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IVRサービス比較|すぐ使えるクラウド型の料金・機能を一覧で見比べる

IVRサービス比較 すぐ使えるクラウド型を一覧でのサムネイル画像
自動音声応答システム(IVR)比較表(2026年版)のプレビュー

主要25サービスの料金・機能を無料で一覧比較

自動音声応答システム(IVR)比較表(2026年版)

電話がつながらない、待ち時間が長くて機会を逃している、よくある問い合わせにオペレーターの手が取られている——こうした電話対応の悩みを、音声ガイダンスで自動化するのがIVRサービスです。クラウド型であれば機器の設置なしに申し込みから短期間で始められ、代表電話の一次受付や振り分けをそのまま任せられます。

ただし、いざ選ぼうとすると、初期費用・月額・従量課金を合わせた総額がいくらになるのか、いま使っている電話番号をそのまま使えるのか、AI音声認識や文字起こし・通知連携があるのかといった条件はサービスごとに異なります。こうした項目を横並びで見比べにくいのが実情です。

この記事では、契約してすぐ使えるクラウド型のIVRサービスを中心に、料金の総額感・導入までのスピード・機能を一覧で比較できるよう整理しました。利用目的別のタイプ分けと選び方を押さえたうえで、自社に合う1本を絞り込むための判断材料としてご活用ください。

また、自社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

IVRサービスとは?クラウド型で電話の一次対応を自動化する仕組み

IVR(Interactive Voice Response:自動音声応答)とは、かかってきた電話に対して音声ガイダンスを自動で流し、発信者のプッシュ操作や発話に応じて応答・振り分け・受付を行う仕組みです。「ご予約の方は1を、お問い合わせの方は2を押してください」といった案内がその代表例で、オペレーターが出る前の一次対応を自動化できます。

かつては専用の電話設備(構内交換機)を社内に置くオンプレミス型が主流でしたが、近年はインターネット経由で利用するクラウド型のIVRサービスが広がり、機器を持たずに月額料金で使えるようになりました。この記事で中心に扱うのは、この契約してすぐ使えるクラウド型です。

「電話自動応答」「IVR」「ボイスボット」は似た言葉として使われますが、指す仕組みや料金の考え方には違いがあります。用語の違いから整理しておきたい場合は、以下の解説が参考になります。

IVRサービスでできること(主な機能)

IVRサービスが備える機能は製品によって幅がありますが、電話の一次対応を自動化するうえで中心となるのは次のような働きです。用件に応じた番号分岐で担当部署や外線へ電話を振り分ける受電制御、営業時間外や混雑時に自動音声で案内する自動受付、通話内容を記録する録音、受けた電話の要件をメールやビジネスチャットに知らせる通知連携などが挙げられます。

これらに加えて、音声認識で発話を文字に起こす機能、要約を残す機能、顧客管理システムと連携して発信者の情報を画面に表示する機能を持つものもあります。どこまでの機能が必要かは用途によって変わるため、自社がまず自動化したい業務を起点に見極めると選びやすくなります。

IVRの方式と種類(プッシュ操作・AI音声認識・ビジュアルIVR/クラウド型とオンプレミス型の違い)

応答のしかたで見ると、IVRには3つの方式があります。1つ目は番号キーの入力(DTMF信号)で分岐するプッシュ操作型で、定型的な振り分けを確実かつ低コストに処理できます。2つ目は発話を音声認識で解釈するAI音声認識型(ボイスボット)で、会話形式での完結に向きます。3つ目はSMSで送ったURLから操作画面を開いてもらうビジュアルIVRで、複雑な手続きを画面で自己解決させたい場面に適します。

提供形態で見ると、クラウド型とオンプレミス型に分かれます。クラウド型は機器を持たずに月額で利用でき、設定変更も管理画面から行えるため、短期間で始めたい企業に向きます。オンプレミス型は自社設備に構築するためカスタマイズの自由度が高い一方、導入に時間と費用がかかります。すぐ使える手軽さを重視するなら、本記事が中心に扱うクラウド型が選択肢になります。

IVRサービスを導入するメリット(解決できる電話対応の課題)

IVRサービスは、電話対応で起こりがちな4つの課題を和らげます。入電が重なってつながらず機会を逃す取りこぼしは、自動受付と振り分けで緩和できます。定型的な問い合わせにオペレーターの手が取られる状況は、よくある用件を自動音声で完結させることで減らせます。

担当者が不在だと電話が止まる属人化は、用件ごとの振り分けや伝言の自動通知で回避しやすくなります。営業時間外や繁忙期に対応しきれない問題も、24時間の自動応答で受け皿を用意できます。いずれも、人手を増やさずに電話対応の質と量を底上げできる点が導入の価値です。

こうした電話対応の課題が、実際に電話をかける利用者側からどう受け止められているかは、どこまでを自動化するかを決める手がかりになります。コールセンターへの不満の実態や、自動音声応答をどんな場面なら受け入れてもらえるかを消費者調査から整理した資料が、導入範囲の検討に役立ちます。

利用目的別に見るIVRサービスのタイプ

ひと口にIVRサービスといっても、何を自動化したいかによって適した製品は変わります。まずは「自社はどの業務を任せたいのか」で、次の4タイプのどれに当てはまるかを見てみてください。各タイプの代表的なサービスは、後半の個別紹介で詳しく取り上げます。

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タイプ代表電話・一次受付をまるごと自動化したい(すぐ使えるクラウドIVR)AIが発話を聞き取って応対まで任せたい(AIボイスボット型)コールセンター・大規模な電話窓口の運用に組み込みたいIVRで本人認証・電話決済など特定業務を処理したい(用途特化)
向いている企業・用途代表番号の受付・振り分け・伝言を自動化したい店舗・クリニック・士業・中小企業自由な発話を解釈し、会話形式で用件を完結させたい問い合わせ窓口・コールセンター着信の割り当て・顧客管理連携・通話分析まで含めて本格運用したい、自前構築も検討する企業電話でのカード決済受付や、発信・着信による本人確認を自動化したい事業者
該当する主なサービスIVRy、fondesk IVR、コールナビゲーター、DXでんわ ほかDHK CANVAS、AI Messenger Voicebot、commubo ほかBIZTEL、Amazon Connect、Zendesk Talk ほかカード決済IVRサービス、DHKクラウド電話認証サービス、オーロラSMS(電話・IVR認証)

※上記は各タイプの一般的な傾向です。個別のサービスにおける実際の機能搭載の有無や提供形態については各社情報をご確認ください。

失敗しないIVRサービスの選び方(比較すべきポイント)

タイプのあたりがついたら、同じタイプのなかで各サービスを見比べることになります。確認したい比較ポイントは多岐にわたりますが、おおむね次の観点に整理できます。

  • 料金体系:初期費用・月額基本料に加え、着信や転送で発生する従量課金まで含めた総額で比べられるか
  • 必要な機能の有無:AI音声認識による応答、通話の文字起こし・要約、メールやビジネスチャットへの通知連携、顧客管理システムとの連携
  • 同時通話数と拡張性:入電のピークに耐えられる同時受付数を確保できるか、増設に対応できるか
  • 既存番号の継続:いま使っている電話番号をそのまま使えるか、新規番号の発行になるか
  • 導入までのスピードと運用性:申し込みからどれくらいで使い始められるか、ガイダンスやメニューを自社で更新できるか
  • サポート体制:導入時の設定支援や、運用開始後の問い合わせ対応の手厚さ

このうち、選定で見落としやすく後悔につながりやすいのが「料金の総額感」と「契約してすぐ使えるか」の2点です。次の2つの節で、それぞれを掘り下げます。

IVRサービスの料金相場と費用の内訳(初期費用・月額・従量課金の総額感)

IVRサービスの料金は、大きく初期費用・月額基本料・従量課金の3つで構成されます。初期費用はクラウド型では0円から始められるサービスも多く、オンプレミス型や大規模運用向けでは数十万円かかります。月額基本料は、一次受付向けクラウドIVRなら月額2,728〜1万円台(各社の税込・税別表記ベース)から、AIボイスボットや本人認証・電話決済などの用途特化型では月額十数万円〜や個別見積もりが中心です。

IVRサービスの料金構成を示した図解。初期費用(クラウド型は0円から、オンプレミス型や大規模運用向けは数十万円)、月額基本料(一次受付クラウドIVRは月2,728〜1万円台から、特化型は月十数万円〜や個別見積もり)、従量課金(着信1件・1分課金や転送通話料が利用量で積み上がり総額を左右)の3つを合わせた総額で比較することを示す。

総額を左右しやすいのが従量課金です。着信1件あたり・1分あたりの課金や転送通話料が、利用量に応じて積み上がります。入電が多い窓口では月額基本料よりも従量部分が総額の大半を占めることもあり、月額の安さだけで選ぶと「思ったより高い」となりかねません。自社の月間入電件数や平均通話時間を見積もり、初期費用・月額・従量を合わせた総額で比べることが肝心です。各サービスの実額は下の横断比較表で見比べられます。

気になるサービスがあれば、料金プランや機能をまとめた資料を取り寄せて、自社の入電規模での総額を試算しておくと検討がスムーズです。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】自動音声応答システム(IVR)の資料を
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契約してすぐ使えるか(即導入性)の見極め

クラウド型IVRの魅力は、機器の設置なしに短期間で使い始められることです。とはいえ「すぐ使えるか」はサービスによって差があり、選ぶ前に次の3つを確認しておくと、導入後のギャップを防げます。

クラウド型IVRを選ぶ前に確認する即導入性の3つのポイントを示した図解。初期費用0円で始められるか、既存の電話番号をそのまま使えるか(転送で維持か新規発番か)、申込方式と導入期間(Web申込とセルフ設定ですぐ使えるか、番号準備や設定・シナリオ構築に数週間かかるか)の3点を整理している。

1つ目は初期費用が0円で始められるかどうかで、初期投資を抑えて小さく試したい場合の分かれ目になります。2つ目は既存の電話番号をそのまま使えるかです。転送(ボイスワープなど)で今の番号を維持できるサービスと、新しい番号の発行が前提のサービスがあり、番号を告知し直す手間が変わります。

3つ目は申込方式です。Webから申し込んで管理画面でセルフ設定すればすぐ使い始められるサービスもあれば、番号準備や初期設定・シナリオ構築に数週間かかるものもあります。この3点は次の横断比較表で見比べられます。具体的な最短導入期間は、公開しているサービスは表に記載し、公開情報がないものは「要問い合わせ」としているため、気になるサービスは資料や問い合わせで確認すると確実です。

どのタイプが自社に合うか迷う場合は、下の「30秒で終わる選定診断ツール」で質問に答えると、条件に近い候補を絞り込めます。

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【比較表】IVRサービスを料金・機能・即導入性で横断比較

ここからは、自社の課題や要件に合わせて客観的に比較・選定できるよう、主要なIVRサービスを横断で並べました。初期費用・月額・従量課金といった料金に加え、AI応答や文字起こし・通知連携の有無、最短導入期間、既存番号の継続可否まで一覧で見比べられるように整理しています。

本記事が中心に扱うのはタイプ①「すぐ使えるクラウド型」です。初期費用0円・短期導入・月額数千円台から始められる層で、比較表でも料金や即導入性を具体的な数字で見比べられます。

一方、タイプ②のAIボイスボット、タイプ③の大規模コールセンター、タイプ④の本人認証・電話決済は、本格運用や特定用途に向くぶん、料金・導入期間とも個別見積もりが中心になりやすく、表では「要問い合わせ」が多くなります。自社がどの層を求めているかを意識して見比べてください。

先ほどの選定診断は代表的なサービスを提示するものですが、本記事で取り上げる全29サービスは、この比較表ですべて確認できます。

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サービス名IVRy(アイブリー)トビラフォンCloudfondesk IVRコールナビゲーターDXでんわVoiceMallソクコムコールコール(CallCall-IVR)SUBLINEじゃんじゃんコールオーロラIVR by TeleForceモバイルウェブ ビジュアルIVRSmart desk WDHK CANVASPKSHA VoiceAgentAI Messenger VoicebotAIコンシェルジュcommubo(コミュボ)LINE WORKS AiCallDialpadBIZTELAmazon ConnectMiiTel PhoneZendesk TalkCT-e1/SaaSTwilioカード決済IVRサービスDHKクラウド電話認証サービスオーロラSMS(電話・IVR認証)
タイプ①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付
(大規模・大容量向け)
①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付①代表電話・一次受付②AIボイスボット②AIボイスボット②AIボイスボット②AIボイスボット②AIボイスボット②AIボイスボット②AIボイスボット③コールセンター・大規模③コールセンター・大規模③コールセンター・大規模③コールセンター・大規模③コールセンター・大規模③コールセンター・大規模④本人認証・電話決済④本人認証・電話決済④本人認証・電話決済
初期費用0円30,000円(税抜/税込目安33,000円)0円0円
(予約機能プランは税込13,200円)
0円300,000円〜(税別/税込目安330,000円)要問い合わせ要問い合わせ番号取得料330円(税込)30,000円(税別/税込目安33,000円)要問い合わせ要問い合わせ0円要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
(VOICEIVRは構築500万円〜)
要問い合わせ(改定中)50,000円〜(座席課金/席、税抜/税込目安55,000円)0円0円〜要問い合わせ300,000円〜(税抜/税込目安330,000円)0円400,000円〜500,000円〜(例)0円
月額料金3,980円〜(税抜/税込目安4,378円)
(月30着電まで無料)
3,000円〜(税抜/税込目安3,300円)2,980円〜(税別/税込目安3,278円)2,728円〜(税込)10,000円〜(税別/税込目安11,000円)140,000円〜(税別/税込目安154,000円)1ユーザー1,480円+1ch2,000円〜要問い合わせ550円〜+IVR2,640円(税込)14,800円〜(税別/税込目安16,280円)要問い合わせ要問い合わせ8,800円〜(税込)150,000円〜(1,000件込)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
(VOICEIVRは50万円〜)
1,000円〜/ユーザー(改定中)15,000円〜(座席課金/席、税抜/税込目安16,500円)月額固定なし(従量のみ)要問い合わせSuite Team 55ドル〜/
IVRは115ドル〜
(約8,250〜17,250円)
5,000円〜/ユニット(税抜/税込目安5,500円)月額固定なし
(番号4.75ドル/月〜/約713円)
200,000円〜(4,000件込)100,000円〜(例)0円(完全従量)
従量・通話料自動応答3.3円/分・転送14.3円/分〜
(番号維持費別)
通話料従量(7.5円/3分〜)着信3円/分・転送13円/分〜・SMS13円/通着信1.65円/分・転送7.7円/分〜・SMS13.2円/通月100件超は1件100円〜利用タイプにより従量(通信料別)通話料が従量要問い合わせ通話料が従量転送・録音等はオプション従量SMS10円/通・転送従量
(対象回線は転送無料)
要問い合わせ(SMS従量等)受電代行超過は1件220円
(通話料別)
1件ごとに課金
(1,000件超は従量)
要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ従量課金制月額固定制
(入電増でも追加なし)
要問い合わせ通話料が従量完全従量(音声0.038ドル/分〜/約5.7円/分)通話料が従量番号料金+通話が従量通話料が従量完全従量(着信0.01ドル/分〜/約1.5円/分)月4,000件超は1件25円
(通話料別)
個別見積もり(通話料別)完全従量(成功分のみ)
最短導入期間Web登録で利用開始
(セルフ設定)
要問い合わせWeb登録で利用開始
(設定・テスト無料)
Web申込で利用開始
(セルフ設定)
最短3日要問い合わせ最短3営業日最短1週間(5営業日)最短即日(アプリ導入)要問い合わせ要問い合わせ最短10営業日要問い合わせ最短約2週間最短1〜2ヶ月要問い合わせ要問い合わせ最短1ヶ月最短1ヶ月要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ(要構築)最短3営業日要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ(要構築)最短約2週間最短約2週間要問い合わせ
既存番号そのまま可否△転送で利用●ポータビリティ対応△転送で利用(専用番号を発番)●番号そのまま要問い合わせ要問い合わせ●引継ぎ/新規を選択可要問い合わせ×仕事用050を新規付与△着信番号を付与△現回線に合わせ可●既存番号に併設要問い合わせ●0120等から転送△転送で導入△要確認要問い合わせ●契約中の番号を利用可●0120・PBXそのまま要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
(要構築)
要問い合わせ要問い合わせ△既存回線を流用可要問い合わせ
(要構築)
●PBXに転送設定利用者の既存電話を利用利用者の既存電話を利用
AI応答(音声認識)●×△AIオペレーターはベータ×●●(音声認識モジュール)●(キーワード分岐)●××△(感情分析等はAI)×(画面選択型)×●●●●●●●×△(Lex連携で実装)×(通話解析はAI)△(AIルーティング)×△(要構築)×××
主な連携(文字起こし・SMS・通知・CRM)文字起こし・要約/SMS・予約台帳/Slack・LINE・Teams・メール通知自動テキスト化/SMS自動送信/FAX連携文字起こし/Slack・LINE等へ通知電話予約受付/AI音声ガイダンス文字起こし・AI要約/約40言語対応音声認識・合成/SMS・FAX連携CTI・SMS/自動架電・CRM連携6種チャット通知/Salesforce・kintone連携SMS返信/留守録/最大9転送先通話録音・転送(オプション)SMS連携/文字起こし・AI要約/CRM APISMSでWeb誘導/FAQ・チャットボット連携電話代行(有人)併用/受電通知文字起こし・AI要約/有人転送/オートコールSMS・メール/PBX・CTI・CRM連携/本人認証オペレーター転送/アウトバウンド対応本人認証・FAQ/SMS・メール/有人へ履歴引継ぎCTI/PBX連携(BIZTEL・Twilio等)/有人転送既存PBX・0120連携/有人転送文字起こし・要約/Salesforce・Zendesk連携ACD・コールバック/CRM・API連携Amazon Lex・Lambda/CRM照会(要構築)文字起こし・感情認識/Salesforce・kintone連携チケット一元管理/AIルーティングACD・録音・キューイング/CRM連携音声API・SMS/外部システム連携(要構築)決済代行連携/カード情報非保持化認証API連携(登録・結果取得)SMS+IVR認証/4キャリア直接接続
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る公式サイト公式サイト公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る公式サイトサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る公式資料を見る公式資料を見る公式資料を見る

※料金は確認時点で各社公式サイトに公開されている税抜・税込・通貨の表記に基づく概算で、非開示の項目は「要問い合わせ」としています。「税込目安」は税抜・税別表記に1.1を乗じた概算、海外サービスのドル建て料金の円換算は1ドル=約150円で計算した目安です(為替で変動します)。タイプ④の認証系(DHKクラウド電話認証・オーロラSMS)の「既存番号そのまま可否」は、一次受付のように自社の代表番号を維持するという意味ではなく、認証の対象となる利用者本人の既存の電話機を使う方式であることを示します。最新の金額・提供条件は各社の公式情報・資料でご確認ください。

ここではすぐ使えるクラウド型を中心に取り上げましたが、オンプレミス型も含めたIVRシステム全体を、タイプ・費用・選び方の観点からより広く比較検討したい場合は、以下のまとめ記事が役立ちます。

IVRサービス個別紹介

ここからは、利用目的別の4タイプごとに、代表的なIVRサービスの料金・機能・即導入性を個別に紹介します。先ほどのタイプ分けを手がかりに、自社に近いタイプから読み進めてみてください。

代表電話・一次受付をまるごと自動化したい(すぐ使えるクラウドIVR)

代表番号にかかってくる電話の受付・振り分け・伝言を自動化する、最も定番のタイプです。機器を持たずに短期間で始められ、店舗・クリニック・士業から中小企業まで幅広く使われています。あふれ呼や時間外の入電をSMSやWeb画面で受けられるサービスもこのタイプに含みます。

1. IVRy(アイブリー)(株式会社IVRy)

IVRy(アイブリー)の公式サイト

固定電話番号での自動応答に音声認識・AI音声対話を組み合わせ、電話の一次受付から用件の録音・文字起こしまでを自動化するサービスです。全国47都道府県・98業界以上で使われ、累計アカウント数は60,000件を超えています(2026年6月時点)。

初期費用0円・月額3,980円(税抜)から利用でき、月30着電まで0円のフリープランも用意されています。2025年11月の基本プラン刷新で、AI音声対話・音声認識Q&Aや通話の文字起こし・AI要約が基本料金内で使えるようになりました。

受けた用件はSlack・LINE・Teams・メールへ通知でき、SMS送信や予約台帳連携にも対応します。基本プラン料金のほかに電話番号維持費と通話・転送などの従量利用料金がかかるため、自社の入電量での総額は確認しておくとよいでしょう。

2. トビラフォンCloud(トビラシステムズ株式会社)

トビラフォンCloudの公式サイト

迷惑電話フィルタリングを本業とするトビラシステムズ株式会社が、その事業者データベースを組み込んで提供するクラウドPBX(クラウド型ビジネスフォン)です。会社の電話番号での発着信に、IVR(自動音声応答)・通話録音・通話の自動テキスト化などの機能を備えます。

料金は初期費用30,000円・月額3,000円(いずれも税抜)の基本セットが起点で、050番号1つ・同時2通話・通話録音約100時間などを含みます。通話の自動テキスト化は基本料金内で使え、AI自動要約はオプションです。

IVRの番号選択に応じて担当者へ振り分けながら、発信元へSMSを自動送信して受電対応を半自動化できる点が特徴です。500万件以上の事業者データベースによる迷惑電話フィルタを標準で備え、営業電話のブロックに対応します。

3. fondesk IVR(株式会社うるる)

fondesk IVRの公式サイト

電話代行サービスで知られる株式会社うるるが、2024年12月に提供を始めた電話自動応答(IVR)サービスです。手持ちの電話番号から転送すると、設定したシナリオに沿って自動で応答・分岐し、録音内容は自動で文字起こしされてSlackやLINEなどへ通知されます。

料金は初期費用・解約手数料なしで、月額2,980円(税別)から始められます。着信や転送などは分単位の従量課金で、画面上の設定やテストコールは費用をかけずに試せます。

コールフローは「見た目どおりに入力するだけ」で作成でき、専門知識がなくても自動応答のシナリオを組めます。2026年6月には、生成AIが自然な会話で用件や連絡先を聞き取り要約する「AIオペレーター(ベータ版、22円/分)」の提供も始まりました。

4. コールナビゲーター(コスモバリュー株式会社)

コールナビゲーターの公式サイト

コスモバリュー株式会社が提供する、電話番号をそのまま使えて専用機器のいらないクラウド型IVRです。営業時間内外でのガイダンスの自動切り替え、プッシュ操作による着信の振り分け、転送などの基本機能を備えます。

料金はシンプルプランが月額2,728円(税込)で、ライト4,378円・スタンダード7,678円と機能に応じて選べます。初期費用はこの3プランが無料で、予約機能プランのみ12,000円(税込13,200円)がかかります。自動応答着信料や転送料の単価も各プランページで公開されています。

音声ガイダンスをAI音声・自社収録・プロナレーター収録(有料)の3種類から選べる点や、クリニック・飲食店など向けの電話予約受付機能を備える点が特徴です。

5. DXでんわ(メディアリンク株式会社)

DXでんわの公式サイト

コールセンターシステムを手がけるメディアリンク株式会社が提供する、「電話対応をゼロにする自動応答DX」を掲げるAI活用型のIVRです。AIが発話内容を登録キーワードと照合して用件を特定し、フロー分岐や部署・担当者への自動転送を行います。

料金は初期費用0円、月額10,000円のライトプラン(月100件まで、超過1件100円)から、スタンダード・プレミアム・カスタムまで入電規模に応じて選べます(いずれも税別)。14日間は全機能を無料で試せます。

自動応答後の有人対応まで含めた通話内容のテキスト化とAI要約(最大10人の話者分離)、約40言語への対応、2026年9月提供開始の発着信・転送用スマホアプリなどを備えます。

6. VoiceMall(ボイスモール)(NTTテクノクロス株式会社)

VoiceMall(ボイスモール)の公式サイト

VoiceMallは、NTTテクノクロス株式会社がクラウド型・オンプレミス型の両方で提供するIVRです。NTTコミュニケーションズのクラウドIVR基盤を用い、音声認識・音声合成やSMS・FAX連携を、使う機能に応じて1か月単位で組み合わせて利用できます。約300サービスの導入実績があります(2026年時点の公表値)。

IVRサービスとしては珍しく公式サイトに料金例が公開されており、インバウンド着信型は初期費用300,000円・月額140,000円(ギャランティ型、いずれも税別)からなど、利用タイプ・シーンごとの目安を確認できます。最大92chまたは184chの同時着信に対応します。

同じタイプ①に分類していますが、料金水準・同時着信数からもわかるとおり、小規模な一次受付よりも大容量の着信処理を見込む大企業・エンタープライズ向けの位置づけです。月額数千円台から始める層とは検討の前提が異なる点に留意してください。

複数の音声AIクラウドを統一APIで切り替えられる「Voice AI Proxy」などの拡張機能を備え、大容量の着信処理や本人認証・コールバック予約といった用途にも使えます。

7. ソクコム(Foonz株式会社)

ソクコムの公式サイト

Foonz株式会社が提供する、電話を軸にIVR・クラウドPBX・CTI・自動架電・SMSなどを1つの基盤へまとめたクラウドサービスです。受電だけでなく架電(アウトバウンド)にも対応し、使用中の電話番号を引き継ぐか新しい番号を発番するかを選べます。

IVRは、プッシュ操作に加えて発話内容を認識して分岐する「キーワード分岐機能」や、設問を音声で尋ねる「ヒアリング機能」を備えます。料金は1ユーザー月額1,480円・1チャネル月額2,000円などを必要な機能ごとに組み合わせる方式で、初期費用は公式サイトに記載がなく問い合わせが必要です。

AIエージェントによる自動応答と有人対応を組み合わせた運用を想定し、最短3営業日での導入をうたいます。累計ユーザー数13.5万、導入企業1,300社という実績を公式サイトで示しています(確認時点の表示値)。

8. コールコール(CallCall-IVR)(ルーシッド株式会社)

コールコール(CallCall-IVR)の公式サイト

発信者が自由に話した内容をAIが認識して応答・振り分けできるのが、ルーシッド株式会社が提供するクラウド型IVR・ボイスボット「コールコール(CallCall-IVR)」です。プッシュ操作のメニュー選択にも対応し、音声認識は最大110言語、ガイダンスは28言語に対応します。

LINE WORKS・Teams・Chatwork・Slackなど主要なビジネスチャット6種への通知や、Salesforce・kintoneといった業務システムとの連携を備えます。コールフローの編集で複雑な案内も構築でき、クラウド型のため最短1週間(5営業日)で導入できます。

料金は初期費用・月額とも公式サイトでは公開されておらず、問い合わせが必要です。無料トライアルは14日間、最低利用期間は6か月で、あふれ呼対策として顧客が折り返し日時を予約できるコールバック予約にも対応します。

9. SUBLINE(株式会社インターパーク)

SUBLINEの公式サイト

株式会社インターパークが提供するSUBLINEは、スマートフォンに専用アプリを入れるだけで、私用番号とは別に仕事用の050番号を持てるビジネスフォンアプリです。IVR(電話自動応答)は、この番号アプリのオプション機能として「ビズプラン(ベーシック以上)」向けに提供されます。

本体の月額基本料はビズベーシックが550円、番号利用料が1番号あたり550円(いずれも税込)からで、IVRオプションは月額2,640円(税込)が別途かかります。番号取得料は1番号330円で、7日間の無料トライアルを用意しています。

IVRでは自動応答メッセージ、最大9つの転送先への振り分け、期間・時間帯・曜日での分岐、SMS返信、留守録をビジュアルなフロー設定で組めます。アプリとIVRを低コストで一体運用したい小〜中規模の利用に向きます。

10. じゃんじゃんコール(株式会社メテム)

じゃんじゃんコールの公式サイト

1990年の設立以来CTI・IVR領域に携わる株式会社メテムが提供する、クラウド型のIVRです。電話とインターネットにつながるPCがあれば使え、専用機材やソフトの導入は要りません。音声ガイダンスとプッシュ番号の取得を組み合わせ、受付・応答・転送を自動化します。

料金は初期費用30,000円・月額14,800円(税別)からで、着信番号1つ・音声フロー基本セット+5アクション・1回線・データ保存3か月を含みます。音声フローや回線、電話転送・通話録音などは必要に応じてオプションで追加できます。

DTMF(プッシュ番号)・時間帯・発信者番号の取得可否によるフロー分岐に対応し、用途に合わせて受付フローを組めます。「公衆電話網×ハードウェア制御」の自社設備を保有し、あふれ呼・放棄呼の履歴から後で折り返す運用にも対応します。

11. オーロラIVR by TeleForce(株式会社メディア4u)

オーロラIVR by TeleForceの公式サイト

株式会社メディア4uが「Aurora X」ブランドで展開する、SMS連携を特徴とするクラウド型IVRです。着信を音声ガイダンスで振り分ける受信IVRと、督促や予約リマインドを自動で架電する発信IVR(オートコール)の両方に対応します。

電話口では伝えづらいURLやメールアドレスを、SMS(到達率99.9%、最大660文字、1通10円)で補えます。NTT・KDDI・楽天の回線を使う場合は転送料が無料になります。料金の初期費用・月額は公式サイトで公開されておらず、見積もりでの確認が必要です。

2025年11月のアップデートで、生成AIによる通話・留守電メッセージの感情分析やキーワード解析、複数階層のシナリオ機能などが加わりました。

12. モバイルウェブ ビジュアルIVR(NTTドコモビジネスX株式会社)

モバイルウェブ ビジュアルIVRの公式サイト

NTTドコモビジネスX株式会社が提供する、音声ではなく画面で用件を選んでもらう「ビジュアルIVR」です。電話をかけてきた相手にSMSでURLを送り、スマートフォンのWeb画面に表示したメニューをタップで選んでもらって、FAQ・チャットボット・コールバック予約などへ誘導し、自己解決を促します。

電話口で長い音声ガイダンスを聞かせずに済み、メニュー画面のレイアウト・色・ロゴは管理画面から自社のブランドに合わせて作成・即時更新できます。発注から最短10営業日での導入がうたわれています。

電話が集中してつながりにくい場面や営業時間外にSMSでWebへ誘導する使い方が、アニコム損害保険やタカラスタンダードなどの公式の導入事例で紹介されています。従来の音声IVRと異なり、着信の自動振り分けやあふれ呼処理といった交換機側の機能は備えない点、料金が公表されておらず問い合わせが必要な点には留意しておきましょう。

13. Smart desk W(株式会社Wiz)

Smart desk Wの公式サイト

株式会社Wizが提供するSmart desk Wは、IVR(自動音声応答)と電話代行(オペレーターによる受電代行)をセットで使えるクラウド型の電話一次対応サービスです。IVRで24時間365日の着信を受けて用件を振り分け、人の対応が必要な電話はオペレーターが受けます。

料金は初期費用0円、月額8,800円(税込)のミニマムプランから。IVRは利用上限なし、受電代行は50件まで(超過は1件220円)で、受けられる代行件数に応じてライト・スタンダードへと上がります。

IVRだけでは受けきれない重要な用件や非定型の問い合わせを人のオペレーターが拾える点が、従量課金中心のIVR専業サービスとは異なる特徴です。通話料は別途で、現行の料金・キャンペーンは問い合わせでの確認が必要です。

AIが発話を聞き取って応対まで任せたい(AIボイスボット型)

番号入力だけでなく、発信者の自由な発話を音声認識で解釈し、会話の形で用件を完結させたい場合に向くタイプです。定型の振り分けを超えて、予約変更や問い合わせ応答まで自動で担える製品があります。

14. DHK CANVAS(株式会社電話放送局)

DHK CANVASの公式サイト

ボイスボット・IVR・生成AIをひとつにしたAI電話サービスです。かかってきた電話からAIが用件を聞き取り、よくある質問はAIが回答、定型の受付はシナリオ、複雑な問い合わせは生成AIが対話で聞き取り、有人対応が必要な電話だけ担当者へ転送します。提供元の株式会社電話放送局は、約7,000回線の通信基盤を自社で運用しています。

定型業務向けの「シナリオプラン」と非定型の問い合わせに対応する「エージェントプラン」の2プランがあり、既存の0120・0800・0570番号からの転送着信で使えます。料金は月額15万円〜(1,000件分のコール込み)で、通話時間ではなく1件ごとに課金する方式です。初期費用の金額は公開されておらず、問い合わせが必要です。

通話の文字起こしとAI要約、用件を添えた有人転送、支払い案内や督促のオートコールに対応し、最短約2週間で導入できます。ただし、DHK CANVAS自体はPCI DSS非準拠で、クレジットカード情報の取得はできない点には留意が必要です。

15. PKSHA VoiceAgent(株式会社PKSHA Technology)

PKSHA VoiceAgentの公式サイト

コールセンターの電話対応を自動化するボイスボット/AI-IVRで、株式会社PKSHA Technology(PKSHA Communicationカンパニー)が提供します(旧称 PKSHA Voicebot)。氏名・住所・電話番号・日時といった、電話で頻繁に聞き取る項目に特化した日本語の音声認識補正を備えます。

入電の用件を把握して最適な窓口へ振り分ける「AI-IVRプラン」と、定型業務をその場で完結させる「自動応答プラン」の2プラン構成です。富士キメラ総研の2026年調査では、ボイスボット部門の2024年度実績シェア24.7%で1位とされています。

生成AIを使い、断片的な問い合わせにも質問を重ねて用件を特定する「マルチターンヒアリング」を2026年8月に一般提供し、みずほ銀行などで運用されています。料金は初期費用・月額とも公開されておらず、2プランの内容とあわせて問い合わせで確認する形です。

16. AI Messenger Voicebot(株式会社AI Shift)

AI Messenger Voicebotの公式サイト

サイバーエージェントの100%子会社である株式会社AI Shiftが、2016年から続く「AI Messenger」シリーズのコールセンター向けAIエージェントとして提供するボイスボットです(2025年12月に「AI Worker VoiceAgent」へ名称変更)。予約・注文受付・問い合わせ・サブスクリプション変更などの電話業務を自動化します。

発話中にAIが割り込んで応答するバージインや、沈黙しがちな発信者を会話に誘導する発話誘導機能を備えます。公式のABテストでは、質問後に沈黙したユーザーに絞ると切断数が75%改善したと公表されています(全通話の切断率ではない点に注意が必要です)。

焼肉きんぐ(物語コーポレーション)の全国230店舗では、順番待ちや予約受付などで月間約15万件の電話対応を自動化しています。料金は公式サイトに掲載がなく、要問い合わせです。

17. AIコンシェルジュ(株式会社TACT)

AIコンシェルジュの公式サイト

電話窓口の定型的な問い合わせを自動化するボイスボットです。運営する株式会社TACTはU-NEXT HOLDINGSの100%子会社で、グループのコールセンター運営の知見を背景に、音声認識・音声合成による自動対話と有人オペレーションを組み合わせた運用を提案しています。

業種・業務に合わせて専用辞書や認識エンジン、フローを設計する個別構築型で、本人認証・FAQ回答・オペレーター転送・SMS/Eメール送信に対応します。2024年1月提供の「AIコンシェルジュ with MediaVoice」では、AIから有人へ転送する際に応対履歴をそのまま引き継げます。

ニッセンの返品受付では7割以上を自動化したほか、国税庁の確定申告電話相談センターの時間外対応にも採用されています。料金は初期費用・月額とも公開されておらず、月額には毎月の運用レポートや改善提案などのサポートが含まれるとされています。

18. commubo(コミュボ)(株式会社ソフトフロントジャパン)

commubo(コミュボ)の公式サイト

人に代わって電話応対や一斉架電を行うクラウド型のAIボイスボットです。東証グロース上場のソフトフロントホールディングスの子会社・株式会社ソフトフロントジャパンが開発し、自社開発の音声認識エンジンで連続的な会話を処理します。

定型業務はシナリオ型、複雑な問い合わせは生成AI(LLM×RAG)型と使い分けるハイブリッド運用が特徴で、2025年11月のver.4で生成AI機能を強化しました。BIZTEL・Genesys Cloud・Zoom Phone・Twilioなど連携できるCTI/PBXを公式サイトで具体的に公開しており、契約中の電話番号をそのまま使った有人転送にも対応します。

受付だけでなく督促やアンケートなどの発信にも使え、導入実績は400社以上と公表されています(公式公表値)。料金は従量課金制で、初期費用・月額とも個別見積もり(要問い合わせ)です。

19. LINE WORKS AiCall(LINE WORKS株式会社)

LINE WORKS AiCallの公式サイト

LINE WORKS株式会社が提供する、AIが音声で電話応対を自動化するボイスボットです。プッシュ操作ではなく、発信者が自由に話した内容をAIが音声認識して用件を把握し、AIで完結できる問い合わせと有人対応が必要な問い合わせを自動で振り分けます。音声認識・音声合成の技術基盤にはLINEのAI技術(旧CLOVA系)を用いています。

既存の0120番号やPBXをそのまま使い、AiCallを前段に配置して運用できます。多くのボイスボットが採用する従量課金ではなく、月額固定の料金制で、入電が増えても追加費用が発生しない点を訴求しています。

一次対応に特化したパッケージ版「VOICEIVR」は構築費用500万円〜・月額50万円〜(問い合わせ内容数や電話環境により変動)で、本体のフルカスタム版は個別見積もりです。ヤマト運輸の集荷依頼受付では、月100万件の対応とAI完了率80%を実現したと公表されています。

20. Dialpad(Dialpad, Inc.)

Dialpadの公式サイト

米国のDialpad, Inc.が提供する、AIを中核に据えたクラウド電話・コンタクトセンター(CCaaS)プラットフォームです。国内はDialpad Japan株式会社とソフトバンク経由で提供され、ビジネスフォン・コンタクトセンター・アウトバウンド営業の3系統で構成されます。

IVRは自然言語理解(NLU)で発信者の要件を解釈し、意図・担当者のスキル・部署・営業時間・優先度に基づいて着信を振り分けます。通話のリアルタイム文字起こし・要約や、オペレーターへの通話中支援(ライブコーチング)といったAI機能を備え、Salesforce・Zendeskなどと連携します。

日本サイトではビジネスフォンのConnectが1ユーザー月額1,000円〜、コンタクトセンターのSupportが同5,000円〜(サイト表記)と公開されています。ただし2026年4月に料金・プランが改定されており、現行の正確な金額は問い合わせでの確認が必要です。

コールセンター・大規模な電話窓口の運用に組み込みたい

着信の割り当て、顧客管理システムとの連携、通話内容の分析まで含めて、本格的な電話窓口の運用に組み込みたいタイプです。すぐ使えるパッケージを選ぶか、自社の要件に合わせて構築するかという選択肢もこのタイプに含まれます。

21. BIZTEL(株式会社リンク)

BIZTELの公式サイト

BIZTELは、株式会社リンクがブライシス株式会社と共同で提供するクラウド型のコールセンター/CTIシステムです。PBX(構内交換機)を社内に設置せず、ブラウザから着信設定やIVR、オペレーターへの振り分け(ACD)までを管理でき、IVRはその構成機能の一つという位置づけになります。

IVR(ダイヤル選択)からACD、発信元番号別の着信ルーティング、待ち人数をアナウンスするコールキューイング、折り返し呼の管理まで、着信制御を多層で組み合わせられる点が特徴です。座席課金なら1席から、回線課金のスタンダードプランでは大規模センターまで対応します。

料金は税抜で、座席課金が1席あたり初期費用50,000円・月額15,000円、回線課金のライトプランが初期費用200,000円・月額81,000円です。デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査(2025年11月公式発表)では、クラウド型コールセンターシステム市場の導入企業数ベースで9年連続国内シェア1位にあげられています。

22. Amazon Connect(Amazon Web Services, Inc.)

Amazon Connectの公式サイト

Amazon Connectは、利用者が自らIVRフローを組み立てるクラウドコンタクトセンター基盤です。パッケージ型のIVRではなく、AWSのマネージドサービスとして提供されます。IVRはGUIのフローデザイナー上でドラッグ&ドロップで構築し、音声認識による会話型応答はAmazon Lexを、CRM照会や本人確認はAWS Lambdaを組み合わせて実装します。

料金は初期費用・月額固定費がない完全従量課金で、音声1分あたり0.038ドル(2025年3月の次世代版で0.018ドルから改定)に、電話番号の保持料・通話料、Amazon Lexなど連携サービスの利用料が積み上がる構成です。席数の固定費がないため、小規模から大規模まで同じ基盤でスケールできます。

ただし、フロー設計やシステム連携、運用は利用者側(または構築を支援するAWSパートナー)が担う前提で、申し込んですぐ使えるパッケージ型とは性質が異なります。AWS上のデータベースやAI機能と同一のクラウド基盤で組み合わせて構築できます。

23. MiiTel Phone(株式会社RevComm)

MiiTel Phoneの公式サイト

株式会社RevCommのMiiTel Phoneは、通話の自動録音・文字起こし・解析を中核に据えたクラウド型のIP電話サービスです。インサイドセールスやカスタマーサポートの応対品質を可視化する用途が主眼で、IVR(自動音声ガイダンス)や待ち呼/キューイングはコールセンター向け機能として用意されています。

Salesforce・HubSpot・kintoneなど複数の業務システムやAPI・Webhookと連携でき、全文文字起こし・感情認識・生成AIによる議事録作成といった解析機能を標準搭載します。専用の電話機は不要で、1IDから契約できます。

ただし、IVRやプレディクティブコールなどのコールセンター機能が基本料金に含まれるか、別製品「MiiTel Call Center」の契約を要するかは公式サイト上で明確に切り分けられていません。月額の具体額や機能ごとの料金とあわせて、問い合わせでの確認が必要です。

本サービスは通話解析が主眼のため、IVRそのものを主目的に検討するなら、IVR機能の対応範囲と別製品MiiTel Call Centerの要否・プランを事前に確認しておくのが前提になります。

24. Zendesk Talk(Zendesk, Inc.)

Zendesk Talkの公式サイト

Zendesk Talkは、Zendesk, Inc.のカスタマーサービスプラットフォーム「Zendesk Suite」に含まれる音声チャネル機能です。メール・チャット・電話などの問い合わせをチケットとして一元管理する基盤の中で、着信・発信・通話録音・IVR・コールルーティングを扱えます。Talk単体では販売されず、Suiteの契約が前提です。

IVRメニューやあふれ呼対応、待ち呼からの折り返し予約(コールバック)といった機能は、最安のSuite Team(1エージェント月額55ドル〜、年払い)では使えず、Suite Professional(同115ドル〜)以上が必要です。これに電話番号料金と通話分の従量課金が加わります。

IVRメニューによる分岐に加え、問い合わせの意図や感情に基づくAIルーティングも利用できます。14日間の無料トライアル(クレジットカード不要)が用意されています。日本の電話番号の提供可否や料金は公式に明記がないため、問い合わせでの確認が必要です。

25. CT-e1/SaaS(株式会社コムデザイン)

CT-e1/SaaSの公式サイト

CT-e1/SaaSは、株式会社コムデザインが自社開発・提供するクラウド型のCTIプラットフォームです。ACD(着信の自動振り分け)・IVR・通話録音・待ち呼のキューイングといったコールセンター向けの基本機能を、追加ライセンスなしの標準機能として利用できます。

料金はライセンス課金型で、外線・シート・管理者の3種がいずれも1ユニットあたり月額5,000円、初期費用は300,000円からです(外線10回線・シート20席・管理4席の構成で月額17万円が公式の例)。運用中のカスタマイズ費用は基本無料とされ、専任エンジニアが設定変更を担う人的サポートを定額に含みます。

最低契約期間は1ヶ月で、ライセンス数は1か月ごとに変更できます。公式の採用実績では2026年9月時点で34,000席・1,950テナント・継続利用率90%超を掲げ、導入企業として小林製薬・ニトリ・MonotaROなどを挙げています。

26. Twilio(Twilio Inc.)

Twilioの公式サイト

Twilioは、電話の発着信やSMSなどの機能をAPIやノーコードツールで自社システムに組み込めるCPaaS(コミュニケーション基盤)です。米国のTwilio Inc.が開発しており、IVRは音声API(Programmable Voice)とフロー構築ツールTwilio Studioを組み合わせて利用側が構築します。

料金は初期費用・月額基本料金がない従量課金で、通話分数・電話番号のレンタル・Twilio Studioのフロー実行回数などに応じて課金されます。日本向けの着信はローカル番号で1分0.0100ドルに番号レンタル月4.75ドルから、Twilio Studioは月1,000フロー実行まで無料で、以降は1実行0.0025ドルです。

ノーコードのTwilio Studioからコード(TwiML)による制御まで構築手段を選べる一方、電話番号の調達やフロー設計を自社で行う前提で、申し込んですぐ使えるパッケージ型とは異なります。国内ではTwilioとの直接契約のほか、ソフトバンク経由での取り扱いがあります。

IVRで本人認証・電話決済など特定業務を処理したい(用途特化)

一般的な問い合わせの振り分けではなく、電話でのカード決済の受付や、発信・着信による本人確認といった特定の業務を自動化するために使うタイプです。扱う情報の性質上、一般の一次受付IVRとは求められる要件が異なります。

電話でカード情報を受け取る取引は、カード会員にカードの提示を受けずに注文を受ける非対面取引(通信販売・電話注文)にあたります。割賦販売法は、クレジットカード加盟店に対してカード番号等の適切な管理のために必要な措置を講じることを義務づけており、その実務上の指針を定めるクレジットカード・セキュリティガイドラインでは、電話注文を取り扱う加盟店について次のように示されています。

非対面取引(実際のカードの提示を受けずインターネットや電話などでカード情報の通知を受ける取引)

○MO・TO取引取扱加盟店 ガイドライン41頁 指針対策
・カード情報を保持しない非保持化(非保持と同等/相当を含む)、又はカード情報を保持する場合は PCI DSS に準拠する。

出典:クレジットカード・セキュリティガイドライン(加盟店向け・指針対策)|日本クレジット協会

電話決済IVRは、入力されたカード情報を加盟店の手元に残さず決済代行会社へ直接渡す仕組みで、この非保持化の実現を目的とした用途特化型にあたります。本人認証IVRも含め、各サービスがどこまでの要件に対応するかは次の個別紹介で確認してください。

出典・参考資料(1件)

27. カード決済IVRサービス(株式会社電話放送局)

カード決済IVRサービスの公式サイト

電話で受けるクレジットカード決済を、IVR(自動音声応答)で処理する用途特化型のサービスです。顧客がプッシュボタンでカード番号を直接入力する方式と、オペレーターが聞き取って代理入力する方式を選べ、いずれも入力情報は同社のセキュアセンターを通って決済代行会社へ送られます。オペレーターはカード情報に触れず決済結果だけを確認するため、カード情報の非保持化に対応できます。

料金は初期費用400,000円〜・月額200,000円〜(月間4,000件の着信を含む)で、4,001件目からは1件25円の従量課金です。金額は連携する決済代行会社がパッケージ化済みかどうかで変わり、通信キャリアの工事費・通話料などは別途かかります。

クレジットカード業界の国際セキュリティ基準であるPCI DSS認証を取得しており、対象範囲はカード情報を取り扱うIVRシステムです。既存のコールセンターのPBXに外線転送を設定するだけで導入でき、同じ業務であれば複数拠点でも1契約で運用できます。導入期間は最短約2週間が目安です。

どのような企業でこの方式が選ばれやすいのか、提供元の電話放送局はMCB FinTechカタログの取材で次のように述べています。

前田氏
株式会社電話放送局 営業部 営業推進課 課長
前田氏
独自インタビューより

やはり大規模なコールセンターを運用している企業や、電話業務を外部委託している企業は導入が進みやすいです。端末方式だと、大規模なセンターでは端末を大量に導入しなければならず、コストが非常に高くなります。外部委託先に端末を渡して運用するのも、セキュリティ上かなり大変です。社員教育の徹底や監視カメラの設置など、別の対策にもお金をかけなければいけません。

28. DHKクラウド電話認証サービス(株式会社電話放送局)

DHKクラウド電話認証サービスの公式サイト

カード決済IVRと同じ株式会社電話放送局が提供する、電話を使った本人認証サービスです。システムが利用者の登録済み電話番号へ自動発信(アウトバウンド)し、音声ガイダンスに従って認証コードを入力してもらうことで本人確認を行う、発信認証(IVR)型の方式を採ります。

IDとパスワードやメール認証だけでは防ぎきれないなりすましへの対策として、銀行振込や登録済みクレジットカードの更新といった重要操作時の追加認証に用いられます。利用者が持っている既存の電話機をそのまま使うため、専用トークンの配布やアプリの導入なしに導入できる点が特徴です。

料金はコール量や要件に応じた個別見積もりで、公式には利用形態別の目安としてアウトバウンドが初期費用500,000円〜・月額100,000円〜などが示されています。認証データ登録・認証結果取得のAPIで既存システムと連携でき、導入期間は最短約2週間が目安です。通話料などは別途かかります。

広く使われているメール認証・SMS認証と電話認証の違いについて、提供元の電話放送局はMCB FinTechカタログの取材で次のように説明しています。

前田氏
株式会社電話放送局 営業部 営業推進課 課長
前田氏
独自インタビューより

メール認証やSMS認証ももちろん世の中で広く使われているのですが、「DHKクラウド電話認証サービス」の方が不正が発生しにくい水準だと考えています。メールはなりすましや不正受信、偽装がどうしても起こり得ますし、SMSにしても、本人確認不要のSIMカードが存在する以上、本人以外の第三者が契約してしまうリスクをゼロにはできません。それに対して電話認証は、単に電話をかけるだけではなく、かかってきた電話に対して画面上に表示された情報をお客様ご自身に入力していただく、という流れを組み込んでいます。電話番号の取得や偽装は技術的にも難しく、さらに「かかってきた電話を本人になり代わって受ける」ということはほぼ不可能ですので、セキュリティの水準はかなり高いと言えます。

29. オーロラSMS(電話・IVR認証)(株式会社メディア4u)

オーロラSMS by メディアSMSの公式サイト

株式会社メディア4uが提供する、SMS認証と電話(IVR)認証を組み合わせたハイブリッド認証サービスです。携帯電話番号へワンタイムパスワードをSMSで送るのが基本で、SMSが届かない端末や固定電話番号に対しては、IVRの自動音声で認証コードを読み上げて本人確認を補えます。

IVR認証では、利用者の電話番号へ発信して自動音声が認証コードを読み上げ、利用者が認証画面にコードを入力して照合します。受信拒否設定の端末やSMSに対応しない格安スマホ、固定電話しか持たない利用者にも対応できるため、本人確認の取りこぼしを抑えられます。

料金は初期費用0円・月額基本料0円の完全従量課金で、送信に成功した分だけが請求されます。SMSの1通単価やIVR認証の課金は公式に金額の記載がないため、最大2か月の無料デモアカウントや資料で確認できます。国内4キャリアと直接接続し、SMSの到達率は99.9%(自社検証試験結果。受信拒否・圏外・電源オフを除く)としています。

導入で失敗しないための注意点(従量課金の膨張・メニュー設計・運用体制)

IVRは導入すればそれで終わりではなく、設計と運用のしかたで効果が大きく変わります。導入後に「思ったより高い」「かえって使いにくくなった」とならないために、次の3点を押さえておくと安心です。

1つ目は、従量課金の膨張を見込んだ設計です。着信課金や転送通話料は通話時間に比例して増えるため、ガイダンスを冗長にすると総額が上がります。案内は簡潔にし、自動で完結できる用件は人への転送を挟まない設計にすると、コストを抑えられます。

2つ目は、メニュー設計の分かりやすさです。選択肢の階層が深かったり項目が多すぎたりすると、発信者が目的にたどり着けず離脱します。階層は3階層以内、1画面あたりの選択肢は3〜4項目までを目安にし、高齢者や機械操作に不慣れな利用者にも配慮した案内にすることが大切です。

3つ目は、運用体制です。繁忙期の増設やガイダンスの季節変更など、音声シナリオを現場で更新できる体制を整えておくと、都度ベンダーに依頼する手間を避けられます。管理画面から自社で編集できるサービスかどうかも、選定時に確認しておきたいポイントです。

特に、AIが発話を聞き取って応対するボイスボット型まで視野に入れている場合は、導入後につまずきやすい運用上の課題を事前に把握しておくと、設計の見落としを防げます。シナリオ型と生成AI型をどう選び分けるか、業務ごとにどちらが向くか、運用を軌道に乗せる手順まで整理した資料が参考になります。

業種別に見るIVRサービスの活用シーン(病院・飲食・EC・士業など)

IVRがどの課題に効くかは、業種によって見え方が変わります。自社に近い場面を手がかりに、導入後のイメージを具体化してみてください。

病院・クリニックでは、予約・再診・各科の問い合わせを音声案内で振り分け、診療時間外には自動音声で休診案内や緊急時の連絡先を伝えられます。ここで基本になるのは番号分岐で振り分けるタイプ①(すぐ使えるクラウドIVR)で、予約受付機能を備えるサービスなら診療予約の自動化まで任せられます。

ランチや混雑時に入電があふれやすい飲食店では、予約受付とそれ以外の問い合わせを分け、取りきれない電話をSMSやWeb予約へ誘導できます。向いているのは、あふれ呼をSMSやWeb画面へ逃がすSMS連携・ビジュアルIVR機能を備えたタイプ①で、調理や接客の手を止めずに予約の取りこぼしを防げます。

注文・配送・返品と用件が幅広いEC・通販では、問い合わせを用件別に振り分け、繁忙期の入電集中を自動受付で捌けます。入電が多く内容も多岐にわたるため、AIが聞き取って応対するタイプ②(AIボイスボット型)や、着信振り分け・CRM連携を備えるタイプ③まで選択肢に入り、よくある質問は自動音声で完結させられます。

担当者の不在が多い士業や少人数の事業者なら、一次受付と伝言の通知を自動化でき、電話が特定の人に集中する属人化を和らげられます。初期費用0円・低月額で始められるタイプ①(すぐ使えるクラウドIVR)が無理なく導入でき、外出や面談が多い業務でも要件を取りこぼさずに折り返せます。

AI応答型(ボイスボット)と従来型IVRの違い・使い分け

最近はAIが発話を聞き取って応対するボイスボット型が広がっていますが、従来型のプッシュ操作IVRが不要になったわけではありません。両者は得意分野が異なり、自社の状況によって適した方が変わります。

従来型のプッシュ操作IVRは、番号入力で分岐するため動作が確実で、構築・運用コストも抑えやすいのが特徴です。予約・用件の振り分け・休診案内のように、選択肢がはっきりした定型処理に向きます。一方でAI音声認識型は、発信者の発話を解釈して会話で応答できるため、問い合わせの幅が広く、番号選択では捌ききれない用件の自動化に向きます。その分、シナリオ設計やコストは従来型より上がる傾向があります。

使い分けの判断軸は、問い合わせの定型度・入電量・予算の3つです。用件が定型で確実さと低コストを優先するなら従来型、自由発話での完結や応対範囲の広さを重視し投資できるならAI応答型、という見立てが基本になります。流行だからという理由ではなく、いま自社が自動化したい業務の性質から選ぶことが、納得できる導入につながります。

AI応答型(ボイスボット)に絞って製品を見比べたい場合は、ボイスボット専門の比較記事もあります。IVRとの違いや料金の実額を、タイプ別に確認できます。

まとめ

IVRサービスを選ぶときは、まず「何を自動化したいか」で利用目的のタイプを定め、次に同じタイプのなかで料金の総額感と契約してすぐ使えるかを軸に絞り込むと、迷いが少なくなります。月額の安さだけでなく、着信や転送の従量課金まで含めた総額で見比べ、最短導入期間と既存番号の継続可否を確認しておくことが、導入後のギャップを防ぐ鍵です。

導入の費用対効果を検討する際は、現状の電話対応にかかっている工数と、自動化で削減できる見込みを並べると判断材料になります。入電件数や平均通話時間をもとに総額を試算し、複数サービスの資料を比べておくと、導入判断の根拠をそろえやすくなります。定型処理を確実に自動化したいなら従来型、自由発話の応対まで任せたいならAI応答型と、タイプから自社に合う方向を見定めてください。

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よくある質問(FAQ)

Q. IVRサービスとは何ですか?

A. IVRサービスとは、かかってきた電話に自動音声ガイダンスを流し、発信者のプッシュ操作や発話に応じて応答・振り分け・受付を自動で行う「自動音声応答(Interactive Voice Response)」の仕組みを提供するサービスです。オペレーターが出る前の一次対応を自動化できます。近年は専用機器を持たずに月額で使えるクラウド型が主流で、本記事もこれを中心に扱います。

Q. IVRサービスは今使っている電話番号をそのまま使えますか?

A. IVRサービスで既存の番号を使えるかはサービスによって異なり、番号をそのまま使えるもの・転送(ボイスワープ等)で維持するもの・新しい番号の発行が前提のものの3パターンに分かれます。番号ポータビリティや「番号そのまま」対応のサービスなら告知し直す手間がかからず、専用番号を発番して転送で使う方式もあります。番号を変えたくない場合は、各サービスの「既存番号の継続可否」を比較表で確認しましょう。

Q. IVRサービスは申し込みからどれくらいで使い始められますか?

A. クラウド型のIVRサービスは最短即日〜数日で使い始められるものが多く、オンプレミス型や大規模運用向けでは数週間以上かかる場合があります。アプリで完結するタイプは即日、AIが用件を判定するタイプでも最短3日程度で始められるサービスがあります。一方、ボイスボット型やコールセンター向けはシナリオ設計や構築に1ヶ月前後かかることもあるため、急ぎなら「最短導入期間」を基準に選ぶとよいでしょう。

Q. IVRサービスの費用は月額いくらくらいかかりますか?

A. 代表電話の一次受付向けのクラウドIVRサービスなら初期費用0円・月額数千円から始められ、AIボイスボット型や本人認証・決済などの用途特化型では月額数万円〜十数万円以上や個別見積もりが中心です。月額基本料に加えて、着信1件・1分あたりの課金や転送通話料といった従量課金が積み上がる点に注意します。入電が多い窓口では従量部分が大きくなるため、初期費用・月額・従量を合わせた総額で見比べてください。

Q. IVRサービスで通話内容は録音できますか?

A. 多くのIVRサービスは通話録音機能を標準またはオプションで備えており、録音した内容を自動で文字起こし・要約できるものもあります。記録を残すことで、聞き漏らしの防止や、担当者が不在でも後から用件を確認できる体制づくりに役立ちます。録音できる時間数や、文字起こし・要約が基本料金内か追加料金かはサービスで差があるため、必要な場合は事前に確認しましょう。

Q. 小規模な事業や少人数の窓口でもIVRサービスを導入する効果はありますか?

A. IVRサービスは小規模な事業でも効果があり、担当者が不在でも一次受付と伝言通知を自動化できるため、電話が特定の人に集中する属人化や取りこぼしを和らげられます。初期費用0円・月額数千円から小さく始められるサービスも多く、店舗・クリニック・士業など少人数の現場で使われています。ただし入電が極端に少ないと費用対効果は出にくいため、自動化したい定型対応の量を見てから導入すると失敗しにくくなります。

Q. IVRサービスを導入すると、オペレーターによる有人対応は完全に不要になりますか?

A. IVRサービスで有人対応が完全に不要になるわけではなく、定型的な受付や振り分けは自動化できる一方、クレームや複雑な相談は引き続き人の対応が必要です。多くのサービスは、自動応答で対応しきれない用件をオペレーターへ転送したり、用件を通知して折り返したりする仕組みを備えています。「人手を減らす」より「人が対応すべき電話に集中できるようにする」ものと捉えると、導入後のギャップを防げます。

Q. IVRサービスの自動音声は機械的に聞こえて、顧客の印象が悪くなりませんか?

A. IVRサービスの音声は、AI合成音声・自社で収録した音声・プロのナレーター収録などから選べるサービスが多く、用途に合わせて自然で聞き取りやすい案内にできます。合成音声の品質は年々向上しており、声の種類を選べるサービスもあります。ブランドイメージを大切にしたい場合は、収録音声やナレーター対応の有無、音声を選べるかを確認しておくとよいでしょう。

Q. AI応答型(ボイスボット)と従来型のIVRサービスはどちらを選べばよいですか?

A. 用件が定型で確実さと低コストを優先するなら従来型のプッシュ操作IVR、自由な発話での応対や幅広い問い合わせの自動化を重視し投資できるならAI応答型(ボイスボット)が向きます。判断の軸は問い合わせの定型度・入電量・予算の3つです。詳しい使い分けは本文「AI応答型(ボイスボット)と従来型IVRの違い・使い分け」で解説しています。

Q. 電話でのカード決済や本人確認をIVRサービスで行う場合、セキュリティは安全ですか?

A. カード決済や本人認証に対応するIVRサービスは、カード番号を自社システムに保持しない「非保持化」や、電話の発着信を使ったなりすまし対策に対応しており、安全性に配慮した設計になっています。電話決済IVRは決済代行会社と連携してカード情報を自社で扱わず、電話認証は自動で本人確認を完結できます。機微な情報を扱うため、対応基準や連携先、認証方式を資料や問い合わせで確認して選ぶと安心です。

Q. IVRサービスの導入に専用の電話機や回線工事は必要ですか?

A. クラウド型のIVRサービスは専用機器の設置や回線工事が不要で、インターネット経由で管理画面から設定でき、既存番号からの転送やアプリで使い始められます。この手軽さがクラウド型の最大の利点で、短期間で導入したい企業に向きます。一方、自社設備に構築するオンプレミス型は機器の導入が必要でカスタマイズの自由度が高い反面、導入に時間と費用がかかります。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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