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帳票基盤ソフトおすすめ12選|基幹システム連携で全社の帳票を設計・出力する基盤型の選び方

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請求書や納品書、支払明細など、業務システムごとに別々の帳票ツールが動いていて、同じようなフォームを何度もメンテナンスしていないでしょうか。レイアウトを少し変えるたびに外部へ開発を依頼し、そのたびに費用と時間がかかる状態も、帳票点数の多い企業では珍しくありません。

基幹システムのデータから帳票を設計・出力し、印刷・PDF・電子配信・保管までを全社でまとめて扱える「帳票基盤」型の製品を導入すれば、こうした帳票運用の分散を一本化できます。ただし製品ごとに得意な工程や連携できる基幹システムが異なるため、どれが自社の帳票運用に合うのかは見極めが必要です。

本記事では、帳票基盤ソフトを型ごとに整理し、基幹システム連携・出力フォーマット・提供形態といった観点で比較・解説します。設計・出力から配信、保管まで、帳票運用の各工程に特化した製品も含めて横断的に取り上げます。主な機能や導入メリット、電子帳簿保存法・インボイス制度への対応の考え方もあわせてまとめました。自社の帳票運用に合う製品を絞り込むための検討材料としてご活用ください。

また、貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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帳票基盤ソフトとは?電子帳票システム・帳票作成ツールとの違い

帳票基盤ソフトとは、基幹システムや会計システムが持つデータを受け取り、請求書・納品書・支払明細などの帳票を設計・生成し、印刷・PDF・電子配信・保管まで全社で一元的に扱うためのソフトウェアです。個々の業務システムに分散していた帳票の作成・出力・管理を、共通の土台にまとめる役割を担います。

電子帳票システムは、帳票を電子化して発行・受領・保存する仕組み全般を指す広い呼び方です。そのなかでも帳票基盤ソフトは、基幹システムとの連携と全社での帳票一元化に重心を置く点に特徴があります。

帳票作成ツールは、画面や帳票のレイアウトを設計して1件ずつ出力する用途に向いた製品が中心です。これに対し帳票基盤ソフトは、基幹システムから渡される大量のデータをまとめて帳票化し、配信や長期保管まで続けて処理することを想定しています。

基幹システム連携や全社での一元化までは必要とせず、中小企業・現場向けに価格を重視して電子帳票システム全般を比べたい場合は、より広い範囲を扱う以下の記事が参考になります。

帳票基盤ソフトの主な機能

ここからは、帳票基盤ソフトが備える主な機能を、帳票運用の流れに沿って解説します。

基幹システム連携と帳票設計・生成

帳票基盤ソフトの出発点は、基幹システムとのデータ連携です。ERP・会計システム・販売管理システムやデータベースから、CSV・XML・API などの形式でデータを受け取り、帳票の項目に差し込みます。

帳票のレイアウトは、専用のデザイン画面で項目や罫線、ロゴを配置して設計します。1つのひな形に大量のデータを流し込み、取引先ごと・明細ごとの帳票をまとめて生成できる点が、1件ずつ作成する方式との違いです。

印刷・PDF・電子配信・郵送代行

生成した帳票は、用途に応じて複数の形式で出力します。社内での印刷や PDF 化に加え、取引先へのメール送付、Web上での開示、FAX送信に対応する製品もあります。

紙での送付が必要な帳票については、印刷・封入封緘・発送をまとめて請け負う郵送代行と連携できる製品もあります。帳票の発行から送付までを続けて処理できれば、発送にかかる手作業を減らせます。

電子帳簿保存法・インボイス対応の長期保管

帳票基盤ソフトは、生成・発行した帳票の控えや電子でやり取りした帳票を、後から検索・参照できる形で保管・管理する機能を備えます。この保管・管理は、電子帳簿保存法(電帳法)の保存区分に沿って行う必要があります。

帳票基盤が主に関わるのは「電子帳簿等保存」(自社がパソコンで作成した請求書などの控えの電子保存)と「電子取引データ保存」(電子で授受した帳票の保存)の2区分で、後者は法人・個人事業者とも対応が必要です。受け取った紙の書類をスキャンする「スキャナ保存」は帳票を生成・保管する基盤とは射程が別の区分のため、ここでは扱いません。

電子で授受した帳票は、紙に出力して保存するのではなく、電子データのまま保存することが求められます。

申告所得税・法人税に関して帳簿・書類を保存する義務のある方が、注文書・契約書・送り状・領収書・見積書・請求書などに相当する電子データをやりとりした場合には、その電子データ(電子取引データ)を保存しなければなりません。

出典:電子帳簿保存法 電子取引データの保存方法をご確認ください【令和6年1月以降用】|国税庁

電子取引データの保存では、改ざんを防ぐ措置と、必要な帳票を探し出せる検索機能が求められます。

  • 改ざん防止のための措置をとる必要があります。
  • 「日付・金額・取引先」で検索できる必要があります。
  • ディスプレイやプリンタ等を備え付ける必要があります。

※ 上記のほか、「タイムスタンプを付与」「訂正・削除の履歴が残るシステム等での授受・保存」といった方法もあります。

出典:電子帳簿保存法 電子取引データの保存方法をご確認ください【令和6年1月以降用】|国税庁

タイムスタンプの付与や、訂正・削除の履歴が残るシステムの利用は、改ざん防止措置の選択肢の一つです。帳票基盤ソフトを選ぶ際は、生成・保管する帳票についてこれらの要件を自社の運用のなかで満たせるかを確認しましょう。

保存区分(①電子帳簿等保存・②スキャナ保存・③電子取引データ保存)ごとに、真実性・可視性の確保や検索要件がどう定められているのかを条文に沿って詳しく確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。

インボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応する場合は、発行する帳票が適格請求書の記載事項を満たす必要があります。消費税法では、適格請求書に次の事項を記載することが定められています。

  • 適格請求書発行事業者の氏名または名称および登録番号
  • 取引を行った年月日
  • 取引の内容(軽減税率の対象であればその旨)
  • 税率ごとに区分した対価の合計額と適用税率
  • 税率ごとに区分した消費税額等
  • 交付を受ける事業者の氏名または名称

これらは消費税法第57条の4第1項に定められた記載事項です。また、適格請求書を交付した事業者には、その写しを保存する義務があります(同条第6項)。帳票基盤ソフトが発行した請求書の控えを要件に沿って保存できることは、この義務に応える手段になります。

出典・参考資料(2件)

帳票基盤ソフトを導入するメリット

ここからは、帳票基盤ソフトを導入することで得られる主なメリットを整理します。

第一に、帳票運用を一元化できることです。業務システムごとに分かれていた帳票の作成・出力を共通の基盤にまとめることで、同じようなフォームを別々に管理する手間がなくなります。帳票のひな形を一元管理できるため、項目やレイアウトの変更も基盤上でまとめて反映できます。

第二に、多重メンテナンスや外注コストを抑えられることです。レイアウト変更のたびに外部へ開発を依頼していた運用でも、変更作業を内製に切り替えられる製品を使えば、改修の費用と待ち時間を減らせます。

第三に、内部統制を強化しやすいことです。帳票の作成・承認・配信・保管の記録が基盤上に残るため、誰がいつどの帳票を扱ったかを追跡できます。手作業による転記やファイル管理に比べ、証跡を残しやすくなります。

第四に、制度への対応をまとめて備えられることです。電子帳簿保存法やインボイス制度への対応を、帳票の発行・保管の仕組みとして用意できます。制度が変わった際も、個々のツールを別々に見直すのではなく、基盤側で対応を検討できます。

帳票基盤ソフトのタイプと自社に合う型の見分け方

帳票基盤ソフトは、帳票運用のどの工程を中心に担うかによって、大きく4つの型に分けられます。自社がどの工程に課題を抱えているかを手がかりに、合う型を見極めていきます。

帳票基盤ソフトの4つの型が帳票運用の流れ(①設計・生成→②出力・配信→③保管)のどの工程を担うかを示す図。一気通貫の帳票基盤型は連携・設計から出力・配信・郵送代行・保管まで全工程を一括で担う。帳票設計・生成エンジン型は設計・生成を担う。発行・送受信・Web配信型は出力・配信を担う。電子保管・文書管理型は保管を担う。

一気通貫の帳票基盤型

基幹システムとの連携・データ加工から、帳票の生成・出力・配信・郵送代行・保管までを、ひとつの基盤でまとめて扱う型です。帳票にまつわる作業全体を自動化したい場合に向きます。

向いている企業:複数の業務システムから出る帳票を全社で統合し、作成から送付・保管までを一本化したい企業。

帳票設計・生成エンジン型

ERP・会計システム・データベースのデータを受け取り、自由度の高いレイアウトで帳票を設計し、大量に出力することに重心を置く型です。配信や保管は、別の製品や既存の仕組みと組み合わせて使います。

向いている企業:基幹システムと連携し、自社独自の帳票レイアウトや大量出力そのものを強化したい企業。

帳票の発行・送受信・Web配信型

作成した帳票を、取引先へメール・Web・郵送・FAXで届けることに特化した型です。帳票の生成そのものは基幹システムや他の帳票ツールが担う前提で、作成済みの帳票の送付・Web開示・配信に絞って効率化します。発送業務の効率化と、郵送にかかるコストの削減を主な目的とします。

向いている企業:帳票の作成はできているが、取引先への送付や開示の手間とコストを減らしたい企業。

帳票の電子保管・文書管理型

発行・受領した大量の帳票を、電子帳簿保存法に対応した形で長期保存し、必要なときに検索・取り出しできることに特化した型です。

向いている企業:帳票の保管・検索の負担や、法令に沿った長期保存の継続性を重視する企業。

4つの型と、それぞれに当てはまる主なサービスは次のとおりです。

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タイプ一気通貫の帳票基盤型帳票設計・生成エンジン型帳票の発行・送受信・Web配信型帳票の電子保管・文書管理型
帳票運用で担う範囲連携・設計から出力・配信・郵送代行・保管まで一括基幹データからの帳票設計と大量出力が中心作成した帳票の送付・Web開示・郵送代行に特化大量帳票の電帳法対応の長期保存と検索に特化
該当する主なサービスSVF Cloud、帳票DX、まるっと帳票、PaplesCreate!Form、EURinvoiceAgent、@Tovas、楽楽明細、BtoBプラットフォーム 請求書活文 Report Manager、DataDelivery

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帳票基盤ソフトの選び方・比較ポイント

ここからは、帳票基盤ソフトを選ぶ際に確認したい5つの観点を解説します。自社の帳票運用と照らし合わせながら読み進めてください。

基幹システム(ERP・会計・DB)との連携範囲

帳票基盤ソフトは基幹システムのデータを前提に動くため、自社が使う基幹システムや会計システムと連携できるかが最初の関門です。連携方法には、CSV・XML などのファイル連携、データベースからの直接取得、API 経由の自動連携があり、対応範囲は製品ごとに異なります。

リアルタイムでデータを反映したい場合は API 連携に対応する製品が候補になり、夜間にまとめて帳票を出す運用ならファイル連携でも足ります。自社の基幹システムの製品名やバージョンまで含めて連携の実績があるかを確認すると、判断を誤りにくくなります。

出力フォーマットと配信手段の対応範囲

帳票の出力・配信をどこまで一本で担えるかは、運用の手間を左右します。印刷・PDF・Excel といった出力形式に加え、メール送付・Web開示・FAX・郵送代行のどこまでに対応するかを確認しましょう。

社内印刷が中心なら印刷・PDFへの対応で十分ですが、取引先への電子送付や郵送をまとめたい場合は、配信手段まで備えた製品が向きます。現在の送付方法と、今後電子化したい範囲の両方を基準にすると選びやすくなります。

大量出力・処理スピード

月末や決算期に帳票が集中する運用では、処理性能が実務の可否を分けます。1回の処理で何件・何ページの帳票をどれくらいの時間で出力できるかは、製品やプランによって差があります。

数万件規模の帳票を短時間で出す必要があるなら、大量出力を想定した製品や上位プランを選びます。想定する最大の帳票点数と、それを処理すべき締め時間を具体的に見積もってから候補を比べると、性能不足を避けられます。

提供形態(オンプレミス/クラウド)

提供形態は、既存の基盤やセキュリティ要件との相性で選びます。社内に閉じた環境で運用したい場合やオンプレミスの基幹システムと密に連携する場合はオンプレミス型、導入の初期負担を抑えて運用の手間を減らしたい場合はクラウド型が候補です。

基幹システムの刷新やクラウド移行を予定している場合は、移行後の構成に合わせて帳票基盤側も移せるか、両方の形態を選べるかを確認しておくと、将来の作り直しを避けられます。

電子帳簿保存法・インボイス制度への対応

電子帳簿保存法やインボイス制度への対応は、要件そのものよりも「自社が扱う帳票について、各製品が対応できるか」を見極める観点で確認することが重要です。要件の中身は前述の「主な機能」で整理したとおりです。

まず、自社が発行・保管する帳票がどの保存区分(自己作成書類の控え=電子帳簿等保存/電子で授受する帳票=電子取引データ保存)に当たるかを踏まえ、その区分の要件を各製品が満たせるかを個別に確認しましょう。JIIMAの認証(電子帳簿ソフト法的要件認証・電子取引ソフト法的要件認証など)の有無は、対応状況を見極める一つの目安になります。

インボイス制度に対応する場合は、適格請求書の記載事項を満たした帳票を発行でき、その写しを保存できるかもあわせて確認しましょう。

【比較表】帳票基盤ソフトを基幹連携・出力性能・提供形態で比較

ここからは、自社の課題や要件に合わせて客観的に比較・選定できるよう、主要な帳票基盤ソフトを4つの型に分けて比較します。

一気通貫の帳票基盤型の比較

基幹連携から配信・保管までをまとめて担う一気通貫型の製品を、対応する基幹システムや出力・配信の範囲、提供形態で比較します。

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サービス名SVF Cloud帳票DXまるっと帳票Paples
提供形態クラウド(オンプレ版は別製品)クラウド(SaaS)クラウド(帳票運用を丸ごと代行)オンプレミス(オールインワンパッケージ)/クラウド
連携できるデータ・基幹システムSalesforce・kintone・自社システム/ERP・販売管理(API・テキスト連携)Salesforce・kintone・SmartHR・SAP・HubSpot ほか上位システムと連携(連携負荷を抑える独自機能)/楽楽明細連携メインフレーム・IBM i・ERP・SAP など多様な基幹システム
帳票の出力・配信PDF・Excel・Word・印刷(配信・郵送はSVF Transact、保管はSVF Archiver連携)PDF・Excel・Word・PowerPoint・CSV/メール・SMS・FAX・クラウドストレージ配信PDF・Web配信・紙印刷/封入封緘・郵送代行(宅配便・チャーター便も)PDF・サーバ/クライアント自動印刷・分散印刷・FAX-ASP
電子帳簿保存法・電子保管△連携製品SVF Archiverで対応●電帳法・インボイス対応(ISMAP登録)△法改正対応の相談に対応(認証等は要問い合わせ)●電帳法対応の文書・明細データ保管あり
大量出力・処理性能要問い合わせ月間最大300万枚/ユーザーの出力実績要問い合わせ(帳票運用を代行)基幹系の大量帳票を一元化(自動仕分・分散印刷)
初期費用要問い合わせ要問い合わせ100,000円〜(構築時のみ)要問い合わせ
月額費用50,000円〜(税別、年間66,000枚プラン)要問い合わせ25,000円〜(基本料。Web配信利用料・オプション別途)要問い合わせ
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

※ 電子帳簿保存法・電子保管欄の凡例 ◎=電帳法3区分への対応を主機能として公式に明記し認証も取得/●=電帳法対応を公式に明記(認証取得を含む)/△=別製品との連携や個別相談で対応/×=保管・電帳法対応は範囲外。料金・対応状況は2026年10月時点の各社公式情報に基づきます。

帳票設計・生成エンジン型の比較

レイアウト設計と大量出力に強い設計エンジン型を、連携できるデータ形式や出力フォーマット、処理性能の観点で比較します。

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サービス名Create!FormEUR
提供形態オンプレミス(Win/Linux・IaaS・コンテナ)/クラウドオンプレミス(パッケージ製品)
連携できるデータ・基幹システムCSV・XML・テキスト・DB/多言語から呼び出し(組み込み・OEM)CSV等のデータファイル(監視フォルダ/Adapter経由)
帳票の出力・配信PDF・HTML(SVG)・Excel・プリンター印刷PDF・Excel・独自形式(EPF)・拠点配信・印刷
電子帳簿保存法・電子保管×設計・出力に特化(保管は別製品)△帳票の保管・出力に対応(電帳法対応は要問い合わせ)
大量出力・処理性能大量・高速印刷に対応2GB超の入力データに対応/多数帳票の出力
初期費用250,000円〜(Design 1ライセンス、税別)+ランタイム約266万円〜(Developer+Server Enterprise Windows版の構成例)
月額費用買い切り(保守15%/年)。クラウド版は別料金買い切り(パートナー経由で販売)
詳細情報公式サイト公式サイト

※ 電子帳簿保存法・電子保管欄の凡例 ◎=電帳法3区分への対応を主機能として公式に明記し認証も取得/●=電帳法対応を公式に明記(認証取得を含む)/△=別製品との連携や個別相談で対応/×=保管・電帳法対応は範囲外。料金・対応状況は2026年10月時点の各社公式情報に基づきます。

帳票の発行・送受信・Web配信型の比較

作成した帳票の送付・開示に特化した発行配信型を、対応する配信手段や取引先とのやり取りの範囲で比較します。

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サービス名invoiceAgent@Tovas楽楽明細BtoBプラットフォーム 請求書
提供形態クラウドクラウドクラウドクラウド
連携できるデータ・基幹システムSVF(生成)・SVF Archiver(保管)と連携/SAP・Salesforce ほかkintone(RepoTOVAS)・各種API連携/CSV等のデータ取込販売管理・基幹システムのCSV/PDF取込・API連携(30社以上の連携実績)会計・販売管理など多数の外部システムと連携(API・CSV)
帳票の出力・配信Web配信(私書箱/受信者サイト/リンク/メール)・郵送・BtoBプラットフォーム・Peppol電子ファイル(Web・メール)・FAX・郵送代行(宛先別に選択)Web・メール・郵送代行(198円〜/通)・FAX(宛先別に選択)Web(デジタル)・メール・PDF・郵送代行・Peppol
電子帳簿保存法・電子保管●電帳法・インボイス対応(JIIMA3区分認証)●電帳法対応オプション(JIIMA電子取引認証)●電帳法・インボイス対応(JIIMA認証)●電帳法・インボイス対応(最長12年保管・JIIMA認証)
大量出力・処理性能月間2万通クラスの大量配信事例ありCSVアップロードで帳票を一括生成・配信確定済み帳票データを取り込み一括発行請求書・支払通知書を一括自動作成・発行
初期費用200,000円〜(税別)120,000円〜100,000円(税抜)要問い合わせ(月100件まで無料プランあり)
月額費用55,000円〜(税別、配信700通/月まで)12,000円〜+配信通数従量25,000円〜(税抜)通数・オプションにより変動(要問い合わせ)
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※ 電子帳簿保存法・電子保管欄の凡例 ◎=電帳法3区分への対応を主機能として公式に明記し認証も取得/●=電帳法対応を公式に明記(認証取得を含む)/△=別製品との連携や個別相談で対応/×=保管・電帳法対応は範囲外。料金・対応状況は2026年10月時点の各社公式情報に基づきます。

帳票の電子保管・文書管理型の比較

大量の帳票の長期保存と検索に特化した電子保管型を、対応する保存区分や検索機能、連携方法で比較します。

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サービス名活文 Report ManagerDataDelivery
提供形態オンプレミス/クラウド(プライベートクラウド導入も可)オンプレミス/クラウド(Azure基盤SaaS)
連携できるデータ・基幹システム業務システム・各種帳票生成エンジンのPDF帳票を取込/CSV・XML一元管理REST API等で上位システムから帳簿・書類・電子取引データを登録
帳票の出力・配信PDF・Excel・紙印刷(拠点自動配信・分散印刷)汎用ビューアで検索・参照(長期保存・証跡管理に特化)
電子帳簿保存法・電子保管●電帳法対応(JIIMA電子帳簿ソフト認証・2023年8月取得)◎電帳法3区分+改正対応(JIIMA認証5種)
大量出力・処理性能要問い合わせ1億件のデータを数秒で検索/約1GBを2分で取込
初期費用要問い合わせ要問い合わせ
月額費用要問い合わせ要問い合わせ
詳細情報公式サイト公式サイト

※ 電子帳簿保存法・電子保管欄の凡例 ◎=電帳法3区分への対応を主機能として公式に明記し認証も取得/●=電帳法対応を公式に明記(認証取得を含む)/△=別製品との連携や個別相談で対応/×=保管・電帳法対応は範囲外。料金・対応状況は2026年10月時点の各社公式情報に基づきます。

帳票基盤ソフトの個別紹介(型別)

ここからは、型ごとに代表的な帳票基盤ソフトを個別に紹介します。各製品の特徴を、資料請求や問い合わせの候補を絞る参考にしてください。

一気通貫の帳票基盤型

一気通貫の帳票基盤型は、基幹システムとの連携から帳票の生成・出力・配信・保管までを、ひとつの基盤でまとめて扱います。帳票運用の全体を統合したい企業に向く製品を紹介します。

1. SVF Cloud(ウイングアーク1st株式会社)

SVF Cloudの公式サイト

ウイングアーク1st株式会社はSVFを「デジタル帳票基盤」と位置づけ、帳票を設計・生成するSVF Cloud、保管するSVF Archiver、取引先と送受信するSVF Transactを組み合わせて、設計から保管・流通までを一つの基盤でつなぎます。

このうち流通を担うSVF Transactは、2026年4月までinvoiceAgentという名称だった製品です。invoiceAgentは配信に特化しているため、本記事では「帳票の発行・送受信・Web配信型」として別に紹介しています。

中核のSVF Cloudは、ノンプログラミングで帳票を設計し、Salesforce・kintoneや自社システムのデータから自動生成するクラウド製品です。

出力はPDF・Excel・Wordや直接印刷に対応し、ボタン一つで複数形式へ同時に出せます。法定帳票やマイナンバー対応を含む約80種類のテンプレートを無償で用意し、電子帳簿保存法対応の保管はSVF Archiver、取引先への配信・郵送代行はSVF Transactとの連携で担います。

料金は出力枚数に応じたポイント制で、年間66,000枚のプランの場合、公式サイトでは月額50,000円(税別)からと示されています。初期費用は要問い合わせです。帳票設計・運用製品の市場では、デロイト トーマツ ミック経済研究所『ミックITリポート』2025年12月号(2024年度・運用製品の売上実績)で国内シェア1位と記載されています。

2. 帳票DX(株式会社オプロ)

帳票DXの公式サイト

帳票DXは、株式会社オプロが2022年に提供を始めたクラウド帳票サービスです。Salesforce・kintone・SmartHR・SAP・HubSpotといった業務プラットフォームと連携してデータを取り込み、ブラウザ上のデザインツールで設計した帳票を生成します。

設計画面はドラッグ&ドロップで1px単位の調整や条件分岐・可変明細に対応し、モリサワフォントを標準搭載します。生成した帳票はPDF・Excel・Word・PowerPoint・CSVで出力でき、メール・SMS・FAX・電子契約・クラウドストレージへの配信や保管まで自動化できます。

累計導入は2,000社以上、出力は1ユーザーあたり月間最大300万枚の実績を公式に掲げ、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応し、ISMAP登録とISO/IEC 27001・27017認証を取得しています。料金は公式サイトに記載がなく、初期費用・月額とも要問い合わせです。

3. まるっと帳票クラウドサービス(株式会社ユニリタ)

まるっと帳票クラウドサービスの公式サイト

まるっと帳票クラウドサービスは、株式会社ユニリタが提供する、帳票運用を丸ごと預かる一気通貫型のクラウドサービスです。請求書や給与明細などの帳票について、デザイン・データの帳票化・PDF化から、Web配信、紙への印刷・封入封緘・郵送代行・配送までをワンストップで代行します。

Web配信と紙の送付が混在する宛先にも対応し、宅配便やチャーター便、指定封筒・六つ折り封入といった特殊な郵送まで選べます。既存の帳票環境を短期間で移すマイグレーションにも対応し、2025年7月からは電子帳票発行システム「楽楽明細」との連携を始めています。

料金は、構築時のみかかる初期費用が100,000円から、基本料となる月額が25,000円からと公式サイトに示されています(Web配信の利用料やオプション、従量課金は別途)。お取引実績は1,700社以上です。

4. Paples(日鉄日立システムソリューションズ株式会社)

Paplesの公式サイト

Paples(パピレス)は、日鉄日立システムソリューションズ株式会社が提供する統合電子帳票基盤です。メインフレームやIBM i、ERP・SAPなど多様な基幹システムから出力される帳票を取り込み、設計・電子保存・印刷・活用までをワンパッケージで扱います。

帳票の設計・生成は「PaplesReports」が担い、サーバ自動印刷・クライアント自動印刷・自動仕分けによる分散印刷・FAX-ASP連携・PDF生成で出力します。電子帳簿保存法に対応した文書・明細データの保管ソリューションも用意されています。

商社・製造・食品などの大企業を中心に300社の導入実績があり、提供形態はオールインワンパッケージとクラウドソリューションの両方から選べます。料金は公式サイトに記載がなく、要問い合わせです。

帳票設計・生成エンジン型

帳票設計・生成エンジン型は、基幹システムのデータを受け取り、自由度の高いレイアウトで帳票を設計し大量に出力することに重心を置きます。自社独自の帳票づくりと出力を強化したい企業に向く製品を紹介します。

5. Create!Form(インフォテック株式会社)

Create!Formの公式サイト

Create!Form(クリエイトフォーム)は、インフォテック株式会社が提供する帳票設計・開発基盤です。CSV・XML・テキスト・データベースの業務データをもとに、GUIエディタで設計したレイアウトの帳票を、PDF・HTML・Excel・プリンター印刷で出力します。

Java・C#・Python・PHP など多数の言語から呼び出せ、業務システムへの組み込みや OEM 利用を前提とした構成が特徴です。既存の PDF・Word・Excel 帳票をインポートしてレイアウトを再現でき、大量・高速の印刷にも対応します。

提供形態はオンプレミス(Windows・Linux、IaaS・コンテナ環境を含む)とクラウド版 Create!Form Cloud から選べます。パッケージ版は OS 単位のライセンス買い切りで、帳票設計ツール Create!Form Design が1ライセンス25万円(税別)から、これに出力用ランタイムと製品価格の15%/年の保守費用が加わります。クラウド版の料金は別途です。

6. EUR(株式会社日立製作所)

日立製作所の帳票ツール「EUR(Hitachi Report for SVF Series)」公式サイトのトップページ。

株式会社日立製作所の帳票ソフト EUR は、Hitachi Report for SVF シリーズに属する製品です。この「Hitachi Report for SVF シリーズ」は日立製作所の製品シリーズ名で、同じく「SVF」の名を持つウイングアーク1stのSVF(本記事で別途紹介)とは別の製品です。

帳票の設計から PDF・Excel・独自形式(EPF)での出力、各拠点への配信までを、サーバ・クライアント・開発の製品群で扱います。

帳票はドラッグ&ドロップでレイアウトを作成でき、監視フォルダに置いたデータファイルから帳票を生成します。対応OSは Windows のほか Linux・AIX・HP-UX(IPF)に広がり、2GB超の入力データファイルにも対応します(2021年11月のバージョン 11-10 時点)。

販売・サポートはパートナー経由で提供されます。公式の価格ページでは、EUR Developer 1ライセンスと EUR Server Enterprise(Windows Server)1ライセンスの組み合わせで 2,662,000円という構成例が示されています(バージョン 11-40 時点。税区分は要確認)。

帳票の発行・送受信・Web配信型

帳票の発行・送受信・Web配信型は、作成した帳票を取引先へ届ける工程に特化します。発送業務の効率化とコスト削減を進めたい企業に向く製品を紹介します。

7. invoiceAgent(ウイングアーク1st株式会社)

invoiceAgentの公式サイト

invoiceAgentは、帳票基盤SVFを展開するウイングアーク1st株式会社の帳票配信製品で、2026年4月にSVF Transactへ名称を変更しています。生成元システムから出力した帳票のフォーマットを変えずに、取引先ごとにWeb配信・メール・郵送・BtoBプラットフォーム連携・Peppolから配信方法を選んで電子交付できます。

帳票の生成はSVF、保管はSVF Archiver、配信はinvoiceAgent(SVF Transact)が担い、作成から送付・保管までを同じ基盤でつなげる構成です。電子帳簿保存法の電子取引要件とインボイス制度に対応し、JIIMAの電帳法スキャナ保存・電子書類・電子取引の3区分認証を取得しています。

料金は配信通数に応じた従量制で、公式サイトでは初期費用20万円から、月額5.5万円(いずれも税別)からと示されています。月額には配信数700通・10ユーザー・ストレージ5GBが含まれ、超過分は従量課金です。AI OCRやタイムスタンプは別途の有償オプションとなります。

8. @Tovas(コクヨ株式会社)

@Tovasの公式サイト

請求書や納品書、支払通知書などの帳票データ(CSVなど)をアップロードすると、宛先ごとに電子ファイル(Web・メール)・FAX・郵送から受け取り方法を選んで配信できるのが、コクヨ株式会社の@Tovasです。2004年に提供を始めた電子帳票配信システムで、公式サイトではご利用件数60,000件以上(2023年1月時点)と記載されています。

専用サーバーを置かずに使えるクラウド型のFAX送信や、印刷から封入封かん・投函までを任せられる郵送代行を備え、電子・FAX・紙が混在する取引先にも1つの配信で対応します。2025年5月からは帳票を「受け取る」機能の提供も順次始め、AI-OCR連携やBPOによる入力代行まで扱えます。

電子帳簿保存法に対応する「アーカイブ電子帳簿保存法オプション」は、JIIMAの電子取引ソフト法的要件認証を取得しています。料金は@Tovas Master+スタンダードプランの例で初期費用120,000円・月額12,000円、これに配信通数に応じた従量課金が加わります。

9. 楽楽明細(株式会社ラクス)

楽楽明細の公式サイト

株式会社ラクスの楽楽明細は、確定済みの帳票データを取り込んで発行・送付することに特化した電子帳票発行システムです。請求書・納品書・領収書・支払明細(支払通知書)・給与明細などを、Web発行・メール・郵送代行・FAXの4手段から取引先ごとに選んで自動で振り分けられます。

既存の販売管理・基幹システムが出力するCSVやPDFを取り込むか、API連携でデータを受け取って発行します。帳票を新規に作成する機能は持たず、金額計算は利用企業側のシステムで済ませる前提です。累計導入は16,000社以上(2026年3月末時点)で、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応します。

料金は初期費用100,000円、月額25,000円(いずれも税抜)からで、発行件数やオプションにより変わります。郵送代行は1通198円(税抜)からで、印刷・封入・投函・封筒代・紙代・印刷費を含み、1通から利用できます。電子帳簿保存法の要件に対応し、JIIMAの電子取引ソフト法的要件認証を取得しています。

10. BtoBプラットフォーム 請求書(株式会社インフォマート)

BtoBプラットフォーム 請求書の公式サイト

BtoBプラットフォーム 請求書は、株式会社インフォマートが運営する電子請求書サービスで、請求書の発行・受取に加えて支払通知書・支払明細書の発行までを1つのプラットフォームで扱います。PDFなどへの変換を介さずデータのままやり取りする「データtoデータ(DtoD)方式」を採用しています。

買い手(支払う側)向けには、会計システムの支払金額データをアップロードすると、支払通知書・支払明細書を一括で自動作成・発行できます。帳票のタイトルや項目は自由に設定でき、送付形式はデジタル・PDF・紙から取引先の希望に応じて選べます。電子帳簿保存法に対応し、最長12年間保管できます。

取引先は発行・受取のいずれも無料で利用でき、発行側にも月間100件の発行まで無料のプランがあります。初期費用・月額は通数やオプションに応じて変わり、公式サイトでは非公開のため要問い合わせです。利用企業数は120万社を超えています(2025年8月時点)。

帳票の電子保管・文書管理型

帳票の電子保管・文書管理型は、大量の帳票を電子帳簿保存法に対応した形で長期保存し、検索・管理することに特化します。保管と検索の負担を減らしたい企業に向く製品を紹介します。

11. 活文 Report Manager(株式会社日立ソリューションズ)

活文 Report Managerの公式サイト

活文 Report Manager は、帳票の生成エンジンとは別のレイヤーで、基幹システムが出力した帳票や証憑を束ねて長期保存する「帳票保管基盤」です。提供元は株式会社日立ソリューションズで、帳票データに加えてCSV・XML形式のデータも一元管理し、キーワード検索・条件指定検索・串刺し検索で参照できます。

保存した帳票は支店・拠点へ自動配信でき、現場での分散印刷やPDF・Excelへの出力にも対応します。各種帳票生成エンジンが出力したPDF帳票を取り込めるため、既存の帳票運用の上流を問わず保管を集約しやすい構成です。

業務システムから独立した保存環境を持つことで、基幹システムの入替・改修時もデータ移行の制約を受けにくい点を訴求しています。電子帳簿保存法への対応では、JIIMAの電子帳簿ソフト法的要件認証を2023年8月に取得しました。料金は公式サイトに記載がなく、オンプレミス版・クラウド版とも要問い合わせです。

12. DataDelivery(JFEシステムズ株式会社)

DataDeliveryの公式サイト

DataDelivery(データデリバリー)は、JFEシステムズ株式会社が2009年から販売する、電子帳簿保存法に対応したデータ長期保存・証跡管理システムです。特許を取得した独自データベースに、企業のデータや電子文書を改ざんできない状態で長期保存します。

保存したデータは汎用ビューアから検索でき、公式サイトでは1億件のデータを数秒で検索できると記載されています。証憑・帳簿・帳票を横断した串刺し検索やトレーサビリティを備え、保管期限を過ぎたデータは自動で廃棄されます。

提供形態はオンプレミス版と、Microsoft Azure基盤のSaaS型「DataDeliveryクラウド」から選べます。電子帳簿保存法の3区分すべてに対応し、JIIMAの法的要件認証を電子帳簿・スキャナ保存・電子取引・電子書類・デジタルシームレスの5種類取得しています。導入実績は4,700社以上で、料金は公式サイトに記載がなく要問い合わせです。

導入・運用で失敗しないための注意点

帳票基盤ソフトは長く使う前提の投資になるため、導入後に後悔しないための観点を押さえておきます。

1つ目は、将来の帳票点数の増加を見込むことです。導入時点の帳票の種類や件数だけで選ぶと、事業の拡大や取引先の増加で帳票点数が増えたときに処理が追いつかなくなることがあります。数年先の運用量を見込んで、処理性能や料金プランに余裕があるかを確かめておくと安心です。

2つ目は、制度変更への耐性です。電子帳簿保存法やインボイス制度は、過去にも要件の見直しが行われてきました。制度が変わった際に、基盤側の更新やサポートで対応を続けられるか、提供元の方針を確認しておくと、作り直しのリスクを抑えられます。

3つ目は、乗り換えと多重メンテナンスの解消です。既存の帳票ツールから乗り換える場合は、現在のひな形や過去データをどこまで引き継げるかが移行の負担を左右します。移行の範囲を事前に整理せずに進めると、結局は古いツールを併用し続け、多重メンテナンスが解消されないこともあります。

4つ目は、長期保存の継続性です。帳票を長期にわたって保存する前提では、保存したデータを後から確実に取り出せること、提供元のサービスが続くことが重要です。保存形式やデータの持ち出し方法、サービス終了時の扱いまで、契約前に確認しておきます。

まとめ

帳票基盤ソフトは、基幹システムのデータから帳票を設計・出力し、配信・保管まで全社でまとめて扱うための製品です。分散していた帳票運用を標準化できるだけでなく、証跡の一元管理による内部統制や、制度変更へのまとめた対応といった価値にもつながります。

製品は、帳票運用のどの工程を中心に担うかによって型が分かれます。自社がどの工程に課題を抱えているかを見極め、基幹システム連携・出力フォーマット・処理性能・提供形態・制度対応の観点で比べることで、合う製品を絞り込めます。

比較表と選定診断ツールもあわせて活用し、自社の帳票運用に合う製品の資料請求や問い合わせにつなげてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 帳票基盤ソフトとは何ですか?

A. 帳票基盤ソフトとは、基幹システムや会計システムのデータから請求書・納品書などの帳票を設計・生成し、印刷・PDF・電子配信・保管まで全社で一元的に扱うためのソフトウェアです。1件ずつ帳票を作る帳票作成ツールや、電子化全般を指す電子帳票システムと比べて、基幹システムとの連携と全社での帳票一元化に重心を置く点に特徴があります。

Q. 帳票基盤ソフトは電子帳簿保存法やインボイス制度に対応できますか?

A. 帳票基盤ソフトは、生成・発行した帳票の控えや電子でやり取りした帳票を電子帳簿保存法の保存区分に沿って保存し、適格請求書の記載事項を満たした帳票を発行することで、両制度に対応できる製品があります。

対応できる保存区分やJIIMA認証の有無は製品ごとに異なるため、自社が扱う帳票に必要な要件を満たせるかを個別に確認しましょう。電子取引データの改ざん防止措置や検索要件、適格請求書の記載事項といった要件の詳細は、本文の「主な機能」で解説しています。

Q. 帳票基盤ソフトは自社の基幹システム(ERP・会計)と連携できますか?

A. 帳票基盤ソフトは基幹システムのデータを前提に動くため、多くの製品がERP・会計・販売管理システムやデータベースと、CSV・XML・API などの形式で連携できます。ただし対応するデータ形式や連携方法、連携実績のある基幹システムは製品ごとに異なります。

リアルタイムに反映したい場合はAPI連携、夜間にまとめて出力する運用ならファイル連携でも足りるため、自社の基幹システムの製品名やバージョンまで含めて連携実績を確認すると、判断を誤りにくくなります。

Q. 帳票基盤ソフトでExcelや既存の帳票のレイアウトをそのまま再現できますか?

A. 帳票基盤ソフトの多くは、専用のデザイン画面で項目・罫線・ロゴを自由に配置でき、既存の帳票レイアウトを再現できる設計機能を備えています。1つのひな形に大量のデータを流し込み、取引先ごと・明細ごとの帳票をまとめて生成できる点が、1件ずつ作る方式との違いです。

再現できるレイアウトの自由度や対応フォントは製品によって差があるため、複雑な帳票や特殊な様式がある場合は、サンプル帳票で再現性を確かめておくとよいでしょう。

Q. 帳票基盤ソフトはオンプレミスとクラウドのどちらを選べばよいですか?

A. 帳票基盤ソフトの提供形態は、社内に閉じた環境で運用したい場合やオンプレミスの基幹システムと密に連携する場合はオンプレミス型、初期負担を抑えて運用の手間を減らしたい場合はクラウド型が向きます。基幹システムの刷新やクラウド移行を予定しているなら、移行後の構成に合わせて帳票基盤側も移せるか、両方の形態を選べる製品かを確認しておくと、将来の作り直しを避けられます。

Q. 帳票基盤ソフトの導入から利用開始までの流れはどうなりますか?

A. 帳票基盤ソフトの導入は、現在使っている帳票の棚卸しと、連携する基幹システム・出力形式・配信方法の整理から始まり、帳票レイアウトの設計と連携テストを経て運用を開始する流れが一般的です。既存の帳票点数が多い場合は、どの帳票から移行するかを決め、現行のレイアウトを再現しながら段階的に切り替えると負担を抑えられます。

製品によって移行支援や導入サポートの手厚さが異なるため、資料請求や問い合わせの際に支援範囲を確認しておくと安心です。

Q. 自社に合う帳票基盤ソフトはどうやって選べばよいですか?

A. 帳票基盤ソフトは、まず自社が帳票運用のどの工程(設計・生成/配信/保管/一気通貫)に課題を抱えているかで型を絞り、基幹システム連携・出力フォーマット・処理性能・提供形態・制度対応の観点で比べるのが基本です。本記事のタイプ別比較表と選定診断ツールを使えば、課題と要件に合う型や製品を効率的に絞り込めます。

候補を2〜3製品に絞ったうえで資料請求や問い合わせを行い、自社の帳票運用に合うかを具体的に確認してください。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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