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脆弱性診断サービスの評判・口コミを比較|手法別に利用者の評価と料金で選ぶ

脆弱性診断サービスの評判・口コミを比較 手法別に利用者の評価と料金で選ぶのサムネイル画像
脆弱性・セキュリティ診断サービス比較表(2026年版)のプレビュー

主要19サービスの料金・機能を無料で一覧比較

脆弱性・セキュリティ診断サービス比較表(2026年版)

自社が公開・運用するWebサービスや社内システム、アプリの脆弱性診断を依頼したいものの、サービスが多く、各社の説明だけでは実際の使い勝手や診断精度、サポートの質を見極めにくいと感じていませんか。見積もりも数万円から数百万円まで開きがあり、価格に見合う品質かどうかの判断に迷う場面は少なくありません。

導入してから「レポートが読めない」「誤検知が多い」「サポートの反応が遅い」といった想定外を避けるには、各社の宣伝文句だけでなく、実際に利用した企業がどう評価しているかを手がかりに依頼先を絞り込むことが有効です。評判や口コミは、カタログ上のスペックだけでは見えない運用の実態を映します。

本記事では、脆弱性診断サービスの評判・口コミをどの観点で読み解けばよいかを整理したうえで、主要18サービスを診断手法(専門家による手動診断/ツールによる自動診断/ハイブリッド)とネットワーク診断・統合型に分け、診断対象・料金・公開されている評価(市場シェアや認証など)から比較します。評価の読み方と客観的な条件をもとに、自社の規模・予算・求める精度に合う依頼先を絞り込む材料としてご活用ください。

また、貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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脆弱性診断サービスとは|評判で選ぶ前に押さえる基礎

はじめに、脆弱性診断サービスの役割と、なぜ評判を手がかりに選ぶ価値があるのかを押さえます。

脆弱性診断サービスとは、WebサイトやWebアプリケーション、ネットワーク、サーバー、スマートフォンアプリ、ソースコードなどに潜むセキュリティ上の弱点を、攻撃者が悪用する前に洗い出し、危険度と対策方法を報告するサービスです。擬似的な攻撃や検査を通じて、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングといった既知の脆弱性から、設定の不備、認証・認可の欠陥までを検出します。

診断の進め方には、セキュリティ技術者が手作業で深く検査する手動診断、ツールで自動的にスキャンする自動診断、両者を組み合わせるハイブリッドがあります。どの手法を選ぶかで、検出できる脆弱性の種類や精度、料金、報告書の内容が変わります。

各社の公式サイトに並ぶ機能や実績は、提供側が訴求したい内容が中心です。実際に依頼したときの診断精度や誤検知の多さ、報告書の読みやすさ、担当者の対応は、利用した企業の評価にこそ表れます。依頼先を数社に絞り込む段階では、こうした評判・口コミを、自社が重視する点と突き合わせて確認することが、導入後の後悔を防ぐ近道になります。

評判・口コミで見るべき5つの観点

ここからは、脆弱性診断サービスの評判を総合的な星の数だけで判断せず、観点ごとに「評価されやすい点」と「不満が集まりやすい点」に分けて、評判をどう読むかを整理します。自社が何を重視するかによって、同じサービスでも向き不向きが変わるためです。

脆弱性診断サービスの評判・口コミで見るべき5つの観点を観点ごとに評価されやすい点と不満が集まりやすい点に分けて示した図解

使いやすさ・導入のしやすさ

評価されやすい点:自動診断ツール型では、ブラウザ操作だけで診断を始められる、事前研修が不要といった手軽さが支持されます。委託型の手動診断では、見積もりから診断開始までのやり取りのスムーズさが使いやすさの実感につながります。

不満が集まりやすい点:画面遷移が複雑なサイトやログイン後の機能で、設定に手間がかかるという声が挙がりやすい領域です。自社のシステム構成で設定負荷がどの程度になるかは、無料トライアルで事前に確かめておくと想定外を避けられます。

診断精度・誤検知の少なさ

評価されやすい点:手動診断では、ツールでは拾いにくい認証・認可の欠陥やビジネスロジックの不備まで検出できる点が評価されます。自動ツールでは、検出スピードと繰り返し診断できる手軽さ、対応すべき警告を絞り込む機能の有無が支持を分けます。

不満が集まりやすい点:自動ツールは誤検知が多いと確認作業に工数を取られるため、誤検知の扱いやすさが評価を左右します。市場シェアや受賞など公開された第三者評価があるツールは、精度を見る補助材料になります。

レポートの分かりやすさ

評価されやすい点:危険度が5段階などで整理され、再現手順と具体的な修正方法まで記載された報告書は高く評価されます。経営層や取引先への説明に使える日本語の詳細報告書か、改修の優先順位づけがあるかも確認したい点です。

不満が集まりやすい点:専門用語ばかりで「読んでも何を直せばよいか分からない」報告書は、不満として挙がりやすい領域の一つです。報告書のサンプルを事前に入手し、自社の改修担当が読める粒度かを確かめておくと安心です。

サポート・診断後のフォロー

評価されやすい点:報告会での丁寧な説明や、改修相談への対応、無償での再診断が受けられる点は評価につながります。検出された脆弱性を実際の改修まで生かせるかどうかが、ここで見える部分です。

不満が集まりやすい点:問い合わせへの反応が遅い、再診断が有償で想定外の費用がかかった、といった点は不満につながりやすい領域です。再診断の有無・回数・期限・費用は、契約前に範囲を確認しておきましょう。

費用対効果

評価されやすい点:低価格でも継続して回せる自動ツールや、高額でも監査対応に足る第三者評価が得られる手動診断など、支払う額に対して診断の深さ・報告書の質・サポートが見合っているという実感が評価を分けます。

不満が集まりやすい点:見積もり後に診断範囲外の追加費用が発生した、安さで選んだら診断範囲が狭かった、という声は不満になりやすい領域です。見積もり時に診断範囲と追加費用の発生条件を確認しておくことが大切です。

診断手法のタイプ分け(主要3手法とネットワーク診断・統合型)と評判の傾向

続いて、脆弱性診断サービスを、主要な3つの診断手法(専門家による手動診断/ツールによる自動診断/ハイブリッド)と、診断対象が異なるネットワーク診断・統合型の4グループに整理し、それぞれの向き不向きと評判の傾向を確認します。同じ「脆弱性診断」でも、手法や対象によって検出できる弱点や料金、評価されるポイントが異なります。

脆弱性診断の4タイプ(専門家による手動診断、ツールによる自動診断、自動と手動のハイブリッド、ネットワーク診断・統合型)の向き不向きと評判で見るポイントを並べた図解

専門家による手動診断

セキュリティ技術者が擬似攻撃や手動検査で深く診断するタイプです。ツールでは拾いにくい認証・認可の欠陥や、複数の処理を組み合わせて初めて成立する脆弱性まで検出でき、監査や取引先への提出に使える第三者評価の報告書に向きます。評判では、診断精度の高さ・報告書の分かりやすさ・技術者の対応力が評価の中心で、価格に見合う深さがあるかが費用対効果の判断軸になります。

ツールによる自動診断

ブラウザやエージェントからWebアプリやサーバーの弱点を自動でスキャンするタイプです。クラウド型(SaaS)は環境構築が不要で、改修のたびに繰り返し診断したり、開発工程に組み込んで継続的に検査したりする用途に向きます。評判では、管理画面の使いやすさ・誤検知の少なさ・画面やレポートの分かりやすさ・料金の妥当性が評価のポイントになります。

自動ツールと手動診断のハイブリッド

自動ツールで広く検査し、専門家の手動診断で深く確認するタイプです。自動の手軽さと手動の精度を両取りでき、誤検知の確認や複雑なロジックの検査、監査向けの第三者評価まで対応しやすい点が特徴です。評判では、自動と手動の役割分担に納得できるか、報告書の品質、サポート体制が評価されます。

ネットワーク診断・統合型

Webアプリの検査とは診断対象が異なり、社内ネットワークの通信やリスクを可視化するタイプや、診断・監視・復旧までをまとめて提供する統合パッケージ型です。内部に潜む脅威の把握や、中小企業が運用負荷を抑えて継続的に守りたい場面に向きます。評判では、可視化の分かりやすさ・運用負荷の軽さ・費用対効果が評価の軸になります。

しかし、自社がどのタイプに適しているか、といった判断が難しいケースも存在します。そのような場合でも貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるように、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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脆弱性診断サービスをタイプ別に比較(手法・料金・評判の確認観点)

ここからは、自社の課題や要件に合わせて客観的に比較・選定できるよう、主要な脆弱性診断サービスを診断手法の4つのタイプ別に分類して比較します。比較軸は、診断対象・提供形態・料金体系・無料トライアルの有無・レポートやサポート・認証や基準への対応・特徴や評価のポイントです。

専門家による手動診断の比較

診断精度や報告書の質、技術者の対応力を重視したい場合に候補となる、専門家の手動診断を主体とするサービスを比較します。

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サービス名GMOサイバーセキュリティ byイエラエMBSD(三井物産セキュアディレクション)セキュリティ診断(ラック)セキュリティ診断(NRIセキュア)セキュリティ診断(NTTセキュリティ・ジャパン)Webアプリケーション診断(Sky)
診断手法手動診断主体(ホワイトハッカーの手作業+ツール併用)手動診断主体(独自ツール・商用ツール併用)手動診断主体(ツール併用、TLPTまで対応)手動診断主体(手作業のみ/ツール併用の2方式)手動診断主体(専門家+複数ツール)。セルフ診断(Qualys・Tenable)も選択可手動診断(専門スタッフによるリモート診断、162項目ベース。ペネトレはオプション)
診断対象Web・スマホアプリ・クラウド・ネットワーク・IoT・ブロックチェーンなどWeb・ネットワーク・スマホアプリ・IoT・ペネトレーション・TLPTなどWeb・プラットフォーム・クラウド・スマホアプリ・IoT・ペネトレーション・TLPTWeb・プラットフォーム・スマホアプリ・API・クラウド・ソースコード・ブロックチェーン・AI・IoT/OTWeb・プラットフォーム・IoT/OT。RedTeam/TLPT・アセスメント対応Webアプリケーション(SQLインジェクション・XSS等を横断診断)
提供形態委託(個別見積の受託診断)委託(個別見積の受託診断)委託(個別見積の受託診断)委託(個別見積の受託診断)委託(個別見積の受託診断)委託(スポット型の受託診断)
料金体系要問い合わせ(画面数・API数・シナリオで個別見積)要問い合わせ(診断範囲・対象に応じた個別見積)情報システムペネトレーションテスト700万〜1,000万円(税抜)/TLPT 1,000万円程度〜個別見積(ペネトレーションテストは800万円〜・税別)要問い合わせ(全メニュー非公開)要問い合わせ
無料トライアルなしなしなしなしなしなし
レポート・サポート脆弱性の詳細と対策を記載した報告書(専門家でなくても理解しやすい形式)、報告会はオプション診断結果報告書と報告会を実施報告書・報告会。ペネトレ・TLPTは納品後1か月サポート。JSOC・サイバー救急センターと連携可過去の診断実績と比較した評価付き報告書、診断後1か月以内に対策状況を確認報告書の形式・再診断は公式に記載なし(要問い合わせ)5段階リスク分類・開発者向け再現手法のレポート、高リスクはメール速報。最短5〜6営業日で報告
認証・基準対応OWASP TOP10・ASVSに対応。運営会社がISO9001/27001/27017を取得運営会社がISO/IEC 27001・ISO 9001を取得運営会社がISO/IEC 27001・ISO 9001・ISO 14001を取得運営会社がISO/IEC 27001を取得、ペネトレーションテストは国際団体CRESTの認定運営会社がISMS認証を取得。経済産業省の評価基準に基づくSCS評価制度アセスメントに対応運営会社がISO/IEC 27001を取得(診断サービスが審査範囲かは要確認)
特徴・評価のポイント手作業中心の診断精度・技術者の対応力・報告書の分かりやすさ手動診断の精度・監査や取引先提出に使える報告書の質攻撃側・防御側(JSOC)両面の知見、金融機関のTLPT対応力SANS修了・CISSP/OSCP等の有資格者による手動診断の専門性サプライチェーン評価からRedTeam/TLPTまで一社に集約できる対応幅比較的短い期間での報告スピード・レポートの分かりやすさ
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ツールによる自動診断の比較

使いやすさや繰り返し診断できる手軽さ、料金の妥当性を重視したい場合に候補となる、自動診断ツール型のサービスを比較します。

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サービス名Aikido SecurityAeyeScanVAddySecurifySCT SECURE クラウドスキャン
診断手法ツール自動診断(SCA・SAST・CSPM・コンテナ・DAST・AIペンテスト等を統合したSaaS)ツール自動診断(AIによる自動巡回・診断シナリオ自動生成)ツール自動診断(DAST。CI/CD連携で継続診断)ツール自動診断(DAST/自動巡回スキャン。スケジュール実行・API実行対応)ツール自動診断(クラウド型・毎日自動スキャン)
診断対象ソースコード・依存関係・クラウド設定・コンテナイメージ・WebWebアプリ・SPA・API(オプション)・AndroidアプリWebアプリケーション・APIサーバー(REST API/JSON)Web・API(REST/GraphQL)。ASM・CSPM・SBOMも同一サービスで提供Webサイト・ネットワーク機器(IP/FQDN単位)
提供形態SaaS(開発元ベルギーAikido Security BV、日本はAndGoが正規代理店)SaaS(クラウド型。環境構築不要)SaaS(クラウド型)SaaS(クラウド型)SaaS(クラウド型。インストール・機器設置不要)
料金体系無料のDeveloperプランあり。AndGo経由は月額5万円台〜(年間契約・利用者10人まで)要問い合わせ(用途・サイト数に応じた個別見積、回数無制限の定額制)初期費用0円、月額19,800円〜(Professional、税別)。スキャン回数無制限月額5万円〜(脆弱性診断STARTER、1 IP/FQDN、診断回数無制限)年額564,000円(初年度・3IP/FQDNまで、税抜)、2年目以降504,000円
無料トライアルあり(無料Developerプラン・2ユーザーまで)あり(2サイト)あり(1週間)あり(最短即日)あり(簡易検査キャンペーン。機能トライアルではない)
レポート・サポートPDF/CSVレポート、AutoFixで修正PRを自動生成。AndGoによる日本語の導入・運用支援経営層向け概要〜エンジニア向け詳細ログを出力、画面遷移図を自動生成全プランでPDFレポート出力・検出時メール通知。WebAPI・コマンドライン・cronで定期実行メール対応(営業日10〜18時)。API経由の診断実行でCI/CDに組み込み可ポータルからレポート出力。ヘルプデスクは初年度2件まで無償(以降は有償)
認証・基準対応開発元がSOC 2 Type II・ISO/IEC 27001:2022・ISO 42001に準拠OWASP TOP10・ASVS 5.0などに準拠。運営会社がISO/IEC 27001・27017を取得IPA「安全なウェブサイトの作り方」・OWASP TOP10に対応。運営会社がISO/IEC 27001・27017を取得情報セキュリティサービス基準適合(SSSマーク、登録番号020-0025-20)PCI DSSのASV診断と同じテスト内容・ASV資格エンジン。情報セキュリティサービス基準適合(019-0042-60)
特徴・評価のポイントAutoTriageによる誤検知の絞り込み・修正まで進めやすさ・日本語サポートITR調査でSaaS型Webアプリ脆弱性診断・管理市場の売上金額シェア1位(2024年度)。内製化のしやすさ・自動巡回の網羅性継続して回しても費用が増えにくい点・料金の明瞭さ外部資産の把握(ASM)と診断を一体で回せる点・継続診断の手軽さ手動診断の間を埋める定期健診としての費用対効果・毎日診断の継続性
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自動ツールと手動診断のハイブリッドの比較

自動の広さと手動の深さを両立したい場合に候補となる、ハイブリッド型のサービスを比較します。

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サービス名CoWorker 脆弱性診断サービスSQATVexCloudbric脆弱性診断レイ・イージス
診断手法ハイブリッド(自社開発AI「Red Agent」の自動解析+専門家の最終確認)ハイブリッド(精度の高い手動診断+独自開発の自動診断)ハイブリッド(ツール自動診断=DAST+シナリオ診断。診断代行はツール+診断士の手動診断)ハイブリッド(専門家の手動診断を軸に、メニューにより自動ツールスキャンを併用)ハイブリッド(AI搭載ツール+診断エンジニアの手動診断)
診断対象ソースコード・設計書・稼働中のWebアプリ・API(ペネトレーションテストも段階的に選択可)Web・ネットワーク・スマホアプリ・IoT・クラウド・ソースコード・ペネトレーション・アタックサーフェスWebアプリケーション・API・SPA/Ajax(プラットフォーム・スマホ診断は診断代行側)Webサイト・Webアプリ・API・プラットフォーム・スマホアプリ・ペネトレーションテストWeb・プラットフォーム・モバイルアプリ・API
提供形態委託(AI解析+専門家レビューの受託診断)委託(個別見積の受託診断)ツールの年間ライセンス提供+診断代行委託(診断実施は株式会社ranryuに委託)委託(個別見積の受託診断)
料金体系通常50万円〜(ソースコードAI診断のみの構成から段階的に拡張)要問い合わせ(個別見積。Swift Deliveryは期間別見積)年額:Team 66万円〜/Enterprise 300万円〜/Auditor 400万円〜。診断代行は5画面程度425,000円〜(税込467,500円〜)要問い合わせFQDN単位の定額制(ページ数が増えても料金は変わらない。金額は公式サイトで要確認)
無料トライアルなしなしあり(14日間・機能制限なし)なしなし
レポート・サポート最短3営業日でPDF報告書を納品。再診断はプランにより1〜2回危険度5段階・対策方法を整理した報告書(Swift Deliveryは最短7営業日)。診断後3か月まで再診断可Word/Excel/PDF/HTMLで自動生成、OWASP TOP10・PCI DSS対応・日英出力。電話・メール相談・トレーニング多段階の品質管理プロセス。報告書の形式・再診断は公式に記載なし(要問い合わせ)自社レポートで対策・改善を提示。Web診断は3か月以内、ペネトレは報告書作成後1年間の再診断(公式で要確認)
認証・基準対応公式サイトに記載なし(要確認)運営会社がISMS・Pマーク・ISO 9001を取得、PCI SSCの各種アセッサー認定。サイバー保険付帯(範囲は要確認)運営会社がISO/IEC 27001を取得、ASV(PCI DSSスキャンベンダー)認定。診断代行は情報セキュリティサービス審査登録制度に登録情報セキュリティサービス基準適合(委託先ranryu名義、021-0017-20。ペネトレーションテストは対象外)OWASP WSTG 4.2に基づく診断項目(リモート最大105項目/クイック最大57項目)
特徴・評価のポイントAI自動解析と専門家確認の役割分担の納得感・短納期手動と独自自動の組み合わせの精度・短納期メニューの使い分け自社運用と診断代行のどちらが自社の体制に合うか手動診断中心の検出力と、検出後の対策提案(WAF等)までページ数が増えない定額制・エンジニアによる誤検知除外
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ネットワーク診断・統合型の比較

社内ネットワークのリスク可視化や、診断から運用までをまとめて任せたい場合に候補となる、ネットワーク診断・統合型のサービスを比較します。

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サービス名セキュア・レントゲンKATABAMI サイバーセキュリティ対策パッケージ
診断手法ネットワークリスク診断(NDR/フルパケットキャプチャ+専門アナリスト分析)ネットワーク内部からの脆弱性診断(VDP)。月次(年12回)
診断対象ネットワーク通信(IT/OT両環境。OTプロトコル対応。クラウド・コンテナ・依存ライブラリは対象外)社内ネットワーク資産(サーバー・ネットワーク機器・複合機・PC等、約600項目)
提供形態委託(機器設置〜分析〜報告まで同社が実施。スポット型)統合パッケージ(予防=VDP/復旧=隔離バックアップ/補償=サイバー保険)。リモート診断
料金体系要問い合わせ(分析手法・トラフィック量・設置台数で変動)月額1台1,250円〜(100ノード以下は年額90万〜150万円が目安)
無料トライアルなしなし(初回ヒアリングは無料)
レポート・サポート総合サマリ〜シナリオベースリスク分析の5構成レポート+報告会。顧客作業はミラーリング設定が中心検出した脆弱性と対策案を月1回報告(重要時は速報)、月次の相談会で伴走。対策実装は標準対象外(別料金で委託可)
認証・基準対応公式に記載なし(運営会社の認証は要確認)セキュアIoT認定(Gold、2023年2月)。サイバー保険自動付帯(賠償1億円・費用3,000万円、D判定以上が条件)
特徴・評価のポイント境界防御・EDRで見えない内部リスクの可視化・運用負荷の軽さ月次の継続診断と対策伴走・中小企業でも導入しやすい運用負荷と費用
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脆弱性診断サービスの個別紹介

ここからは、タイプ別に各サービスの特徴と評判で確認したい点を具体的に紹介します。自社の診断対象や重視する観点に照らしながら、依頼先の候補を絞り込む参考にしてください。

専門家による手動診断のサービス

診断の深さと報告書の質を重視する企業に向く、専門家の手動診断を主体とするサービスを紹介します。

1. 脆弱性診断・ペネトレーションテスト(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)

GMOサイバーセキュリティ byイエラエの脆弱性診断・ペネトレーションテストの公式サイト

ホワイトハッカーと呼ばれる技術者を多数擁するGMOサイバーセキュリティ byイエラエが、手作業を中核とした脆弱性診断・ペネトレーションテストを提供しています。診断メニューはWebアプリケーション・スマホアプリ・クラウド・ネットワーク・IoTなど幅広く用意されています。

脆弱性診断は技術者が診断ツールと独自の知見を組み合わせて実施し、ペネトレーションテストでは、ソースコードなどの開発情報も含めて問題点を洗い出す調査型を選べます。報告書は脆弱性の詳細と対策方法を記載し、専門家でなくても理解しやすい形式で提供されます(サンプルは問い合わせで入手できます)。

料金は診断する画面数・API数・攻撃シナリオをもとにした個別見積で、公式サイトに価格の記載はなく要問い合わせです。手作業を中心とした検査と、技術者による対応を重視して依頼先を選びたい企業に向いています。

2. 脆弱性診断サービス(三井物産セキュアディレクション株式会社)

三井物産セキュアディレクションの脆弱性診断サービスの公式サイト

三井物産の100%出資で設立されたセキュリティ専門企業が、2001年のWebアプリケーション診断を皮切りに展開してきた診断サービスです。現在はWeb・ネットワーク・スマホアプリ・IoTの各診断やペネトレーションテスト・TLPTまでを扱います。

診断はセキュリティエンジニアによる手動診断を主体に、網羅性を補う独自ツールや商用ツールを併用し、診断後は報告書の提供と報告会を実施します。2017年4月〜2024年3月の脆弱性診断実績は累計8,000件以上で、脆弱性情報データベースJVNへの新規脆弱性の報告も累計200件以上にのぼります。

運営会社はISO/IEC 27001とISO 9001を取得しています。料金は診断範囲・対象に応じた個別見積で、公式サイトに価格の記載はなく要問い合わせです。手動診断の精度と、監査や取引先への提出に使える報告書を求める企業に適しています。

3. 脆弱性診断・セキュリティ診断サービス(株式会社ラック)

株式会社ラックのセキュリティ診断・TLPTの公式サイト

株式会社ラックは1995年から診断サービスを提供し、脆弱性を網羅的に洗い出す脆弱性診断と、現実的な攻撃シナリオで影響を確かめるペネトレーションテストを分けて提供しています。Webアプリケーション・サーバ・ネットワーク・クラウド設定・スマホアプリなどを診断対象とします。

セキュリティ監視センターのJSOCやインシデント対応のサイバー救急センターを自社に持ち、攻撃側と防御側の両方の知見を診断に生かせる点を挙げています。TLPT(脅威ベースのペネトレーションテスト)では、ヒアリングからシナリオ作成・実施・報告会・納品後1か月のサポートまでを6段階で進めます。

情報システムペネトレーションテストは標準のマルウェア感染シナリオで700万〜1,000万円(税抜)、TLPTは1,000万円程度からが公式に示された目安で、範囲やシナリオによって変動します。監査対応や、攻撃者視点での耐性評価まで含めて任せたい場合に検討しやすいサービスです。

4. セキュリティ診断(NRIセキュアテクノロジーズ株式会社)

NRIセキュアテクノロジーズのセキュリティ診断の公式サイト

ツール任せにせず専門家の手作業を診断の中核に置くのが、野村総合研究所グループのセキュリティ専業会社NRIセキュアテクノロジーズです。Webアプリケーション診断では、手作業のみのプロフェッショナル方式と、手作業にツールを補助的に併用するハイブリッド方式を選べます。

診断はSANSの専門トレーニング修了者やCISSP・OSCP・GIACなどの資格保有者が担当し、Web・プラットフォーム・API・クラウド・ソースコード・ブロックチェーン・AIまで幅広い対象をカバーします。運営会社はISO/IEC 27001を取得し、ペネトレーションテストは国際団体CRESTの認定を受けています。

ペネトレーションテストは800万円(税別)からで、多くのメニューは診断範囲に応じた個別見積です。Webアプリケーション診断の報告書には過去の診断実績と比較した評価が付き、診断後1か月以内に対策状況を確認します。手動診断の専門性を重視する企業は検討対象に入れたいサービスです。

5. セキュリティ診断・評価・調査(エヌ・ティ・ティ・セキュリティ・ジャパン株式会社)

NTTセキュリティ・ジャパンのセキュリティ診断・評価・調査の公式サイト

NTTグループのセキュリティ専業会社が「セキュリティ診断・評価・調査」として提供するメニュー群で、脆弱性診断・アセスメント・RedTeam・感染端末調査の4区分で構成されます。親会社はNTTセキュリティホールディングスで、ISMS認証(認証番号22127-ISMS-001)を取得しています。

脆弱性診断は、専門家が複数のツールを組み合わせてWebアプリケーションやプラットフォームを網羅的に検査する方式と、QualysやTenableを使って顧客自身が継続的に把握するセルフ診断を選べます。RedTeam/TLPTでは、人・プロセス・技術の観点から攻撃への耐性を評価します。

経済産業省の評価基準に基づくSCS評価制度アセスメントなど、サプライチェーンのセキュリティ評価メニューも持ちます。料金は全メニューが非公開で、診断対象の範囲や規模に応じた個別見積のため要お問い合わせです。サプライチェーン評価からRedTeam/TLPTまで一社にまとめて相談したい企業に向きます。

6. Webアプリケーション診断サービス(Sky株式会社)

Sky株式会社のWebアプリケーション診断サービスの公式サイト

IT資産管理製品SKYSEA Client Viewで知られるSky株式会社が、2022年1月に始めたセキュリティ診断ソリューションの一つで、Webアプリケーションを対象とする診断サービスです。セキュリティエンジニアがリモートで診断し、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどを横断的に検出します。

診断は162項目をベースに実施し、検出した脆弱性をCRITICALからINFOまでの5段階に分類して報告します。高いリスクの脆弱性を検出した際はメールで速報し、開発者向けの再現手法と対処方法を含むレポートを提供します。診断開始から最短5〜6営業日で報告を受けられます。

重要な箇所にはオプションでペネトレーションテストを追加できます。運営会社はISO/IEC 27001を取得しています。料金は公式サイトに記載がなく要問い合わせで、Webアプリケーションの診断を比較的短い期間で受けたい企業に適した選択肢です。

ツールによる自動診断のサービス

使いやすさと継続して診断を回せる手軽さを重視する企業に向く、自動診断ツール型のサービスを紹介します。

7. Aikido Security(Aikido Security BV/日本提供元 株式会社AndGo)

Aikido Securityの公式サイトのスクリーンショット

ベルギーのAikido Security BVが開発し、日本では株式会社AndGoが正規代理店として提供するセキュリティSaaSです。依存関係の脆弱性検査やソースコードの静的解析、クラウド設定の検査、コンテナイメージの検査などを1つのプラットフォームにまとめ、開発から運用までを対象に検査します。

検出した脆弱性には、修正案をまとめたプルリクエストをAIが自動生成するAutoFixが用意され、リポジトリ内での使われ方から実際のリスクを判定して優先度の低い警告を下げるAutoTriageも備えます。誤検知の確認に追われやすい自動診断で、対応すべき警告を絞り込める点が評価の確認どころになります。

エディタ上で問題を検知するIDE連携により、開発の初期段階から弱点に気づけます。提供形態は無料のDeveloperプラン(2ユーザーまで)から始められ、AndGo経由では月額5万円台から(年間契約・利用者10人まで)利用できます。あわせて管理画面やドキュメントの日本語対応と、AndGoによる導入・運用の伴走支援が受けられます。

自動診断では、検出されるアラートの多さが運用上の負担になりやすい点が、評判を見るうえでの確認どころになります。この現場の実態について、提供元は独自インタビューで次のように述べています。

原氏
株式会社AndGo 代表取締役
原氏
独自インタビューより

当社がよくお聞きするのは、「アラートが多すぎて、何が重要か分からなくなって放置が始まる」という悩みです。

8. AeyeScan(エーアイスキャン)(株式会社エーアイセキュリティラボ)

AeyeScan(エーアイスキャン)の公式サイトのスクリーンショット

AeyeScanは、株式会社エーアイセキュリティラボが開発・提供するクラウド型のWebアプリケーション脆弱性診断ツールです。専用サーバーの構築やソフトのインストールは不要で、対象URLを登録してブラウザからログインすれば診断を始められます。

AIが利用者の操作に近い形でサイト内を巡回してテストシナリオを自動生成し、画面と遷移を画面遷移図として自動で可視化します。専門知識がなくても自動診断を社内で回せる内製化のしやすさが特徴です。

第三者調査でも評価されており、ITR「ITR Market View:サイバー・セキュリティ対策市場2026」では、2024年度のSaaS型Webアプリケーション脆弱性診断・管理市場で売上金額シェア1位とされています。

レポートは経営層向けの概要からエンジニア向けの詳細ログまで出力でき、診断対象はWebアプリ・SPAに加え、APIスキャン(オプション)やAndroidアプリにも対応します。料金は用途やサイト数に応じた個別見積もりで、2サイトまでの無料トライアルから試せます。有償契約500社以上の導入実績があります(2026年10月時点)。

出典・参考資料(1件)

9. VAddy(バディ)(株式会社ビットフォレスト)

VAddy(バディ)の公式サイトのスクリーンショット

株式会社ビットフォレストが提供するVAddyは、開発パイプラインに組み込んで継続的に脆弱性診断を回せるクラウド型のツールです。WebAPIやコマンドラインツール、cronでCIと連携し、リリース前や夜間に繰り返し自動で診断できます。

初期費用は0円、月額19,800円(税別)から利用でき、スキャン回数は無制限です。1週間の無料トライアルも用意され、料金が公開されていて、継続して回しても費用が増えにくい点が費用対効果の面での強みです。

診断対象はWebアプリケーションのほかREST APIのサーバー単体にも対応し、ログインが必要なアプリは記録したログイン情報で自動ログインしながら検査します(多要素認証やCAPTCHAが有効な場合は原則対象外)。事前研修や複雑な設定なしにブラウザ操作で診断を始められる手軽さも、導入のしやすさにつながります。

10. Securify(セキュリファイ)(株式会社スリーシェイク)

Securify(セキュリファイ)の公式サイトのスクリーンショット

Securifyは、外部に公開された資産を継続的に把握するASMと、Web・APIの自動脆弱性診断を1つのサービスで扱えるクラウド型のサービスで、株式会社スリーシェイクが提供しています。画面遷移の巡回から疑似攻撃の送信、応答の検証までを自動で実行します。

診断の実施日時や頻度をスケジュールで指定できるほか、APIトークンを使った診断実行でCI/CDパイプラインに組み込めます。ログイン後の画面やSPA、REST・GraphQLのAPIにも対応し、継続して診断を回したい開発現場に向く設計です。

料金は検査対象1 IP/FQDNの脆弱性診断STARTERで月額5万円(診断回数無制限)から公開され、最短即日の無料トライアルを利用できます。公式サイトには導入実績400社以上の記載があり、脆弱性診断サービスが情報セキュリティサービス基準に適合していることを示すSSSマークを掲げています。

11. SCT SECURE クラウドスキャン(三和コムテック株式会社)

SCT SECURE クラウドスキャンの公式サイトのスクリーンショット

三和コムテック株式会社のSCT SECURE クラウドスキャンは、ソフトのインストールや機器の設置なしに、Webサイトとルータやファイアウォールなどのネットワーク機器をインターネット経由で毎日自動診断するクラウド型の脆弱性診断サービスです。

クレジットカード取扱事業者の外部脆弱性診断で求められるPCI DSSのASV診断と同じテスト内容を採用し、ASV資格を持つ診断エンジンを使います。公式は幅や深さでは手動診断が上回るとしたうえで、本サービスを手動診断の間を埋める定期健診として位置づけています。

料金は年単位の契約で、3 IP/FQDNまで初年度は年額564,000円、2年目以降は年額504,000円(いずれも税抜)と明示されています。2004年の提供開始から累計1,500万回以上の診断実績があり(2024年2月時点)、脆弱性データベースは50,000項目以上を収録しています。

自動ツールと手動診断のハイブリッドのサービス

自動の広さと手動の深さを両立したい企業に向く、ハイブリッド型のサービスを紹介します。

12. CoWorker 脆弱性診断サービス(CoWorker株式会社)

CoWorker 脆弱性診断サービスの公式サイト

自社開発AI「Red Agent」による自動解析に、社内のセキュリティ専門家による最終確認を組み合わせる、CoWorker株式会社の脆弱性診断サービスです。ソースコードや設計書を解析するソースコードAI診断、稼働中のWebアプリ・APIを対象とする動的診断、実践攻撃シミュレーション診断(ペネトレーションテスト)を段階的に選べます。

自動解析で広く弱点を洗い出し、専門家がレポートを作成する流れで、ソースコードAI診断は本番環境に影響を与えずに実施します。プレスリリースでは、診断開始から最短3営業日で報告書をPDF形式で納品するとしています。

料金は公式サイトで通常50万円からと案内されており、ソースコードのAI診断だけを依頼する構成から、動的診断・ペネトレーションテストまで段階的に広げられます。プランによって再診断の回数が変わるため、再診断の条件や診断範囲は資料や問い合わせで確認しておくとよいでしょう。

13. SQAT(株式会社ブロードバンドセキュリティ)

SQATの公式サイト

2000年創業のセキュリティ専業企業である株式会社ブロードバンドセキュリティが提供する脆弱性診断ブランドが、SQAT(エスキュート)です。精度の高い手動診断と独自開発の自動診断を組み合わせる方式で、Webアプリケーション・ネットワーク・ソースコード・ペネトレーションテストなど幅広い診断対象をカバーします。

ソースコード診断とWebアプリケーション診断を組み合わせるSQAT GlassBoxでは、内部と外部の両視点から検証します。短納期メニューのSQAT with Swift Deliveryは、診断範囲を優先箇所や指定箇所に絞り、報告書を最短7営業日で提出します。報告書は危険度を5段階に分け、問題箇所の事象・リスク・対策方法を整理する形式です。

導入実績は、延べ10,300組織・64,280システム超(2025年6月時点)と公表されています。診断終了後3か月までの再診断に対応しますが、料金は対象や範囲に応じた個別見積りのため、再診断やサイバー保険付帯の条件とあわせて問い合わせで確認するとよいでしょう。

14. Vex(株式会社ユービーセキュア)

Vexの公式サイト

VexはWebアプリケーションを主な対象とする脆弱性検査ツールで、株式会社ユービーセキュアが開発しています。対象URLへ疑似攻撃リクエストを送ってレスポンスを解析するDAST方式を基盤に、ログイン後の画面遷移を再現するシナリオスキャンや、OpenAPI/Swagger定義を読み込むAPI診断まで備えます。

ツールを自社で運用するライセンス提供に加え、同社の診断士による手動診断とVexを組み合わせる診断代行も選べます。ライセンスは年額制で、小規模向けのTeamが66万円から、エンタープライズ向け・診断事業者向けの上位プランも用意され、14日間・機能制限なしの無料トライアルがあります。

レポートはWord・Excel・PDF・HTML形式で自動生成でき、OWASP TOP10やPCI DSSに対応し日英で出力できます。診断代行を依頼する場合は個別見積りで、5画面程度の診断で425,000円(税込467,500円)からの価格例が公式に示されています。自社運用と代行のどちらが自社の体制に合うかを見極める材料になります。

15. Cloudbric脆弱性診断(ペンタセキュリティ株式会社)

Cloudbric脆弱性診断の公式サイト

技術者による手動診断を軸に、メニューに応じてクイックツールスキャンやAPIの自動スキャンを組み合わせるのが、Cloudbric脆弱性診断です。提供元は、WAFなどのセキュリティ製品で実績のあるペンタセキュリティ株式会社です。

診断メニューはWebサイト・Webアプリケーション・API・プラットフォーム・スマホアプリなど6種で、独自に収集した脅威インテリジェンスに基づく項目で検査します。実際の診断は、情報セキュリティサービス基準適合サービスリストに登録された株式会社ranryuに委託して実施し、検出後はCloudbric WAF+などの対策提案まで支援します。

適合サービスリストへの登録はWebアプリやプラットフォームなど5種が対象で、ペネトレーションテストは登録対象に含まれません(有効期限2027年12月23日)。料金は公式に記載がなく要問い合わせのため、診断範囲・報告書の形式・再診断の有無とあわせて資料で確認するとよいでしょう。

16. 脆弱性診断・ペネトレーションテスト(株式会社レイ・イージス・ジャパン)

レイ・イージスの脆弱性診断・ペネトレーションテストの公式サイト

台湾発のセキュリティベンダーRayAegisの日本法人、株式会社レイ・イージス・ジャパンが提供する脆弱性診断・ペネトレーションテストです。AIを搭載した脆弱性探査ツールと診断エンジニアによる手動診断を組み合わせ、Webアプリケーション・プラットフォーム・モバイルアプリ・APIを診断対象とします。

診断項目はOWASP WSTG 4.2に基づき、AIリモート脆弱性診断で最大105項目、AIクイック・ツール診断で最大57項目を対象とします。料金はFQDN単位の定額制で、ページ数が多くても増えない設計とされ、掲載情報ではクイック診断が28万円から、リモート診断が138万円からですが、価格改定の経緯があり最新額は公式サイトでの確認が必要です。

再診断は、Web診断で3カ月以内、ペネトレーションテストでは初回報告書作成後1年間を無償とする条件が掲載されています。ECサイトのようにページ数の多いサイトでも約1〜5営業日で診断するとされ、料金・診断範囲・報告書の仕様は公式サイトで確認するのが確実です。

ネットワーク診断・統合型のサービス

社内ネットワークのリスク可視化や、診断から運用・復旧までをまとめて任せたい企業に向くサービスを紹介します。

17. セキュア・レントゲン(株式会社クワッドマイナージャパン)

セキュア・レントゲンのサービスサイト

セキュア・レントゲンは、NDR製品「Network Blackbox」のフルパケットキャプチャ技術を土台に、株式会社クワッドマイナージャパンが提供するネットワークリスク診断サービスです。Webアプリケーションのスキャンとは異なり、実際にネットワークを流れる通信を全数収集し、内部に侵入・潜伏している脅威や不審な通信まで検出対象にする点が特徴です。

診断は機器を設置してトラフィックを取得し、専門のアナリストが分析する流れで、公式は最短1カ月でセキュリティ課題と対策を提案するとしています。顧客側の作業はミラーリング設定が中心で、設置から分析、報告会までを同社が担うため、現場の運用負荷を抑えやすい設計です。ミラーリング方式のため、万一障害が起きてもネットワーク本体に影響しません。

レポートは総合サマリから検出脅威の詳細、シナリオベースのリスク分析までで構成され、技術的な内容を経営層にも伝わる形に整理して報告します。IT環境に加えOTプロトコルにも対応し、工場ネットワークを含む診断を想定しています。料金は分析手法(オンライン/持ち帰り/設置場所での分析)とトラフィック量に応じた設置台数で変わる見積もり制で、具体額は要問い合わせです。

入り口と出口の対策を固めても内部にリスクが残るという、ネットワーク診断ならではの着眼点について、提供元は独自インタビューで診断現場の実態をこう説明しています。

白垣氏
株式会社クワッドマイナージャパン 営業部
白垣氏
独自インタビューより

金融機関のお客様は、脆弱性診断やペネトレーションテストをすでに実施されていたり、ネットワーク分離によって、境界防御やエンドポイント、つまり入り口と出口の対策はしっかり固めていらっしゃるところが大多数です。ただ、お話を伺うと「侵入されない前提で設計しているからこそ、そこを突破されてひとたび中に入られてしまうと、内部は弱いんだよね」という現状があるとおっしゃいます。昔から使っているシステムやリプレイスが効かないシステムを多く抱えていらっしゃるのも、金融機関ならではの事情です。

18. KATABAMI サイバーセキュリティ対策パッケージ(株式会社SYNCHRO)

KATABAMI サイバーセキュリティ対策パッケージのサービスサイト

株式会社SYNCHROのKATABAMI サイバーセキュリティ対策パッケージは、脆弱性診断(予防)・隔離経路へのバックアップ(復旧)・サイバー保険(補償)を1つにまとめた統合型のサービスです。独自の排他的IPネットワーキング技術を使い、社内ネットワークの内部から脆弱性を診断する点が、Webアプリ中心の診断サービスとは異なります。

脆弱性診断はネットワーク内部から月次(年12回)で実施し、検出した脆弱性と対策案を通常月1回のペースで報告します。従来の訪問型診断と違ってリモートで継続的に診断できるため、専任のセキュリティ人材がいない中小企業でも運用を回しやすい設計です。公式は最短2週間での利用開始・設置10分を掲げています。

料金は1台あたり月額1,250円からのデバイス単位課金で、診断後は月次の相談会で対策の進め方まで伴走します。ただし、パッチ適用などの対策実装そのものは原則として利用企業が主体で進める範囲です(希望すれば別料金でSYNCHROへの委託も可能)。補償面では、あいおいニッセイ同和損害保険のサイバー保険が自動付帯します。

ネットワーク内部の診断が従来どれほどの手間とコストを要し、どの程度の頻度にとどまっていたかについて、提供元は独自インタビューで次のように述べています。

北口氏
株式会社SYNCHRO 取締役CMO
北口氏
独自インタビューより

このようなオフィス内の脆弱性を調べるために、従来はお客様先まで足を運び、中に入って席を借りて調査する必要がありました。専門家が2人で出向いて期間中拘束されるため、どうしてもコストが高くなり、頻繁にはお願いしづらいのが実情です。結果として、年に1回程度の実施が一般的でした。一方で、新しい脆弱性は日々生まれており、生成AIの登場でそのスピードもさらに上がっています。

脆弱性診断サービスの料金相場(手法別・価格帯別)

ここでは、脆弱性診断サービスの料金相場を手法別・価格帯別に整理し、「費用に見合う評判か」を判断する目安を示します。料金は診断範囲や対象の複雑さで変わるため、以下は傾向をつかむための目安で、各社の実額は提供プランごとに異なります。

脆弱性診断の費用相場を価格帯別に整理した図解。30万円未満は自動診断ツールや小規模Webアプリ診断で継続運用・内製化向き、100万円未満は手動を交えたWebアプリ診断やハイブリッドで精度とコストのバランス向き、100万円以上は専門家主体の広範囲診断やペネトレーションテストで監査対応・取引先提出向き

手法別の料金の傾向

自動診断ツール型(SaaS)は、月額数万円から十数万円程度、年額では数十万円規模で提供されるものが多く、初期費用が無料のサービスもあります。診断回数に制限を設けず繰り返し使える料金体系が多く、継続的に診断を回したい場合に費用対効果を実感しやすい手法です。

専門家による手動診断は、対象や工数に応じた個別見積もりが基本で、Webアプリケーション診断の単発で数十万円から、ネットワークやアプリの範囲が広がると数百万円規模になります。より深い擬似攻撃を行うペネトレーションテストや組織全体を対象にした高度な診断ではさらに高額になり、ハイブリッド型はこの中間の価格帯が一般的です。

価格帯別に見る費用対効果の考え方

価格帯を大きく分けると、30万円未満の層は自動診断ツールや小規模なWebアプリ診断が中心で、継続運用や内製化を重視する企業に向きます。100万円未満の層は、手動を交えたWebアプリ診断やハイブリッド型が多く、精度とコストのバランスを取りたい場合の選択肢です。100万円以上の層は、専門家主体の広範囲な診断やペネトレーションテストが中心で、監査対応や取引先提出に足る第三者評価を求める場面に向きます。

評判で確認したいのは、その価格帯で支払う金額に対して、診断の深さ・報告書の質・サポートが見合っているかという実感です。安さだけで選ぶと診断範囲が狭く必要な弱点を見逃すことがあり、高額でも自社の目的に対して過剰な場合もあります。自社の診断対象と目的を定めたうえで、価格に見合う評価が得られているサービスを選ぶことが、費用対効果を高める鍵になります。

予算から候補を絞り込めるよう、価格帯ごとに向いている企業規模・体制と主な用途、該当するサービスの例を早見表に整理しました。

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価格帯の目安月額数万円〜十数万円(年額数十万円規模。初期費用無料のものもある)数十万円〜100万円未満(単発・スポット)100万円以上(広範囲・高度診断、ペネトレーションテスト/TLPT)1台・1ノード単位の月額(ネットワーク内部・統合型)
主な診断タイプ・提供形態ツールによる自動診断(SaaS・DAST)手動を交えたWebアプリ診断・ハイブリッド型専門家主体の手動診断・広範囲診断ネットワーク内部からの継続診断(予防・復旧・補償の統合型を含む)
向いている企業規模・体制自社で継続的に診断を回したい・内製化を進めたい企業(専任人材が少なくても運用しやすい)精度とコストのバランスを取りたい中小〜中堅企業監査対応や取引先提出に足る第三者評価が必要な企業(規制対応の重い金融機関など)専任のセキュリティ人材がいない中小企業で継続運用したい組織
主な用途公開前後の定期診断、改修のたびの繰り返し診断重要なWebアプリ・APIの単発の精密診断広範囲のシステム診断、擬似攻撃による耐性検証社内ネットワークの継続的なリスク可視化
該当するサービスの例VAddy(月額19,800円〜)/Securify(月額5万円〜)/Aikido Security(無料枠あり、代理店経由は月額5万円台〜)/SCT SECURE クラウドスキャン(初年度564,000円〜、2年目以降504,000円)CoWorker 脆弱性診断サービス(通常50万円〜)/Vex 診断代行(5画面程度425,000円〜)セキュリティ診断(ラック)の情報システムペネトレーションテスト700万〜1,000万円/セキュリティ診断(NRIセキュア)のペネトレーションテスト800万円〜KATABAMI サイバーセキュリティ対策パッケージ(月額1台1,250円〜)

※金額は各社の公開情報にもとづく目安です。診断範囲・対象数・オプションにより変動するため、実額は各社の見積もり・資料でご確認ください。

無料で使える脆弱性診断ツールの位置づけと限界

有料サービスを検討する前に、無料・オープンソースの診断ツールで足りないかを知っておくと、依頼範囲を見極めやすくなります。ここでは代表的な無料ツールを、診断範囲の限界とあわせて中立に整理します。いずれも学習や自社検証、限定的な一次チェックには役立ちますが、精度・サポート・診断範囲に制約があり、監査向けの第三者評価や網羅的な診断は有料サービスで補う前提で捉える必要があります。

Webアプリケーションの検査でよく使われるのが Zed Attack Proxy(ZAP)です。無料かつオープンソースで広く使われていますが、対象はWebアプリケーション中心です。ZAP は2024年に OWASP の傘下から独立したプロジェクトとなっており、「OWASP ZAP」という旧称でも知られています。サーバーやネットワークの脆弱性を網羅するツールではない点に注意が必要です。

ネットワークやシステムの脆弱性をスキャンする用途では OpenVAS があり、開発元 Greenbone によるオープンソースの Community Edition として利用できます。ただし、より機能を備えた商用版が別に提供されており、無償の Community Edition だけで商用版と同等の運用ができるわけではありません。

サーバーやミドルウェアの既知脆弱性を検出する国産のオープンソースツールとしては Vuls があり、こちらは対象が Linux・FreeBSD のサーバーに限られ、Webアプリケーション診断の代わりにはなりません。

Webサーバーの設定ミスや既知の問題を調べるツールには Nikto があり、検査対象はWebサーバーであって、アプリケーションのロジックそのものを診断するものではありません。商用製品の無料枠としては、Tenable社の脆弱性診断ツール「Nessus」の無料版「Nessus Essentials」があります。

ただし Nessus Essentials はスキャンできる対象が最大5IPまでで、学習者や非商用の利用に限られ、企業の本番環境向けには提供されていないと公式に明記されています。

このように、無料ツールはそれぞれ診断できる範囲が限られ、検出結果の精度の確認や誤検知の切り分け、改修の相談を自社で担う必要があります。自社の体制で扱える範囲を一次チェックに使い、本番環境の網羅的な診断や監査向けの第三者評価は有料サービスで補う、という使い分けが現実的です。

出典・参考資料(5件)

評判で自社に合う脆弱性診断サービスを選ぶポイント

評判をどう読むかを押さえたうえで、ここでは評判を自社の要件に当てはめる選定ポイントに絞って整理します。診断範囲の適合・導入実績や認証・継続診断のしやすさといった自社固有の条件を先に決めると、評判を読み解いて依頼先を納得して絞り込めます。

診断範囲・対象は自社のシステムに合っているか

まず確認すべきは、自社が診断したい対象をそのサービスがカバーしているかです。WebアプリケーションかネットワークかAPIかスマートフォンアプリか、クラウド環境かソースコードかによって、適した手法とサービスが変わります。評判を読むときも、自社と近い対象・規模の企業の評価を重く見ると、実態に即した判断ができます。

対象が複数にまたがる場合は、1社でまとめて診断できるか、手法ごとに分けるかも検討材料になります。

診断精度と誤検知への対応は十分か

自社が検出したい弱点の深さから、必要な手法を見極めることが大切です。認証・認可の欠陥やビジネスロジックの不備まで洗い出したいなら手動診断やハイブリッド、改修のたびに広く繰り返し検査したいなら自動ツールが候補です。誤検知の切り分けを自社で担えるかも、自動ツールを選ぶ際の判断材料になります。

レポートとサポートは実務で使えるか

報告書とサポートは、自社の誰が使うかに照らして必要な範囲を見定めることが重要です。改修担当が直せる粒度の再現手順・修正方法があるか、経営層や取引先への説明に使うなら日本語の概要レポートがあるかも見ておきたい点です。社内に専門人材が少ないなら、報告会・改修相談・再診断まで伴走するサービスが向きます。

費用は診断の深さに見合っているか

料金は手法と範囲で大きく変わるため、自社の目的に当てはめて予算を見積もることが大切です。継続して診断を回したいなら回数制限のない自動ツール型が、監査や取引先提出に足る第三者評価が必要なら高価格でも手動主体の診断が選択肢です。見積もり時に診断範囲と追加費用の発生条件を明確にしておくと、評判で読んだ費用感とのずれを防げます。

導入実績と認証・基準への対応はあるか

稟議や取引先説明の根拠として、導入実績や第三者基準への対応は有力な材料になります。公的な目安の一つが、経済産業省が策定した「情報セキュリティサービス基準」で、これに適合するサービスは独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開する適合サービスリストで確認できます。ただし IPA 自身が、リストへの掲載は IPA による保証を意味するものではないと明記しています。

したがって「公的に保証された優良サービス」と受け取るのではなく、「基準に適合し公式リストに掲載されている」という事実として扱い、評判や診断内容とあわせて総合的に判断することが大切です。各社の情報セキュリティサービス基準への適合(SSSマーク)やISO認証の有無も、あわせて確認するとよいでしょう。

出典・参考資料(1件)

診断の限界と継続診断の必要性(はずれを避ける注意点)

評判の良いサービスを選んでも、脆弱性診断には限界がある点を押さえておくと、過度な期待による失望を避けられます。自動ツールは診断範囲が手法ごとに限られ、誤検知も発生します。手動診断でも、診断時点のシステムを対象とするため、その後の改修や新機能の追加で新たな弱点が生じることがあります。1回の診断で安全性を完全に保証できるものではない、と捉えておくことが現実的です。

そのため、公開時や大きな改修のタイミングでの診断に加え、定期的な再診断を組み合わせて継続的に弱点を洗い出す運用が有効です。自動ツールで日常的に広く検査し、重要な変更時には手動診断で深く確認するといった手法の使い分けも、はずれを避けながら安全性を保つ現実的な進め方です。評判を読むときも、単発の診断だけでなく、継続して付き合える体制や再診断のしやすさまで見ておくと、長く使える依頼先を選べます。

また、評判に加えて、診断方法・費用相場・選び方まで含めた全体像から依頼先を比較したい場合は、脆弱性診断サービスを総合的に整理した以下の記事が参考になります。無料ツールの位置づけも含め、評判以外の判断材料を一度に見渡せます。

まとめ

脆弱性診断サービスを評判で選ぶときは、総合的な星の数ではなく、使いやすさ・診断精度/誤検知・レポートの分かりやすさ・サポート・費用対効果という観点ごとに、自社の重視点と突き合わせて評価を読み解くことが大切です。

主要3手法(専門家による手動診断/ツールによる自動診断/ハイブリッド)と、診断対象が異なるネットワーク診断・統合型とで向き不向きと料金相場が変わるため、自社の診断対象と目的を先に定めると、依頼先を絞り込みやすくなります。

1回の診断で安全性を完全に保証できるわけではないため、定期的な再診断や手法の使い分けまで含めて、継続して付き合える依頼先かを見ておくと、導入後の後悔を防げます。各サービスの料金や診断範囲は変動するため、最新の情報は資料で確認し、評判とあわせて自社に合う依頼先を見極めてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 脆弱性診断サービスとは何ですか?

A. 脆弱性診断サービスとは、WebサイトやWebアプリケーション、ネットワーク、サーバー、スマートフォンアプリ、ソースコードなどに潜むセキュリティ上の弱点を、攻撃者が悪用する前に洗い出し、危険度と対策方法を報告するサービスです。擬似的な攻撃や検査を通じて、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングといった既知の脆弱性から、設定の不備、認証・認可の欠陥までを検出します。

診断の進め方には専門家による手動診断・ツールによる自動診断・両者のハイブリッドがあり、手法によって検出できる弱点や料金、報告書の内容が変わります。

Q. 脆弱性診断サービスの評判・口コミはどの観点で見ればよいですか?

A. 脆弱性診断サービスの評判は、総合的な星の数だけで判断せず、「使いやすさ・診断精度/誤検知の少なさ・レポートの分かりやすさ・サポート・費用対効果」の5つの観点に分け、自社が重視する点と突き合わせて読み解くのがおすすめです。あわせて、自社と近い診断対象・規模の企業の評価を重く見ると、宣伝文句では見えない運用の実態に即した判断ができます。

Q. 脆弱性診断サービスの料金相場はどのくらいですか?

A. 脆弱性診断サービスの料金相場は、自動診断ツール型なら月額数万円〜十数万円程度(年額では数十万円規模)、専門家による手動診断なら単発で数十万円から、範囲が広がると数百万円規模が目安です。より深い擬似攻撃を行うペネトレーションテストや、組織全体を対象にした高度な診断では、数百万円から1,000万円規模まで広がります。

料金は診断範囲や対象の複雑さで変わるため、見積もり時に診断範囲と追加費用の発生条件を確認してください。

Q. 脆弱性診断は自動診断と手動診断のどちらを選べばよいですか?

A. 脆弱性診断の手法は、継続的に繰り返し診断したい・コストを抑えたい場合は自動診断(ツール型)、認証やビジネスロジックの欠陥まで深く検出したい・監査向けの第三者評価が必要な場合は手動診断が向きます。両方の良さを取りたい場合は、自動で広く手動で深く確認するハイブリッド型が選択肢になります。自社の診断対象の複雑さと予算、求める精度に照らして判断するとよいでしょう。

Q. 無料の脆弱性診断ツールだけで十分ですか?

A. 無料の脆弱性診断ツールだけで十分かは目的によりますが、学習や自社検証、限定的な一次チェックには役立つ一方、精度・サポート・診断範囲に制約があり、本番環境の網羅的な診断や監査向けの第三者評価には有料サービスが必要です。OWASP ZAP や OpenVAS などのオープンソースツールは診断できる対象が限られ、検出結果の精度の確認や誤検知の切り分け、改修の相談を自社で担う必要があります。

自社の体制で扱える範囲を一次チェックに使い、不足分を有料サービスで補う使い分けが現実的です。

Q. 脆弱性診断はどのくらいの頻度で実施すべきですか?

A. 脆弱性診断の実施頻度は、サービスの公開時や大きな改修のタイミングでの診断に加え、定期的な再診断を組み合わせて継続的に弱点を洗い出すのが基本です。診断時点以降の改修や新機能の追加で新たな弱点が生じるため、自動ツールで日常的に広く検査し、重要な変更時には手動診断で深く確認する、といった手法の使い分けが有効です。

Q. 脆弱性診断で安全性を完全に保証できますか?

A. 脆弱性診断で安全性を完全に保証することはできません。自動ツールは診断範囲が手法ごとに限られ誤検知も発生し、手動診断でも診断時点のシステムが対象のため、その後の改修で新たな弱点が生じることがあります。1回の診断で安全を保証するものと捉えず、定期的な再診断と改修を継続する前提で活用することが現実的です。

評判を読むときも、単発の診断だけでなく、継続して付き合える体制や再診断のしやすさまで見ておくとよいでしょう。

Q. 脆弱性診断とペネトレーションテストの違いは何ですか?

A. 脆弱性診断とペネトレーションテストの違いは、脆弱性診断が弱点を網羅的に洗い出すのに対し、ペネトレーションテストは現実的な攻撃シナリオで実際にどこまで侵入できるかを検証する点です。まず脆弱性診断で全体の弱点を把握し、重要なシステムには攻撃者視点での耐性を確かめるペネトレーションテストを追加する、という使い分けが一般的です。両方を提供する依頼先も多く、目的に応じてメニューを選べます。

両者の目的・費用・使い分けの違いをさらに詳しく確かめたい場合は、以下の記事で比較しています。

Q. 脆弱性診断サービスは申し込みから報告書の受領までどのくらいかかりますか?

A. 脆弱性診断サービスの申し込みから報告書の受領までの期間は、自動診断ツール型なら最短即日〜数営業日、専門家による手動診断なら診断範囲に応じて数営業日〜数週間程度が目安です。診断範囲を絞った短納期メニューを用意するサービスもありますが、見積もりやスケジュール調整の期間も含まれるため、余裕をもって計画するとよいでしょう。急ぎの場合は、対応スピードや納期の実績を評判とあわせて確認しておくと安心です。

Q. 専任のセキュリティ人材がいない中小企業でも脆弱性診断サービスを依頼できますか?

A. 専任のセキュリティ人材がいない中小企業でも、脆弱性診断サービスは依頼できます。診断から報告書の作成、改修相談までをベンダーが担うため、社内に専門家がいなくても運用できます。リモートで継続的に診断できるサービスや、診断・復旧・補償をまとめた統合型のパッケージなど、運用負荷を抑えやすい選択肢もあります。

選ぶ際は、レポートの分かりやすさや報告会・サポートの手厚さを評判で確認しておくと、導入後に実務で生かしやすくなります。

脆弱性診断サービスの料金・資料を一括チェック

MCB FinTechカタログでは、脆弱性診断サービスの最新資料を無料で一括請求できます。診断手法・診断対象・料金体系・レポートやサポートの範囲を見比べて、自社に合う依頼先を効率的に選べます。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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