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プロジェクト予実管理システムおすすめ17選を比較|口コミ・評判でわかる案件別の採算管理と選び方

プロジェクト 予実管理システムのサムネイル画像
予算管理システム比較表(2026年版)のプレビュー

主要19サービスの料金・機能を無料で一覧比較

予算管理システム比較表(2026年版)

プロジェクトや案件ごとの予算と実績を、Excelやスプレッドシートで管理していませんか。案件が増えるほど集計ファイルは分散し、どの案件が黒字でどの案件が赤字なのかを横断して把握しづらくなります。入力や転記の手間が特定の担当者に偏り、月次の着地見込みを出すころには状況が変わっている、という悩みを抱える経営企画・経理・管理部門は少なくありません。

案件単位で予算と実績を突き合わせ、損益や工数・原価まで見渡せるようにするには、どのような観点で予実管理システムを比較し、自社に合う製品を選べばよいのでしょうか。製品ごとの機能や料金だけでなく、実際に導入した企業の口コミ・評判から、カタログ上のスペックだけでは見えない使い勝手まで確かめたいところです。

本記事では、プロジェクト・案件単位の予実管理に対応する予実管理システム17サービスを比較・解説します。案件単位の予実・原価・工数への対応や会計連携、料金体系といった比較観点に加え、口コミ・評判を導入前のチェックにどう生かすか、失敗を避けるための選び方までを整理しました。自社に合うシステムを見極めるための判断材料としてご活用ください。

また、どのタイプが自社に合うか迷う場合に向けて、いくつかの質問に答えるだけの「30秒で終わる選定診断ツール」も用意しています。

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本記事の対象範囲|プロジェクト・案件単位で予実を管理したい企業向け

本記事では、プロジェクトや案件を単位として予算と実績を突き合わせ、案件ごとの損益・工数・原価までを見ながら管理したい企業に向けて、対応する予実管理システムを比較します。受託開発・制作・コンサルティングのように案件の採算を一件ずつ預かる事業や、複数のプロジェクトを並行して回す部門を持つ企業が主な対象です。

紹介する17サービスは、いずれもプロジェクトや案件、あるいは部門・拠点といった切り口で予算と実績を集計し、差異分析や着地見込みの作成につなげられる製品です。案件単位の予実に対応する製品を中心に、部門・全社の予実をクラウドで効率化する製品、多拠点・大規模の経営管理まで対応する製品まで、管理したい範囲の違いに応じて幅広く取り上げます。

プロジェクト・案件という単位にこだわらず、部門・全社も含めた予算管理システム全般を比較したい場合は、以下の記事でタイプ別の選び方や料金・機能を詳しく解説しています。

プロジェクト予実管理とは|Excel管理の限界とツール化で変わること

プロジェクト予実管理とは、プロジェクトや案件ごとに立てた予算(計画)と、実際に発生した売上・原価・工数(実績)を突き合わせ、差異を分析しながら着地見込みを更新していく一連の管理を指します。全社や部門だけでなく案件という小さな単位で採算を把握することで、赤字になりそうな案件を早めに見つけ、見積もりや工数配分の見直しにつなげられます。

プロジェクト予実管理の基本サイクルを示した図解。STEP1 案件・プロジェクトごとに予算(計画)を立てる、STEP2 売上・原価・工数の実績を予算と突き合わせる、STEP3 計画と実績の差異の要因を分析する、STEP4 着地見込みを更新し見積もり・工数配分の見直しへ、という4ステップを矢印でつなぎ、この流れを繰り返すことで案件ごとの採算を継続的に把握できることを示している。

Excel・スプレッドシートでの予実管理の限界

多くの企業はExcelやスプレッドシートから予実管理を始めます。導入費用がかからず自由に項目を組める一方で、案件数が増えるほど集計の負担と属人化が課題になります。案件ごとにファイルやシートが分かれていると、全社・部門をまたいで採算を横断的に見るために、担当者が手作業で数字を集め直す必要が生まれます。

さらに、関数やマクロを組んだ担当者しか中身を直せない、複数人が同時に編集するとファイルのバージョンが分かれる、転記の際に入力ミスが起きる、といった問題も重なります。月次の実績を締めて着地見込みをまとめるころには時間が経ち、意思決定に使える鮮度を保ちにくくなります。こうした手作業と属人化は、案件単位で採算を追おうとするほど負担が大きくなります。

当面はExcelで予実管理を続ける場合でも、差異分析の進め方や予実管理表の組み方を押さえると精度を保ちやすくなります。予実管理の基本的な手順は、以下の記事で5ステップに整理しています。

ツール化で変わること(導入メリット)

予実管理システムを導入すると、各部門やプロジェクトの担当者が同じ画面に予算・実績を入力し、集計をシステムが自動で行うようになります。会計システムやERPから実績データを取り込める製品であれば、転記の手間と入力ミスを減らしながら、月次の実績を早く締められます。

予算と実績の差異がダッシュボードで可視化されれば、どの案件・部門で計画からのずれが生じているかを早期に把握できます。着地見込みを随時更新できる製品では、期末を待たずに対策を打てるため、予実管理を「過去の集計」から「先を見た打ち手」へと変えられます。案件単位で売上・原価・工数を突き合わせられる製品なら、プロジェクトごとの採算を継続的にモニタリングできます。

Excelやスプレッドシートからの切り替えでは、集計や転記にかけていた工数が大きく減ったという声も聞かれます。削減の度合いは製品や元の運用によって幅がありますが、手集計を前提としていた業務ほど効果が出やすい傾向があります。

プロジェクト予実管理ツールのタイプ|自社はどのタイプか

プロジェクト予実管理に対応する製品は、どの範囲まで管理したいかによって大きく3つのタイプに分かれます。自社が予実をどの単位で見たいのかを先に整理すると、比較の対象を絞り込みやすくなります。ここからは、管理範囲の違いに沿って3つのタイプを解説します。

プロジェクト予実管理ツールを管理したい範囲で分けた3タイプの比較図。プロジェクト・案件単位タイプは案件ごとに売上・原価・工数を予算と突き合わせ案件別の損益・採算を把握するもので受託開発・制作・コンサルなど案件採算を一件ずつ管理したい企業に向く。部門・全社タイプは部門別・科目別の予算編成と予実差異分析をクラウドで一元化するもので全社の予実管理を効率化したい中堅〜上場企業に向く。多拠点・大規模タイプは連結や配賦を含む高度な経営管理に対応し多次元で予算・実績・見込みを柔軟に組み替えるもので多数の拠点・子会社を抱えグループ全体の計画・予実基盤を整えたい大規模企業に向く。

プロジェクト・案件単位で予実と採算を管理したいタイプ

案件やプロジェクトを単位として、売上・原価・工数を予算と突き合わせられるタイプです。案件ごとにIDを割り当てて予算と実績を紐づけ、プロジェクト別の損益を把握できるため、受託開発・制作・コンサルティングのように案件の採算を一件ずつ管理したい企業に向いています。工数や原価の管理と連携し、人件費を含めた採算まで追える製品もあります。

部門・全社の予実をクラウドで効率化したいタイプ

部門別・科目別の予算編成と予実差異分析を、クラウドで一元化することに主眼を置いたタイプです。会計システムと連携して実績を自動で取り込み、部門・拠点をまたいだ予実を素早く集計できます。Excelでの集計が限界に近づいた中堅〜上場企業が、全社の予実管理プロセスを効率化したい場合に適しています。プロジェクト単位の集計軸を持つ製品もありますが、主眼は組織単位の予実にあります。

多拠点・大規模/高度な経営管理まで対応したいタイプ

多数の拠点・子会社を抱え、連結や配賦を含む高度な経営管理まで求める大規模企業向けのタイプです。多次元のデータモデルで予算・実績・見込みを柔軟に組み替え、セグメント別の分析やシミュレーションに対応します。導入には要件定義や実装の期間を要することが多く、グループ全体の計画・予実基盤を整えたい企業に向いています。

プロジェクト予実管理ツールの選び方|比較すべき観点

自社のタイプの見当がついたら、製品を具体的に比べる観点を押さえます。ここでは、公式情報や料金表から確認できる比較軸を3つに整理します。実際に導入した企業しか分からない使い勝手や定着のしやすさは、後半の口コミからわかるチェック観点で補います。

会計・ERPやSFA、工数・原価との連携で選ぶ

予実管理システムの実績データは、会計システムやERPから取り込むのが基本です。自社が使っている会計システムとの連携に標準で対応しているか、CSVやAPIでの取り込みに対応しているかが、まず確認したい点です。

案件単位で採算を見たい場合は、売上側の販売管理やSFAとの連携に加え、工数管理・原価管理のデータを取り込めるかが重要になります。ただし予実管理システムの多くは、工数の集計や人件費の原価計算そのものを標準機能として持つわけではなく、工数管理ツールや原価管理の仕組みと連携して実績を取り込む形が中心です。

工数から人件費を按分した案件原価まで一つの製品で完結させたい場合は、工数・原価の管理に特化したツールとの組み合わせや、専用の収支管理ツールも視野に入れて検討するのが確実です。

予実の差異よりも案件ごとの原価や収支そのものを細かく管理したい場合は、工数や経費から案件別の原価をどう積み上げるかという観点で製品を選ぶ方法もあります。案件別原価の作り方とあわせた選び方は、以下の記事で解説しています。

料金・費用感の見方(初期費用・月額、要問い合わせの読み方)

料金は、初期費用と月額費用の両面で見ます。クラウド型の予実管理システムは、利用人数や管理する部門数、必要な機能に応じて月額が変わる形が一般的です。料金プランを公開せず「要問い合わせ」とする製品も多く、これは機能や規模に応じた個別見積もりを前提としているためです。

公開料金がない場合は、無料トライアルやデモで要件に合うかを確かめたうえで、見積もりを取って比較するのが現実的です。安さだけでなく、必要な機能が含まれる価格帯かどうかを合わせて見ておくと安心です。

拡張性・サポートで選ぶ(対象規模の変化・導入後の運用支援)

予実管理は一度作って終わりではなく、組織変更や事業拡大に合わせて管理軸や科目を見直し続けます。部門や拠点が増えたときに階層や分析軸を柔軟に追加できるか、将来的に連結や多通貨まで対応できるかといった拡張性も見ておきたい点です。

あわせて、初期の設定を支援してくれるか、導入後に運用の相談ができるかといったサポート体制も重要です。社内に予実管理の専任者を置きにくい企業ほど、導入支援と運用サポートの手厚さが定着を左右します。

しかし、自社がどのタイプに適しているか、といった判断が難しいケースも存在します。そのような場合でも自社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるように、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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【比較表】プロジェクト予実管理ツールを機能・料金で比較

ここからは、自社の課題や要件に合わせた比較・選定ができるよう、主要なプロジェクト予実管理システム17サービスを、前述の3つのタイプ別に分類して比較します。プロジェクト・案件単位の予実対応、原価・工数の管理、会計やERPとの連携、料金体系といった観点で横並びに整理しています。

プロジェクト・案件単位で予実と採算を管理したいタイプの比較表

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サービス名DIGGLE(ディグル)X-KPI(クロスケーピーアイ)Scale Cloud(スケールクラウド)SactonaAmoeba Pro 管理会計クラウドiFUSION
プロジェクト・案件単位の予実●予算ID単位で予算と実績を突合●部門・拠点・プロジェクト単位でKPI・予実を集約●部門・得意先・プロジェクト単位でPL管理●プロジェクト管理・部門別管理を主要機能に明記●部門別・商品別・プロジェクト別など最大6セグメントで分析△Excelフォーマットの設計により案件・品目単位に対応(専用の原価計算エンジンではない)
主な予実機能予算策定・予実突合・着地見込み・レポーティングを一元管理予実差異・異常値の自動検知とチャット通知、見通し管理KPI積み上げで予算策定、予実管理・着地見込み(フォーキャスト)更新、多軸分析予算編成・予実管理・見込管理・経営計画予算編成・実績集計の自動化、見通し集計、マトリックス分析予算編成・予実/見込管理のデータ収集・集計を自動化
原価・工数の管理多段階の配賦に対応(原価計算・工数管理は公式に記載なし)公式に明記なし(原価・工数の管理は要お問い合わせ)公式に明記なし(配賦・原価計算の記載なし)経費予算・実績管理に対応(原価・工数の個別管理は要お問い合わせ)配賦・徴収など管理会計ルールに対応、非財務KPI(一人当たり売上高等)を設定可実行予算作成・原価集計・原価配賦の活用例あり(Excel運用基盤。公式の機能仕様は要お問い合わせ)
会計/ERP/SFA連携freee・マネーフォワード・勘定奉行クラウド等とAPI連携、Salesforce連携にも対応会計ソフト・グループウェアとAPI連携勘定奉行クラウド・freee・Salesforce(API)・Googleスプレッドシート・CSV連携SuperStream(キヤノンITS)とアライアンス連携、Excelインターフェース(汎用API仕様は要お問い合わせ)Excel・会計パッケージ・販売管理システムとのファイル連携、勘定奉行クラウド連携(財務連携オプション)基幹・会計・販売管理システムと連携(SMILEシリーズ等)。API連携の可否は要お問い合わせ
料金体系(初期・月額)初期・月額とも要お問い合わせ(Standard/Enterpriseの2プラン)初期・月額とも要お問い合わせ(企業ごとの個別見積もり)月額15万円〜(公式トップ)。初期費用等は要お問い合わせ初期・月額とも要お問い合わせ初期・月額とも個別見積もり(最低利用期間12か月)初期・月額とも要お問い合わせ
提供形態・対象規模クラウド(SaaS)/中堅〜上場企業クラウド(SaaS)/複数部門のKPI・予実を一元把握したい中堅〜大企業クラウド(SaaS)/経営企画・管理部門を持つ中堅〜上場企業クラウド/オンプレミス(選択可)/10〜1000ユーザー超(小規模〜大規模)クラウド(SaaS)/規模を問わず(5ユーザー〜)クラウド/オンプレミス(選択可)/上場企業含む全規模
無料トライアル/デモ無料デモ・資料請求(無料トライアルは要お問い合わせ)無料トライアル・プリ実装デモに対応(要お問い合わせ)要お問い合わせ(資料請求・問い合わせの導線)要お問い合わせ無料デモに対応(無料トライアルの記載なし)無償体験版の提供あり(詳細は要お問い合わせ)
詳細情報公式資料を見る公式資料を見るオンライン相談を予約サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

部門・全社の予実をクラウドで効率化したいタイプの比較表

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サービス名Loglass 経営管理Manageboardヨジツティクスkpieefusion placeFinovo
プロジェクト・案件単位の予実×部門・全社の予実が中心(プロジェクト軸は公式に明示なし)×財務三表×KPI・部門グルーピング(最大10階層)が中心×部署・カテゴリー・地域など組織軸の集計が中心×部門・事業単位の予実が中心(最大20階層ドリルダウン)△多次元DBで分析軸を自由設計(公式はプロジェクト軸を明示せず)×部門別P/Lの予実差異分析が中心(多軸ドリルダウン)
主な予実機能予算策定・予実管理(予算/実績/見込を同時比較)・差異分析・着地見込み予算編成・予実管理(業績分析表)・着地見込み・業績シミュレーション予実対比・着地見込み・ローリングフォーキャスト・乖離レポート(差異アラート)予算編成・予実差異分析・着地見込み(予算/実績/見込の自動突合)予算編成・予実管理/差異分析(月次報告)・着地見込み・版管理予実差異分析・部門別P/L作成・見込み管理
原価・工数の管理配賦ルールをワンクリックで切替(原価・工数管理は別製品/要お問い合わせ)共通費配賦(売上高比・人数比)に対応(原価・工数管理は要お問い合わせ)人件費管理に対応(原価・配賦の個別機能は要お問い合わせ)事業部横断の配賦計算に対応(原価・工数管理は要お問い合わせ)公式に明記なし(数値・非数値データの一元管理は可)原価管理・配賦計算・為替換算に対応(工数管理は要お問い合わせ)
会計/ERP/SFA連携表計算ソフト・会計システム等のデータをローデータのまま取込(連結対応)マネーフォワード クラウド会計・freee・勘定奉行クラウドとAPI連携、Googleスプレッドシート・CSV取込Excelインポート・会計/販売管理システムの出力データを取込(API連携は公式に記載なし)API・RPA・SFTPで会計・人事・販売管理・SFAのデータを自動連携(DWH搭載)Excel-Linkでセル単位連携、数値・非数値データを一元管理(汎用API仕様は要お問い合わせ)CSV・Excel等の任意形式ファイルをアップロードして自動処理(API連携はオプション・要お問い合わせ)
料金体系(初期・月額)初期・月額とも要お問い合わせ初期費用あり・月額はユーザー数従量(3プラン、いずれも要お問い合わせ)要お問い合わせ(ユーザー数無制限の定額制)初期費用+月額のサブスクリプション(最低利用期間12か月、要お問い合わせ)無料版(Standard・3ユーザーまで)は¥0。有償は年間利用料・要お問い合わせ全プラン要お問い合わせ
提供形態・対象規模クラウド(SaaS)/中堅〜上場企業クラウド(SaaS)/導入事例は従業員60〜1,500名クラウド(SaaS)/対象規模は公式に明示なし(上場企業の導入事例あり)クラウド(SaaS、DWH搭載)/中堅〜大企業クラウド(AWS基盤)/オンプレミス/3ユーザー〜数千・数万ユーザークラウド(SaaS)/スタートアップ〜大企業(規模問わず)
無料トライアル/デモ無料デモ体験・資料請求(無料トライアルは要お問い合わせ)無料デモ・体験の申込みに対応要お問い合わせ無料トライアルなし(デモリクエストに対応)恒久無料プランあり(Standard・3ユーザーまで)要お問い合わせ(資料請求・問い合わせの導線)
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

多拠点・大規模/高度な経営管理まで対応したいタイプの比較表

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サービス名BizForecastWorkday Adaptive PlanningAnaplanCCH TagetikAVANT Cruise
プロジェクト・案件単位の予実×管理セグメント明細単位の計画・予実(連結・大規模が中心)●公式の導入領域に「プロジェクト計画」を明記△多次元モデルで計画軸を自由設計(公式はプロジェクト予実を明示せず)●プロジェクト計画のPL影響を可視化(Smart NOWアプリ)×事業別・セグメント単位の予実(連結・大規模が中心)
主な予実機能予算編成・予実管理・着地見込み(ローリングフォーキャスト/通期見込)・連結予算編成・予実管理・差異分析・着地見込み、What-Ifシナリオ統合財務計画・予算編成・予実管理・フォーキャスト、シナリオプランニング予算編成・計画策定・セグメント単位の予実管理・差異分析・着地見込み・連結予実管理・差異分析(為替差/原料差/原価差)・ローリングフォーキャスト・中期経営計画
原価・工数の管理配賦処理に対応(原価・工数管理は要お問い合わせ)人員(ワークフォース)計画に対応(原価・工数の個別管理は要お問い合わせ)要員計画に対応(原価・工数の個別管理は要お問い合わせ)収益性分析・差異分析に対応(原価・工数の個別管理は要お問い合わせ)多段階配賦・原価差分析に対応(工数管理は要お問い合わせ)
会計/ERP/SFA連携会計システムとAPI連携・ファイル/CSVインポート(EnterpriseはETL対応)あらゆるERP・GL・データソースと連携(API対応)複数ソースからのデータ統合・API連携SAP S/4HANA連携・ERP/会計連携、Excel互換UI個別会計システム等と連携、ノーコードETL(API提供は公式に記載なし)
料金体系(初期・月額)FC Standard 月額100,000円〜(税抜・年払い)/標準導入サポート初期1,000,000円〜。FC Enterpriseは個別見積り要お問い合わせ(条件により変動・見積制)要お問い合わせ(公式非公開)要お問い合わせ(公式非公開)要お問い合わせ
提供形態・対象規模クラウド(FC Standard)/オンプレ可(FC Enterprise)/上場企業〜中堅企業クラウド(SaaS/EPM)/中小〜大企業(あらゆる規模)クラウド(SaaS)/大企業・グローバル企業中心クラウド/オンプレミス(ハイブリッド)/グループ・連結管理を持つ大企業クラウド(SaaS)/成長企業〜大規模・グローバル企業
無料トライアル/デモ申込制オンラインデモ・資料DL(無料トライアルの記載なし)あり(30日間無料トライアル)要お問い合わせ(デモ依頼の導線)要お問い合わせ要お問い合わせ
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※各セルは各社の公式サイトなどの公開情報に基づく記載です。機能の提供形態(標準・オプション等)や最新の料金は変更されることがあるため、導入前に各社の情報を併せてご確認ください。

プロジェクト予実管理システム17サービスの個別紹介

ここからは、各サービスの概要と、プロジェクト・案件単位の予実管理に関わる特徴を個別に紹介します。案件単位の予実対応や会計連携、対象とする企業規模の違いに注目してご覧ください。

プロジェクト・案件単位で予実と採算を管理したいタイプ

案件やプロジェクトを単位に売上・原価・工数を予算と突き合わせられる製品です。案件ごとの採算を継続的に把握したい企業に向いています。

1. DIGGLE(ディグル株式会社)

DIGGLE(ディグル)の公式サイト

予算・実績・見込をクラウド上で一元管理する、予実管理に特化したサービスです。会計システムとAPI連携して実績データを取り込み、予算ごとに割り当てた予算IDの単位で予算と実績を突き合わせます。

勘定科目より細かい粒度での損益管理・分析に対応し、予算策定から予実突合、着地見込みの更新、レポーティングまでを一つのクラウド上で完結できます。共通費を部門や製品へ割り振る多段階の配賦機能も備えます。

富士キメラ総研の調査では、予実管理ソフトウェア(SaaS/PaaS)のベンダーシェアで2024年度実績の1位とされています。料金はStandard・Enterpriseの2プラン構成で、初期費用・月額とも見積制です。

出典・参考資料(1件)

2. X-KPI(クロスケーピーアイ)(株式会社パブリックアイデンティティ)

X-KPI(クロスケーピーアイ)の公式サイト

株式会社パブリックアイデンティティが開発するクラウド型のKPI・予実管理ツールです。部門・拠点・プロジェクトごとのKPIと予実データをクラウド上に集約し、リアルタイムに可視化します。

予実のズレや異常値を自動で検知し、原因とともにチャットツールへ通知する仕組みを備えます。会計ソフトやグループウェアとAPI連携して既存データを取り込み、Excel集計の属人化の解消につなげます。

料金は要問い合わせで、企業ごとに見積もる方式です。導入企業として、大手メディア系・金融系・小売系・IT系・制作会社の5社が挙げられています。

3. Scale Cloud(スケールクラウド)(株式会社Scale Cloud)

Scale Cloud(スケールクラウド)の公式サイト

財務数値(PL・BS・CF)と非財務のKPIを関連づけて一元管理する経営管理クラウドです。部門・得意先・プロジェクトといった単位でPLを管理し、予算・実績・見込を同じ基盤で扱えます。

商談数・成約率・単価などのKPIを積み上げて売上予算を作成する方式に対応し、着地見込み(フォーキャスト)の更新や多軸分析も行えます。勘定奉行クラウド・freee・Salesforce(API)・Googleスプレッドシート・CSV明細との連携に対応します。

料金は公式サイトで月額15万円からと案内されています(掲載ページにより記載が異なるため、詳細は要問い合わせ)。

KPIを積み上げて予算を作成する方式について、同社代表の広瀬氏はインタビューで仕組みを次のように説明しています。

広瀬氏
株式会社Scale Cloud 代表取締役
広瀬氏
独自インタビューより

もう一つの特徴として、私たちはPLとKPIを接続した管理ができます。たとえば、商談数と成約率の掛け算で契約数を計算し、そこに単価を掛けて売上の予算を作るといった、KPIを積み上げて予算を作成することも可能です。

4. Sactona(アウトルックコンサルティング株式会社)

Sactona(サクトナ)の公式サイト

アウトルックコンサルティング株式会社が提供する経営管理システムで、予算編成・予実管理・見込管理・経営計画までを対象とします。主要機能にプロジェクト管理や部門別・支店管理を掲げ、組織とプロジェクトの双方の軸で予実を扱えます。

ユーザーインターフェースにExcelを採用し、Microsoft製品との親和性を重視した設計です。10ユーザーの小規模利用から1000ユーザーを超える大規模利用まで規模に応じて対応でき、日本語・英語・中国語での利用にも対応します。

連結管理・グループ会社管理やワークフロー、ダッシュボードによる業績レポーティングも備えます。料金は要問い合わせです。

5. Amoeba Pro 管理会計クラウド(京セラコミュニケーションシステム株式会社)

Amoeba Pro 管理会計クラウドの公式サイト

京セラコミュニケーションシステム株式会社が提供するクラウド型の管理会計システムです。予算の作成から集計、実績の連携までを自動化し、部門別・商品別・プロジェクト別などの切り口でリアルタイムに分析します。

分析セグメントは最大6つまで設定でき、セグメントを組み合わせたマトリックス分析に対応します。導入事例では、月次決算後のExcel集計に要していた10数日が2〜3日に短縮し、部門別だった分析をプロジェクト別・顧客別・担当別へ広げたケースが公表されています。

配賦や徴収といった管理会計の運用ルールに合わせた処理や、一人当たり売上高などの非財務指標の設定も行えます。アメーバ経営を導入していない企業でも、一般的な予実管理・経営管理ツールとして利用できると公式は説明しています。最低利用期間は12か月で、料金はユーザー数に応じた個別見積もりです。

6. iFUSION(株式会社インプレス)

iFUSIONの公式サイト

株式会社インプレスが提供する、Excel運用をそのまま生かすデータ収集・集計の自動化システムです。現場で使っているExcelフォーマットを変えずに、各部門へ散在するデータをデータベース化して一元管理し、収集・エラーチェック・集計・レポート作成を自動化します。

予算編成や予実・見込管理のExcel業務の効率化を主な用途とし、承認ワークフローやアップロード時のエラーチェックを備えます。多数の企業で使われてきた連結決算システムの情報収集エンジンを基盤とし、クラウド・オンプレミスのどちらでも利用できます。

案件や製品ごとの実行予算の作成・原価集計といった使い方も第三者媒体では紹介されています。ただしiFUSION自体は専用の原価計算エンジンを備えるのではなく、既存のExcelフォーマットをデータベース化して集計を自動化する仕組みです。案件・品目・部門のどの単位で原価を積み上げるかは、各社が用意するExcelフォーマットの設計によります。料金は要問い合わせです。

部門・全社の予実をクラウドで効率化したいタイプ

部門別・科目別の予算編成と予実差異分析を、クラウドで一元化する製品です。全社の予実管理プロセスを効率化したい中堅〜上場企業に向いています。

7. Loglass 経営管理(株式会社ログラス)

Loglass 経営管理の公式サイト

株式会社ログラスが提供する、散在する予算・実績・見込・KPIのデータを収集・統合するクラウド型の経営管理システムです。予算策定から予実管理、多軸分析、レポーティングまでを同じ基盤で扱えます。

予算・実績・見込を自由に組み合わせて比較でき、3つのデータを同時に並べた予実差異の確認に対応します。差異はドリルダウンで仕訳・摘要のレベルまで遡れ、各部門から集めたコメントを同一基盤に集約して定性情報も残せます。

配賦ルールに沿った配賦をワンクリックで切り替えて結果を確認でき、表計算ソフトと連携して所在や形式の異なるデータをローデータのまま取り込めます。2026年5月提供開始の対話型AI分析機能(追加費用なし)では、チャットでの問いかけから差異検知・要因分析・報告サマリの生成まで行えます。料金は要問い合わせです。

8. Manageboard(マネーフォワードコンサルティング株式会社)

Manageboardの公式サイト

マネーフォワードコンサルティング株式会社が提供するクラウド型の予算管理・経営管理プラットフォームです。予算編成・予実管理・着地見込み・業績シミュレーションを1つのクラウド上で扱い、財務数値と非財務のKPIを結びつけて管理できる点を特徴に掲げています。

毎月の予算と実績を比較する業績分析表を標準レポートとして備え、PLの勘定科目から配下のKPIへ、レポートから総勘定元帳の明細へとドリルダウンして差異の背景を追えます。部門は最大10階層でグルーピングでき、売上高比・人数比による共通費の配賦にも対応します。

実績データはマネーフォワード クラウド会計・freee・勘定奉行クラウドとのAPI連携で取り込めるほか、GoogleスプレッドシートやCSVからも収集できます。料金はプレミアム・スタンダード・エッセンシャルの3プラン構成で、ユーザー数に応じた従量課金・初期費用はいずれも要問い合わせです。累計利用企業数はリリース以降で1万社を突破したと公表しています。

出典・参考資料(1件)

9. ヨジツティクス(株式会社カオナビ)

ヨジツティクスの公式サイト

タレントマネジメントシステム「カオナビ」を主力とする株式会社カオナビが開発・提供する予実管理クラウドです。損益計算書(P/L)の勘定科目などの経営データと非財務データを一元化し、複数部門が入力した予算・見込み・実績を自動で集計・可視化します。

経営陣・経営企画・現場部門が同じ画面で数字を共有でき、予実対比表や着地見込みレポート、ローリングフォーキャストの管理に対応します。予算に対する乖離を設定した幅でアラート表示する乖離レポートや、P/Lと非財務データを部署・カテゴリー・地域など複数階層で集計して要因を分析するマトリクス分析も備えます。

実績データはExcelインポートや、会計システム・販売管理システムから出力したデータの取り込みに対応し、会計側の勘定科目と管理項目が異なる場合も条件設定で自動的に仕分けます。料金はユーザー数無制限の定額制を採用し、金額は要お問い合わせです。

10. kpiee(株式会社データX)

kpieeの公式サイト

マーケティングプラットフォーム「b→dash」を手がける株式会社データXが提供する経営管理SaaSです。複数のツールに散在するデータの取得・加工・統合・集計・可視化を自動化し、会計データと売上・労働生産性などのビジネスデータを単一のダッシュボードに集約します。

データウェアハウス(DWH)を基盤に、API・RPA・SFTPで会計・人事・販売管理・SFAのデータを自動連携し、手作業でのシート集約を減らします。取り込んだデータはノーコードで整形でき、予算・実績・見込みの自動突合や事業部をまたいだ配賦計算、カスタムKPIの算出に対応します。

部門・事業単位での予算集計と予実差異分析を行い、最大20階層のドリルダウンや分析軸の自由な切り替えで多軸分析ができます。生成AIによる異常値の自動検知・通知(Slackなどへの連携)や、自然言語のチャットボットによる数値の抽出にも対応します。料金は初期費用と月額のサブスクリプション型で、最低利用期間は12か月、金額は要問い合わせです。

11. fusion place(株式会社フュージョンズ)

fusion placeの公式サイト

株式会社フュージョンズが提供する経営管理システムで、リアルタイムに更新・集計する独自の多次元データベースを核としています。ユーザーが設計したExcelシートをフロントエンドに使い、予算編成から月次の予実管理・差異分析、グループ経営管理までのプロセスを支援します。

Excelのセルと多次元データベースのセルを双方向に連携するExcel-Linkを備え、どちらかを修正すると集計結果へ即時に反映されます。部署ごとに未確定の手もとデータを保持するワークスペースとワークフローを組み合わせ、各部門からのデータ収集と集計を進められます。提供形態はクラウド(AWS基盤)とオンプレミスから選べます。

料金は、最大3ユーザーまで主要機能を使える恒久無料のStandard版から始められます。5ユーザー以上はEnterprise(〜約1,000ユーザー)、24時間稼働のEnterprise Non-Stop(数千〜数万ユーザー)が用意され、有償プランの年間利用料は要問い合わせです。

12. Finovo(株式会社Finovo)

Finovoの公式サイト

株式会社Finovoが提供する、管理部門向けの管理会計プラットフォームです。散在する財務・非財務データの回収から加工、分析までをノーコードで自動化することを狙いとし、2023年11月にサービス提供を開始しました。

CSVやExcelなど任意形式のファイルをそのままアップロードすると、事前に設定した内容に基づいて集計・加工が自動で進む設計で、日々の運用をファイルのアップロードのみで完結させることを訴求しています。タグ付け・組替・配賦計算・為替換算といった管理会計の処理を専用機能として備えます。

対応業務は予実管理(予実差異分析・部門別P/Lの作成・見込み管理)を中核に、原価管理・連結業績管理・KPIモニタリング・監査対応に広がります。公認会計士が代表を務め、専門家が業務プロセスの見直しから伴走するプロフェッショナルサービスも提供しています。料金は全プラン要問い合わせです。

多拠点・大規模/高度な経営管理まで対応したいタイプ

多拠点・子会社を抱え、連結や配賦を含む高度な経営管理まで求める大規模企業向けの製品です。グループ全体の計画・予実基盤を整えたい場合に適しています。

13. BizForecast(プライマル株式会社)

BizForecastの公式サイト

プライマル株式会社が提供する経営管理システムで、ERPや会計システムの標準機能では対応しきれない管理会計領域を補う位置づけです。予実管理・管理会計のBC、連結決算・連結会計のFC、人事評価・目標管理のHRという3モジュールで構成され、多拠点・連結の管理ではFCモジュールが中心となります。

設計思想として「活Excel」を掲げ、Excelの入力・集計インターフェースを残したままデータをデータベースで一元管理します。予算編成から予実管理、着地見込(ローリングフォーキャスト・通期見込)、配賦処理、連結までを同一システム上で扱える点が軸です。在外子会社の外貨換算(期中平均レート・決算日レート・発生時レート、為替換算調整勘定の算出)にも対応します。

連結向けのFCは2エディションに分かれ、グループ会社数が少ない中堅・中小向けのStandard版(クラウド、連結対象グループ最大5社まで)と、会社数が多い大手向けのEnterprise版(プライベートクラウド・オンプレミスで提供可、独自設計やETLに対応)から選べます。

料金はFC Standardが月額100,000円〜(税抜・年払い)、標準導入サポートが初期1,000,000円〜(税抜・2〜3か月目安)、FC Enterpriseは個別見積りです。

14. Workday Adaptive Planning(Workday, Inc.)

Workday Adaptive Planningの公式サイト

財務計画・人員計画・オペレーション計画を一つの基盤で連携させる、Workday, Inc.のクラウド型EPM(Enterprise Performance Management)ソフトウェアです。予算編成・予測・財務計画を自動化し、日本国内ではワークデイ株式会社が提供・サポートの窓口となります。

公式が挙げる導入領域は、財務計画・予測、人員(ワークフォース)計画、オペレーション計画、決算・連結処理に加え、営業計画・需給計画・プロジェクト計画まで及びます。計画系の業務を横断的にカバーし、ドライバーベースで共有可能・個人用のWhat-Ifシナリオを作成し、ベースバージョンと比較・マージできる点が特徴です。

あらゆるERPやGLと連携できるとされ、Workday本体以外の基幹システムともデータをつなげます。パッケージは「Workday Adaptive Planning」と、連結処理を統合した「Adaptive Planning & Consolidation」の2種類です。料金は条件により変動する見積制で要問い合わせ、30日間の無料トライアルが用意されています。

15. Anaplan(Anaplan, Inc.)

Anaplanの公式サイト

「Connected Planning(コネクテッドプランニング)」を中核コンセプトに掲げ、財務からセールス・マーケティング・サプライチェーン・人事・リテールまでの各計画を同一基盤で扱うプラットフォームです。開発元はAnaplan, Inc.で、日本国内はAnaplan Japan株式会社が営業・サポートを担います。

公式は大企業・グローバル企業の導入事例を中心に掲載し、財務以外の需要計画・サプライチェーン計画・要員計画・販売計画・リテール計画までを一つの基盤で扱える点を打ち出しています。

強気・保守的・What-Ifなど複数のシナリオを構築して比較でき、財務・セールス・サプライチェーン・人事それぞれにロールベースのAIエージェントを備えます。公式英語トップでは2,800社以上が導入と記載されています(2026年10月時点)。

出典・参考資料(1件)

料金は公式サイトに掲載がなく、デモ依頼・問い合わせへ誘導する形で要お問い合わせです。無料トライアルの有無も公式トップでは明示されていません。全社の計画を同一基盤に集約したい大規模企業に向く製品といえます。

16. CCH Tagetik(Wolters Kluwer)

CCH Tagetikの公式サイト

Wolters Kluwer(ウォルターズ・クルワー)が開発する統合型の経営管理(CPM)プラットフォームです。日本国内はSCSK株式会社などのパートナーが導入から保守・運用までをワンストップで提供し、グループ会社・子会社・事業部門を横断して予算管理・連結管理・レポーティング・分析をカバーします。

予算編成・計画策定から事業別・地域別・商品別などセグメント単位の予実管理、差異分析・収益性分析、着地見込み、連結会計・決算までを単一プラットフォームで一元化できる点が軸です。ユーザーインターフェースはExcel互換で、ドライバーを変えると損益計算書・貸借対照表・キャッシュフローへの影響を確認できるシミュレーションにも対応します。

連結決算ではIFRS・米国基準(US GAAP)・各国の法定報告に対応し、CSRD・EUタクソノミー・IFRS S1/S2などのサステナビリティ開示の作成機能も備えます。提供形態はクラウドとオンプレミスで同一機能のハイブリッド対応、SAP S/4HANAとの連携もできます。料金は公式非公開で要お問い合わせです。

17. AVANT Cruise(株式会社アバント)

AVANT Cruiseの公式サイト

連結会計パッケージ「DivaSystem」で知られるアバントグループ(東証プライム上場)のグループ会社、株式会社アバントが提供するクラウド型の経営管理システムです。そのグループで培った経営管理支援ノウハウを基盤とし、財務情報に加えPSI(生産・販売・在庫)や人事・営業などの非財務情報も統合して管理できます。

中期経営計画の策定、予算管理、事業別ROIC算出を含むKPIマネジメントに対応し、予実は粒度差がある場合に実績を予算の粒度へ集約して比較します。為替差・原料差・原価差などの差異分析レポート、マスタ設定のみで組める多段階配賦、会社間・セグメント間取引消去を伴う連結処理まで標準で備えます。

多次元データモデルやノーコード対応のETL機能、経営管理レポート90種を標準搭載し、経営会議資料・分析帳票・連結処理を設定のみで利用でき、最短1週間で利用開始できる「導入レスパッケージ」として提供されます。アバントは連結会計パッケージを主力に経営管理支援の実績を重ねてきたグループで(AVANT Cruise単体の導入社数は非公開)、料金は要問い合わせです。

口コミからわかる導入前のチェック観点と失敗回避

前半の選び方では、機能・連携・料金といった公式情報で比べられる観点を整理しました。一方で、連携が実際にどこまでスムーズか、現場に定着するか、サポートが期待どおりかといった導入後の使い勝手は、スペックの一覧だけでは読み取りにくい部分です。

こうした導入後の実態は、気になる製品のカタログのサービスページや無料トライアルで、自社に近い業種・規模の利用者の口コミ・評判を確かめるのが確実です。ここでは、その口コミを読むときに、導入後の失敗を避けるために注目したい観点を整理します。

自社の会計システムとの連携が実際に機能するか

口コミで目立つのが、既存の会計システムやERPとのデータ連携にまつわる声です。「連携に対応」とされていても、自社が使っているバージョンや運用方法によっては、CSVの加工やマスタの整備に手間がかかることがあります。

口コミを読むときは、自社と近い会計システム・業種・規模の利用者が、連携の設定や日々のデータ取り込みをどう評価しているかが参考になります。導入前のトライアルで、実際のデータを使って連携を試しておくと失敗を避けやすくなります。

現場に定着し、入力の運用が続けられるか

予実管理システムは、各部門やプロジェクトの担当者が予算・実績を入力して初めて機能します。口コミでは、入力画面が分かりにくく現場に定着しなかった、設定の自由度が高い分だけ初期の作り込みに時間がかかった、といった運用面の声が挙がりやすい傾向があります。導入後に誰がどの頻度で入力するのかを想定し、その運用に耐える使いやすさか、初期設定を支援してもらえるかは、利用者の声から確かめられます。

サポートと料金が導入後の実態に合っているか

導入支援やサポートの手厚さ、料金の納得感も、口コミに表れやすい観点です。設定で分からないことが出たときに相談できるか、運用の改善に伴走してもらえるかは、社内に専任者を置きにくい企業ほど重要になります。料金についても、見積もり時に聞いていた費用と、機能を使い込んだ後の実態が合っているかを、利用者の声から読み取れます。

良い点だけでなく改善点の口コミも合わせて読むと、自社にとって許容できる範囲かを見極める材料になります。

まとめ

プロジェクト予実管理システムを選ぶときは、まず自社がどの範囲で予実を見たいのかを整理し、プロジェクト・案件単位/部門・全社/多拠点・大規模のどのタイプが合うかを見当づけることが出発点になります。そのうえで、会計やERP・工数・原価との連携、料金、拡張性とサポートといった観点で比較し、口コミ・評判から連携の実際や現場での定着しやすさを確かめると、導入後のミスマッチを減らせます。

案件単位で採算を追いたいのか、全社の予実管理を効率化したいのかによって、適した製品は変わります。気になるサービスの資料を取り寄せ、自社の会計システムや業務に合うかを具体的に確かめてください。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】予算管理システムの資料を
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よくある質問(FAQ)

Q. プロジェクト予実管理とは何ですか?

A. プロジェクト予実管理とは、プロジェクトや案件ごとに立てた予算と、実際に発生した売上・原価・工数(実績)を突き合わせ、差異を分析しながら着地見込みを更新していく管理です。全社や部門だけでなく案件という小さな単位で採算を把握することで、赤字になりそうな案件を早めに見つけ、見積もりや工数配分の見直しにつなげられます。

Q. プロジェクト予実管理システムと予算管理システムは何が違うのですか?

A. プロジェクト予実管理システムと予算管理システムの違いは、予算管理が予算の策定・配分に重きを置くのに対し、予実管理は立てた予算に実績を突き合わせて差異分析や着地見込みの更新まで行う点にあります。ただし実際には両方の機能を備える製品が多く、名称だけで区別するより、案件単位の予実や差異分析など自社に必要な機能が含まれるかで選ぶのが現実的です。

Q. プロジェクトの予実管理は、Excel・スプレッドシートからいつ切り替えるべきですか?

A. プロジェクトの予実管理をExcel・スプレッドシートから切り替える目安は、案件数の増加で集計や属人化の負担が重くなり、月次の着地見込みが間に合わなくなってきたときです。複数人が同時に編集してファイルのバージョンが分かれる、関数やマクロを組んだ担当者しか中身を直せない、といった状態もシステム化を検討するサインになります。

まずは無料プランやトライアルのある製品で、自社の運用に合うかを小さく試す方法もあります。

Q. プロジェクト予実管理システムは会計システムと連携できますか?

A. プロジェクト予実管理システムの多くは、会計システムやERPとAPIまたはCSVで連携し、実績データを自動で取り込めます。ただし「連携対応」と記載があっても、自社が使っているバージョンや運用方法によっては、CSVの加工やマスタ整備に手間がかかることがあります。

導入前のトライアルで実際のデータを使って連携を試し、自社に近い会計システムの利用者の口コミも確認しておくと、導入後のつまずきを避けやすくなります。

Q. プロジェクト予実管理システムで工数や原価まで管理できますか?

A. プロジェクト予実管理システムで工数や原価まで管理できるかは製品によって異なり、案件単位の採算に強い製品では工数・原価管理と連携して人件費を案件原価に反映できる一方、予実差異の分析が中心の製品は原価・工数管理を標準で持たないことが多いです。工数から人件費を按分して案件原価に反映したい場合は、原価・配賦の機能や工数管理ツールとの連携に対応しているかを、公式情報で個別に確認する必要があります。

Q. プロジェクト予実管理システムの料金相場はどのくらいですか?

A. プロジェクト予実管理システムの料金は、初期費用と月額費用からなるサブスクリプション型が一般的で、利用人数や管理する部門数、必要な機能に応じて変わります。公開されている例では月額10万円台から、初期費用に100万円前後を設定する製品もありますが、多くは「要問い合わせ」で、規模や機能に応じた個別見積もりを前提としています。

公開料金がない場合は、無料トライアルやデモで要件を確かめたうえで見積もりを取り、安さだけでなく必要な機能が含まれる価格帯かを合わせて判断します。

Q. プロジェクト予実管理システムの導入期間はどのくらいかかりますか?

A. プロジェクト予実管理システムの導入期間は管理したい範囲や製品によって幅があり、案件単位・部門単位のクラウド型は比較的短期間で始められる一方、多拠点・連結など高度な経営管理に対応する製品は要件定義や実装に数ヶ月を要することがあります。最短1週間程度で利用を開始できるパッケージ型の製品もあるため、導入までにかけられる期間を踏まえて候補を絞るとよいでしょう。

Q. 小規模・少人数の会社でもプロジェクト予実管理システムは使えますか?

A. 小規模・少人数の会社でも、数ユーザーから利用でき、無料プランや低コストで始められるプロジェクト予実管理システムがあり、導入は可能です。案件数が少ないうちはExcelでも運用できますが、属人化や集計の手間が気になり始めた段階で、手軽に導入できるクラウド型から試すと移行しやすくなります。自社の規模に近い利用者の口コミで、少人数でも運用を続けられるかを確かめておくと安心です。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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