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無料で使える契約書レビュー(AIリーガルチェック)比較|無料枠・トライアルの範囲と選び方

無料で使える契約書レビュー AIリーガルチェック比較のサムネイル画像
契約書レビュー比較表(2026年版)のプレビュー

主要15サービスの料金・機能を無料で一覧比較

契約書レビュー比較表(2026年版)

取引先から届いた契約書に不利な条項が隠れていないか、自分で確認するのに不安を感じていませんか。顧問弁護士が少数、あるいは不在の中小企業やスタートアップ、個人事業主では、契約書のチェックを法務や総務の担当者、ときには経営者自身が抱えているケースが少なくありません。弁護士に都度レビューを依頼すればコストがかさみ、かといって見落としは避けたい、という板挟みが生まれます。

こうした課題に対し、契約書をアップロードするだけでAIがリスク条項や不足している条項を指摘する「AIによる契約書レビュー(AIリーガルチェック)」を、無料で使えるサービスが増えています。

ただし一口に「無料」といっても、完全無料のもの、回数などに上限のある無料枠、期間限定の無料トライアル、ChatGPTやClaudeといった汎用AIの活用まで中身はさまざまです。対応する契約類型やセキュリティの扱いも異なります。

本記事では、無料で使える契約書レビュー・AIリーガルチェックを、各サービスの「無料の範囲」とその制限(チェック回数・対応契約類型・英文対応・入力データの学習利用など)の観点で比較します。自社の契約件数で無料のまま足りるのか、足りなくなったらどこから有料になるのかまで、判断の材料として整理しました。

また、自社の契約件数や契約類型に合わせて無料で足りる候補を見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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本記事の対象範囲

本記事では、無料で契約書レビュー(AIリーガルチェック)に使えるサービスに絞って比較します。

無料という条件で候補を絞っているため、恒久的な無料プランを持たず有料のみで提供されるサービスは、無料で足りなくなったときの移行先として後半で扱います。

一方で、無料かどうかを問わず、有料プランも含めて契約書レビューサービス全体を広く比較したい場合もあります。料金帯や機能で幅広く見比べたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

無料の契約書レビュー(AIリーガルチェック)とは

契約書レビュー(AIリーガルチェック)とは、締結前の契約書をAIが読み取り、自社にとって不利な条項や欠落している条項などのリスクを自動で検出し、修正案や解説を提示する仕組みです。従来は弁護士や法務担当者が1条ずつ目視で確認していた作業の一部を、AIが数分で肩代わりします。

AIによる契約書レビューの仕組み

専用のAI契約書レビューサービスの多くは、WordやPDFの契約書ファイルをアップロードし、自社の立場(発注者か受注者かなど)を指定するところから始まります。AIはその立場を踏まえて各条文を評価し、リスクの高い条項、不足している条項、修正したほうがよい箇所を洗い出します。

結果は、変更履歴やコメントの形でファイルに書き戻されたり、条文ごとのリスク表示として画面に示されたりします。弁護士が通常チェックする重要条項を中心に、修正例とその意図まで提示するサービスもあります。

ただし、AIによるチェックはあくまで一次スクリーニングであり、弁護士による法的判断の代わりにはなりません。高額な取引や初めて扱う契約類型では、AIで当たりをつけたうえで専門家に確認する使い方が安全です。

「無料」には5つの形がある

ここからは、契約書レビューの「無料」が具体的にどのような中身なのかを5つの形に整理します。同じ「無料」でも使える範囲がまったく異なるため、自社がどの形で足りるかを見極める出発点になります。

契約書レビュー(AIリーガルチェック)の無料には5つの形がある。完全無料型は登録だけで機能・回数とも制限なく使えるが、特定の契約類型に絞って無料にするものもあり対応範囲の確認が必要。無料枠型は有料と同じ機能を一定の回数・保存通数まで無料で、上限を超えた分から有料に切り替わる。個人向け無料型は個人・フリーランス向けに基本のチェック機能を継続して無料開放するが、保存通数や法人向けの管理機能は有料。無料トライアル型は期間や件数を区切って全機能を試せるが、継続利用は有料契約が前提。汎用AI活用型はChatGPTやClaudeの無料版に契約書を読ませる方法で0円だが、専用機能はなく確認観点は自分で設計する必要があり、入力データの扱いに注意が要る。

1つ目は、登録するだけで機能・回数とも制限なく使える完全無料型です。コストはかかりませんが、対象を特定の契約類型に絞ることで無料を成り立たせているサービスもあり、その場合は対応範囲の確認が欠かせません。

2つ目は、有料プランと同じ機能を一定の回数や保存通数まで無料で使える無料枠型です。月に数回程度のチェックで足りる使い方なら、無料のまま実務で運用できます。上限を超えた分から有料に切り替わる構造が一般的です。

3つ目は、個人やフリーランスなど特定の利用者向けに、基本的なチェック機能だけを継続的に無料開放する個人向け無料型です。保存通数や法人向けの管理機能は有料プランに分かれることが多く、無料の範囲は個人利用を想定した水準にとどまります。

4つ目は、恒久的な無料枠は持たず、期間や件数を区切って全機能を試せる無料トライアル型です。導入前に精度と使い勝手を確かめる用途に向きますが、継続して使うには有料契約が前提になります。

5つ目は、ChatGPTやClaudeなどの汎用AIの無料版に契約書を読ませる汎用AI活用型です。0円で始められる一方、契約書専用の機能はなく、何を確認させるかを利用者自身が設計して渡す必要があります。入力データの扱いにも注意が要ります。

この5つの形は、後半の比較表で各サービスがどれに当たるかを示す軸になります。まずは自社の契約件数と、扱う契約類型がどの形に収まりそうかをイメージしながら読み進めてください。

無料で使えるサービスの選び方

ここからは、無料で使えるサービスを絞り込むときに確認したい観点を順に見ていきます。無料という条件だけで選ぶと、対応していない契約類型や想定外の制限で結局使えなかった、という事態になりかねません。

無料で足りる範囲はどこまでか

最初に確認したいのは、自社の月あたりの契約件数と、無料で使える上限の関係です。無料枠型であれば月に使える回数や保存できる通数が、無料トライアル型であれば期間や件数が上限になります。自社の件数が上限に収まるなら無料のまま運用でき、超えるなら有料移行を前提に候補を絞る、という見極めが選定の軸になります。

対応している契約類型は自社の契約に合うか

無料で使えるサービスには、あらゆる契約類型に幅広く対応するものと、NDAなど特定の類型だけに絞って無料を実現しているものがあります。自社が主に確認したいのが秘密保持契約なのか、業務委託契約や売買契約まで含むのかによって、適した候補は変わります。完全無料でも対象類型が限られていれば、ほかの契約には別の手段が必要です。

英文契約に対応しているか

海外取引で英文契約を扱う場合は、英文対応の有無が分かれ目になります。無料枠の中で和文と同じ精度で英文をレビューできるサービスもあれば、英文対応は上位の有料プランに限られるサービスもあります。英文のレビューが必要なら、その機能が無料の範囲に含まれるかを個別に確認してください。

修正案はどの形で受け取れるか

リスクの指摘だけでなく、どう直せばよいかまで示してくれるかどうかは、実務での使いやすさを左右します。修正条文の案や相手方への説明コメントまで提示するサービスもあれば、リスク箇所の指摘にとどまるものもあります。Word の変更履歴として受け取れれば、そのまま相手方とのやり取りに使えます。

入力したデータは安全に扱われるか

契約書には機密情報が含まれるため、アップロードしたデータがどう扱われるかの確認は欠かせません。特に、入力した内容がAIの学習に使われるかどうかは、無料サービスや汎用AIを使う際の重要な分岐点になります。この点は後半の「無料ツール・無料AI利用時のセキュリティと学習利用の注意」で詳しく整理します。

機密性の高い契約書を扱うなら、入力データを学習に使わないと明記したサービスを選ぶことが実務上の決め手になります。無料のサービスにも、学習に使わないと明記した選択肢があります。

これらの観点を自社の状況に当てはめると、無料で足りる候補が見えてきます。とはいえ、どれが自社に合うかを判断しづらい場合もあります。

そのような場合でも、自社の状況に合わせた候補を最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。契約件数・契約類型・英文の有無などから、無料で足りる候補と、足りなくなったときの移行先(有料)の両方を提示します。ぜひご活用ください。

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【比較表】無料で使える契約書レビュー・AIリーガルチェック比較

ここからは、主要な無料の契約書レビュー・AIリーガルチェックを横並びで比較します。各サービスが5つの無料の形のどれに当たるか、無料で使える範囲・対応契約類型・英文対応・入力データの学習利用、そして無料を超えたときの有料プランの料金までを一覧で確認できます。

表は、継続的に無料で使えるサービスを先頭に、次に無料トライアルで試せるサービス、後半に無料で足りなくなったときの移行先(有料中心)のサービスという順で並べています。各行の「無料区分」で、無料・トライアル・有料のどれに当たるかを読み分けてください。

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サービス名Lawfree(ローフリー)GVA NDAチェックLawFlow(ローフロー)汎用AI(ChatGPT/Claude 無料版)クラウドサイン レビューLeCHECK(リチェック)CLOUD LEGAL(クラウドリーガル)LAWGUE(ローグ)法務オートメーション「OLGA」HubbleContractS CLMLegalOn CloudLegalBase(リーガルベース)
無料区分無料枠完全無料(NDA限定)個人向け無料汎用AI活用無料トライアルのみ無料トライアルのみ無料プランなし無料プランなし無料プランなし無料トライアルのみ無料トライアルのみ無料プランなし無料プランなし
無料で使える範囲月1回まで(機能は有料版と同一)NDAは登録のみで無制限(何通でも)個人向けスターターのチェック機能(保存・管理は有料)回数・モデルに上限あり(時期で変動)無料枠なし(トライアルで試用)無料枠なし(トライアルで試用)無料枠なし無料枠なし無料枠なし無料枠なし(トライアルで試用)無料枠なし(トライアルで試用)無料枠なし無料枠なし
無料トライアル————あり(期間は非公開)あり(条件は要問い合わせ)なし要問い合わせ(無料か非公開)デモ体験のみあり(期間は要問い合わせ)あり(本契約前・条件は要確認)デモ体験のみ無料デモ・資料DLのみ
対応契約類型幅広い類型に対応NDA(秘密保持契約)のみ幅広い類型に対応制限なし(契約書専用機能はなし)NDA・業務委託など(網羅リスト非公開)100種類以上(和文・英文)幅広い類型に対応契約書・規程など幅広い文書幅広い類型に対応幅広い類型に対応幅広い類型に対応幅広い類型に対応幅広い類型に対応
英文契約●記載なし△(対応拡大を公表)●(汎用的に読解可)●●●△(AI翻訳で対応)△(台帳等で対応)●記載なし●記載なし
AI修正案●●△(リスク・欠落の指摘が中心)△(依頼すれば文案を提示)●●●△(不足条項の提案が中心)●●●●●
入力データの学習利用学習しない(公式明記)明記なし明記なし学習の可能性あり(設定でオフ可)明記なし明記なし学習しない(公式明記)明記なし明記なし明記なし明記なし学習しない(公式明記)明記なし
有料プラン(月額〜)980円〜なし(完全無料)16,500円〜(税込)月20ドル前後〜(ChatGPT Plus・Claude Pro 等)要問い合わせ要問い合わせ11,000円〜(税込)要問い合わせ要問い合わせ(中小向け1万円〜・税別)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ5,000円〜(税抜)
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイトをご覧ください公式サイトサービス詳細を見る公式資料を見るオンライン相談を予約オンライン相談を予約オンライン相談を予約サービス詳細を見るサービス詳細を見る公式サイト

表中の記号は、各社が公式に公開している情報の記載状況を示します。●は対応を公式に明記しているもの、△は限定的・条件付きのもの(対応拡大の公表にとどまる、AI翻訳や台帳での代替など)、記載なしは公式サイトやFAQで明示がない項目です。「記載なし」は使えないという意味ではなく、必要な場合は各社に確認してください。

※2026年10月時点の各社公式情報にもとづきます。最新の料金・無料条件は各社の公式サイトでご確認ください。

無料で使えるサービスの個別紹介

ここからは、比較表のサービスを3つのグループに分けて個別に紹介します。まず継続的に無料で使えるサービス、次に無料トライアルで試せるサービス、最後に無料で足りなくなったときの移行先となる有料のサービスの順です。それぞれの無料の範囲と制限、どんな使い方に向くかを見ていきます。

継続的に無料で使えるサービス

まずは、完全無料・無料枠・個人向け無料・汎用AI活用といった形で、継続的に0円から使えるサービスです。無料のまま実務に組み込めるか、どこに制限があるかを確認してください。

具体的には、月1回まで無料のLawfree、NDAに限り登録のみで無制限に無料のGVA NDAチェック、個人向けに無料のLawFlow、ChatGPT・Claudeの無料版を使う汎用AIの4つです。

1. Lawfree(ローフリー)(一般社団法人 法とAI研究所)

Lawfree(ローフリー)の公式サイト

弁護士が開発したAI契約書レビューツールで、京都大学発スタートアップの一般社団法人 法とAI研究所が2026年1月に正式リリースしました。Wordの契約書ファイルをドラッグ&ドロップし、自社の立場(発注者・受注者など)を選ぶと、数分でリスク箇所と修正案・コメント付きのファイルが返ってきます。

無料プランでも、月1回までの利用回数制限を除けば、リスク検知・修正案提示・英文契約への対応まで有料プランとまったく同じ機能を使えます。制限は回数だけで、機能やセキュリティの水準に無料・有料の差はありません。月に2回以上チェックしたい場合は、月額980円からの有料プランに切り替わります。

アップロードした契約書データはAIの学習に使われず、ダウンロード後にサーバーから削除されると公式に明記されています。業務委託契約やNDA、売買契約など幅広い類型に対応し、英文契約も和文と同じ機能でレビューできます。月に1件ほど、和文・英文を問わず幅広い契約類型を社内で一次チェックしたい使い方に向きます。

2. GVA NDAチェック(GVA TECH株式会社)

GVA NDAチェックの公式サイト

秘密保持契約(NDA)のレビューに対象を絞り込んだAI契約書チェックサービスです。運営はGVA TECH株式会社。締結前のNDAをアップロードすると、弁護士の知見を学習したAIが各条文のリスクを段階表示し、不足項目や自社に不利な条項、その修正例を示します。

NDAに限れば、ユーザー登録だけで何通でも無料で使え、回数や期間の制限はありません。料金は完全無料で、有償プランや従量課金の設定はありません。NDAの件数が多く、一次チェックを社内で回したい組織に向きます。

対応するのはNDAのみで、業務委託契約や売買契約など他の類型には対応していません(公式FAQでも対応拡大は未定とされています)。通信の暗号化やWAF(Webアプリケーションを狙う攻撃を防ぐ仕組み)といった対策は案内されていますが、入力データをAIの学習に使うかどうかは公式に明記されていないため、機密性の高い契約書では各社の記載を確認してから使うと安心です。

AIによる指摘は締結前の当たりをつける一次チェックです。件数の多いNDAを無料で手早く確認し、重要な契約は専門家の確認と組み合わせる使い方に向きます。

3. LawFlow(ローフロー)(LawFlow株式会社)

LawFlow(ローフロー)の公式サイト

契約書のリスク検出や不足条項のチェック、自社のひな形と比べる比較チェックができるAI契約書チェックサービスです。運営はLawFlow株式会社。WordのほかPDFや紙の契約書を写真で取り込むOCRにも対応します。

無料で使えるのは個人向けの「スターター」プランのみで、こちらはチェック機能に絞って無料のまま継続できます。保存通数の拡大や法人向けの管理機能は有料プランに分かれ、個人向けのスタンダードが月額16,500円(税込)、法人向けのエンタープライズが月額33,000円(税込・年間契約)です。

スタンダードは1アカウントで契約書を300通まで保存でき、エンタープライズはアカウント数・保存通数が無制限で、契約書の作成支援ツールや弁護士によるカスタムサポートが付きます。これらは2026年1月に有償化されたため、まず無料のスターターで精度を確かめてから有料を検討する流れになります。

無料のスターターは、個人やフリーランスが受け取った契約書のリスクや不足条項を一次チェックする用途に向きます。保存通数や法人向けの管理機能は有料に分かれるため、多くの契約を継続的に保存・管理したい場合は有料プランが前提です。

4. 汎用AI(ChatGPT・Claude の無料版)

ChatGPTやClaudeの無料版に契約書の本文を貼り付け、「リスクや不足している条項を指摘してほしい」と依頼すれば、専用サービスを契約しなくても0円で一定のチェックができます。提供元はOpenAI(ChatGPT)とAnthropic(Claude)で、いずれも契約書レビュー専用ではない汎用の対話AIです。

条文ごとのリスク色分けや修正案のWordへの自動挿入、弁護士監修の審査基準といった専用機能はなく、何を確認させるかは利用者自身がプロンプトやチェックリストとして設計して渡す必要があります。指摘の網羅性や正確性も保証されません。無料版には利用回数や使えるモデルに上限があり、時期によって変動します。

注意したいのは入力データの扱いで、消費者向けの無料版では設定次第で入力内容がAIの学習に使われる場合があります。学習はデータコントロールの設定でオフにでき、シークレット(Incognito)や一時チャット、法人向けプラン・APIは学習の対象外とされています。NDAや個人情報を含む契約書をそのまま入力するのは慎重に判断してください。

無料トライアルで試せるサービス

続いて、恒久的な無料枠は持たないものの、期間や件数を区切った無料トライアルで全機能を試せるサービスです。導入前に精度と使い勝手を確かめたい場合の選択肢になります。

5. クラウドサイン レビュー(弁護士ドットコム株式会社)

クラウドサイン レビューの公式サイト画面

弁護士ドットコム株式会社が提供する、大手法律事務所出身の弁護士監修によるAI契約書レビュー支援サービスです。契約書ファイルをアップロードすると、自社の立場を踏まえて欠落している条項や不利な条項を検知し、修正が必要な箇所の解説と変更条文例を提示します。和文・英文の両方に対応します。

無料で使えるのは無料トライアルのみで、継続的に0円で利用できる無料プランはありません。トライアルの期間や条件は公式サイトに明記されておらず、料金も要問い合わせとなっています。年間のチェック数が無制限の「おすすめプラン」と、英文自動翻訳を備えた「英文対応プラン」が用意されています。

自社のひな型契約書を登録して独自の基準でチェックする機能や、2025年11月に追加された生成AIによる条文案生成・契約書要約機能(有償オプション)も備えます。同社の電子契約サービス「クラウドサイン」とは別契約の製品で、まず精度や使い勝手を試してから有料導入を判断したい企業に向きます。

6. LeCHECK(リチェック)(株式会社リセ)

LeCHECK(リチェック)の公式サイト画面

AI契約書レビュークラウドのLeCHECK(リチェック)は、弁護士が開発・監修するAIが和文・英文契約書のリスク箇所・欠落条文・修正案を自動で提示するサービスです。運営する株式会社リセは、累計導入企業数が5,000社を突破したと公表しています(2026年1月時点)。

継続的に使える無料プランはなく、無料で試せるのは無料トライアルのみです。トライアルでは弁護士監修AIのリスクチェックを試用できますが、期間や件数などの条件は公式サイトに明記されておらず、要問い合わせとなります。料金も利用人数や法務課題に応じた個別見積もり制で、金額は公開されていません。

自社が有利になる立場別(甲・乙)の修正案提示や、1,300種類以上の契約書ひな型の提供、使い慣れたWord上でのレビューに対応します。和文・英文合わせて100種類以上の契約類型をカバーしており、無料トライアルで精度を確かめたうえで有料導入を検討したい企業に向きます。

無料で足りなくなったら(有料で検討するサービス)

契約件数が増えたり、対応していない契約類型や英文レビューが必要になったりして無料で足りなくなったときに、現実的な移行先となる有料サービスです。中小企業や個人事業主でも導入しやすい料金帯のものを中心に紹介します。

CLOUD LEGAL(クラウドリーガル)の公式サイト

CLOUD LEGAL(クラウドリーガル)は、弁護士監修のAIと司法書士や弁理士などの専門家体制を組み合わせ、契約書の作成・レビュー・法務相談をオンラインで提供するMOLTON株式会社のサービスです。恒久的な無料プランや無料トライアルはなく、初期費用0円・月額11,000円(税込)のブロンズプランが入口になります。

契約書レビューでは、Microsoft Word上で操作が完結する「CloudLegal AIエディター」を使い、不利な条文や欠落した条項の検出から修正案の反映までをWord内で行えます。弁護士監修のひな形による契約書作成や、チャット・オンライン面談・電話での法務相談も同じ月額に含まれます。

AIによるチェックだけでなく、顧問弁護士を置かない体制のまま弁護士への相談までまとめて持ちたい中小企業や個人事業主に向く構成です。日本語と英語の契約書レビューにも対応します。

中小企業や個人事業主を主な対象に据える背景について、提供元のMOLTON株式会社はインタビューで次のように説明しています。

金沢由樹氏
MOLTON株式会社(旧:a23s株式会社) CSMO(Chief Sales & Marketing Officer, 最高営業・マーケティング責任者)
金沢由樹氏
独自インタビューより

日本の産業を下支えし多くを占める個人事業主や中小企業だと「法務部がない」「法務専任担当者がいない」さらにはコスト面で「顧問弁護士もいない」という状況がまだまだ多いです。では顧問弁護士に全部お願いすればいいかというと、正直コスト面の壁もあって、なかなか現実的に難しいです。だからこそ、弁護士・専門士業に頼める安心感を、もう少し利用しやすい形で届けたい。その考え方でクラウドリーガルを立ち上げました。まさしく企業法務の民主化を目指しています。

8. LAWGUE(ローグ)(FRAIM株式会社)

LAWGUE(ローグ)の公式サイト

LAWGUE(ローグ)は、契約書に加えて社内規程やマニュアル、開示文書までを同じ画面で作成・検索・レビューできる、FRAIM株式会社のクラウド型の文書サービスです。料金は利用人数や用途に応じた個別見積もりで、短期間のトライアルプランはあるものの、無料か有償かは公式に明記されていないため、利用前の問い合わせが必要です。

AIレビューは汎用的なチェックではなく、自社の過去文書を学習源として不足条項の提案や類似条項の検索を行う点が特徴です。編集履歴の自動保存と新旧バージョンの差分表示、新旧対照表のWord出力も備え、改訂が頻繁な規程や契約の管理に向きます。

契約書単体より、規程やマニュアルを含む幅広い文書をまとめてAIで整えたい法務・総務部門に適した選択肢です。Claudeなどの外部の生成AIからLAWGUE内の契約データを安全に扱える仕組み(MCPサーバー)にも対応しています。

9. 法務オートメーション「OLGA」(GVA TECH株式会社)

法務オートメーション「OLGA」の公式サイト

法務オートメーション「OLGA」は、東証グロース市場に上場するGVA TECH株式会社が提供する、契約業務の依頼受付から契約書管理までを一元化するプラットフォームです。恒久的な無料プランはなく、標準プランは要問い合わせ、2026年7月開始の中小企業向け契約管理プランは初期費用10万円(税別・初年度のみ)・月額1万円(税別)からで、いずれも年間契約が条件です。

AI契約レビューは、自社の審査基準(プレイブック)やひな型をもとに項目ごとにOK/NGと根拠を示し、修正文の生成からWordへの反映までを自動化します。契約書の台帳は自動生成され、メール・Slack・Teamsからの依頼受付やSalesforceとの連携にも対応します。

ある企業では法務相談の受付から回答までの工数が40%削減されたという導入事例もあり、契約件数が多く、事業部門も含めて契約業務全体を自動化したい企業に向きます。

どのような部門が契約業務の自動化を検討しているかについて、提供元のGVA TECH株式会社はインタビューで次のように述べています。

大沢氏
GVA TECH株式会社 法務オートメーション事業部 パートナーアライアンスチーム マネージャー
大沢氏
独自インタビューより

7~8割は法務部門からのご相談です。ただ、最近はガバナンス強化や対応リードタイムの短縮、人材不足といった会社全体の課題を背景に、DX推進部門や情報システム、経営層からのご相談も増えています。特にAI活用推進の文脈で、全社的にAIを活用できる領域を探している上層部やDX推進部門からのお声がけが増えてきています。

10. Hubble(株式会社Hubble)

Hubbleの公式サイト

Hubbleは、普段使うWordやExcelで契約書を保存するたびに版が自動で積み上がり、前のバージョンとの差分を自動で抽出する点を軸にした、株式会社HubbleのAI契約業務・管理クラウドです。無料トライアルは用意されていますが、継続利用の料金はID数や契約書の格納件数に応じた提案制で、要問い合わせとなります。

契約書の作成・レビューから締結、締結後の台帳管理・更新期限の通知までを1つのサービスで扱い、締結の電子署名はクラウドサインやGMOサインなどの外部サービスと連携して行います。SlackやTeamsからの依頼にも対応し、法務部門だけでなく事業部門も巻き込んで使える設計です。

契約依頼の入り口が電話やメールで分散し、誰が何を対応しているか把握しづらくなった企業に向きます。継続率は99%(2025年10月時点)と公表されています。

契約書の管理作業が導入でどの程度変わるかについて、提供元の株式会社Hubbleはインタビューで導入企業の例を挙げています。

安田氏
株式会社Hubble Partner Sales Manager
安田氏
独自インタビューより

数値的な部分で申し上げやすい事例ですと、ある企業様では契約書の件数が多く、その管理作業に週1時間ほどかかっていらっしゃったのですが、Hubbleで契約書をPDF化してアップロードしていただくと、相手方や契約期間といった項目をAIがすべて自動で入力しますので、1時間かかっていた作業が5分で終わるようになりました。これによって、本来注力すべき業務に時間を割けるようになったというお声をいただいています。

11. ContractS CLM(ContractS株式会社)

ContractS CLMの公式サイト

契約業務を作成・交渉・レビュー・承認・締結・更新・契約管理の段階に分けて同じプラットフォーム上で管理するのが、ContractS株式会社のContractS CLMです。恒久的な無料プランはなく、本契約前のトライアルは用意されるものの、料金は初期費用・月額とも要問い合わせで、最低契約期間は1年です。

締結前の契約書に対するAIレビューを別モジュールで提供し、「要注意」「要確認」のリスク区分で問題条項を検出して、条文番号を添えた根拠と変更履歴・コメント付きのWordファイルを自動生成します。電子締結は自社の「ContractS SIGN」と外部サービスの双方から選べます。

SalesforceやSAP、Slackなどと連携でき、企業や契約種別ごとに承認フローを作り込みながら、大量の契約を一元管理したい企業に向く構成です。

12. LegalOn Cloud(株式会社LegalOn Technologies)

LegalOn Cloudの公式サイト

LegalOn Cloudは、AI契約審査「LegalForce」などの技術を土台にした、株式会社LegalOn Technologiesの法務向けAIプラットフォームです。公式サイトに恒久的な無料プランやセルフサービス型のトライアルの記載はなく、利用の入口は営業担当によるデモ体験で、料金はモジュール選択型の個別見積もり、最低契約期間は1年です。

契約書レビューは、弁護士監修のチェックリストと自社独自のプレイブックの両方を基準に不利な条項や欠落条項を洗い出し、修正文案や交渉コメントを理由とともに提示します。弁護士監修のひな形は2,000点を超え、案件管理・契約管理・電子契約の各モジュールも同じ基盤で選べます。

レビュー基準から運用体制まで本格的に整え、幅広い契約類型を社内で審査したい法務部門に向きます。電子契約はAdobeの署名技術を採用し、ISMS(情報セキュリティ管理の国際規格)やSOC 2 Type 2といった情報管理体制の認証も取得しています。

13. LegalBase(リーガルベース)(株式会社アシロ)

LegalBase(リーガルベース)の公式サイト

LegalBase(リーガルベース)は、AI契約書レビュー「LEGIEW」と弁護士へのチャット相談「THEMIL」を1つの月額契約にまとめた、東証グロース市場に上場する株式会社アシロのリーガルテックです。恒久的な無料プランはありませんが、無料デモや資料ダウンロードの導線が用意されています。

料金は従業員規模に応じた定額制で、個人事業主向けが月額5,000円(税抜)、従業員10名未満が月額10,000円(税抜)からです。AIによる契約書レビュー、1,000種以上のひな形、反社チェックは、いずれも件数の上限なく利用できます。

AIレビューはWord・PDF・OCRに対応し、申し込みから最短1営業日で利用を始められます。法務担当者を置かない中小企業が、AIによるレビューと弁護士への相談を定額でまとめて持ちたい場合に向きます。

ここでは、無料でどこまで回せるのか、そしてどの時点から有料を検討することになるのかを、無料の形ごとに具体的な数字で整理します。自社の契約件数と照らし合わせる目安としてご覧ください。

無料枠型では、月1回程度までは有料プランと同じ精度でチェックでき、回数を増やすと月額1,000円前後から有料プランに切り替わる構造が見られます。月に数件のチェックで足りる使い方なら、無料のまま運用できる水準です。NDAなど特定類型に限った完全無料型であれば、その類型に関しては件数の上限なく0円で使い続けられます。

個人向け無料型では、個人用途のチェック機能は0円のまま使えますが、保存通数の拡大や法人向けの管理機能を求めると有料プランに移ります。こうしたプランは月額1万円台後半から、無制限の保存や作成支援・専門家サポートを含む上位プランで月額3万円台が目安です。汎用AI活用型は0円ですが、利用回数や使えるモデルに時期で変動する上限があり、上限を超えると待機や下位モデルへの切り替えが発生します。

無料では足りず、幅広い契約類型を本格的に回したい場合は、有料の専用サービスが移行先になります。中小企業・個人事業主向けのAI契約書レビューでは、月額5,000円前後から、あるいは月額1万円台から利用できるプランがあり、契約件数が読めてきた段階での有力な選択肢です。企業法務向けの代表的なサービスは、料金を公開せず個別見積もりとするものが多く、要お問い合わせとなります。

料金は和文と英文に分けて見ると整理しやすくなります。和文のAI契約書レビューは、中小企業・個人事業主向けなら月額5,000円前後から1万円台で有料プランに移れます。

英文は、無料枠の中で和文と同じ精度の対応を含み有料化後も月額980円前後から使える型と、英文対応を上位プランや専用オプションに切り出し料金を要問い合わせとする型に分かれます。英文の件数が多い場合は、英文を含めた料金で比較してください。

ここで示した金額は、各社の公開情報にもとづく2026年10月時点の目安であり、プランや時期によって変動します。実際の契約前には各サービスの最新の料金を確認してください。

無料ツール・無料AI利用時のセキュリティと学習利用の注意

契約書には取引条件や機密情報が含まれるため、無料のツールや無料AIに入力してよいかは、多くの読者が最も不安に感じる点です。ここでは、入力したデータの学習利用と守秘の扱いを、製品選びと同じ面から整理します。

専用のAI契約書レビューサービスには、アップロードした契約書をAIの学習に使わないこと、チェック後にデータを削除することを明示するものがあります。無料枠であっても有料と同じセキュリティ水準で提供されるサービスもあり、こうした点が明示されているかは確認の価値があります。一方で、学習利用の有無を公式に明記していないサービスもあるため、機密性の高い契約書を扱う前には各社の記載を読んでおくと安心です。

注意が必要なのは、ChatGPTやClaudeなどの汎用AIの無料版です。消費者向けのプランでは、入力した会話が設定次第でAIの改善に使われる場合があります。たとえばClaudeの場合、公式のプライバシー説明では次のように案内されています。

We will use your chats and coding sessions (including to improve our models) if:

  • You choose to allow us to use your chats and coding sessions to improve Claude
  • Your conversations are flagged for safety review
  • By otherwise explicitly opting in to training (e.g. joining our Trusted Tester Program)

Your Incognito chats are not used to improve Claude, even if you have enabled Model Improvement in your Privacy Settings.

出典:Is my data used for model training?|Anthropic

この説明からわかるとおり、Claudeの消費者向けプランでは、利用者が許可した場合や安全性審査でフラグが立った場合などに会話がモデル改善に使われうる一方、プライバシー設定で制御でき、シークレット(Incognito)チャットは対象外とされています。Claude for Work や API など商用・法人向けは、この消費者向けの説明とは別の扱いです。

ChatGPTの無料版についても、入力データは設定次第でモデルの改善に使われうる一方、データコントロールの設定でオフにできるとされています。学習に使われない法人向けプランやAPIも用意されています。正確な設定方法と最新の扱いは、提供元の案内で確認してください。

出典・参考資料(2件)

こうした点を踏まえると、NDAや個人情報を含む契約書、高額取引の契約書を無料の汎用AIにそのまま入力するのは慎重に判断したほうがよいといえます。学習設定をオフにする、機微な情報を伏せる、あるいは学習に使われないと明示した専用サービスを選ぶといった選択で、安さと安全のバランスを取ることが現実的です。

無料で始める具体的な手順

ここからは、無料で契約書レビューを始める具体的な進め方を、専用ツールを使う場合と汎用AIを使う場合に分けて説明します。

専用ツールの無料枠を使う場合

専用のAI契約書レビューサービスは、多くが会員登録だけで無料枠を試せます。アップロードから立場の指定、数分での結果表示までの流れは前述のとおりなので、ここでは無料枠を無駄なく使い切るコツに絞ります。

無料枠には、月あたりのチェック回数や保存できる通数の上限があります。まず自社でよく使う契約を1〜2件かけて精度と使い勝手を確かめ、残りの回数は本当に確認したい契約に、保存枠は見返す可能性のある契約に優先して割り当てると無駄がありません。

汎用AIの無料版を使う場合

ChatGPTやClaudeの無料版では、契約書のテキストを貼り付けるかファイルを添付し、何を確認してほしいかを自分で指示します。専用ツールと違い、チェックの観点は利用者が設計して渡す必要があります。

依頼文の基本形は、「この契約書を自社(受注者)の立場でレビューし、不利な条項・欠落している条項・修正したほうがよい箇所を、理由と修正案とともに挙げてください」といった形です。さらに、確認したい論点をチェックリストとして添えると、指摘の精度と網羅性が上がります。

  • 解約・中途解約の条件と違約金
  • 損害賠償の範囲と上限
  • 知的財産権・成果物の帰属
  • 秘密保持の範囲と期間
  • 準拠法・裁判管轄

ただし汎用AIには、条文ごとのリスク色分けや修正案のWordへの自動挿入、弁護士監修の審査基準といった専用機能はなく、指摘の網羅性や正確性は保証されません。前述のとおり入力データの学習利用にも注意が要るため、機密性の高い契約書では専用サービスや法人向けプランの利用を検討してください。

まとめ

無料で使える契約書レビュー・AIリーガルチェックは、完全無料・無料枠・個人向け無料・無料トライアル・汎用AI活用という5つの形があり、同じ「無料」でも使える範囲と制限は大きく異なります。

選ぶ際に最も重要なのは、自社の月あたりの契約件数と、扱う契約類型・英文の有無を整理したうえで、無料の範囲で足りるかを見極めることです。NDAだけを確認したいなら特定類型の完全無料型、月数件のチェックなら無料枠型、まず精度を試すなら無料トライアル型、手元で素早く確認したいなら汎用AI活用型、というように、使い方に合った形から選ぶと無駄がありません。

契約件数が増えて無料で足りなくなったときは、中小企業・個人事業主でも導入しやすい有料サービスが現実的な移行先になります。MCB FinTechカタログでは、無料の次の一歩として検討できるサービスの資料をまとめて請求できます。自社の契約状況に合わせて、比較検討を進めてください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 契約書レビュー(AIリーガルチェック)とは何ですか?

A. 契約書レビュー(AIリーガルチェック)とは、締結前の契約書をAIが読み取り、不利な条項や欠落している条項などのリスクを自動で検出して、修正案や解説を示す仕組みです。

従来は弁護士や法務担当者が1条ずつ目視で確認していた作業の一部を、AIが数分で肩代わりします。無料で使えるものから有料の専用サービスまで幅があり、対応する契約類型や精度、入力データの扱いには差があります。

Q. 契約書レビューは本当に無料で使えますか?

A. 契約書レビューは、登録だけで使える完全無料型、回数や通数に上限のある無料枠型、個人向けに機能を限定した無料型、期間を区切った無料トライアル型、ChatGPTやClaudeなどの汎用AIを無料版で使う方法という5つの形で、0円から使えます。

ただし同じ「無料」でも使える範囲は大きく異なり、対象を特定の契約類型に絞って無料を成り立たせているサービスや、継続利用には有料契約が前提のトライアルもあります。自社の契約件数と契約類型が、その無料の範囲に収まるかを確認することが選定の出発点になります。

Q. 無料の契約書レビューと有料プランでは何が違いますか?

A. 無料と有料の主な違いは、チェックできる回数や保存できる通数、対応する契約類型、英文対応、法人向けの管理機能といった「使える範囲」の広さです。

リスク検知や修正案提示といった基本機能やセキュリティの水準は、無料枠でも有料と同じ品質で提供するサービスもあります。一方で、英文対応や保存通数の拡大、チームでの管理機能は上位の有料プランに限られることが多く、無料のままどこまで足りるかはサービスごとに確認が必要です。

Q. 無料の契約書レビューはどこまで足りて、どの時点から有料になりますか?

A. 無料で足りるかは、自社の月あたりの契約件数が、無料枠の上限(チェック回数・保存通数・トライアル期間)に収まるかどうかで決まります。

月に数件程度のチェックなら無料のまま運用でき、回数を増やすと月額1,000円前後から有料プランに切り替わる構造が一般的です。NDAなど特定類型に限った完全無料型なら、その類型は件数の上限なく0円で使い続けられます。幅広い類型を本格的に回す段階では、中小企業・個人事業主向けで月額5,000円前後から1万円台のプランが現実的な移行先になります(2026年10月時点の目安)。

Q. ChatGPTやClaudeなどの無料の汎用AIに、機密の契約書を入れても大丈夫ですか?

A. 消費者向けの無料の汎用AIは、入力した内容が設定次第でAIの学習に使われる場合があるため、NDAや個人情報を含む契約書をそのまま入力するのは慎重に判断したほうが安全です。

学習への利用はデータコントロールの設定でオフにでき、シークレット(Incognito)や一時チャット、法人向けプラン・APIは学習の対象外とされています。機密性の高い契約書では、学習設定をオフにする、機微な情報を伏せる、あるいは入力データを学習に使わないと明示した専用サービスを使う、といった選択でリスクを抑えられます。

Q. 無料の契約書レビューは、弁護士に依頼するのと何が違いますか?

A. 無料の契約書レビュー(AIリーガルチェック)は、あくまでリスクの当たりをつける一次スクリーニングであり、弁護士による法的判断の代わりにはなりません。

AIは一般的なリスク条項や欠落条項を数分で洗い出せますが、個別の事情を踏まえた最終判断や交渉方針の決定は専門家の領域です。高額な取引や初めて扱う契約類型では、AIで当たりをつけたうえで弁護士に確認する使い方が安全です。AIによるレビューと弁護士への相談を定額でまとめて持てる有料サービスもあります。

Q. 専用の無料ツールと、ChatGPT・Claudeなどの汎用AIはどう使い分ければよいですか?

A. 使い分けの目安は、専用ツールは弁護士監修の審査基準や修正案のWord出力といった契約書向けの機能がある一方、汎用AIは何を確認させるかを利用者自身が設計して渡す必要がある点です。

条文ごとのリスク表示や立場別の修正案、変更履歴付きのファイル出力が必要なら専用ツールが向きます。手元で素早く当たりをつけたい、専用ツールが対応しない類型を確認したいといった場合は汎用AIが選択肢になりますが、指摘の網羅性や正確性は保証されず、入力データの扱いにも注意が要ります。

Q. 無料の契約書レビューはNDA以外の契約類型にも対応していますか?

A. 対応する契約類型はサービスによって大きく異なり、業務委託契約や売買契約まで幅広く無料で対応するものもあれば、NDA(秘密保持契約)など特定の類型に絞って無料を実現しているものもあります。

完全無料でも対象類型が限られていれば、ほかの契約には別の手段が必要です。自社が主に確認したいのがNDAなのか、業務委託や売買まで含むのかを整理し、その類型が無料の範囲に入っているかを個別に確認してください。

Q. 無料の契約書レビューは英文契約にも対応していますか?

A. 英文契約への対応は分かれ、無料枠の中で和文と同じ精度で英文をレビューできるサービスもあれば、英文対応は上位の有料プランや専用オプションに限られるサービスもあります。

海外取引で英文契約を扱うなら、英文のレビューがその無料の範囲に含まれるかを個別に確認してください。有料サービスでも英文は別料金になることが一般的なため、英文の件数が多い場合は英文を含めた料金で比較すると実態に合います。

Q. 個人事業主やフリーランスでも無料の契約書レビューを使えますか?

A. 個人事業主やフリーランスでも無料の契約書レビューは使え、個人向けに基本的なチェック機能を継続的に無料開放するサービスや、NDAなど特定類型を無制限で無料にするサービスが選択肢になります。

ただし保存通数や法人向けの管理機能は有料プランに分かれることが多く、無料の範囲は個人利用を想定した水準にとどまります。取引先から受け取った契約書を確認したいといった使い方なら、まず無料枠や汎用AIで精度と使い勝手を確かめる進め方が無駄がありません。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
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