
3DCG制作〜アプリ/Web搭載・EC連携・データ分析・運営支援
対応プラットフォームVket Cloud(アプリ不要・URLからアクセス)cluster(スマホ・PC・VR対応、最大10万人同時接続※公式表記)REALITY Worlds/REALITY Spaces(無料体験版あり)
他プラットフォームとの連携も対応
自社基盤(メタパ/MiraVerse)
外部プラットフォーム(cluster など)
費用の目安要お問い合わせ(受託制作は非公開。Vket Cloudにフリー/ビジネスプランあり)要お問い合わせ(公式に料金の開示なし)要お問い合わせ(個別見積もり。REALITY Spacesに無料体験版)製品別・発表時点の目安
メタパ1店舗300万円〜、OEM版 初期2,000万円〜・月額30万円〜
主な実績・得意領域バーチャルマーケット2026 Summer 来場154万人超(公式)、ギネス世界記録4件
大規模な集客イベント・企業ブース出展
神奈川県「つながり発見パーク」、トヨタ「爆創クラブ」、教育機関800以上
製造・建設・不動産向けデジタルツイン
aespa 東京ドームワールド(公式・約220万人)、大阪・関西万博 大阪パビリオンのバーチャル空間
大規模イベント・バーチャルライブ制作
イオンリテール「メタバースイオン」(約380店舗への送客)、野村不動産「PROUD METAVERSE SALON」
小売プロモーション・自治体向け
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

企画・戦略やWeb3新規事業から相談したいタイプ

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サービス名MCB Web3支援サービス(マネックスクリプトバンク株式会社)メタバース総研(株式会社CREX)
対応できる開発Web3事業の調査・企画、NFT発行・販売、コミュニティ運営
メタバースの開発・協業、IEO支援・トークンエコノミクス設計(案件ごとの個別コンサル型)
リサーチ・企画から開発・運用まで一貫支援(工程単位の依頼も可)
完全オーダーメードのメタバース開発/制作。中立的にベンダー/ツールを選定
対応プラットフォーム要お問い合わせ(受託の対応プラットフォームは公式未確認)
自社運営のOASISはThe Sandbox・Decentraland上に都市を展開
要お問い合わせ(具体的な対応プラットフォームは公式未確認)
費用の目安要お問い合わせ要お問い合わせ
主な実績・得意領域公式に確認できる実績は自社運営のメタバース×NFTコミュニティ「OASIS」
暗号資産・ブロックチェーンの知見を土台にしたWeb3新規事業の企画・協業
公式サイトに企業名付きの事例掲載はなし
法人向けメタバースメディア運営の知見を活かした企画・コンサルから開発まで
詳細情報公式資料を見る公式サイト

メタバース開発会社おすすめ11社の個別紹介

ここからは、各社の特徴・得意領域・公開されている費用や実績を個別に紹介します。先ほどのタイプ別に順に見ていきます。

オリジナルの空間・コンテンツを制作会社に依頼したいタイプ

1. Gugenka(株式会社Gugenka)

Gugenka(XR・メタバースコンテンツ制作)のウェブサイト

株式会社Gugenkaは、VR・AR・MRを軸にしたXRコンテンツの企画・制作を事業とする会社です。アニメなどのIPを使ったデジタルグッズの販売やバーチャルイベント制作を展開し、2025年7月以降はサンリオの子会社となっています。

法人向けには、VRChat上でのワールド制作に加え、法人契約の代行やチケット販売・入場管理といった運営機能までを受託しています。JVCケンウッド主催のメタバース音楽ライブ「MAGICAL JUKE BOX」では、VRChatの契約代行から有料チケットシステムまでを一社で担当しました。

このほか、サンリオのバーチャルフェスやJR西日本グループのVRChatワールド「バーチャル広島駅 2.u」など、大手企業の案件実績があります。制作費の料金表は公開されていないため、費用は問い合わせで確認する必要があります。

2. リプロネクスト(株式会社リプロネクスト)

リプロネクスト(メタバース開発・Roomiq)のウェブサイト

株式会社リプロネクストは、Webブラウザだけで使える体験型デジタルスペース「Roomiq」を自社で運営し、その上での空間制作を受託しています。アプリのインストールは不要で、PC・スマートフォン・タブレットのほかVR機器にも対応します。

受託制作の費用感として、公式サイトは100万円〜1,000万円以上のレンジが多いと記載しています。制作期間は2〜4か月程度のプロジェクトが多く、ヒアリングから公開、公開後の拡散支援までを6段階のフローで進めます。

空間構築の実績は公式で350件以上とされ、自治体の移住促進・観光案内や、企業の採用・展示会などの活用例を挙げています。Roomiqを商用利用する場合は初期費用と月額費用がかかり、金額は問い合わせで確認する形です。

3. vartique(株式会社vartique)

vartique(OneVR / ByAR / 安全研修XR)のウェブサイト

ブラウザ型メタバース「OneVR」を自社ブランドで提供するのが、株式会社vartiqueです。アプリのインストールなしに最大300名が同時接続できると公式サイトに記載があり、音声会話やチャット、画面共有、リアルイベントの同時配信に対応します。

メタバースのほか、AR・MR制作のブランド「ByAR」や、顧客の設備・作業手順に合わせてシナリオをつくる安全研修向けXRまでを同じ社内で扱います。製造・建設・電気設備・林業といった現場向けに、受託でコンテンツを開発している点が特徴です。

料金は、OneVRが見積もり方式で金額は非掲載、SaaS型の月額プランも用意されています。AR制作のByARは「多くのご依頼は50万円以上」とされ、機能の追加に応じて変動するため、要件を整理して見積もりを取るとよいでしょう。

4. ネストビジュアル(ネストビジュアル株式会社)

ネストビジュアル(Nest Visual)のウェブサイト

ネストビジュアル株式会社は、2014年設立の映像・デジタルコンテンツ制作会社です。メタバースのほか、プロジェクションマッピングやインタラクティブ映像、VR・AR・MRなどを制作しています。

メタバース制作では、開発規模別の費用目安を公式サイトで公開しています。既存プラットフォームの活用で80万円〜、独自要素を加えるカスタマイズで150万円〜、オリジナル開発で400万円〜、全面的なスクラッチ開発で1,000万円〜と提示し、対応プラットフォームはDOORとVRChat、オリジナル開発です。

実績には、DOORを使った24名同時接続のバーチャルギャラリーや、ミニゲーム・ライブステージ・翻訳機能を備えた自社開発の「お江戸メタバース」があります。料金や事例は公式サイトで確認できますが、発注前に現在の対応状況もあわせて確認しておくとよいでしょう。

5. MESON(株式会社MESON)

MESON(XR・空間コンピューティングの企画・開発)のウェブサイト

株式会社MESONは、自社を「空間インテリジェンスの社会実装を目指すスタートアップ」と位置づけ、AR・VR・AIを用いたサービスやプロダクトの企画・開発を行っています。公式サイトが掲げる領域は「メタバース」ではなく、XRや空間コンピューティングです。

支援は、未来像の構想や技術検証から、設計・実装、公開後の改善・保守までを4段階のロードマップで一貫して引き受けます。Apple Vision ProやMeta Quest 3向けの体験開発の事例があります。

仮想空間に関わる事例には、国土交通省・博報堂DYホールディングスと取り組んだPLATEAU活用のAR・メタバース連携基盤「arium」や、NTT西日本らとのデジタルツイン観光「THE SANCTUARY」があります。料金は公式に公開されておらず、相談・見積もりが前提です。

大手・プラットフォームで本格展開したいタイプ

6. HIKKY(株式会社HIKKY)

HIKKY(メタバース開発・制作/Vket Cloud/バーチャルマーケット)のウェブサイト

株式会社HIKKYは、メタバース上の大型イベント「バーチャルマーケット(Vket)」の主催と、ブラウザからアクセスできるメタバース制作エンジン「Vket Cloud」の開発を手がける企業です。2018年の設立以来、イベント運営と開発基盤の両方を自社で持つ体制を続けています。

バーチャルマーケットは、2026年夏の開催で来場者154万人超を公式に発表しており、大規模な集客を伴うプロモーションやブース出展に実績があります。Vket Cloudはアプリのインストールが不要で、URLから企業の空間やイベント会場にアクセスできる点が特徴です。

ギネス世界記録の認定(2024年10月時点で4件)やメタバース関連アワードの受賞歴もあります。一方で、受託制作の費用や対応範囲は公式サイトで公開されておらず、自社向けの空間開発を依頼する場合は問い合わせや資料請求で確認する必要があります。

7. cluster(クラスター株式会社)

cluster(メタバースプラットフォーム)のウェブサイト

クラスター株式会社が運営する「cluster」は、スマートフォン・PC・VRに対応したメタバースプラットフォームです。公式表記で最大10万人の同時接続に対応するとしており、大人数が集まるイベントや、継続的に運営する仮想空間の基盤として使われています。

BIMやCAD、点群データから3D空間を自動生成する技術を持ち(特許取得済み)、製造・建設・不動産向けのデジタルツインにも展開しています。2026年4月には、ソリューション設計から技術開発・運用までを担う事業開発本部を新設し、企業のPoCから本番実装まで伴走する体制を整えました。

自治体や企業との取り組みも進んでおり、神奈川県の相談支援を目的とした空間「つながり発見パーク」の制作・運営や、トヨタ自動車との共創プロジェクト「爆創クラブ」などの事例があります。法人向けの料金は公表されていないため、費用は個別の問い合わせで確認する必要があります。

8. REALITY XR cloud(グリーエックス株式会社)

REALITY XR cloudのウェブサイト

REALITY XR cloudは、グリーグループのグリーエックス株式会社が提供する法人向けメタバース構築ソリューションです。イベント開催、プラットフォーム構築、XR・NFTコンテンツ開発からコンサルティングまでを幅広く手がけています。

自社の大規模イベント基盤「REALITY Worlds」や、ビジネス・教育向けの3Dメタバース「REALITY Spaces」を使った空間づくりが中心で、他のプラットフォームと組み合わせた制作にも対応します。REALITY Spacesには無料の体験版が用意されており、導入前に操作感を確かめられます。

実績としては、アーティストaespaの東京ドームワールド(2023年7〜8月の約5週間で、公式発表の来場者約220万人)や、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンのバーチャル空間の制作・運営などがあります。料金は公開されておらず、個別見積もりとなります。

9. TOPPANのメタバース/XRソリューション(TOPPAN株式会社)

TOPPANのVR・AR・メタバースソリューション紹介ページ。サービスから探す VR・AR・メタバースのヒーローと、概要・サービス・事例・資料ダウンロードへのページ内ナビゲーション。

印刷事業で知られるTOPPAN株式会社は、バーチャルモール「メタパ」やビジネス向けメタバース基盤「MiraVerse」など、複数のメタバースサービスを展開しています。自社基盤に加え、外部プラットフォーム上での空間構築にも対応します。

空間の3DCG制作からアプリ・Webへの搭載、EC連携、来場・閲覧データの分析、公開後のイベント運営支援までを提供範囲として掲げています。イオンリテールの「メタバースイオン」では、外部プラットフォーム上に2つのワールドを構築し、約380店舗への送客施策を実施しました。

料金はサービスごとに設定され、バーチャルモール「メタパ」は1店舗あたり300万円から、企業独自のメタバースを構築するOEM型「Powered by Metapa」は初期費用2,000万円から・月額30万円からと発表されています(いずれも発表時点の金額)。現在の料金や提供状況は変わる可能性があるため、問い合わせでの確認が必要です。

企画・戦略やWeb3新規事業から相談したいタイプ

10. MCB Web3支援サービス(マネックスクリプトバンク株式会社)

MCB Web3支援サービス

マネックスグループの100%子会社であるマネックスクリプトバンク株式会社が、Web3関連事業への参入を検討する企業に向けて提供する、案件ごとの個別コンサルティング型の支援サービスです。暗号資産・ブロックチェーンの知見を土台に、事業の調査・企画からNFTの発行・販売、コミュニティ運営、IEO支援まで、Web3事業の立ち上げに関わる領域を幅広く扱います。

メタバースについては、提供メニューに「メタバースの開発・協業」を掲げています。公式に確認できる実績は、自社で運営するメタバース×NFTコミュニティ「OASIS」で、The Sandbox上の「Oasis TOKYO」やDecentraland上の「Oasis KYOTO」といった都市を持ちます。このメタバース事業は、2023年10月にコインチェック株式会社から承継したものです。

提供の中心は定型のプラットフォーム制作ではなく、NFTやトークンを組み合わせたWeb3新規事業を企画段階から相談できる点にあります。料金はWeb3コミュニティ支援・IEO支援・INO支援のプランごとの個別見積もりで、費用はいずれも要お問い合わせです。

11. メタバース総研(株式会社CREX)

メタバース総研(メタバース開発/制作・コンサルティング)のウェブサイト

株式会社CREXが運営する法人向けメタバースメディア「メタバース総研」を母体とし、メタバース活用のコンサルティングと開発・制作を提供しています。特定のツールを自社で持たず、中立的な立場でベンダーやツールを選定する点を掲げています。

リサーチ・企画から開発、運用までを一つの窓口で依頼でき、工程単位での依頼にも対応すると記載しています。独自のメタバース空間を完全オーダーメードで制作する方針で、公式が示す期間の目安はコンサルティングが1〜2か月、開発が約2〜4か月です。

費用は公式サイトで公開されておらず、要お問い合わせとなります。公式サイトには支援事例が掲載されていますが、企業名や成果数値の記載はありません。メタバース活用の方向性から相談したい企業は、提案内容と費用を見積もりで確認するとよいでしょう。

メタバース開発の進め方(依頼の流れ)

メタバース開発を依頼するときは、企画から公開・運用まで、おおむね次の流れで進みます。全体像を把握しておくと、依頼先との認識合わせがスムーズになります。

まず企画・要件定義で、メタバースを使う目的、ターゲット、達成したい成果、公開時期と予算を整理します。ここが曖昧なまま進むと、作り込みの範囲が膨らんで費用と期間が増えやすいため、最も時間をかけたい工程です。次にプラットフォーム・技術の選定で、既存プラットフォームを使うか独自開発にするか、どの端末に対応するかを決めます。

続いて制作・実装で、空間のデザイン、アバターやオブジェクトの配置、イベント機能などを作り込みます。その後テスト・公開で、表示や動作、同時接続時の負荷を確認してから公開します。公開して終わりではなく、運用・改善として来場データを見ながら改修やイベントの追加を重ねることで、成果につながります。

依頼時に押さえておきたい注意点

依頼時にトラブルを避けるため、いくつか確認しておきたい点があります。まず予算と納期の管理です。要件が固まらないまま発注すると追加費用が発生しやすいため、見積もりの前提(制作範囲・修正回数・運用の有無)を書面で明確にしておきます。

次に目的とユーザー体験の優先です。見栄えの良い空間をつくること自体が目的化すると、来場者が使いにくく成果につながりません。誰にどんな体験をしてほしいかを依頼先と共有し、公開後にどの指標で効果を測るかまで、あらかじめ決めておくことが大切です。

Web3・NFTを伴うメタバース新規事業という選択肢

メタバース活用は、単発のプロモーションやイベントにとどまらず、NFTやトークンを組み合わせた新規事業として設計する道もあります。たとえば、来場者に会員証やアイテムをNFTとして配布してファンコミュニティを育てたり、独自トークンを使った経済圏を空間内につくったりする取り組みです。

こうした領域では、空間の制作だけでなく、ブロックチェーンやトークンの設計、関連する規制への対応まで視野に入れる必要があります。そのため、空間制作を得意とする会社だけでなく、Web3事業の企画・戦略から伴走できる会社に相談するのが現実的です。まずは単発のイベントで試すのか、新規事業として腰を据えて取り組むのかによって、選ぶべき依頼先のタイプが変わります。

Web3を本格的に取り入れた事業を検討する場合は、メタバースに限らないWeb3ビジネス全体の支援サービスも選択肢になります。コンサルティングからトークン発行、開発までを目的別に比較したい場合は、以下の記事で全体像を確認したうえで依頼先を絞り込むとよいでしょう。

まとめ

メタバース開発会社は、オリジナルの空間を制作する会社、大規模な基盤で本格展開する会社、企画・戦略やWeb3新規事業から伴走する会社に大きく分かれます。依頼できる開発の範囲や費用は、既存プラットフォームの活用か独自開発かで大きく変わるため、まず自社の目的と予算を整理し、その用途での実績がある会社を候補にすることが、依頼先選びの近道です。

気になる会社が見つかったら、要件を整理したうえで複数社に見積もりを依頼し、対応範囲・費用・納期・運用体制を総額で比較してください。各社の資料は、以下からまとめて請求できます。

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よくある質問(FAQ)

Q. メタバース開発会社とは何ですか?

A. メタバース開発会社とは、企業や自治体に代わって、仮想空間やバーチャルイベント、XR(VR・AR・MR)体験の企画・制作・運用を請け負う会社です。3D空間の設計、アバターやオブジェクトの用意、イベントの配信・運営、スマートフォンやVR機器での表示対応など、社内では体制を組みにくい領域をまとめて任せられます。

既存のメタバースプラットフォーム上に空間をつくる会社から、独自基盤の構築まで対応する会社まで、得意とする範囲は会社によってさまざまです。

Q. メタバース開発の費用相場はどれくらいですか?

A. メタバース開発の費用は、既存プラットフォームを活用する場合は数十万円〜200万円程度、オリジナルの空間制作は300万円〜1,000万円程度、独自プラットフォームの構築では1,000万円以上が目安です。どこまでを依頼するかで大きく変わり、いずれも初期制作費の目安で、公開後の運用・保守費が別途かかる場合があります。

料金を公開していない会社も多いため、要件を整理したうえで複数社の見積もりを取り、総額で比較すると判断しやすくなります。

Q. メタバース開発は依頼から公開までどのくらいの期間がかかりますか?

A. メタバース開発の期間は、既存プラットフォームを使った空間・イベントで1〜2か月程度、オリジナル制作で2〜4か月程度、独自プラットフォームの構築では4か月以上が目安です。目的や要件が固まるほど後工程の手戻りが減るため、企画・要件定義の段階に時間をかけるのが結果的に近道になります。公開希望日が決まっている場合は、そこから逆算し、余裕をもったスケジュールで相談するとよいでしょう。

Q. メタバース開発は既存プラットフォームの活用と独自開発のどちらを選ぶべきですか?

A. メタバース開発は、まず小さく試したい・単発のイベントや簡易な空間を早く安く公開したい場合は既存プラットフォームの活用、独自機能や大人数の同時接続・継続運営が必要な場合は独自開発が向いています。既存プラットフォームは初期費用と期間を抑えられる一方、機能やデザインの自由度には制約があります。

独自開発は費用と期間がかかりますが、データや機能を自社の資産として積み上げられます。将来的に独自機能や大規模な展開が見込まれるなら、独自開発まで対応できる会社を選んでおくと、途中で依頼先を変える手間を避けられます。

Q. メタバース開発会社に依頼する前に準備しておくことは何ですか?

A. メタバース開発を依頼する前には、活用の目的・ターゲット・達成したい成果・公開時期・予算を整理しておくことが重要です。これらが曖昧なまま発注すると、作り込みの範囲が膨らんで費用と期間が増えやすくなります。あわせて、誰にどんな体験をしてほしいか、公開後にどの指標で効果を測るかを決めておくと、依頼先との認識合わせがスムーズになり、見積もりの精度も上がります。

Q. メタバース空間は公開した後の運用・保守も依頼できますか?

A. メタバース空間は、多くの開発会社が公開後の運用・保守やイベント運営、機能追加まで対応しています。メタバースは公開してからの運用・改善が成果を左右するため、制作だけでなく運用まで任せられる体制があるかを、依頼先選びの段階で確認しておくと安心です。運用費は初期制作費とは別にかかることが多いため、初期費用と運用費を合わせた総額で各社を比較するとよいでしょう。

Q. メタバース開発を予算をかけずに小さく試す方法はありますか?

A. メタバース開発を小さく試すなら、クラスターやVRChatといった既存のメタバースプラットフォームを活用し、単発のイベントや簡易な空間から始める方法があります。基盤が用意されているぶん、数十万円台・1〜2か月程度で公開できるケースもあり、本格的な独自開発に進む前に、来場者の反応や運用の手応えを確かめられます。

サービスによっては無料の体験版が用意されているため、依頼先を決める前に操作感を試しておくのも有効です。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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