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ビジネスフォンに自動応答(IVR)を追加する方法|導入手段の違いと費用相場をわかりやすく解説

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自動音声応答システム(IVR)比較表(2026年版)のプレビュー

主要25サービスの料金・機能を無料で一覧比較

自動音声応答システム(IVR)比較表(2026年版)

営業電話やワン切り、時間外の着信、部署への取次の呼び出しに追われ、本来の業務が止まってしまう——固定電話(ビジネスフォン)を使う会社では、こうした電話対応の負担が慢性化しがちです。「電話に出たら自動で『ご用件が◯◯の方は1番を』と案内し、担当へ振り分けてくれれば」と考える担当者は少なくありません。

その仕組みが自動応答(IVR)です。担当者が最初に知りたいのは、「今あるビジネスフォンに足せるのか、それとも電話ごと替えないと無理なのか」「いくらかかるのか」という点ではないでしょうか。

本記事では、既存のビジネスフォンに自動応答を追加する3つの手段(既存機・主装置への追加/専用機/クラウド)を比較し、初期費用・月額の実額と、自社に合う選び方・導入の手順までを整理します。

結論:今のビジネスフォンに自動応答は足せる?

まず結論から示します。ビジネスフォンへの自動応答は、多くの場合で追加できます。ただし「今の電話機のまま」使えるかは機種によって分かれ、対応していない場合は電話環境の入れ替えや、外付けの装置、クラウドサービスのいずれかで実現することになります。

自動応答(IVR)の機能は、すべてのビジネスフォンに標準で備わっているわけではありません。たとえばNECプラットフォームズは、IVR機能を標準搭載したビジネスフォンを「入れ替えるだけで使えるようになる」機能として案内しています(例として挙げられてきた「UNIVERGE Aspire WX plus」は2025年に販売終了し、機能は後継機に引き継がれています)。

裏を返せば、標準搭載でない機種では別の手立てが要るということです。

実現の道は大きく3つあります。①今のビジネスフォン・主装置(電話の親機)がIVRに対応していれば設定や機能追加で使う(対応機種でなければ入れ替え)/②既存の電話環境に外付けのIVR専用機をつなぐ/③クラウド型のIVR・クラウドPBXを使う——です。どれを選ぶかで、必要なものも費用も大きく変わります。次章以降で、それぞれの中身と費用を具体的に見ていきます。

出典・参考資料(1件)
  • 参考資料:鳴り止まない電話を解決! 月額費用のかからない「IVR機能」とは?|NECプラットフォームズ(公式コラム)

そもそも自動応答(IVR)とは|音声ガイダンス・IVR・ボイスボットの違い

ここでは、自動応答まわりの用語を最小限だけ整理します。IVRは「Interactive Voice Response」の略で、自動音声応答システムを指します。着信に対して音声ガイダンスを流し、発信者のプッシュ操作(「◯◯は1番」)に応じて内容を振り分け、必要な担当や窓口へ接続する仕組みです。

混同されやすい言葉に「音声ガイダンス」と「ボイスボット」があります。音声ガイダンスは着信お待たせや時間外アナウンスなど案内を流すこと全般を指す広めの言葉で、IVRはそのうちプッシュ操作で振り分けまで行うものを指します。ボイスボットは、発信者の発話を音声認識で理解して自動対話するより新しい方式で、AIを使う点がプッシュ操作中心のIVRと異なります。

本記事では、これらをまとめて「自動応答」と呼び、電話を自動で受けて案内・振り分けする仕組み全体を扱います。

出典・参考資料(1件)
  • 参考資料:IVR|SAXA-DX Navi キーワード解説|サクサグループ(公式サイト)

自動応答を実現する3つの手段(既存機・専用機・クラウド)

ここからは、ビジネスフォンに自動応答を足す3つの手段を、必要なもの・費用・向く規模・既存番号の扱いで横並びに比較します。自社の環境がどれに当てはまるかを意識しながら読み進めてください。

導入手段必要なもの初期費用の目安月額向く規模・環境既存番号のまま
①既存機・主装置にIVRIVR対応の主装置(未対応なら入れ替え)/設定・工事機器費+工事費の一括見積(月額は原則なし)原則なしビジネスフォンを更新予定・自社内に電話設備を置きたい企業回線を引き継げば可
②オンプレIVR専用機既存の回線・PBXに外付けするIVR装置/工事約60万〜137万円(税別・工事費別)原則なし(保守費は別)今の電話設備を活かしつつ本格的な振り分けを足したい企業可(回線に挿入)
③クラウドIVR・クラウドPBXインターネット環境/申込(機器最小)0〜数万円月数千円〜(規模により変動)小規模・多拠点・在宅勤務、早く安く始めたい企業サービスにより可(番号ポータビリティ対応のもの)

初期費用の目安は各手段の代表的な製品・サービスの公開価格にもとづく(詳細と出典は次章)。②の下限は振り分けIVR機の価格で、振り分けなしの応答専用機は58万円〜。料金は変動するため導入時に各公式で確認。

大きな分かれ目は月額の有無と初期費用の桁です。手段①②は自社に機器を持つため月額は原則かからない一方、初期費用は数十万円台からとまとまった額になります。手段③のクラウドは初期0〜数万円・月数千円から始められ、小規模や在宅勤務との相性が良い代わりに、月額と通話量に応じた従量課金が続きます。

導入形態別の費用|初期費用・月額・従量課金の実額

ここからは、3つの手段それぞれの費用を、代表的な製品・サービスの公開価格で具体的に見ていきます。料金は改定されることがあるため、導入時には各公式の最新情報での確認をおすすめします。

①既存機・主装置にIVRを持たせる場合

この手段の特徴は月額費用が原則かからないことです。前述のNECのように、IVR機能を標準搭載するビジネスフォンは、別途IVR用の専用サーバが不要で月額費用もかからず利用できると案内されています。費用は主装置本体の導入・入れ替えと工事にかかる一括の機器費が中心で、月々の利用料は発生しません。

ただし、IVRオプションや主装置本体・工事の価格は販売店の見積もり前提で、公開の価格表はありません。金額の桁感は、今の主装置がIVRに対応しているかで分かれます。

対応していれば、追加はオプション(ライセンス・ユニット)費用と工事に収まり、主装置ごと入れ替える場合より抑えられます。対応機種でなく入れ替えが必要なら、主装置本体+工事で、次の手段②の専用機(数十万円台〜)に近い額を見込んでおくと安全です。

すでにビジネスフォンの更新時期が近い企業であれば、更新のタイミングでIVR対応機種を選ぶのが無駄のない進め方です。

②オンプレIVR専用機を外付けする場合

今の電話設備を活かしたまま、回線とPBX(構内交換機)の間などに外付けするのがIVR専用機です。メーカー公式が価格を公開しており、実額で把握できます。タカコムの音声応答転送装置「IVR-2430Ⅱ」(アナログ回線・PBX接続)は、6回線の初期実装で610,000円、24回線で1,180,000円です(いずれも税別・工事費別、月額基本料なしの買い切り)。

回線がNTTのひかり電話(IP電話)に移行済みの場合は、対応機の「IVR-24VoIPⅢ」で600,000円から、最大100chの「IVR-100VoIPⅢ」で1,370,000円です。

プッシュ操作での振り分け・転送までは不要で「時間外の案内メッセージだけ流したい」という用途であれば、応答専用の「サービスホン TS-500Ⅱ」が580,000円からと選択肢になります(振り分けが必要な場合はIVR-2430Ⅱ系が適しています。価格はいずれも2026年9月時点)。

出典・参考資料(3件)
  • 出典:音声応答転送装置 IVR-2430Ⅱ 製品情報|株式会社タカコム(公式サイト)
  • 出典:音声応答転送装置 IVR-24VoIPⅢ/IVR-100VoIPⅢ 製品情報|株式会社タカコム(公式サイト)
  • 出典:サービスホン TS-500Ⅱ 製品情報|株式会社タカコム(公式サイト)

③クラウドIVR・クラウドPBXを使う場合

クラウド型は、インターネット環境があれば申し込みで始められ、初期費用0〜数万円・月数千円からと、最も少ない初期投資で導入できます。たとえばコールナビゲーターは初期費用無料・月2,480円(税込2,728円)から、fondesk IVRは初期費用なし・月2,980円(税別)から、DXでんわは初期0円・月2,980円(セルフプラン)から利用できます。

クラウド勢のなかで初期費用がかかるのはトビラフォンCloud(初期33,000円・月3,300円、いずれも税込)で、AI音声対話まで使えるIVRyは初期0円・月3,980円(税抜)からと、やや上の価格帯になります。

クラウド型では、月額基本料に加えて着信・転送・通話といった従量課金が発生する点に注意が必要です。fondesk IVRであれば着信3円/分・固定電話への転送13円/分などが月額に上乗せされ、通話量が多いほど月々の総額は増えます。

無料の着信件数が決まっているプラン(DXでんわのセルフプランは月30件まで無料、超過分は100円/件)もあり、想定する着信量から総額を見積もることが大切です。各サービスの料金は本記事後半の比較表と個別紹介でまとめています。

総額の目安として、たとえばfondesk IVRで月100件・1件2分ほどの着信を受ける小規模なケースなら、基本料2,980円に着信3円/分×約200分=約600円が加わり、月3,600円程度が目安になります(固定電話への転送や録音を使うと、その分の従量が上乗せされます)。

出典・参考資料(5件)
  • 出典:料金プラン|IVRy(アイブリー)公式(公式サイト、2026年7月時点)
  • 出典:トビラフォンCloud 料金|トビラシステムズ(公式サイト、2026年8月時点)
  • 出典:コールナビゲーター 料金|コスモバリュー(公式サイト、2026年9月時点)
  • 出典:fondesk IVR 料金|株式会社うるる(公式サイト、2026年8月時点)
  • 出典:DXでんわ 料金|株式会社メディアリンク(公式サイト、2026年8月時点)

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】自動音声応答システム(IVR)の資料を
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自動応答でできること|解決できる電話対応の課題

ここでは、自動応答で具体的に何ができ、それがどの負担を解消するのかを整理します。手段①②③のいずれでも、中心となる機能は共通しています。

  • 番号での振り分け(選択転送):「ご注文は1番、サポートは2番」のように、発信者のプッシュ操作で担当窓口へ自動転送します。取次の呼び出しが減り、担当外の電話に出る手間がなくなります。専用機では最大3段階のツリー転送に対応するものもあります。
  • 時間外・休日アナウンス:営業終了後や休日は、案内メッセージを自動で流します。電話の鳴りっぱなしがなくなり、時間外対応の負担を抑えられます。
  • お待たせ・混雑時の案内:すぐ応対できない着信に「ただ今混み合っています」と案内し、切電による機会損失を減らします。
  • 留守番・折り返し受付、通話録音:用件の録音や折り返し予約を受け付け、聞き逃しや言った・言わないを防ぎます。
  • 集計・分析:着信件数や放棄件数などをデータとして集計でき、混雑する時間帯やメニューの見直しに使えます。

これらにより、「電話番のために人を張り付けられない」「営業電話やワン切りで業務が中断する」「時間外の着信に対応しきれず機会を逃す」といった、少人数の会社ほど深刻になりがちな課題を、仕組みで解消できます。

出典・参考資料(1件)
  • 参考資料:音声応答転送装置 IVR-2430Ⅱ 主な特長|株式会社タカコム(公式サイト)

業種・シーン別の自動応答の使い所

同じ自動応答でも、業種によって効く場面は変わります。自社に近い例から、導入後のイメージを具体化してください。

  • 飲食店・美容室などの店舗:営業中は接客で電話に出づらいもの。予約は音声案内から受け、営業時間外は翌営業日を案内すれば、取り逃しと折り返しの手間を同時に減らせます。
  • 士業事務所・クリニック:用件を「予約・問い合わせ・その他」で振り分ければ、面談や施術中の中断を抑えられます。時間外は緊急連絡先だけ案内する運用も有効です。
  • 不動産・訪問型の事業:担当者が外出しがちなため、内見や物件の問い合わせを窓口ごとに振り分け、折り返し予約で取りこぼしを防ぎます。
  • 一般企業(総務・情シス):代表電話にかかる営業電話を一次案内でふるいにかけ、必要な用件だけを担当へ。取次の全社的な負担を下げられます。

自社の規模・環境に合う手段の選び方

ここでは、どの手段が自社に向くかを判断するための材料を示します。まず「今の電話機のまま足せるか」を確認し、そのうえで規模・環境から手段を絞り込む、という順で考えると迷いにくくなります。次の判断フローで、自社がどの手段に当てはまるかの当たりをつけてください。

ビジネスフォンに自動応答を足す手段を選ぶ判断フロー図。まず今の電話機のまま足せるかを確認し、次に規模・働き方で絞る。Q1『主装置がIVRに対応、または更新時期が近い?』にYESなら手段①既存機・主装置にIVR(機器費のみ・月額は原則なし)。NO(非対応や今の設備を活かしたい)ならQ2『今の電話設備を活かし、月額を増やしたくない?』へ。YESなら手段②オンプレIVR専用機(初期は数十万円台〜・月額は原則なし)。NO(小規模・在宅・多拠点、早く安く始めたい)なら手段③クラウドIVR・クラウドPBX(初期0〜数万円・月数千円〜、通話量に応じた従量課金が加わる)。

今の機種で使えるか確認する方法(チェックリスト)

手段①(既存機・主装置での実現)が選べるかは、今の電話環境しだいです。次の点を、保守を依頼している電話業者(NTTや販売店・保守会社)に確認すると早く判断できます。

  • 今使っている主装置(ビジネスフォンの親機)の型番と、それがIVR(自動音声応答・音声案内)機能に対応しているか
  • 対応している場合、IVRを使うためのオプション(ライセンス・ユニット)の費用と工事費
  • 回線がアナログ回線か、ひかり電話(IP電話)か(外付け専用機を選ぶ場合、対応機種が変わります)
  • 今の電話番号をそのまま使えるか(クラウドへ移す場合は番号ポータビリティの可否)

主装置が対応していない場合は、無理に既存機にこだわらず、外付けの専用機(手段②)かクラウド(手段③)で足すほうが現実的です。

規模・既設環境・働き方から手段を選ぶ

費用の桁と運用のしやすさは手段で大きく変わります。次の目安で当たりをつけてください。

  • 小規模・とにかく早く安く始めたい→ 手段③クラウド。初期0〜数万円・月数千円から始められ、機器も最小限です。
  • 在宅勤務・複数拠点で使いたい→ 手段③クラウド。場所を問わず内線・転送ができ、番号ポータビリティ対応なら既存番号も活かせます。
  • 今の電話設備を活かし、月額を増やしたくない→ 手段②専用機。初期は数十万円台からと大きい一方、月額は原則かからず、通話量が多くても従量で膨らみません。
  • ビジネスフォンの更新時期が近い→ 手段①。更新時にIVR対応機種を選べば、月額なしで自動応答を持てます。
  • 入電が多く、AIで本格的に自動対応したい→ クラウドのなかでもAI対応の本格サービス。機能が増える分、費用の桁は上がります。

このうち、AIで発話を聞き取って対話まで任せる「ボイスボット」を本格的に検討する場合は、IVRとの違いや料金の実額、タイプ別の選び方を以下の記事で詳しく比較しています。

導入までの手順・期間と失敗しないメニュー設計の注意点

ここでは、導入の進め方と、つまずきやすいポイントを押さえます。手段によって期間は変わり、クラウドなら最短数営業日、専用機や主装置の入れ替えは工事を伴うため数週間が目安です。

導入は、次の流れで進めるのが基本です。特に3番目のメニュー設計が使い勝手を左右します。

  1. 現状の把握(電話環境・着信量・振り分けたい窓口の整理)
  2. 手段とサービスの選定・見積
  3. コールフロー(メニュー)の設計
  4. 設定・工事
  5. テスト運用

設計でよくある失敗は、選択肢を増やしすぎることです。メニューが多いほど発信者は迷い、離脱につながります。案内は簡潔に、選択肢は必要な数に絞るのが基本です。あわせて、最終的にオペレーター(人)につながる道も残しておくと、複雑な用件で発信者が行き詰まりません。導入後も、着信データを見ながらメニューを調整していくと、実態に合った運用に近づきます。

【サービス活用】自動応答を導入できる主なサービス

ここからは、手段③クラウドを中心に、既存番号を活かしやすい自動応答サービスを紹介します。小規模なら初期を抑えやすいクラウド型が中心の候補で、DHK CANVASは入電が多く複雑な業務を自動化したい規模の大きい企業向けです。まずは主要なサービスを費用・機能で見比べてください。

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サービスIVRy(アイブリー)トビラフォンCloudコールナビゲーターfondesk IVRDXでんわDHK CANVAS
提供会社株式会社IVRyトビラシステムズ株式会社コスモバリュー株式会社株式会社うるるメディアリンク株式会社株式会社電話放送局
初期費用0円33,000円(税込)0円0円0円要問い合わせ
月額(基本料)3,980円〜(税抜)3,300円〜(税込)2,728円〜(税込)2,980円〜(税別)2,980円〜(セルフプラン)要問い合わせ
主な自動応答機能時間外の自動応答
番号での振り分け(IVR)
通話録音・文字起こし
AI音声対話・音声認識に対応
IVR(音声ガイダンス振り分け)
留守番電話
通話録音(約100時間)
通話の自動テキスト化
時間外の自動切替
番号での振り分け・順次転送
折り返し希望受付
ブラックリスト(スタンダード)
時間外・スケジュール分岐
番号での振り分け
通話録音・自動文字起こし
AIオペレーター(ベータ)
時間外の自動応答
AI自動案内(自由発話)で振り分け
通話録音・AI要約
約40言語対応
AIが要件を判断し自動振り分け
シナリオ/生成AIを使い分け
有人オペレーター転送
文字起こし・要約
既存番号のまま●●番号ポータビリティ対応●△専用番号付与△要問い合わせ●0120/0800/0570も継続可
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る公式資料を見る

1. IVRy(アイブリー)

IVRyのウェブサイト

「0円から使えるビジネス向けAI電話」を掲げるクラウド型の電話自動応答サービスです。プッシュ操作での振り分けに加え、発話を認識して応答するAI音声対話にも対応し、小規模から本格運用まで幅広く使えます。

初期費用は0円で、月額はスターター3,980円(税抜、月払い)からのプラン構成です(2026年7月時点の公式料金ページ)。基本料金のほかに電話番号維持費と通話料などの従量料金がかかります。2025年11月の基本プラン刷新で、AI音声対話・音声認識Q&A・文字起こし/AI要約・SMS自動送信・多言語対応が基本料金の中で使えるようになりました。

固定電話番号での受発信に対応し、既存の番号を活かした運用がしやすいのも特徴です。まずは低コストで自動応答を試し、必要に応じてAI機能まで広げたい企業に向いています。

2. トビラフォンCloud(トビラシステムズ株式会社)

トビラフォンCloudのウェブサイト

迷惑電話フィルタを提供するトビラシステムズのクラウドPBXで、電話環境ごとクラウドに移して自動応答を持たせたい企業に向きます。手段③のうち「クラウドへの切り替え」に当たる選択肢です。

料金は初期33,000円(税込)、月額3,300円(税込)の基本セットで、050番号1つ・内線2つ・同時通話2回線・通話録音約100時間などを含みます。通話の自動テキスト化が基本料金に付帯し、AI自動要約もオプションで用意されています。既存番号のポータビリティやひかり電話番号の引き継ぎに対応する点も、乗り換えのハードルを下げます。

迷惑電話対策とクラウド電話をまとめて整えたい、拠点や在宅を含めて電話環境を刷新したい、という企業に適しています。

3. コールナビゲーター

コールナビゲーターのウェブサイト

電話番号をそのままに、着信の振り分けや自動応答を低コストで足せるクラウドサービスです。初期費用は全プラン無料で、月額2,480円(税込2,728円)のシンプルプランから始められます。

スタンダードプラン(税込7,678円)には、営業電話をふるいにかけるブラックリスト機能が含まれ、予約受付向けのプランも用意されています。7日間の無料トライアルがあり、着信料・転送料は従量で発生します。

今の番号を変えずに、まずは小さく自動応答と営業電話対策を始めたい店舗・小規模事業者に向いた料金設計です。

4. fondesk IVR(株式会社うるる)

fondesk IVRのウェブサイト

電話代行サービスfondeskが提供するIVRで、初期費用なし・解約手数料なしのシンプルな料金体系が持ち味です。月額基本料は2,980円(税別)で、専用電話番号のレンタルを含みます。

費用は基本料に従量課金を積む形で、着信3円/分、固定電話への転送13円/分、携帯電話への転送28円/分、SMS送信13円/通などが加わります。2026年6月にはAIオペレーターによる会話(22円/分)のベータ提供も始まりました。他社からの乗り換えで基本料が6ヶ月無料になるキャンペーンもあります。

着信量が読みやすく、使った分だけの明快な課金で運用したい小規模事業者と相性が良いでしょう。

5. DXでんわ(株式会社メディアリンク)

DXでんわのウェブサイト

着信件数に応じてプランを選べるクラウドIVRです。初期費用は全プラン0円で、月額2,980円のセルフプラン(月30件まで無料着信)から、50,000円のプレミアムプラン(月1,000件まで)まで段階的にそろい、要相談のカスタムプランも用意されています。

無料の着信件数を超えた分は1件あたり50〜100円の従量課金となり、プランが上がるほど超過単価は下がります。14日間の無料トライアルで全機能を試せるため、まず自社の着信量を測ってから最適なプランを選ぶ、という進め方に向いています。

着信量が段階的に増えていく見込みがあり、規模に合わせてプランを調整したい企業に適した設計です。

6. DHK CANVAS(株式会社電話放送局)

DHK CANVASのウェブサイト

約7,000回線の通信基盤を運用するIVR専業の電話放送局が手がける、電話業務向けのノーコードAIエージェントです。ここまでの低コストなクラウドIVRとは位置づけが異なり、入電の要件をAIが判断して振り分け、定型業務はシナリオ、複雑な対応は生成AI、重要案件はオペレーターへ、と役割分担で自動化する本格的なサービスです。

GUIのドラッグ&ドロップでコールフローを構築でき、既存の0120・0800・0570番号をルーティングで引き続き使えます。料金は件課金(応答課金)方式で、公式には金額を公開しておらず、実現したい内容やコール量に応じた見積もりとなります。

通販の受注・解約受付から自治体の申請受付まで、入電が多く複雑な電話業務をAIで本格的に自動化したい、規模の大きい企業に向いています。

ここではクラウドを中心に紹介しましたが、大規模なコールセンター向けや、AI応答に特化した製品まで含めてIVRサービス全体を横並びで比較したい場合は、以下の記事が参考になります。25サービスをタイプ・費用・選び方から整理しているので、候補を広げて検討したい方はあわせてご覧ください。

まとめ

ビジネスフォンへの自動応答は、多くの場合で追加できます。鍵は、実現手段を「①既存機・主装置/②外付け専用機/③クラウド」の3つで捉え、自社の電話環境・規模・予算に合うものを選ぶことです。

今の電話設備を活かして月額を抑えたいなら手段①②、初期を抑えて早く小さく始めたいなら手段③が基本の目安になります。まずは主装置の型番と回線の種類を確認し、想定する着信量から総額を見積もることが第一歩です。

手段①②を選ぶ場合はメーカーの製品ページで仕様を確認して保守業者や販売店に見積もりを依頼し、手段③クラウドなら候補サービスの資料を見比べるところから始めましょう。下記から、気になるサービスの資料をまとめて取り寄せられます。

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よくある質問(FAQ)

Q. ビジネスフォンの自動応答(IVR)とは何ですか?

A. 自動応答(IVR)とは、会社の電話にかかってきた着信へ音声ガイダンスを自動で流し、発信者のプッシュ操作(「◯◯は1番」)に応じて担当や窓口へ振り分ける自動音声応答システムです。IVRは「Interactive Voice Response」の略で、番号での振り分けのほか、時間外アナウンスや留守番・折り返し受付、通話録音なども担います。

電話番のために人を張り付けなくても、一次対応を仕組みで回せるのが特徴です。

Q. 今使っているビジネスフォンのまま、自動応答(IVR)を足せますか?

A. ビジネスフォンの自動応答は多くの場合で追加できますが、「今の電話機のまま」使えるかは主装置(親機)がIVRに対応しているかで分かれます。対応機種であれば設定やオプション追加で使え、非対応の場合は外付けのIVR専用機か、クラウド型のIVR・クラウドPBXで足すのが現実的です。

まずは今の主装置の型番と対応可否を、保守を依頼している電話業者(NTTや販売店・保守会社)に確認するのが第一歩になります。

Q. ビジネスフォンの自動応答(IVR)の月額はいくらからですか?

A. 自動応答(IVR)の月額は手段によって大きく異なり、自社に機器を持つ既存機・専用機なら原則ゼロ、クラウド型なら月2,480円ほどから始められます。

既存機・専用機は買い切りの機器費が中心で月々の利用料はかからない一方、クラウド型は月2,500〜3,000円前後の基本料に、着信・転送などの従量課金が加わる形です。通話量が多いほどクラウド型の総額は増えるため、想定する着信量から見積もることが大切です(各サービスの実額は本記事の比較表を参照)。

Q. 小規模な会社や店舗でも、ビジネスフォンの自動応答(IVR)を導入できますか?

A. 数名規模の会社や個人店舗でも、クラウド型の自動応答なら初期0〜数万円・月数千円から導入できます。機器の購入や工事が最小限で済むため、電話番を置けない少人数の事業者ほど、取次や時間外対応の負担を仕組みで減らす効果が出やすい手段です。今の電話番号を変えずに始められるサービスもあり、まず小さく試してから必要に応じて機能を広げることもできます。

Q. ビジネスフォンの自動応答(IVR)を導入すると、今の電話番号は変わりますか?

A. 多くの場合、今の電話番号を変えずに自動応答を導入できます。既存機や外付けの専用機は今の回線をそのまま使うため、番号は変わりません。

クラウド型へ移す場合も、番号ポータビリティに対応したクラウドサービスを選べば、既存の番号を変えずに使えます。ただし対応可否はサービスによって異なるため、申込前に確認しておくと安心です。

Q. ビジネスフォンの自動応答(IVR)は、導入からどのくらいで使い始められますか?

A. 導入までの期間は手段によって変わり、クラウド型なら最短数営業日、専用機の外付けや主装置の入れ替えは工事を伴うため数週間が目安です。いずれの場合も、コールフロー(メニュー)の設計に手をかけるほど使い勝手が良くなります。とにかく早く始めたい場合は、工事の要らないクラウド型が最短です。

Q. 自動応答(IVR)で、営業電話やワン切りだけを止められますか?

A. 自動応答(IVR)を使えば、営業電話やワン切りを一次案内でふるいにかけ、必要な用件だけを担当につなげられます。番号による振り分けで代表電話の取次負担を減らせるほか、登録した番号を自動で拒否するブラックリスト機能を備えるサービスもあります。営業電話の遮断を重視するなら、こうした迷惑電話対策機能を持つサービスを選ぶと効果的です。

Q. 自動応答(IVR)のメニュー設計で失敗しないための注意点はありますか?

A. 自動応答(IVR)のメニューは、選択肢を必要な数に絞り、案内を簡潔にすることが失敗を防ぐ最大のポイントです。選択肢が多いほど発信者は迷い、離脱の原因になります。あわせて、最終的にオペレーター(人)につながる道を残しておくと、複雑な用件でも発信者が行き詰まりません。導入後も着信データを見ながらメニューを調整していくと、実態に合った運用に近づきます。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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