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原価・販売管理システムの比較|口コミの見方と案件別・製造原価での選び方

原価・販売管理システムの比較 口コミの見方と案件別・製造原価での選び方のサムネイル画像
管理会計システム比較表(2026年版)のプレビュー

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管理会計システム比較表(2026年版)

Excelでの原価の集計や配賦が属人化し、月次の締めに時間がかかっていませんか。案件や工事、製品ごとの採算が「締めてみないと分からない」状態では、見積と実績の差が見えず、赤字の案件に気づくのが遅れてしまいます。原価管理や販売管理を仕組み化し、受注から売上・粗利までを一本の流れでつかめるシステムへ切り替える企業が増えています。

一方で、原価管理システムは製造業向け・建設業向け・案件(プロジェクト)型・販売管理と一体の汎用型まで幅が広く、自社の原価計算の方式や業種に合うかどうかは資料だけでは判断しにくいものです。そこで役立つのが、実際に使っている企業の口コミ・評価です。

本記事では、原価の集計・配賦ができる、または販売管理と原価を一体で扱える主要なシステムを、事業タイプ別に比較・解説します。基本の仕組みや費用の目安に加え、口コミ・評価を原価や配賦の実務の観点からどう読み解くかを整理しました。原価・販売管理に関わる実務者が、自社の業種・規模・原価方式に合う製品を見極めるための材料としてご活用ください。

また、自社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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原価管理システム(販売管理連携を含む)とは?

原価管理システムは、製品や案件・工事にかかった材料費・労務費・外注費・経費を集計し、間接費を一定の基準で割り当て(配賦)、見積や予算と実績の差を把握するためのITツールです。販売管理(受注・売上)や会計と連携する製品では、受注から売上・粗利・原価までを一つの流れで管理できます。

原価管理という言葉自体は、企業会計審議会の「原価計算基準」で次のように定義されています。

ここに原価管理とは、原価の標準を設定してこれを指示し、原価の実際の発生額を計算記録し、これを標準と比較して、その差異の原因を分析し、これに関する資料を経営管理者に報告し、原価能率を増進する措置を講ずることをいう。

出典:原価計算基準(企業会計審議会)基準一(三)

原価管理は、まず標準(予算・見積)を立て、次に実際にかかった原価を記録し、その差を分析して改善につなげる、という一連のサイクルを指します。システムはこのサイクルを、手計算やExcelの転記に頼らず回せるようにするものだと捉えると、後述する差異分析・配賦・月次締めの速さといった比較の観点が理解しやすくなります。

原価管理の4ステップを示す図。STEP1 標準を設定(予算・見積として原価の標準を定める)、STEP2 実際原価を記録(実際にかかった発生額を計算・記録する)、STEP3 差異を分析(標準と実績を比較し差の原因を分解する)、STEP4 改善につなげる(原価能率を高める措置を講じる)を矢印でつないだ一連のサイクル。

原価・販売管理システムでできること

ここからは、原価・販売管理システムが備える主な機能を整理します。製品によって得意な領域は異なりますが、おおむね次のような機能があります。

  • 原価の集計:材料費・労務費(工数をもとにした人件費)・外注費・経費を、案件・工事・製品などの単位で集めます。
  • 配賦:特定の案件や製品に直接ひもづけられない間接費を、一定の基準で各対象へ割り当てます。
  • 原価差異分析:見積(標準・予算)と実績の差を把握し、どこで差が出たのかを分解します。
  • 損益・粗利の可視化:案件単位・製品単位の売上と原価を突き合わせ、粗利や採算をリアルタイムに確認します。
  • 販売管理・会計との連携:受注・売上や会計データと連携し、二重入力を避けながら原価と収支をつなげます。

原価の集計には、生産形態に応じた方式があります。受注生産や案件ごとの個別生産では、指図書(案件)ごとに直接費・間接費を集計する「個別原価計算」が用いられます(原価計算基準 基準三一)。同じ製品を反復して大量に作る生産形態では、期間の製造費用を生産量で割って単位あたりの原価を出す「総合原価計算」が用いられます(同 基準二一)。製品選びの際は、自社の生産・業務がどちらに近いかが出発点になります。

個別原価計算と総合原価計算の使い分けを示す比較図。個別原価計算は受注生産や案件ごとの個別生産に用い、指図書(案件)ごとに直接費・間接費を集計する(原価計算基準 基準三一)。総合原価計算は同じ製品を反復して大量に作る生産に用い、期間の製造費用を生産量で割り単位あたりの原価を出す(同 基準二一)。
出典・参考資料(1件)
  • 出典:原価計算基準(企業会計審議会)基準一・基準二〇・基準二一・基準三一・基準三三・基準四〇|条文(再録)

販売管理と原価をつなぐと見えること(受注→売上→粗利・案件採算)

原価だけを単独で管理すると、「かかったコスト」は分かっても「その案件が儲かったか」まではつかみにくいものです。販売管理(受注・売上)と原価をつなぐと、受注の時点で見積原価と予算を置き、進行中は工数や発注のたびに実際原価が積み上がり、売上と突き合わせて粗利・採算が見えるようになります。

この流れが一本につながっていると、締めを待たずに「この案件は予算を超えそうだ」と早い段階で気づけます。受注から売上・原価までを別々の表で管理していると、差異が見えるのは月次を締めた後になりがちで、赤字案件への対応が後手に回ります。販売管理と一体で原価まで見られるかどうかは、採算管理のスピードを左右する分かれ目です。

原価管理・販売管理連携を導入するメリット

システム化による主なメリットは次のとおりです。

  • 月次締めの短縮と属人化の解消:Excelでの転記・集計をシステムが担い、担当者に依存しない運用に近づきます。
  • 赤字案件の早期発見:予算と実績の差異をリアルタイムに把握でき、締め後ではなく進行中に手を打てます。
  • 配賦の一貫性:間接費の配賦基準をシステムに固定でき、担当者ごとのばらつきを抑えられます。
  • 経営判断の材料:案件・製品単位の採算が可視化され、受注の優先順位や価格の見直しに使えます。

口コミ・評価をどう読み解くか(原価・配賦・定着の観点)

ここからは、製品の口コミ・評価を自社の判断に生かすための見方を整理します。レビューサイトの星評価や件数は便利な手がかりですが、点数の高さだけを見ても「自社で使えるか」は分かりません。原価・配賦の実務に引き付けて読むと、同じ評価でも意味が変わってきます。

  • 誰が書いた評価か:投稿者の業種・企業規模・利用年数を確かめましょう。製造業の大企業にとっての使いやすさと、数十名の受託開発会社にとっての使いやすさは別物です。自社に近い立場の声を重く見るのがコツです。
  • 原価・配賦のどこを評価しているか:「入力がラク」なのか「配賦の設定が柔軟」なのか「販売管理と連携して粗利が見える」なのか、評価の対象を具体的に読みます。自社が重視する機能への評価かどうかが肝心です。
  • 定着・運用のしやすさ:原価管理は現場が日々データを入力して初めて回ります。「現場が入力してくれる」「サポートが手厚い」といった定着に関する声は、導入後の成否を占う重要な材料です。
  • 改善してほしい点も読む:高評価のレビューでも、対応ブラウザや他システム連携の制約など、改善点に自社の必須要件が含まれていないかを見ておきたいところです。

実際の星評価や利用者の声は、製品ごとにレビュー集約サイトや各社公式サイトの導入事例で確認できます。読む際は、前述の3点(誰が書いたか/原価・配賦のどこを評価しているか/定着のしやすさ)を手がかりにすると、点数だけを追うより自社の判断に生かしやすくなります。

口コミはあくまで一人ひとりの体験で、件数が少ない製品や、比較サイトごとに評価が割れる製品もあります。口コミで候補を絞り込み、最終的には資料請求やデモで自社の原価計算の方式・配賦のルールに合うかを確かめる、という順序が確実です。

タイプ別に見る原価・販売管理システムの違い

ここからは、原価・販売管理システムを事業タイプ別に整理します。「自社は案件単位で原価を見たいのか、製造業の製品原価か、建設業の工事原価か、販売管理と一体で使いたいのか」で、適した製品の方向性が変わります。

原価・販売管理システムを事業タイプ別に4分類した図。案件・プロジェクト型は工数・外注費・経費を案件ごとに積み上げ案件別の採算・粗利を見る(受託開発・制作、コンサル・SI向け)。製造業向けは製品原価を品目別・工程別に積み上げ製造間接費を配賦する。建設業向けは工事台帳で実行予算・工事原価・出来高・利益を工事単位に管理する。販売管理一体型は受注・売上・会計と一体で原価・粗利まで横断管理する汎用・ERP型。

案件・プロジェクト単位で原価を管理するタイプ

受注した案件やプロジェクトごとに、工数(人件費)・外注費・経費を積み上げ、案件別の採算・粗利を見るタイプです。受託開発・制作・コンサルティング・SIなど、案件単位で利益を管理したい業種に向きます。個別原価計算の考え方(指図書=案件ごとに直接費・間接費を集計する方式)に沿った製品が中心で、工数入力から労務費を自動で算定する機能を備えるものが多く見られます。

案件・プロジェクト型では、工数をどう案件原価に振り替えるか、仕掛中の案件損益をどう追うかなど、この型ならではの勘所があります。案件別原価の作り方や製品の比べ方をより詳しく知りたい場合は、プロジェクト収支管理に特化した比較記事もあわせてご覧ください。

製造業向けに原価を管理するタイプ

製造業の製品原価(品目別・工程別)に特化したタイプです。標準原価と実際原価の併用、工程別の積み上げ、製造間接費の配賦など、製造現場の原価計算の方式に合わせた機能を持ちます。原価計算の方式がはっきりしている製造業に向きます。

建設業向けに原価を管理するタイプ

建設業の工事原価に特化したタイプです。工事台帳をもとに、実行予算・工事原価・出来高・利益を工事単位で管理し、日報から労務費(人工代)を集計するなど、工事の実務に合わせた機能を持ちます。工事ごとの採算を現場も含めて管理したい建設業に向きます。

販売管理・会計と一体で原価まで見る汎用/統合タイプ

受注・売上(販売管理)や会計と一体で、原価・粗利まで横断的に管理する汎用・ERP型です。在庫原価や案件別の原価を基幹システムの一部として扱えるため、販売管理と原価を切り離さず一体で扱いたい企業や、複数業務を1つの基盤にまとめたい企業に最も向くタイプです。

各タイプにどの製品が当てはまるかは、後掲の比較表と各製品の紹介で具体的に確認できます。

自社に合う製品の選び方(比較軸)

ここからは、比較表を使って候補を絞り込むための選び方の軸を解説します。次の観点を自社の要件に当てはめて確認すると、タイプの近い製品の中から自社に合うものを見極めやすくなります。

原価計算方式への対応(個別原価/製造原価)と配賦の自動化

最初に確認したいのが、自社の原価計算の方式に製品が対応しているかです。案件ごとに損益を見るなら指図書単位で直接費・間接費を集計する個別原価計算(原価計算基準 基準三一)に、同種製品を反復生産するなら期間の製造費用を生産量で割る総合原価計算(同 基準二一)に対応している必要があります。

あわせて確認したいのが、間接費の配賦を自動化できるか、配賦基準(工数・人数・売上高・面積など)を自社の運用に合わせて設定できるか、部門費を経由する多段階の配賦に対応するか、という点です。配賦は、直接ひもづけられない間接費を一定の配賦率で各対象に割り当てる処理で(同 基準三三)、ここが自動化できないと月次のたびに手作業が残ります。

原価計算の方式への対応や配賦の自動化、差異分析の細かさを軸に、より多くの原価管理システムを横断で比べたい場合は、こちらの比較記事が参考になります。

原価差異分析の粒度・原価計算以外の業務機能

原価管理の目的は、標準(予算・見積)と実績の差を分析して改善につなげることにあります。標準原価は「原価管理を効率的にするための原価の標準」として設定するもの(原価計算基準 基準四〇)で、見積と実績の差をどの粒度(案件別・工程別・費目別など)で分析できるかは製品ごとに差があります。

自社が赤字の原因をどこまで分解して見たいかに合わせて、差異分析の粒度を見極めましょう。あわせて、見積・発注・在庫・工数など、原価計算以外にどこまでの業務を同じシステムで回せるかも、二重入力を減らす観点で重要です。

既存システム・販売管理/会計との連携

原価のデータは、販売管理(受注・売上)・会計・勤怠(工数)など複数のシステムにまたがります。既存の会計ソフトや販売管理システムと連携できるか、API連携やCSV連携のどちらに対応するか、リアルタイムに同期できるかを確認しましょう。

特に、売上と原価を突き合わせて粗利を見たい場合は、販売管理データとの連携が前提になります。連携が弱いと、せっかく原価を集計しても採算の可視化は手作業の突き合わせに戻ってしまいます。

対象業種・企業規模・使いやすさ(定着のしやすさ)

公式が示す対象業種・企業規模が自社と合っているかを確かめましょう。製造業向け・建設業向けの特化製品は、その業種の実務に合う反面、業種が異なると機能が過不足になります。あわせて、入力画面の分かりやすさ・スマートフォン対応・サポート体制といった「定着のしやすさ」も見ておきたいところです。この観点は、前述の口コミ・評価で具体的な声を拾うと判断しやすくなります。

自社に合うタイプを診断する

しかし、自社がどのタイプに適しているか、といった判断が難しいケースも存在します。そのような場合でも自社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるように、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。各タイプの代表的な製品を中心にご案内します。ぜひこちらもご活用ください。

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【比較表】原価・販売管理システムを横断比較

ここからは、自社の課題や要件に合わせた比較・選定ができるよう、主要な原価・販売管理システムを事業タイプ別に分類して紹介します。原価の管理単位・原価計算方式や配賦への対応・販売管理/会計との連携・料金の目安・対象業種などの軸で横並びに確認できます。

案件・プロジェクト型の比較表

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サービス名クラウドERP ZACマネーフォワード クラウド個別原価プロカンMA-EYESReforma PSAHUE Classic Project ManagementSMILE V 2nd Edition Project Directorプロジェクト収支管理ReboLychee RedmineTimeCrowdTeamSpirit 工数FlagxsLEEADTask Relay
原価の管理単位案件・プロジェクト単位プロジェクト単位案件(プロジェクト)単位プロジェクト単位(製品・ジョブ等への変更も可)案件・プロジェクト単位案件(プロジェクト)単位案件(JOB)単位案件(プロジェクト)単位プロジェクト単位(コストグループ別)案件(カテゴリ)・メンバー単位プロジェクト・作業単位(最大4階層)プロジェクト単位(WBS3階層)プロジェクト単位(部署横断・顧客別・独自グループ別のセグメント分析)案件・フェーズ単位(稼働種別で直接・間接を分類)
原価計算方式・配賦個別原価計算(工数を労務費に自動集計)。直接費は案件に直課し、間接費・共通費は配賦基準で自動配賦個別原価計算。部門・プロジェクトへ多段階配賦(工数比率・従業員数比率・売上予算比率・面積比率・カスタム基準)案件別の個別原価(工数×労務単価で人件費換算、間接費を按分)。配賦基準の自社設定可否は公式に明記なし個別原価計算(マスタの基準時間単価×作業時間で労務費算出)。配賦基準は工数・人数・売上高・人件費比率、面積・机の数等も設定可実行予算から案件別原価を自動計算(個別原価)。工数登録を前提に労務費・共通費を配賦工程×人員の積み上げで予定原価を作成(個別原価)。月次決算時に人件費算出・配賦処理工数を案件別に集計し、社員別単価を掛けてJOB労務費を自動更新(個別原価)。標準原価・配賦は公式に記載なし案件の売上に仕入・外注・社内発注・仮払等を紐付け原価・利益率を算出。工数からの人件費振替・配賦は公式に記載なしコストグループ別の工数単価×作業時間で人件費を自動算出。見積工数と実績工数の比較・EVMで収支予測(配賦機能は公式に記載なし)案件・メンバーごとの時間単価×稼働時間で人件費原価を自動計算(配賦機能は公式に記載なし)プロジェクト別・従業員別に工数実績を集計。案件別の原価計算・予実管理は別製品「TeamSpirit プロジェクト原価管理」との組み合わせが前提要員グレード別単価を設定し工数実績から人件費を自動換算。当初予算と実績をリアルタイム比較しプロジェクト単体のP/Lを算出(配賦機能は公式に記載なし)プロジェクトごとに売上・工数・費用の計画値と実績値を登録して予実管理(配賦機能は公式に記載なし)社員ごとのフルコスト単価(給与・社保・賞与引当・間接費を含む)×工数で原価を自動算出。未完了案件の工数から仕掛品を月次計上
販売管理・会計との連携販売管理(見積〜受注〜売上〜請求〜債権管理)を内包。会計は仕訳インポート対応システムと連携クラウド会計Plus・勤怠/工数システム4種と連携(会計の仕訳帳を取込)見積〜請求を内包。会計は弥生・freee・勘定奉行・マネーフォワードと連携(業種別ページ記載)販売管理(受注〜請求)を内包。勘定奉行クラウド等とAPI連携販売管理・購買管理等の機能別ライセンスを内包(オロ提供)原価算出〜仕訳作成〜会計システム連携まで一連で処理販売(見込〜請求入金〜支払)を内包。会計SMILE V・勤怠Universal勤次郎等と連携勘定奉行・大蔵大臣向けアドオン版で仕訳を自動作成交通費・外注費等の経費入力に対応(会計連携は公式に明記なし)売上突合・粗利はboard等の外部請求・案件管理システムと連携Salesforce Platform上で稼働(商談データからプロジェクト生成可)会計連携は公式に明記なし会計システムとはCSVのインポート・エクスポートが基本Salesforce Platform上で稼働(Salesforceライセンスが別途必要)
料金の目安初期費用10万円+保守6万円〜/月。モジュール×ライセンス数の課金(単価は要問い合わせ)要問い合わせ(利用人数・契約内容により変動、公式非公開)初期費用150,000円〜(税込165,000円〜)/月額30,000円〜(税込33,000円〜、ID数で変動)要問い合わせ(提供形態・利用人数・機能により変動、公式非公開)初期費用0円/月額30,000円(税抜)〜(機能別ライセンス×利用人数)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(公式に料金表なし)買い切り型(本体価格は要問い合わせ、年間サポートは価格の10%で加入必須)クラウド1ユーザー月額900円〜(工数・原価・EVMはプレミアム1,400円/ユーザー以上、10ユーザー単位・税別、別途クラウド利用料月5,000円〜)要問い合わせ(公式非公開)工数プラン月額18,000円(税抜)〜(50ユーザー分のライセンスを含む)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(利用状況に応じたプラン制、公式非公開)基本1ユーザー月額2,000円〜(税抜、最低20ユーザー)+工数管理オプション1ユーザー1,000円(初期費用・Salesforceライセンスは別途)
提供形態・対象規模クラウド。IT・広告・コンサル・士業等のプロジェクト型業種クラウド。IPO準備・中堅〜上場企業(プロジェクト型)クラウド。中小〜中堅の受託型ビジネス(IT・制作・建設)クラウド(SaaS/SaaS+/一括の3形態)。システム開発・SES・コンサル等クラウド。従業員50名以下目安の中小・成長企業(プロジェクト型)オンプレミス/クラウド(HUE Classic Cloud)。大手〜中堅のSI・工事・コンサル等サービス業向け(ソフトウェア・IT、広告・制作等の案件管理)クライアントサーバ型パッケージ。企画・制作業(ソフト開発・広告・映像・イベント等)クラウド/オンプレミス。プロジェクト管理を行う幅広い業種クラウド。システム開発・士業・コンサル・Web制作等クラウド(Salesforce基盤)。工数管理を行う企業クラウド。中〜大企業・SI企業クラウド。クリエイティブ・広告/企画、士業・コンサル、IT・システム業クラウド(Salesforce基盤)。プロジェクト型ビジネス
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る公式サイト

製造業向けの比較表

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サービス名MCFrame XA 原価管理スマートF(SmartF)J-CCOREsACROSS(アクロス)A’s Style(エースタイル)STRAMMIC(ストラミック)ProSee
原価の管理単位製造指図書別(個別原価)・総合原価の双方。品群・品目・工程単位製品別・ロット別(個別原価)品目・工程単位(プロセス型・組立型双方の「ころがし計算」)製番(案件)単位・工程単位製番別(個別原価)品目・工程単位(バッチ・プロセス型と加工組立型の双方)個別原価と総合原価(工程別・等級別)の双方。工程別積み上げは累加法・原価費目別累加法・非累加法の3方式
原価計算方式・配賦標準・予算・実際・速報の4方式。間接費配賦は直接配賦法・相互配賦法・階梯式配賦法の3方式(作業時間・出来高等を部門・品群・品目ごとに設定)原価計算基準にもとづく製品別・ロット別の個別原価。工程・購買の実績データと同一プラットフォーム上で連携(配賦方式は公式に記載なし)実際原価・標準原価・個別原価に対応(配賦方式の詳細は公式に記載なし)材料費・外注費・労務費・経費の4要素から製品原価を算出・分析(個別原価。配賦方式の詳細は公式に記載なし)受注前のコストシミュレーションと計画・実績連動の製番別個別原価管理(配賦方式の詳細は公式に記載なし)複数の原価種別を定義し比較・分析(予算原価と実績原価のシミュレーション)。間接費配賦はABC(活動基準原価計算)でコストドライバーに配賦基準を設定実際原価・実績原価・標準原価に対応し差異分析(配賦はマスタ設定で各社業務に適合)
販売管理・会計との連携MCFrame XA 生産管理・販売物流と一体、または他社の生産管理システムと連携在庫・工程・購買など生産管理の各モジュールと同一基盤で連携生産管理・会計・販売システムの種類を問わず連携見積〜受注後の原価管理〜発注・請求を一連で処理。部品表へのCAD部品データ取込販売・生産・購買・在庫をオールインワンで統合。SAP等の大手ERPとの連携実績あり販売物流・生産・調達の各モジュールと単体/統合で連携既存の生産管理システムにアドオンし生産実績データを取込
料金の目安要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(初期費用・月額使用料・導入支援費用の3区分、公式非公開)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(クラウド利用時はサーバー費用が別途、公式に月1万円の参考例)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(公式非公開)
提供形態・対象規模複数会社・拠点をグローバルに一元管理(IFRS対応)。製造業クラウド(モジュール単位で段階導入)。食品・化粧品・化学・医薬・金属加工・自動車部品等の製造業オンプレミス/クラウド(Azure)。食品・石化・医薬・金属加工・半導体・自動車部品等の製造業オンプレミス/クラウド。機械・電機・電子装置等の個別受注生産の工場クラウド(セミオーダー型)。中小・中堅の製造業(多様な生産形態に対応)クラウド(IaaS)/オンプレミス/データセンター型。食品・医薬・化学等の製造業オンプレミス(Windows Server)/クラウド。年商10億〜1,000億円超の製造業
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

建設業向けの比較表

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サービス名どっと原価シリーズANDPADレッツ原価管理Go2クラウドPROCES.S要〜KANAME〜e2-movEKAKUSAサクミルアイピア
原価の管理単位工事(案件)単位(見積6階層・実行予算4階層)工事(案件)単位(契約時〜実行予算〜精算完了のステータス別)工事(現場)単位工事番号・現場単位工事単位(顧客別・工種別の集計も可)工事(工事台帳)単位・工種別工事番号単位工事(案件)単位工事(案件)単位(契約時・予算時・発注時・最終の段階別)
原価計算方式・配賦工事別の原価集計(材料費・外注費・労務費・経費)。見積から実行予算・原価・支払まで一連で管理見積・実行予算・原価/粗利・請求/入金を工事単位で管理(「ANDPAD引合粗利管理」)。配賦方式の詳細は公式に記載なし工事別に材料費・外注費・労務費・経費を集計(複式簿記を使わない入力方式、一度の入力で工事原価・在庫・未払金に自動反映)工事別に原価を積み上げ(積算データ取込で実行予算作成)。完成・未成を自動判別し完成工事原価/未成工事支出金として仕入仕訳を自動作成(建設業会計)日報の入力内容から労務費(人工代)を自動計算し工事ごとの収支・粗利を算出(配賦方式の詳細は公式に記載なし)実行予算・工事原価・出来高・予定利益を一元管理。工種別に予算を登録し原価実績と照合、「共通原価配賦入力」で共通原価を配賦日報の出面(勤怠)を自動集計して労務費を計算し工事ごとの原価を集計(配賦方式の詳細は公式に記載なし)工事台帳で案件ごとの売上・原価・利益を把握し、日報から原価を自動集計(配賦方式の詳細は公式に記載なし)見積情報が原価管理・工事台帳に反映され、段階ごとに粗利推移をリアルタイムに把握(配賦方式の詳細は公式に記載なし)
販売管理・会計との連携財務会計ソフトと仕訳伝票データを双方向連携現場管理(工程・写真・図面)と一体。インボイス制度・電子帳簿保存法に対応勘定奉行・PCA会計・弥生会計・会計王・大蔵大臣と仕訳連動。TKC「FX2クラウド」とAPI連携財務会計・支払・請求回収・JV管理等を15モジュールで統合見積書・注文書・請求書・日報・作業員名簿を工事単位で紐付け(会計連携は公式に明記なし)「工事原価管理」「販売管理」「建設会計」をモジュールで統合各業務データをCSV出力しExcelで二次加工(会計連携は公式に明記なし)案件管理・見積・実行予算/原価・請求・工事台帳・出面・発注仕入を1サービスに統合顧客管理・積算見積・原価/発注・請求/入金・工程・工事台帳を統合。GMOサイン連携で契約書の電子署名
料金の目安要問い合わせ(同時接続人数分のライセンスで契約、公式非公開)要問い合わせ(公式非公開、無料トライアルなし)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(業務内容に合わせた個別見積り、サポートは永年無償)要問い合わせ(公式非公開)初期費用5万円〜/月額5,000円〜(いずれも税別、利用する業務範囲・ライセンス数で変動)初期費用0円/月額9,800円〜(税別、20アカウント込みの単一プラン、全機能利用可)ライトプラン初期費用12万円/月額1万円〜(5ユーザーまで、税抜。ベーシック2万円〜・プロフェッショナル3万円〜、ユーザー追加1人2,000円)
提供形態・対象規模クラウド(どっと原価3)/オンプレミス(どっと原価NEO)。建設業クラウド。建設・建築業(利用社数27.9万社、2026年9月時点)クラウド(45日間の無料お試しあり)。建設業クラウド/オンプレミス。完成工事高10億〜100億円超の建設業電気・水道・空調・設備・塗装等の工事会社(一人親方〜数十名規模)クラウド(e2クラウド)/オンプレミス。建材販売・卸売、総合工事、職別工事、設備工事業クラウド(10機能から必要範囲を選択)。従業員5〜30名程度の中小建設工事業者クラウド(2ヶ月の無料トライアルあり)。一人親方〜中小規模の建設・設備工事業クラウド。工務店・リフォーム会社など中小規模の建築事業者
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販売管理・会計一体型の比較表

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サービス名Oracle NetSuiteOBIC7 プロジェクト管理統合ソリューションBiz∫(ビズインテグラル)freee販売楽楽販売アラジンオフィス勘定奉行クラウド[個別原価管理編]
原価の管理単位案件(プロジェクト会計)単位。受注〜売上〜原価〜粗利を同一基盤で管理案件(プロジェクト)単位。引合〜受注〜売上〜発注購買〜外注支払〜旅費経費を一元管理プロジェクト番号をキーとした案件収支単位案件(プロジェクト)単位(販売管理の一機能としての案件別原価)案件単位(受注=売上・発注=原価・間接費を紐付け)案件単位(「プロジェクト管理」オプションで仕掛原価を管理)プロジェクト(案件)単位
原価計算方式・配賦購買発注を案件に紐づけ直接費・間接費を案件予算に配賦し、収益・コスト予算からマージンを算出案件ごとの進捗・収支をタイムリーに把握(配賦方式の詳細は公式に記載なし)予実管理と多段階の間接費配賦を行う管理会計。日本基準とIFRSの複数元帳に対応案件ごとに売上・仕入を登録して案件別の売上・粗利を算出。案件別の人件費原価は「freee工数管理」との連携(別契約)が前提(配賦機能は公式に記載なし)受注・発注・間接費などの追加原価を案件単位で紐づけ収支を自動集計(配賦機能は公式に記載なし)受注に紐づく仕入・外注・在庫出庫を仕掛原価として案件別に管理し、作業日報の時間×単価を労務費に反映。案件間の原価付け替え・諸経費の付与も可プロジェクトごとの労務費計上、設定した基準に基づく自動配賦、進捗度を基準にした原価振替を会計処理と一体で実行(個別原価)
販売管理・会計との連携販売・在庫などの業務データと会計を同一データベースでリアルタイム連携。連結会計(OneWorld)OBIC7の会計情報ソリューション・人事給与情報ソリューションとシームレスに連携会計・販売購買・人事給与・ワークフローを統合freee会計と連携。会計ソフトを変えずデータ抽出での取込も可。インボイス制度・電子帳簿保存法に対応見積・受注・請求・入金と購買申請・発注・検収・支払を同一システムで管理(会計連携は公式に明記なし)販売・在庫・購買を中核に、生産管理・貿易管理・プロジェクト管理をオプションで追加財務会計(勘定奉行クラウド)と一体でプロジェクト別原価報告書を自動出力
料金の目安要問い合わせ(年間ライセンス料=コア・プラットフォーム+オプションモジュール+ユーザー数、公式非公開)要問い合わせ(公式非公開)要問い合わせ(業務モジュール×指定ユーザー数、公式非公開)スタータープラン 約5,000円/月(3名、年払・税抜)/スタンダードプラン 約40,000円/月(10名、同)初期費用200,000円(税抜)/月額70,000円〜(税抜、利用ユーザー数等で変動。初期費用に3か月の導入支援を含む)要問い合わせ(公式非公開)月額27,500円〜(iAシステム、年額330,000円〜、初期費用50,000円。上位のiB・iSあり)
提供形態・対象規模クラウド。中堅〜大企業・海外拠点を含むグループ経営(IPO準備・M&A後の統合)オンプレミス/プライベートクラウド。IT・コンサル・設備工事・広告等の案件型ビジネスオンプレミス/クラウド/ハイブリッド。年商500億円以上の大手(中堅はサブスク型Biz∫Optima)クラウド。個人・小規模法人〜中小企業クラウド。販売管理を自社運用に合わせて構築したい企業オンプレミス/クラウド(アラジンクラウド)。食品・アパレル・鉄鋼・医療等の業種特化パッケージクラウド(30日間の無料体験あり)。受注生産・工事・案件型の事業
詳細情報公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る公式サイト

タイプ別サービス個別紹介

ここからは、各製品の原価機能・配賦・連携・料金の要点を、事業タイプごとに紹介します。自社に近いタイプから読み進めると、候補を絞り込みやすくなります。

案件・プロジェクト単位で原価を管理するサービス

案件・プロジェクトごとに工数や外注費を積み上げ、案件別の採算・粗利を管理したい企業に向くサービスです。

1. クラウドERP ZAC(株式会社オロ)

クラウドERP ZACの公式サイト

クラウドERP ZACは、東証プライム市場に上場する株式会社オロが開発する、IT・広告・コンサルティング・士業など案件単位で業務が進む業種向けの統合型クラウドERPです。案件ごとに外注費・仕入・労務費を紐づけ、案件損益をリアルタイムに可視化します。

工数管理機能で担当者が案件と作業項目を指定して工数を入力すると、登録工数は案件別の労務費として自動集計されます。配賦では、直接作業を指定案件に直課し、間接作業を部門配下の案件に再配賦するほか、共通費・販売費・一般管理費の配賦にも対応します。

販売管理・購買管理・勤怠工数管理などの機能(モジュール)×ライセンス数で課金し、必要な機能から段階的に導入できます。初期費用は10万円、保守費用は月額6万円〜で、モジュール別の単価は要問い合わせです。公式が示す導入実績は1,100社超(基準時点の明記なし)です。

2. マネーフォワード クラウド個別原価(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウド個別原価の公式サイト

株式会社マネーフォワードが2023年に提供を開始した、IPO準備・中堅〜上場企業向けの個別原価管理システムです。IT・システム開発、SaaS・ソフトウェア、クリエイティブ、コンサルティングなど、プロジェクト単位で収益・原価を管理する事業を対象とします。

勘定科目ごとに従業員別の単価を設定してプロジェクト別の労務費を算出し、会計システムの仕訳帳を取り込んで製造間接費を部門・プロジェクトへ多段階で配賦します。配賦基準は、工数比率・従業員数比率・売上予算比率・面積比率のほか、任意のカスタム基準を作成できます。

マネーフォワード クラウド会計Plusや勤怠・工数管理システムと連携し、工数入力から配賦・資産振替仕訳までをプロジェクト単位で一貫して扱えます。料金は利用人数・契約内容により変わり、公式では非公開のため要問い合わせです。

3. プロカン(株式会社PROCAN)

プロカンの公式サイト

プロカンは、株式会社PROCANが提供する、案件単位で進む受託型ビジネス向けのクラウド型プロジェクト収支管理システムです。IT・システム開発、イベント・映像制作、広告・PR代理店、デザイン・Web・アプリ制作、建設・設計・工事の各業種向けに展開しています。

案件ごとに予算・実績・工数原価・外注費・経費を集約し、収支をリアルタイムに可視化します。社内人員の工数を「工数×労務単価」で原価に換算し、外注費などの社外コストと合わせて案件ごとの粗利を把握します。見積・請求・経費精算・稟議承認までを1つの入力データから処理する設計です。

初期費用は150,000円(税込165,000円)〜、月額は30,000円(税込33,000円)〜で、利用人数(ID数)に応じて変動します。IT導入補助金の対象サービスとして案内されています。

4. MA-EYES(株式会社ビーブレイクシステムズ)

MA-EYESの公式サイト

株式会社ビーブレイクシステムズが開発するMA-EYES(エムエーアイズ)は、プロジェクト型ビジネスに特化したクラウド型ERPです。システム開発・SES事業・受託開発・コンサルティングなど、人件費が主なコストとなる業種を主な対象とします。

日々の工数登録から人件費・外注費・経費を案件原価へ反映し、部門別・案件別・顧客別など複数の切り口で損益を可視化します。労務費は、メンバーのマスタに設定した基準時間の単価と作業時間を掛けて算出します。配賦基準には工数・人数・売上高・人件費比率に加え、面積や机の数などの非システム情報も設定できます。

提供形態は、利用人数・機能で料金が変わる「SaaS」、人数によらず定額の「一括」、両者を折衷した「SaaS+」の3種類から選べます。料金は公式非公開で要問い合わせ、30日間の無料トライアルがあります。

5. Reforma PSA(株式会社オロ)

Reforma PSAの公式サイト

Reforma PSA(リフォルマ PSA)は、ZACと同じ株式会社オロが提供する、案件・プロジェクト単位で業務が進む業界向けのクラウド型ERPです。ZACの機能のうち案件型ビジネス向けの標準機能に絞ってパッケージ化し、従業員50名以下を目安とした中小・成長企業向けに位置づけられています。

実行予算(利益計画)を入力し案件別の原価を自動計算することで、仕掛中の案件でも損益をタイムリーに把握できます。工数登録を前提とした労務費配賦・共通費配賦に対応し、予定と実績の工数を対比して労務費の上振れを確認できます。

初期費用は0円、月額は30,000円(税抜)〜で、販売管理・購買管理・勤怠管理・経費管理などの機能別ライセンスを利用人数分だけ組み合わせます。公式が示す導入期間の目安は1〜2か月です。

6. HUE Classic Project Management(株式会社ワークスアプリケーションズ)

HUE Classic Project Managementの公式サイト

HUE Classic Project Managementは、株式会社ワークスアプリケーションズが開発・提供するプロジェクト収支管理システムです。SI・工事・コンサルティング・研究開発など、請負や準委任で進むプロジェクト型の業種・業態を対象とし、導入事例には大手〜中堅の情報サービス業・製造業が並びます。

必要工程と配属人員を積み上げて予定原価を作成し、月次決算時に勤怠・経費・売上を集約して人件費算出や配賦処理を行います。案件別の予算と実績を月次・勘定科目別に比較し、事前に設定した基準値で赤字見込みの案件をアラートで示します。原価の算出から仕訳作成、会計システムへの連携までを一連で処理します。

提供形態は、オンプレミス型パッケージに加え、AWSまたはOracle Cloud Infrastructure上で運用を代行する「HUE Classic Cloud」も選べます。料金は公式で非公開のため要問い合わせです。

7. SMILE V 2nd Edition Project Director(株式会社OSK)

SMILE V 2nd Edition Project Directorの公式サイト

SMILE V 2nd Edition Project Directorは、大塚商会グループの株式会社OSKが開発し、株式会社大塚商会が販売するサービス業向けプロジェクト収支管理システムです。ソフトウェア・IT、広告・コンテンツ制作、その他サービス業の案件管理を対象とします。

見込み発生から受注・発注・仕入・売上・請求入金・支払までを案件単位で一元管理し、案件ポータル(コックピット画面)で進捗と収支を一画面で確認できます。Web画面から入力した工数は案件別に集計され、社員別に設定した単価を掛け合わせてJOBごとの労務費を自動更新します。

会計「SMILE V 2nd Edition 会計」、ワークフロー、勤怠「Universal 勤次郎」との連携先が公式に示されています。料金は公式に料金表がなく要問い合わせで、問い合わせ窓口は大塚商会のコンタクトセンター(受付9:00〜17:30)です。標準原価や配賦への対応は公式に記載がありません。

8. プロジェクト収支管理Rebo(株式会社ディータイド)

プロジェクト収支管理Reboの公式サイト

株式会社ディータイドのプロジェクト収支管理Reboは、企画・制作業向けのプロジェクト収支管理パッケージソフトウェアです。ソフトウェア開発、広告・TV番組・映画・コンテンツ制作、イベント企画運営など、案件単位で企画・制作を行う企業を対象とします。

案件の売上に、仕入費用・外注費・社内発注分・社員への仮払などの原価を紐づけ、受注金額に対する原価・利益額・利益率を把握します。売上予算・原価予算を月単位で登録し、案件収支管理表や予算実績対比表で予実の差異を確認できます。

提供形態はクライアントサーバ型のパッケージで、月額課金ではなく買い切り型です(年間サポートはパッケージ価格の10%で加入必須)。本体価格は非公開で要問い合わせ、勘定奉行・大蔵大臣向けのアドオン版では仕訳を自動作成します。工数実績から人件費への原価振替・配賦は公式に記載がありません。

9. Lychee Redmine(株式会社アジャイルウェア)

Lychee Redmineの公式サイト

オープンソースのプロジェクト管理ツール「Redmine」をベースに、ガントチャートやカンバンなどのUIを拡張した有償ツールが、株式会社アジャイルウェアのLychee Redmine(ライチ・レッドマイン)です。クラウド版とオンプレミス版の両方を提供します。

プレミアムプラン以上では、コストグループ別に工数単価を設定し、単価×作業時間で人件費を自動算出します。交通費・外注費などの経費も入力でき、見積もり工数と実績工数の比較やEVM(出来高管理)とあわせて、予算・コスト予想・収支予測を可視化します。

クラウド版は1ユーザー月額900円(スタンダード)〜で、工数・原価・EVM機能はプレミアムプラン(1ユーザー月額1,400円)以上で利用できます(10ユーザー単位・消費税別、別途クラウド利用料が月5,000円〜)。全有料プランで30日間の無料トライアルがあります。

10. TimeCrowd(タイムクラウド株式会社)

TimeCrowdの公式サイト

TimeCrowd(タイムクラウド)は、タイムクラウド株式会社が提供する、チームの工数を打刻で記録し、誰が・何に・どれだけ時間を使ったかを可視化する時間管理ツールです。システム開発・士業・コンサルティング・Web制作など、幅広い業種で利用されています。

案件(カテゴリ)やメンバーごとに時間単価を設定し、稼働時間×単価で人件費を自動計算して、案件別の人件費原価をリアルタイムに集計します。単価はワークスペース単価とチーム単価の2階層で設定でき、将来日付での単価改定も事前に登録できます。

売上と突き合わせた粗利・収支は、boardなど外部の請求・案件管理システムと連携して実現する構成で、TimeCrowd側で集計した人件費を案件原価として同期します。料金は公式非公開で要問い合わせ、2週間の無料トライアルがあります。

11. TeamSpirit 工数(株式会社チームスピリット)

TeamSpirit 工数の公式サイト

TeamSpirit 工数(チムスピ工数)は、株式会社チームスピリットが提供する、Salesforce Platform上に構築されたバックオフィスSaaS「TeamSpirit」の工数管理プランです。案件・作業単位の工数入力・記録・集計を担います。

勤怠と工数を1画面で入力して労働時間と工数時間を一致させ、プロジェクト・作業分類を最大4階層で定義して、プロジェクト別・従業員別の工数実績を自動集計します。Salesforceの商談データを起点にプロジェクトを生成することもできます。

案件別の原価計算や予実管理には、工数実績を用いる別製品「TeamSpirit プロジェクト原価管理」との組み合わせが前提で、工数単体では収支は見えません。工数プランの料金は月額18,000円(税抜)〜で、50ユーザー分のライセンスを含みます。

12. Flagxs(フラッグス株式会社)

Flagxsの公式サイト

プロジェクトマネジメントDX Flagxs(フラッグス)は、フラッグス株式会社が提供するクラウド型のプロジェクトマネジメントプラットフォームです。WBS(成果物・工程・タスクの3階層)による標準化を軸に、計画立案から進捗管理・レポート作成までを可視化し、中〜大企業やSI企業を中心に想定しています。

2024年10月に追加されたプロジェクト損益管理(プロジェクトP/L)では、要員グレード別に単価を設定し、工数実績から人件費を自動換算します。当初予算と実績をリアルタイムに比較し、進行中プロジェクト単体の損益計算書を確認できます。複数プロジェクトを横断するリソースアサイン管理で、メンバーの過剰アサインも特定できます。

ISO/IEC 27001(ISMS)とISO/IEC 27017(クラウドセキュリティ)を取得しています。料金は公式で非公開のため要問い合わせで、無料トライアルがあります。

13. LEEAD(株式会社ETVOX)

LEEADの公式サイト

LEEAD(リード)は、株式会社ETVOXが提供するプロジェクト特化型の収支管理クラウド(プロジェクト会計クラウド)です。クリエイティブ・広告/企画業、士業・コンサルティング業、IT・システム業を対象に、2021年4月に提供を開始しました。

プロジェクトごとに売上・工数・費用の計画値と実績値を登録して予実を管理し、今後半年〜1年の収支見通しや人員計画を可視化します。部署横断・顧客別・独自グループ別のセグメント分析により、事業全体を見ながら個別プロジェクトの収益性を把握できます。2025年10月には日単位で実績工数を入力する「LEEAD工数管理」を追加しました。

最短即日での導入に対応し、利用開始後30日間は無料で試用できます。料金は利用企業の状況に応じたプラン制で、公式では非公開のため要問い合わせです。会計システムとの連携は、確認できる範囲ではCSVのインポート・エクスポートが基本です。

14. Task Relay(株式会社クリエイターズマッチ)

Task Relayの公式サイト

Task Relay(タスクリレー)は、株式会社クリエイターズマッチが提供する、Salesforce上で完結するプロジェクト&工数管理アプリです。タスク(WBS)・工数・リソースを一体で管理し、利用にはSalesforceライセンスが別途必要です。

社員ごとのフルコスト単価(給与・社会保険料・賞与引当・間接費を含む)をマスタ管理し、「工数×単価」で原価を自動算出します。稼働種別で直接・間接の工数を分類し、未完了案件の工数から仕掛品を月次計上します。フェーズ別に計画工数と実績工数を比較し、案件粗利や予算消化率を確認できます。

基本ライセンスは1ユーザー月額2,000円(税抜、最低20ユーザー)で、工数管理オプションが1ユーザー月額1,000円です。初期費用・サポート費用は別途で、Salesforceライセンスの費用も別に必要です。

製造業向けに原価を管理するサービス

製品の品目別・工程別の原価計算や、標準原価・実際原価の管理に対応する、製造業の現場に合わせたサービスです。

15. MCFrame XA 原価管理(ビジネスエンジニアリング株式会社)

MCFrame XA 原価管理の公式サイト

MCFrame XA 原価管理は、ERP・SCMパッケージ「MCFrame XA」の原価管理モジュールです。ビジネスエンジニアリング株式会社が提供し、MCFrame XA 生産管理・販売物流と一体で導入するほか、他社の生産管理システムと連携して原価管理だけを導入することもできます。導入実績は250社を超えるとされています(公式サイト記載、時点の記載なし)。

原価計算は標準原価・予算原価・実際原価・速報原価の4方式に対応し、製造指図書別の個別原価計算と総合原価計算の双方を扱えます。間接費の配賦は直接配賦法・相互配賦法・階梯式配賦法の3方式から選べ、作業時間や出来高などの配賦基準を部門・品群・品目ごとに設定できます。

複数会社・複数拠点をグローバルシングルインスタンスで一元管理し、IFRS(国際財務報告基準)にも対応します。実際原価と標準原価を比較する差異分析を備えます。料金は要問い合わせです。

16. スマートF(SmartF)(株式会社ネクスタ)

スマートF(SmartF)の公式サイト

株式会社ネクスタのスマートF(SmartF)は、在庫・工程・原価・品質・設備・購買といった生産管理の機能をモジュール単位で選べる、クラウド型の製造業向けシステムです。在庫管理単体からでも段階的に導入でき、必要な機能だけを足していけます。

原価管理は、原価計算基準にもとづく製品別・ロット別の個別原価を扱う位置づけで、工程や購買の実績データと同一プラットフォーム上でつながります。食品・化粧品・化学品・医薬品・金属加工・自動車部品など、製造業の複数業種を対象としています。

料金は公式サイトでは非公開で、初期費用・月額使用料・導入支援費用の3区分について要問い合わせとなります。小さく始めて段階的に拡張したい企業に向く構成です。

17. J-CCOREs(JFEシステムズ株式会社)

J-CCOREsの公式サイト

J-CCOREsは、JFEシステムズ株式会社が提供する原価管理・採算管理のパッケージシステムです。鉄鋼業で培った原価計算のノウハウをもとに、食品・石油化学・医薬品・金属加工・半導体・自動車部品など幅広い製造業へ展開しており、導入実績は約200社とされています(公式サイト記載、時点の記載なし)。

実際原価・標準原価・個別原価に対応し、プロセス型・組立型の双方を扱う「ころがし計算」を特長としています。生産管理・会計・販売システムの種類を問わず連携できる構成のため、既存システムを大きく変えずに原価計算の基盤を組み込めます。

提供形態はオンプレミスとクラウド(Microsoft Azure)から選べます。2025年には、実際原価計算に絞って短期間・低コストで導入できる「J-CCOREs Basic」と、中期経営計画向けの「中期計画原価計算モジュール」が追加されました。料金は要問い合わせです。

18. ACROSS(アクロス)(株式会社インプローブ)

ACROSS(アクロス)の公式サイト

個別受注生産や類似品の繰り返し生産を行う工場に向けた原価管理システムが、株式会社インプローブのACROSS(アクロス)です。見積の作成から受注後の原価管理、発注・請求までを一つの流れで扱い、機械・電機・電子装置などの製造業を対象としています。

原価は製番(案件)単位・工程単位で把握し、材料費・外注費・労務費・経費の4要素から製品原価を算出・分析します。部品表へのCAD部品データ取込や部品発注残の確認、工数実績の集計を備え、設計・調達のデータと連携して二重入力を減らします。

提供形態はオンプレミスとクラウドの両方から選べ、クラウド利用時はサーバー費用が別途かかります(公式サイトに月1万円の参考例あり)。ソフトウェアの料金は公式には非公開で、要問い合わせとなります。

19. A’s Style(エースタイル)(株式会社ケーエムケーワールド)

A's Style(エースタイル)の公式サイト

A’s Style(エースタイル)は、株式会社ケーエムケーワールドが提供するクラウド型のオールインワンERPパッケージです。中小・中堅の製造業を対象に、販売・生産・購買・在庫・原価管理をまとめて扱います。独自の開発エンジンを使い、業務機能やパーツを組み合わせて各社向けに構成するセミオーダー型を掲げています。

原価管理では、受注前に原価を見積もるコストシミュレーションと、計画・実績に連動した製番別の個別原価管理に対応します。量産・連続生産・受注設計生産・見込生産・個別受注生産や、これらの混在型まで幅広い生産形態を対象としています。

タブレットやバーコードによる現場入力、AI-OCRとRPAの連携、IoT・Beaconを用いた実績収集に対応し、SAPなど大手ERPとの連携実績もあるとされています。料金は公式には非公開で、要問い合わせです。

20. STRAMMIC(ストラミック)(株式会社アミック)

STRAMMIC(ストラミック)の公式サイト

STRAMMIC(ストラミック)は、株式会社アミックが開発・提供する製造業向けの基幹業務システム(ERPパッケージ)です。販売物流管理・生産管理・調達管理・原価管理の4モジュールで構成され、単体での導入と複数モジュールの統合導入のどちらにも対応します。

原価管理モジュール「STRA CA」は、必要とする原価種別(評価計算手法)を複数定義して比較・分析でき、予算原価と実績原価のシミュレーションを備えます。間接費の配賦はABC(活動基準原価計算)を採用し、コストドライバーに各種の配賦基準を設定できます。

食品・医薬品・化学品などのバッチ・プロセス型と、加工組立型(ディスクリート)の双方を対象としています。提供形態はクラウド(AWS・Azure・OCI・GCP対応のIaaS)・オンプレミス・データセンター型から選べ、料金は要問い合わせです。

21. ProSee(ソートウェア株式会社)

ProSeeの公式サイト

ProSeeは、工場経理出身の代表者と製造業のシステム部門出身のエンジニアが開発にあたった、ソートウェア株式会社の原価計算・管理会計システムです。固定パッケージではなく、標準機能群をマスタ設定で各社の業務に合わせるフレームワーク製品と位置づけ、年商10億円から1,000億円超までの製造業を対象としています。

原価計算は、個別原価計算と総合原価計算(工程別・等級別)の双方に対応し、実際原価計算・実績原価計算・標準原価計算を扱えます。工程別の原価積み上げは、累加法・原価費目別累加法・非累加法の3方式に対応します。

既存の生産管理システムにアドオンする構成で、そこから生産実績データを取り込み、標準原価の作成・実際原価の計算・差異分析に使います。提供形態はオンプレミス(Windows Server)が基本で、クラウド環境での運用にも対応します。料金は要問い合わせです。

建設業向けに原価を管理するサービス

工事台帳をもとに、実行予算・工事原価・出来高・利益を工事単位で管理する、建設業の実務に合わせたサービスです。

22. どっと原価シリーズ(株式会社建設ドットウェブ)

どっと原価シリーズの公式サイト

株式会社建設ドットウェブが提供する、見積から実行予算・発注・原価集計・支払・会計連動までを一連で扱う工事別原価管理パッケージです。工事(案件)単位で売上・原価・利益を集計し、工事の採算管理に必要な業務を一つのパッケージで通します。

クラウド版「どっと原価3」とオンプレミス版「どっと原価NEO」を用意し、企業規模や方針に合わせて選べます。見積は6階層、実行予算は4階層まで対応し、財務会計ソフトと仕訳伝票データを双方向で連携します。

建設業向け原価管理パッケージ市場で2015〜2023年度の9年連続で導入企業数第1位(東京商工リサーチ調べ、2025年2月)となっています。料金は公式に非公開で、同時接続人数分のライセンスで契約します。導入前には約30分の無料オンライン相談を利用できます。

23. ANDPAD(株式会社アンドパッド)

ANDPADの公式サイト

建設・建築の現場管理を担う ANDPAD は、株式会社アンドパッドが提供するクラウドサービスです。工程・写真・図面などの現場管理に加え、工事原価は基幹システムにあたる「ANDPAD引合粗利管理」が、見積・実行予算・原価/粗利・請求/入金までを扱います。

原価は契約時から実行予算、精算完了までのステータスごとに一元管理し、追加工事のコストも都度更新できます。着工後の粗利変動はダッシュボードで確認でき、インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しています。

建設業マネジメントクラウドサービス市場で導入企業数8年連続シェアNo.1(デロイト トーマツ ミック経済研究所「ミックITリポート2025年12月号」)と発表されています。利用社数は27.9万社、ユーザー数は81.8万人以上(2026年9月時点)。料金は非公開で、無料トライアルは提供していません。

24. レッツ原価管理Go2クラウド(株式会社レッツ)

レッツ原価管理Go2クラウドの公式サイト

株式会社レッツの「レッツ原価管理Go2クラウド」は、見積から実行予算・発注・仕入・出面(労務)・支払査定・請求・入金までを一元管理する建設業向けの原価管理クラウドです。工事(現場)単位で材料費・外注費・労務費・経費を集計します。

入力画面を納品書など実際の証憑に近い見た目にし、複式簿記を使わない方式で入力できる点が特徴です。一度の入力で工事原価や在庫、未払金などの関連資料に自動反映され、見積から発注、発注から仕入へデータを引き継ぐリレー機能で二重入力を減らします。

会計面では勘定奉行・PCA会計・弥生会計・会計王・大蔵大臣などの他社製会計ソフトとの仕訳連動に対応し、TKC「FX2クラウドシリーズ」とは2023年2月28日にAPI連携を開始しました。クラウド版では45日間の無料お試しを利用でき、料金は要問い合わせです。

25. PROCES.S(株式会社内田洋行ITソリューションズ)

PROCES.Sの公式サイト

株式会社内田洋行ITソリューションズが提供する建設業向けの統合型ERPです。財務会計・原価管理・支払・請求回収・JV(共同企業体)管理など、建設業特有の基幹業務を15のモジュールでカバーし、必要なモジュールだけを組み合わせて導入できます。

原価は工事番号・現場単位で積み上げる構造で、積算データを取り込んで実行予算を作成できます。工事の完成振替日と伝票日付を比較して完成・未成を自動判別し、完成工事原価または未成工事支出金として仕入仕訳を自動作成する、建設業会計に沿った機能を備えます。

完成工事高10億円規模から100億円超の企業まで、全国約370社以上に導入されています(時点の明記なし)。クラウド対応版とオンプレミス版の両方を提供し、料金は要問い合わせです。

26. 要〜KANAME〜(株式会社プラスバイプラス)

要〜KANAME〜の公式サイト

工事台帳を起点に原価と利益を管理するソフトが、株式会社プラスバイプラスの「要〜KANAME〜」です。電気・水道・空調・設備・塗装などの工事会社に対応し、一人親方から数十名規模の会社までを想定しています。見積書・注文書・請求書・日報・作業員名簿を工事単位で紐づけて一元管理します。

日報の入力内容から労務費(人工代)を自動計算し、工事ごとの収支・粗利をリアルタイムに把握できます。工事の進行中に予算と原価、利益の状況を確認できるため、予定より原価が増えている工事を早い段階でつかめます。顧客別・工種別でも売上や利益率を集計できます。

料金は画一的なプランを設けず、業務内容に合わせた個別見積りです。訪問・電話・オンライン・LINEでのサポートを永年無償と案内しています。現場からの入力には、本ソフトの購入が前提の専用アプリ「KANAME簡単レポート」が用意されています。

27. e2-movE(三谷商事株式会社)

e2-movEの公式サイト

建設資材商社である三谷商事株式会社が、自社の建材・建設業界の知見をもとに開発したERPパッケージです。「工事原価管理」「販売管理」「建設会計」を中心としたモジュール構成で、建設・工事・建材販売業に向けて提供されます。

原価管理を担う「e2-movE 工事管理」は、工事登録(工事台帳)を起点に実行予算・工事原価・出来高・外注業者への支払・予定利益を一元管理します。工種別に予算を登録して原価実績と照合でき、「予算実績対比表」や「共通原価配賦入力」といった原価関連の機能・帳票を備えます。

対象業種は建材販売・卸売業、総合工事業、職別工事業、設備工事業で、導入実績は400社以上です(時点の明記なし)。クラウド版(e2クラウド)とオンプレミス版の両方から選べ、料金は要問い合わせです。

28. KAKUSA(アクティブシステム株式会社)

KAKUSAの公式サイト

従業員5〜30名程度の中小建設工事業者を主な対象とする、アクティブシステム株式会社のクラウド型工事原価管理・工事台帳システムです。見積・工事受注・請求入金・日報出面・発注仕入支払・予算・原価を一つのシステムで扱い、工事番号単位で収支を管理します。

日報はスマートフォンから入力でき、現場の出面(勤怠)を自動集計して労務費を計算します。見積・工事受注から予算・原価、発注・仕入・買掛までの10機能から必要な業務範囲を選ぶ構成で、各業務データはCSVで出力してExcelで二次加工できます。

料金は初期費用5万円〜・月額5,000円〜(いずれも税別)で、利用する業務範囲・ライセンス数に応じて見積りが変わります。経済産業省の「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象ツールです。

29. サクミル(株式会社プレックス)

サクミルの公式サイト

株式会社プレックスが提供する、建設業・設備工事業向けの現場管理・工事管理クラウドサービスです。案件管理・見積・実行予算/原価管理・請求・工事台帳・出面管理・発注仕入までを一つのサービスに統合し、現場の日報・写真・図面をスマートフォンからも入力・共有できます。

料金は初期費用0円・月額9,800円〜(税別、20アカウント込み)の単一プランで、追加費用なく全機能を利用できます。登録後に自動課金されない2ヶ月間の無料トライアルも用意しています。一人親方から中小規模の建設・設備工事業者を主な対象としています。

工事台帳では案件ごとの売上・原価・利益を把握でき、日報から原価を自動集計して転記ミスを防ぎます。正式利用企業数は2026年3月末時点で3,000社を突破したと発表しています(月間新規導入200社以上)。

30. アイピア(株式会社アイピア)

アイピアの公式サイト

工務店・リフォーム会社など中小規模の建築事業者に向けた、株式会社アイピアのクラウド型業務管理システムです。顧客管理・積算見積・原価/発注管理・請求/入金・工程管理・工事台帳作成・集計分析までを1つのシステムに集約しています。

見積情報は原価管理・工事台帳にそのまま反映され、契約時・予算時・発注時・最終という進捗の段階ごとに粗利の推移をリアルタイムに把握できます。積算・見積はExcelに近い操作感で最大5階層に対応し、GMOサインとの連携で契約書の電子署名にも対応します。

料金はライトプランが初期費用12万円・月額1万円〜(5ユーザーまで、税抜)で、ベーシック・プロフェッショナルの月額はそれぞれ2万円〜・3万円〜です。ユーザー追加は1人あたり2,000円で、導入時のリモート研修は無料・回数制限なしで提供されます。

販売管理・会計と一体で原価まで見る汎用/統合サービス

受注・売上(販売管理)や会計と一体で、原価・粗利まで横断的に管理したい企業に向く汎用・統合型のサービスです。

31. Oracle NetSuite(日本オラクル株式会社)

Oracle NetSuiteの公式サイト

Oracle NetSuiteは、会計・財務管理を中核に、受発注・在庫・調達・CRMなどを単一のクラウド基盤へ統合したクラウドERPです。日本では日本オラクル株式会社が提供・サポートを担い、公式サイトでは200か国以上で利用され、27以上の言語と190以上の通貨に対応すると案内されています(2026年10月時点)。

販売・在庫などの業務データと会計を同一データベースでリアルタイムに連携させる設計で、受注から売上・原価・粗利までを一つの基盤で追えます。プロジェクト会計の機能では、購買発注を案件に紐づけて直接費・間接費を案件予算に配賦し、収益・コスト予算からマージンを見込めます。複数の子会社・事業部門・法人を単一のERPで管理する連結会計機能(OneWorld)を持つ点も特徴です。

料金は年間ライセンス料が基本で、コア・プラットフォーム、オプションモジュール、ユーザー数の3要素で構成されます。金額は公式に公開されておらず、個別の見積もりとなります。中堅〜大企業や海外拠点を含むグループ経営、IPO準備やM&A後のシステム統合を進める企業に向くサービスです。

販売管理や会計を切り離さず一つの基盤で扱うという発想について、提供元の日本オラクル株式会社はインタビューで開発の背景を次のように説明しています。

福宮氏
日本オラクル株式会社 理事 NetSuite事業統括 営業統括本部長
福宮氏
独自インタビューより

もともとは、創業者のEvan Goldberg(エバン・ゴールドバーグ)が自身の経営経験の中で感じた課題が出発点になっています。会計は会計のシステム、在庫は在庫のシステム、というように業務ごとにシステムが分かれていると、データが分断されてしまって、経営者が全体を見ようとしてもなかなか正確な数字がつかめません。実際に彼自身がその苦労をしていました。そこで、あらゆる業務を一つの基盤で一元管理して、経営者がどこからでもリアルタイムにデータを確認できるようにしたい、という発想からクラウドERPという形にたどり着きました。

32. OBIC7 プロジェクト管理統合ソリューション(株式会社オービック)

OBIC7の公式サイト

株式会社オービックが提供する統合業務ソフトウェア「OBIC7」のうち、案件単位で収益を管理する業種に向けたモジュールです。引合いから受注・売上・開発・発注購買・外注支払・旅費経費まで、プロジェクトの全プロセスを案件ごとに一元管理します。

IT関連業・コンサルティング業・設備工事業・広告関連業向けに機能が用意され、案件ごとの進捗状況や収支の現状をタイムリーに把握できます。OBIC7の会計情報ソリューション・人事給与情報ソリューションとシームレスに連携できる点は、同一ベンダー内で原価と会計をつなぐ際の強みです。

提供元のオービックは、ITRの調査でERP市場のベンダー別売上金額シェア1位(16.2%、2024年度)を公表しています。提供形態はオンプレミス型とプライベートクラウド型を選べ、料金は公式に非公開で問い合わせが必要です。

33. Biz∫(ビズインテグラル)(株式会社NTTデータ・ビズインテグラル)

Biz∫(ビズインテグラル)の公式サイト

年商500億円以上の大手企業を主な対象とする国産ERPパッケージです。株式会社NTTデータ・ビズインテグラルが提供し、会計・販売購買・人事給与・ワークフローを統合します。2023年からはサブスクリプション型の「Biz∫Optima」で中堅企業へも間口を広げています。

会計領域には、予実管理や多段階の間接費配賦を行う管理会計、プロジェクト番号をキーとした案件収支の管理、日本基準とIFRSの複数元帳対応などを備えます。ライセンス体系は業務モジュール×指定ユーザー数で、一般会計のみといった最小単位からの段階導入ができます。

採用社数は2,000社を突破しています(2025年12月時点)。提供形態はオンプレミス・クラウド・ハイブリッドから選べ、料金は公式に非公開で個別の問い合わせとなります。

34. freee販売(フリー株式会社)

freee販売の公式サイト

見積・受注・売上・請求・入金までを案件(プロジェクト)単位で扱う、フリー株式会社のクラウド型販売管理システムです。案件ごとに売上・仕入を登録すると案件別の売上・粗利が作成され、見込みも確認できます。原価管理専用の製品ではなく、販売管理の機能の一つとして案件別原価を持つ設計です。

案件別の人件費原価を扱うには、工数入力を担う「freee工数管理」との連携(別契約)が前提で、原価推移レポートや案件別人件費管理はスタンダードプランのみの対応です。freee会計と連携できるほか、会計ソフトを変えずにデータ抽出での取り込みも可能で、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応します。

プランは、個人・小規模法人向けのスタータープラン(参考価格 3名利用で約5,000円/月、年払い・税抜)と、中小企業向けのスタンダードプラン(10名利用で約40,000円/月、同)の2種類で、利用ユーザー数に応じた課金です。

35. 楽楽販売(株式会社ラクス)

楽楽販売の公式サイト

マウス操作中心のノンプログラミングで、管理画面・入力フォーム・ワークフローを自社の運用に合わせて構築できる、株式会社ラクスのクラウド型販売管理システムです。見積・受注・請求・入金と、購買申請・発注・検収・支払を、案件単位で同一システムに紐づけて管理します。

受注(売上)・発注(原価)・間接費などの追加原価を案件単位で紐づけ、収支を自動集計します。金額・値引き率・申請部署による条件分岐の承認ワークフローや、年間契約の分割請求・複数契約の合算請求といった複雑な請求の自動処理にも対応します。

料金は初期費用200,000円(税抜)、月額70,000円〜(税抜、利用ユーザー数などで変動)です。初期費用には専任担当による3か月間の導入支援が含まれます。累計導入社数は6,000社を突破しています(2025年12月時点)。

36. アラジンオフィス(株式会社アイル)

アラジンオフィスの公式サイト

株式会社アイルが提供する、販売・在庫・購買管理を中核とする統合型パッケージシステムです。標準機能に生産管理・貿易管理・プロジェクト管理などをオプションで追加でき、食品・アパレル・鉄鋼・医療など、業種ごとの商習慣に合わせた業種特化パッケージを用意しています。

原価管理は、標準パッケージに追加する「プロジェクト管理」オプションが中核です。受注に紐づく仕入・外注・在庫出庫を売上計上まで仕掛原価として案件別に管理し、作業日報の時間に単価を掛けた金額を労務費として原価に反映します。案件間の原価の付け替えや諸経費の案件への付与もできます。

提供形態はオンプレミスとクラウド(アラジンクラウド)を選べ、料金は要問い合わせです。導入実績は6,000社以上で、公式サイトではユーザーリピート率98.4%(2026年7月末時点)と案内されています。

37. 勘定奉行クラウド[個別原価管理編](株式会社オービックビジネスコンサルタント)

勘定奉行クラウド[個別原価管理編]の公式サイト

株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)の「勘定奉行クラウド」のエディションの一つで、財務会計にプロジェクト(案件)単位の個別原価管理を加えたクラウド会計です。請負金額・進捗・予定期間をプロジェクトごとに一元管理し、プロジェクト別原価報告書を自動出力します。

プロジェクトごとの労務費計上、設定した基準に基づく自動配賦、進捗度を基準にした原価振替を、会計処理と一体で扱えます。プロジェクト別原価報告書では、発生額・入金情報・粗利・予算を同一画面で確認できます。個別原価計算が必要な受注生産・工事・案件型の事業が主な対象です。

料金は月額27,500円〜(iAシステム、年額330,000円〜、初期費用50,000円)で、分析機能や管理会計機能を加えたiB・iSの上位システムもあります。30日間の無料体験が用意されています。

料金・費用の目安

ここからは、原価・販売管理システムの料金の目安と体系の違いを整理します。料金は機能範囲・ユーザー数・導入形態によって変わり、公式に公開していない製品も少なくありません。概算をつかみ、資料請求前に当たりをつけるための参考としてご覧ください。

  • クラウド型:初期費用を抑え、月額(ユーザー課金や案件数課金)で利用する形が中心です。小規模から始めて段階的に機能を追加できる製品もあります。
  • オンプレミス型・パッケージ型:製造業向け・建設業向けの特化製品や統合ERPに多く、初期費用が大きくなる一方、自社の運用に合わせた作り込みがしやすい傾向があります。料金は「要問い合わせ」のことが多く、見積もりで確認します。
  • 課金の単位:ユーザー数で課金する製品、案件・工事の件数で課金する製品、機能モジュール単位で加算する製品があります。自社の利用人数・案件数に照らして総額を試算しておくと、製品間の比較がしやすくなります。

料金を公開している製品で目安をつかむと、案件・プロジェクト型のクラウド製品は1ユーザー数百円〜や月額数万円からの価格帯が多く、建設業向けのクラウド製品でも月額5,000円〜1万円程度から始められる例があります。一方、製造業向けの特化製品や統合ERPは「要問い合わせ」が中心で、初期費用が数十万円以上になることもあります。公開されている実額は上の比較表と各サービスの紹介に記載しています。

各製品の具体的な料金は、上の比較表と各サービスの紹介、および公式の料金情報でご確認ください。原価管理は長く使うシステムのため、初期費用だけでなく、利用人数が増えたときの月額や、追加機能・サポートの費用まで含めて比べることをおすすめします。

導入で失敗しないための注意点

ここからは、原価管理システムの導入でつまずきやすい点と、その回避策を整理します。口コミの改善点にも通じる、現場で起きがちな失敗です。

  • 現場がデータを入力しない:原価管理は工数・発注・経費の入力があって初めて回ります。入力画面が煩雑だと現場が使わず、原価が埋まりません。入力のしやすさ・スマートフォン対応・既存の勤怠や発注との連携で、入力の手間を減らせるかを確認しましょう。
  • 配賦の基準が自社に合わない:間接費の配賦基準が固定で変えられないと、自社の実態に合わない配賦になり、出てきた原価を現場が信用しなくなります。配賦基準を自社の運用に合わせて設定できるかを、導入前に確かめます。
  • 既存システムと連携できない:会計・販売管理との連携ができないと、二重入力や手作業の突き合わせが残ります。連携方式(API・CSV)と対象システムを事前に確認します。
  • 自社の原価計算方式に合わない:個別原価が必要なのに総合原価中心の製品を選ぶ(またはその逆)と、運用で無理が生じます。方式の対応は導入前の必須確認項目です。

これらは、資料請求やデモで自社の原価計算の方式・配賦のルール・連携要件を具体的に伝えて確認すれば、導入前に防げるものがほとんどです。社内の稟議でも、「どの失敗をどう避けられるか」を示すと合意を得やすくなります。

まとめ

原価・販売管理システムは、案件・プロジェクト型、製造・建設の業種特化型、販売管理・会計と一体の汎用/統合型に分かれます。自社の原価計算の方式(個別原価か製造原価か)・配賦の要件・販売管理や会計との連携を軸に、タイプの近い製品から比較するのが近道です。

原価にとどまらず、予実管理や経営分析まで含めた管理会計システム全体を、目的や企業規模から比較して選びたい場合は、以下の記事で選び方とタイプ別の違いを整理しています。

口コミ・評価は、自社に近い立場の利用者が、原価・配賦のどこを・どう評価しているかに注目して読むと、候補の絞り込みに役立ちます。最終的には資料請求やデモで、自社の原価計算の方式と配賦のルールに合うかを確かめましょう。気になる製品の資料は、以下からまとめて請求してください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 原価管理システムとは何ですか?

A. 原価管理システムとは、製品や案件・工事にかかった材料費・労務費・外注費・経費を集計し、間接費を配賦したうえで、見積や予算と実績の差を把握するためのITツールです。販売管理(受注・売上)や会計と連携する製品では、受注から売上・粗利・原価までを一つの流れで管理でき、案件や製品ごとの採算を締めを待たずに確認できます。

Q. 原価管理システムと販売管理システムの違いは何ですか?

A. 販売管理システムは受注・売上・在庫・請求など「売る業務」の流れを管理するのが主眼で、原価管理システムは案件や製品にかかった原価を集計・配賦して採算を把握するのが主眼です。両者は扱う対象が異なるため、売上と原価を突き合わせて粗利・案件採算まで見たい場合は、販売管理と原価が連携できる製品か、両方を一体で扱える汎用・ERP型を選ぶことになります。

Q. 原価管理システムは個別原価計算と総合原価計算(製造原価)のどちらに対応した製品を選べばよいですか?

A. 受注生産や案件ごとに原価を集計するなら個別原価計算、同じ製品を反復・大量生産するなら総合原価計算に対応した製品を選びます。受託開発・制作・建設など案件単位で採算を見る業種は個別原価計算型(案件・プロジェクト型)、品目別・工程別で製品原価を積み上げる製造業は総合原価計算にも対応した業種特化型が候補になります。自社の生産・業務の形態がどちらに近いかが、製品選びの出発点です。

Q. 原価管理の「配賦」とは何ですか?原価管理システムで自動化できますか?

A. 配賦とは、特定の案件や製品に直接ひもづけられない間接費を、工数・人数・売上高・面積などの基準で各対象に割り当てる処理のことです。多くの原価管理システムは配賦基準を設定して自動化できますが、多段階(部門費を経由する)配賦や任意のカスタム基準への対応は製品差が大きいため、自社の配賦ルールを再現できるかを資料請求やデモで確認するのが確実です。配賦が自動化できないと、月次のたびに手作業が残ります。

Q. 原価管理システムの料金・費用の目安はどのくらいですか?

A. 料金は、月額のサブスクリプション型(クラウド)と買い切りのパッケージ型に大きく分かれ、クラウドの案件型では月額数万円程度から、利用人数(ID数)や使う機能数に応じて変動するのが一般的です。初期費用が別途かかる製品もあれば初期費用0円の製品もあり、価格を公式サイトで公開せず要問い合わせとする製品が多いのが実情です。正確な費用は、必要な機能と利用人数を伝えて見積もりを取るのが確実です。

Q. 原価管理システムの導入期間はどのくらいかかりますか?

A. 製品や要件によりますが、クラウドの案件・プロジェクト型では1〜2か月程度が一つの目安です。一方、製造・建設の業種特化型やERP型で、既存の会計・販売管理システムとの連携や配賦ルールのカスタマイズが多い場合は、要件定義やマスタ整備に時間がかかり、より長くなる傾向があります。導入スケジュールは、連携対象のシステム数と現場への定着にかかる期間を見込んで組むとよいでしょう。

Q. 無料で使える原価管理システムはありますか?

A. 完全に無料で本格運用できる原価管理システムはほとんどありませんが、多くの製品が2週間〜2か月程度の無料トライアルを用意しています。原価管理は現場が日々データを入力して初めて回るため、無料期間のうちに入力画面の分かりやすさや自社の配賦設定を再現できるかを試し、定着しそうかを見極めてから本契約に進むのが失敗を避けるコツです。

Q. 原価管理システムの口コミ・評判はどこまで信頼して選べばよいですか?

A. 口コミ・評判は候補を絞る手がかりとして有効ですが、星評価の高さだけでなく「自社に近い業種・規模の利用者が、原価・配賦のどこをどう評価しているか」を読むことが重要です。製品によっては口コミの件数が少なかったり、比較サイトごとに評価が割れたりもします。口コミで候補を絞り込み、最終判断は資料請求やデモで自社の原価計算の方式・配賦のルールに合うかを確かめる、という順序が確実です。

Q. 原価管理システムは現場の担当者でも使えますか?

A. 原価管理は現場が日々工数や経費を入力して初めて回るため、入力画面の分かりやすさやスマートフォン対応など「定着のしやすさ」が導入後の成否を左右します。工数入力から労務費を自動算定する製品や、外出先からも入力できる製品を選ぶと、現場の入力負担を抑えられます。経理・管理部門だけでなく、実際に入力する現場の目線で使い勝手を確認しておくとよいでしょう。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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