給与計算や労務のアウトソーシングを検討するとき、サービスの機能や料金だけでは「本当に任せて大丈夫か」を判断しきれません。毎月の給与計算は一度の遅延や誤りが従業員の信頼に直結する業務だけに、実際に委託した企業からの評判・口コミを手がかりにしたいという担当者は少なくありません。
一方で、各社が掲げる「満足度」や「継続率」といった数字は、調査方法や母数が明示されないことも多く、そのまま鵜呑みにすると判断を誤りかねません。評判を正しく読み解き、自社の任せたい業務範囲や従業員規模と突き合わせて初めて、失敗しない委託先が見えてきます。
本記事では、給与・労務アウトソーシングの委託先を評判・口コミ・料金・対応業務範囲の観点から比較・解説します。評判の良い委託先に共通する特徴や口コミの見極め方に加え、社会保険手続きなど社労士でないと代行できない業務の線引き、費用相場と料金体系、失敗しない選び方の軸を整理しました。バックオフィス担当者が、資料請求の判断材料にできる具体性を重視しています。
また、自社の規模や任せたい業務範囲から適した委託先タイプを探せるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」も用意しています。あわせてご活用ください。
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目次
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評判・口コミからわかる各社の実力
ここからは、評判・口コミを委託先選びにどう生かすかを整理します。まず評判の良い委託先に共通する特徴を押さえ、続いて口コミや満足度の数字を自社の判断に使うための見極め方を解説します。
評判の良い委託先に共通する特徴
給与・労務アウトソーシングの利用者評価を見ていくと、評判の良い委託先にはいくつかの共通点があります。評判を読むときの着眼点としても役立つため、まず全体の傾向を押さえておきましょう。
- 正確性と納期の安定:毎月の給与計算に遅延やミスがなく、法改正時の対応も含めて安定して回る点は、満足度の高い口コミで繰り返し挙がる評価軸です。
- 問い合わせへの応答の速さ:担当者が明確で、イレギュラーな給与項目や従業員からの照会に素早く答えてくれる体制は、継続利用につながりやすい要素です。
- 自社の業務範囲・規模への適合:給与計算だけでなく社会保険手続きや年末調整まで、必要な範囲を過不足なく任せられたという声が、満足度を左右します。逆に対応範囲が合わないと低評価につながります。
各社の口コミは、横断で比較できる公開データが限られます。そこで本記事では、評判の読み方を押さえたうえで、第三者認証・実績・社労士連携といった客観的な信頼の手がかりと、対応業務範囲・料金・規模で候補を絞り込みます(比較表・サービス個別紹介)。個別の口コミは、各社のサービスページでも確認できます。
評判・口コミの正しい読み方
評判を委託先選びに使うには、数字や口コミをそのまま受け取らず、出どころと背景を踏まえて読むことが欠かせません。次の点を意識すると、評判に振り回されずに判断できます。
- 「満足度◯%」「継続率◯%」の母数と調査方法を確認する:自社アンケートに基づく数字は、調査対象や回収数が明示されていないと実態を表しているか判断できません。母数や調査時期が併記されているかを確かめるのが有効です。
- 謝礼付きレビューの偏りを割り引く:口コミ投稿サイトには、レビュー投稿で謝礼(ギフト券など)を付与する仕組みのものがあります。投稿の動機が利用体験だけとは限らないため、高評価が並んでいても件数や具体性を見て中身で判断するのが賢明です。
- 自社と近い条件の口コミを重視する:従業員規模・業種・任せた業務範囲が自社に近い利用者の声は参考度が高く、条件が大きく異なる口コミは評価の前提が違うため割り引いて読むのが安全です。
- 低評価の理由にこそ目を向ける:対応の遅さ・融通の利きにくさといった不満は、契約後に自社でも起こりうる点かどうかを見極める材料になります。
評判はあくまで出発点です。最終的には複数社の資料を取り寄せ、対応業務範囲と料金を自社の条件で突き合わせて判断することで、口コミだけでは見えない適合を確かめられます。
給与計算アウトソーシングとは・委託できる業務範囲
給与計算アウトソーシングは、毎月の給与・賞与計算や明細発行、年末調整などの業務を外部の専門業者に委託する仕組みです。委託先を評判で比べる前に、任せられる業務の範囲と、資格が必要な業務の線引きを押さえておきましょう。
委託できる業務
委託できる範囲は業者やプランによって異なりますが、一般的には次のような業務を任せられます。
- 給与・賞与計算:勤怠データをもとにした支給額・控除額の計算、給与明細の作成・発行、振込データの作成。
- 年末調整:従業員からの申告書の回収・チェック、過不足税額の精算、源泉徴収票の作成。
- 住民税・社会保険関連の事務:住民税の更新処理、社会保険料の計算反映、入退社に伴う各種手続きのサポート。
- 関連業務:従業員からの給与に関する問い合わせ対応、勤怠管理や人事労務システムとの連携など、委託先によっては労務全般まで任せられます。
社労士でないと代行できない業務の線引き
給与計算そのものは資格がなくても代行でき、給与計算専門会社や経理代行会社、税理士なども請け負えます。一方で、給与計算に付随して発生する社会保険・労働保険の手続き代行は、社会保険労務士(社労士)の独占業務にあたり、委託先選びの際に見落とせない線引きです。
社会保険労務士法は、資格のない者が報酬を得て特定の事務を業として行うことを禁じています。
社会保険労務士又は社会保険労務士法人でない者は、他人の求めに応じ報酬を得て、第二条第一項第一号から第二号までに掲げる事務を業として行つてはならない。ただし、他の法律に別段の定めがある場合及び政令で定める業務に付随して行う場合は、この限りでない。
出典:社会保険労務士法 第27条(業務の制限)|e-Gov法令検索(法令本文)
ここで制限されている「第二条第一項第一号から第二号まで」の事務とは、労働基準法・健康保険法・厚生年金保険法・雇用保険法など(社会保険労務士法 別表第一)に基づく申請書等の作成や、その提出に関する手続きの代行、帳簿書類の作成を指します。具体的には、次の業務が社労士の独占業務にあたると整理されます。
- 社会保険・労働保険の手続き代行:資格取得・喪失届、算定基礎届などの申請書等の作成・提出代行。
- 助成金の申請代行:雇用保険法等に基づく助成金の申請書等の作成・提出代行。
- 就業規則の作成・届出代行:労働基準法に基づく書類の作成・届出。
このため、給与計算に加えて社会保険手続きまでまとめて任せたい場合は、委託先が社労士資格を持つか、社労士法人と連携しているかを確認する必要があります。給与計算専門会社の多くは、提携社労士や併設の社労士法人を通じて手続き代行に対応しています。委託先を評判で比べる際も、自社が任せたい範囲に手続き代行が含まれるなら、この体制の有無を必ずチェックしておきましょう。
導入のメリットと、外注で失敗しないための注意点
評判の良し悪しは、裏を返せば委託で得られる価値と「失敗」懸念の表れでもあります。ここでは給与・労務を委託するメリットと、外注で起こりがちな失敗、そして乗り換え時の注意点を整理します。
給与・労務を委託するメリット
- 属人化の解消:担当者1人に業務が集中する状態を避け、担当者の退職や休職でも給与計算が止まらない体制をつくれます。
- 法改正への追従:社会保険料率や税制の改正を専門業者が反映するため、自社で制度変更を追い続ける負担が軽くなります。
- コア業務への集中:定型的な計算業務を外部に移すことで、人事・経理の担当者が採用や制度設計といった付加価値の高い業務に時間を割けます。
- 繁忙期の負荷分散:年末調整や賞与計算など業務が集中する時期の残業を抑えられます。
担当者の退職や休職でも業務が止まらない体制は、委託先が業務を個人単位で抱えるか、チーム単位で回すかに左右されます。業務の継続性をどう確保しているかについて、ある委託先の担当者は次のように述べています。

当社はチーム制を採用しています。経理の中でチームを作っているので、誰かが離職してもその業務が止まらない設計になっており、離職のリスクが低く抑えられています。
外注で失敗しやすい点と注意点
一方で、委託先の選び方や運用設計を誤ると、期待した効果が得られないこともあります。低評価の口コミで挙がりやすい失敗要因は、契約前に確認しておくべきポイントでもあります。
- 社内にノウハウが蓄積しにくい:計算業務を丸ごと外部に移すと、担当者が給与計算の知識を持たなくなり、委託先への依存が強まります。最低限の確認ができる体制は社内に残しておくと安心です。
- 情報漏洩リスク:給与・個人情報を外部に預けるため、委託先のセキュリティ体制(プライバシーマーク、ISMS認証など)や再委託の有無を確認する必要があります。
- イレギュラー対応の融通が利きにくい:標準化されたサービスほど、自社独自の手当や特殊な勤務形態に追加費用がかかったり、対応できなかったりする場合があります。
- コミュニケーションコスト:勤怠データの受け渡しや確認のやり取りが煩雑だと、かえって手間が増えることがあります。やり取りの方法と頻度を事前にすり合わせておきましょう。
乗り換え・移行時の失敗回避
既存の委託先やシステムから乗り換える場合は、移行そのものでつまずくケースがあります。評判の良いサービスを選んでも、移行設計を軽視すると満足のいく結果になりません。
- 二重コストの発生:移行期間中は旧体制と新体制の費用が重なることがあります。切り替え時期(年度替わりや年末調整後など区切りの良いタイミング)を見極めると負担を抑えられます。
- 引き継ぎ漏れ:従業員ごとの手当設定や社会保険の加入状況など、過去データの引き継ぎが不十分だと計算ミスにつながります。移行時のデータ確認体制を委託先と確認しておきます。
- 初回計算の検証:移行後の最初の数カ月は、旧体制の結果と突き合わせて検証できる余裕を見込んでおくと安全です。
費用相場と料金体系
評判とあわせて必ず確認したいのが料金です。給与・労務アウトソーシングの費用には公的な統計はなく、以下の相場感は各社が公表する料金やサービス資料に基づく目安です。実際の費用は従業員規模・委託範囲・業者によって幅があるため、最終的には複数社の見積もりで確認しましょう。
料金体系は、おおむね次の4つのパターンに分かれます。
- 従量課金(1名あたり単価):従業員1名あたり月額1,000〜2,000円程度を基本とし、基本料金が加わる形が多く見られます。従業員数に応じて費用が変動するため、規模の増減がある企業に向きます。
- 月額固定:対象人数の範囲ごとに月額を定める形式です。給与計算のみの小規模ラインで月額2万〜5万円程度から、年末調整や社会保険手続きまで含めると月額10万円以上になる例もあります。
- 稼働時間・工数ベース:オンライン業務代行型に多く、月あたりの稼働時間でプランを定めます。給与計算以外の労務・経理業務もまとめて任せたい場合に使われます。
- 個別見積もり:大企業向けや対応範囲が広い業者では、料金を公開せず要件に応じた個別見積もりとするケースが大半です。
初期費用(セットアップ費用)が別途かかる業者もあります。給与計算に加えて年末調整・社会保険手続き・問い合わせ対応などオプションを追加するほど費用は上がるため、自社が本当に任せたい範囲を絞ったうえで見積もりを比べることが、費用を抑えるコツです。各社の具体的な料金は、記事後半の比較表で確認できます。
給与計算に限らず、経理・労務・総務まで含めたバックオフィス代行全体の費用感を、業務別・プラン別の月額や年間コストの目安まで踏み込んで把握したい場合は、相場を俯瞰表で整理した次の記事が役立ちます。
失敗しない委託先の選び方・比較ポイント
評判で候補を絞ったら、次は自社の条件に合う委託先かを具体的な軸で見極めます。ここでは、対応業務範囲・規模適合・料金体系・セキュリティ・サポート体制などの比較ポイントを、判断の仕方とあわせて解説します。
対応業務範囲が自社の委託したい範囲をカバーしているか。給与計算だけを任せたいのか、年末調整・社会保険手続き・労務相談まで含めたいのかで、選ぶべき委託先は変わります。社会保険手続きまで任せるなら、前述のとおり社労士資格または社労士法人との連携が必須です。将来的に任せたい範囲が広がる可能性も見込んで、オプションで拡張できるかを確認しておくと安心です。
自社の従業員規模に対応できるか。数十名規模に強い業者と、数千名・多拠点の大企業に強い業者では、得意領域と料金体系が異なります。従業員数が対応レンジの下限・上限に近いと割高になったり対応が手薄になったりするため、自社の規模が各社の想定するボリュームゾーンに収まるかを確かめることが大切です。急成長やM&Aで人数が変動する企業は、変動への柔軟性も判断材料になります。
料金体系が自社の使い方に合うか。従業員数が安定している企業は月額固定が読みやすく、増減が大きい企業は従量課金が無駄になりにくい傾向があります。基本料金・1名単価・オプション費用・初期費用の内訳を分解し、自社の人数と委託範囲で総額を試算して比べると、表面的な単価の安さに惑わされません。
セキュリティ体制が十分か。給与・個人情報を預けるため、プライバシーマークやISMS(ISO/IEC 27001)などの第三者認証の取得状況、データの管理場所、再委託の有無を確かめることが望まれます。特に機微な情報を扱う以上、認証の有無は評判と並ぶ信頼の判断材料になります。
サポート体制と窓口が明確か。専任担当が付くか、問い合わせの手段(電話・メール・チャット)と応答の速さ、イレギュラー時の相談のしやすさは、運用開始後の満足度を大きく左右します。評判・口コミで「対応が早い」「相談しやすい」と評価されているかは、この軸と重なります。
評判だけでなく、対応業務範囲・料金・対応規模といったスペックで給与計算アウトソーシング全体を広く見比べたい場合は、34社を横並びで比較し、規模別の選び方まで解説した次の記事もあわせてご覧ください。
給与計算アウトソーシングおすすめ34選を比較|業務範囲・料金体系・規模別の選び方
毎月の給与計算や賞与計算、年末調整、社会保険の手続きに、特定の担当者が追われていないでしょうか。社会保険料率や税制は毎年のように改正され、その都度の確認作業まで含めると、経理や人事、総務の少人数体制では業務が属人化しやすくなります。担当者が…
タイプ別に見る給与・労務アウトソーシング
給与・労務アウトソーシングは、対応業務範囲の広さと対応できる企業規模によって、大きく3つのタイプに分けられます。自社がどのタイプを必要としているかを把握すると、評判や料金を比べる前に候補を効率よく絞れます。
| タイプ | 給与計算を専門に任せたい | 経理・労務までまとめて任せたい | 大企業・多拠点の規模に対応できる |
|---|---|---|---|
| 向いている企業 | 属人化だけを外したい中小〜中堅企業 | バックオフィス全体の人手が不足する成長企業 | 複雑な制度・多拠点を抱える大企業・上場企業 |
| 代表的な対応範囲・規模 | 給与・賞与計算+年末調整、連携社労士による社会保険手続き。数名〜数百名規模が中心 | 給与計算に加え経理・勤怠・入退社手続きなどを幅広く代行。数名〜中堅規模 | 統合システムと専門チームで数千名規模の人事給与を安定運用。中堅〜大企業 |
給与計算を専門に任せたいタイプ
毎月の給与・賞与計算を確実に代行してほしい企業に向くタイプです。給与計算専門会社や社労士法人が母体のサービスが多く、必要に応じて年末調整や社会保険手続きまで追加できます。属人化の解消を主目的とし、まずは給与計算だけを外に出したい中小〜中堅企業に適しています。
経理・労務までまとめて任せたいタイプ
給与計算に加えて、入退社手続き・勤怠管理・従業員からの問い合わせ対応、さらには経理業務まで幅広く任せたい企業に向くタイプです。オンライン業務代行やBPaaS(業務システムと運用代行を一体で提供する形態)が中心で、専任担当を置きにくい成長企業が、バックオフィス全体の人手不足を補う用途で選ぶケースが目立ちます。
給与・労務にとどまらず、記帳や決算などの経理業務までまとめて外部に任せたいと考えている場合は、経理アウトソーシングの委託先を業務範囲・料金・タイプ別に比較した次の記事も参考になります。
大企業・多拠点の規模に対応できるタイプ
数千名規模・多拠点・グループ会社の人事給与を安定して運用したい大企業・上場企業に向くタイプです。統合人事システムと専門チームを備えたBPO事業者が中心で、複雑な給与制度や複数の就業規則にも対応します。料金は個別見積もりが基本で、要件定義から運用まで伴走する体制が特徴です。
自社に合う給与・労務アウトソーシングを診断
任せたい業務の範囲と従業員規模の2問に答えると、自社に合う委託先タイプと具体的なサービスの候補が分かります。評判で候補を絞り込む前の出発点として活用してください。
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【比較表】給与・労務アウトソーシングの評判・スペック比較
ここからは、給与・労務アウトソーシング39社を、対応業務範囲・対応規模・料金体系・第三者認証・特徴の観点で比較します。評判で候補を絞り込む際の客観的な手がかりとして、信頼性とスペックを一画面で突き合わせ、自社に合う委託先を絞り込む材料としてご活用ください。
| サービス名 | Tenbook(シンアカウンティングサービス) | Wheat Accounting(株式会社Wheat) | マネーフォワード おまかせ経理(マネーフォワード) | ペイロール(株式会社ペイロール) | ラクラス(ラクラス株式会社) | PROSRV(三菱総研DCS) | BBS(ビジネスブレイン太田昭和) | MHCトリプルウィン(三菱HCキャピタル系) | 日本郵政コーポレートサービス(BPO) | freee人事労務アウトソース(freee) | ジョブカンBPO(DONUTS) | RoboRoboペイロール | CYBER XEED給与 | COMIT HR | NOC給与計算アウトソーシング(FOC) | トライアンフ(PKSHA系) | 給与DX(エムザス) | CASTER BIZ accounting(キャスター) | HELP YOU 経理(ニット) | BackofficeForce | StepBase(パーソル系) | Remoba労務 | Chatwork労務アシスタント | NMPスペシャリスト | CSアカウンティング | スマート経理(M&Tコンサルティング) | アクタス(社労士法人) | シャノアス(社労士法人) | イージーネット | エスペイロール(エスネットワークス) | メイソンコンサルタント | An-field(社労士法人) | YFPクレア(税理士法人) | さかえ経営 | 小林労務(社労士法人KBR) | つばさ会計事務所 | ジャパン・ビジネス・サービス(JBS) | アイエーピー(iAP) | アークスリー 給与サポート |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 対応業務範囲 | 記帳・決算・税務申告が主体/給与計算・賞与・年末調整はオプション | 給与計算・記帳・請求・経費精算・月次決算/社保手続きは社労士連携、賞与・年末調整はオプション | 給与計算・賞与・記帳・請求・支払・月次試算表/年末調整・社保手続きは公式記載なし、税務申告は対象外 | 給与・賞与計算・年末調整補助・社会保険関連・入退社手続き・勤怠・従業員窓口 | 給与計算・社会保険手続き・年末調整・入退社・勤怠(経理は対象外) | 給与・賞与計算・社会保険事務・年末調整(システム一体型) | 人事給与BPO+経理・財務BPO(記帳〜連結決算) | 給与計算・社会保険手続き(社労士対応)・年末調整・マイナンバー・社員窓口 | 給与・賞与計算・年末調整・Web給与明細(大規模対応) | 給与計算・賞与・年末調整・住民税更新・入退社(社保手続きは公式記載なし) | 給与計算・Web給与明細(システム一体型。賞与・社保は要確認) | 給与計算・電子明細・人事管理(システム一体型) | 給与計算(クラウド+入力代行オプション。システム一体型) | 給与・社保・年末調整・入退社・勤怠(フル〜部分委託) | 給与・賞与計算・年末調整・社会保険/労働保険(社労士法人)/入退社・勤怠はオプション | 給与計算・社会保険手続き(社労士法人)・年末調整・マイナンバー・社員窓口 | 給与BPO+DX(BPaaS、〜4,000名) | 経費精算・請求・支払・記帳・給与計算・月次/年次(経理代行中心) | 請求・支払・経費・給与計算・記帳・月次/年次(税務判断・申告は対象外) | 経理・財務・労務(労務に給与計算・事務手続き) | 給与計算・年末調整・勤怠・入退社(社労士独占業務は公式未確認) | 給与計算・勤怠・入退社(主要労務クラウド連携のチーム代行) | 給与計算・勤怠締め・入退社(主要人事労務クラウド連携) | 給与・年末調整・社会保険+財務会計まで横断 | 会計・経理・税務+人事・労務をワンストップ(給与計算・社会保険は独立メニュー) | 給与計算・請求・支払・経費・会計入力(経理アウトソーシング、部分委託不可) | 給与計算+社会保険の独占業務を社労士法人が一元受託・年末調整 | 給与計算・社会保険手続き(社労士法人)・年末調整 | 給与・賞与計算・社会保険関連(給与計算特化) | 給与計算・社会保険手続き(社労士法人の3パッケージ) | 給与・賞与〜社会保険・住民税・年末調整(給与計算特化) | 給与計算・社会保険手続き(社労士法人) | 給与・賞与計算・年末調整・社会保険手続き(税理士法人、1名〜) | 給与計算・社会保険手続き(給与だけ/社保だけの部分委託可) | 社会保険手続き・給与計算(社労士法人、全国7拠点) | 給与計算・社会保険手続き(士業連携、100人未満特化) | 人事給与フルアウトソーシング(システム選定〜運用代行・年末調整) | 給与計算+社会保険(外資・外国企業向けバイリンガル対応) | 給与計算代行(既存給与システム活用+社労士提携) |
| 対応規模 | 中小企業・スタートアップ(売上5億円以下が目安) | 中小・スタートアップ(従業員1〜100名目安/法人のみ) | 中小企業(公式事例は1〜50名) | 大企業向け | 大企業(従業員1,000名以上中心) | 中堅〜大企業 | 大企業・上場企業中心 | 小〜大規模(公式事例は200〜3,000名) | 中堅〜大企業 | 公式に規模の明示なし | 公式に規模の明示なし(導入事例は250名規模) | 中小〜中堅 | 中堅〜大企業 | 中堅〜大企業(公式事例は400〜1,100名) | 主に300名以上(300名以下も相談可) | 1,000名未満中心(公式事例は最大1,200名) | 中堅〜大企業(〜4,000名) | 中小〜中堅 | 中小企業中心 | 中小〜中堅 | 中小〜大手(全規模対応をうたう) | 公式非公開(事例は約250名規模〜) | 中小〜大企業(公式事例は1〜3,500名超) | 中堅(公式事例は30〜700名) | 中堅〜大企業(連結・上場対応) | 中小企業 | 小規模〜大規模(公式事例は100〜1,000名超) | 中小〜中堅 | 中堅〜大企業(100〜5,000名) | 中小〜中堅 | 中小〜中堅 | 中小〜中堅 | 1名〜(100名以上も対応) | 中小〜中堅(〜3,000名) | 中小〜大企業 | 中小(従業員100人未満中心) | 中堅〜大企業 | 要問い合わせ | 規模問わず(スタートアップ〜大企業) |
| 料金体系 | 月額29,500円〜(免税)/43,500円〜(課税)※経理代行。給与計算はオプション | 月額30,000円〜/初期費用は初月のみ(要問い合わせ) | 月額10万円〜(5名規模)・20万円〜(25名規模)/初期費用は要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 初期費用0円/月額95,000円〜(50名分込み、追加1名1,900円/月・税抜) | 要問い合わせ | 初期費用0円/月額1,000円〜/名(基本料金なし) | 初期費用50万円〜/月額2万円〜 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 月額22.5万〜68万円(税抜)/初期費用は要問い合わせ | 初期費用0円/月額15万〜60万円(税別) | 要問い合わせ | 月5.5万円〜(経理・月30時間)/労務は要問い合わせ | 月額18万〜20万円(月30時間)/初期費用は要問い合わせ | 月額3.8万円〜(税抜)/初期費用は要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 月額15万円〜(スタンダード)・30万円〜(エキスパート) | 要問い合わせ | 給与計算 基本10,000円+人数加算/社保手続き 月20,000円〜(人数別)※税別 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 月額 10名まで33,000円/11〜50名27,500円+770円×人数(税込) | 給与計算 1〜5名 月10,000円/6〜20名 1名1,700円/月(税別) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 初期費用200,000円/事業所/月額1,600円〜/名(税抜) |
| 第三者認証 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | Pマーク | 記載なし | 記載なし | 記載なし | Pマーク・ISMS(ISO/IEC 27001)・SOC1 Type2 | Pマーク | 記載なし | 記載なし | ISMS(ISO/IEC 27001/シリーズ全体) | ISMS(ISO/IEC 27001・27017) | 記載なし | Pマーク・ISMS(ISO/IEC 27001)・ISO 9001 | 記載なし | 記載なし | Pマーク | Pマーク | 記載なし | 記載なし | 記載なし | ISMS(ISO/IEC 27001・27701) | 記載なし | ISMS(ISO/IEC 27001・27017) | 記載なし | Pマーク・ISMS(ISO/IEC 27001) | Pマーク | 記載なし | Pマーク | ISMS(ISO/IEC 27001)・ISO 9001 | 記載なし | 記載なし | Pマーク | 記載なし | 記載なし | 記載なし | Pマーク | 記載なし |
| 特徴 | 公認会計士・税理士が対応する経理代行。自社クラウド会計「10book」を無料提供 | 経理DXと業務フロー設計をセットで代行。会計×ITの一気通貫が強み | マネーフォワード クラウド導入支援込みの経理BPO。最短5営業日で月次試算表 | 1989年設立の老舗。279社・123万人超の受託実績(フルスコープBPO) | パーソル系の人事BPaaS。年末調整など大企業の労務を大規模に代行 | 三菱総研DCSの人事給与システム+代行。約2,000社・月55万人(2021年時点) | 上場企業向けBPOセンター型。会計士参画・シェアードモデル | 三菱HCキャピタル系。オーダーメイド/パッケージ/SaaSの3方式 | 日本郵政グループの大規模・官公庁寄り給与計算BPO | freee人事労務上で動くBPaaS。初期費用なしの明朗価格 | ジョブカン給与計算+社労士連携のシステム一体型代行 | 代行+システム+電子明細をセット。基本料なし1名1,000円〜 | アマノのクラウド給与+入力代行。勤怠連携に強み | BPO運営20年。価格シミュレーターで費用を試算できる | FOC(旧NOC)の給与計算特化。Pマーク取得第1号を標榜、全国対応 | PKSHA系のフルアウトソーシング。社員窓口・社労士連携 | 給与BPOとDXを一体化したBPaaS | 完全リモートの専門チーム型オンライン経理代行 | オンラインアシスタントの経理版。月額定額・会計ソフト4種連携 | 経理・財務・労務を稼働時間制で柔軟に代行(最短2カ月契約) | パーソル系のオンライン業務代行。労務・採用も対応 | 主要労務クラウド連携の月30時間チーム代行 | Chatwork運営の労務代行。主要人事労務クラウドと連携 | 給与・社保から財務会計まで横断するバックオフィス代行 | 会計事務所母体のワンストップBPO。2,800社以上の実績 | 簿記2級以上のスタッフが対応する経理アウトソーシング | 社労士法人が契約主体。給与計算と社保独占業務を一元受託 | 社労士法人母体の給与計算特化。公式に料金表を公開 | 社労士法人併設の給与計算特化。100〜5,000名対応 | 税理士法人エスネットワークス系の3パッケージ型 | ISO/IEC 27001/9001を保有する給与計算特化 | 社労士法人の給与計算特化。規模別料金を公開 | 税理士法人の給与計算代行。1名〜・規模別料金を公開 | 給与だけ/社保だけの部分委託に対応(〜3,000名) | 社労士法人(KBR)。全国7拠点で社保手続き・給与計算 | 従業員100人未満に特化した士業連携型 | キャリアリンク系。システム選定から運用まで一括 | バイリンガル対応で外資・外国企業向けに強み | 既存給与システムを活かす代行+社労士提携。初期・単価を公開 |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | 公式資料を見る | オンライン相談を予約 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト |
※各社公式サイト等の公開情報をもとに作成(2026年10月時点)。第三者認証・料金は確認時点のもので、公式に金額の記載がない項目は「要問い合わせ」、公式一次情報で認証を確認できない場合は「記載なし」と表記しています。最新の料金・対応範囲・認証状況は各社の公式情報をご確認ください。
サービス個別紹介
比較表で気になった委託先について、提供会社・特徴・料金・対応範囲を個別に紹介します。前述の3つのタイプ別に取り上げるので、自社に合うタイプから読み進めてください。
給与計算を専門に任せたいタイプのサービス
給与・賞与計算を中核に、必要に応じて社会保険手続きまで任せられる専門型のサービスです。
1. ペイロール(株式会社ペイロール)

1989年設立の株式会社ペイロールが運営する、大企業向けの給与計算BPOです。給与・賞与計算に加え、年末調整補助・地方税特別徴収補助・マイナンバー管理・入退社手続き・従業員からの問い合わせ対応まで、給与まわりの業務を一括で請け負うフルスコープ型が特徴です。
既存の人事・勤怠システムとはコネクタ連携・API連携・個別開発の3方式で接続でき、身上変更や証明書発行といった従業員からの照会には専用コールセンターが対応します。公式サイトでは279社・123万人超の受託実績を掲げています(時点の明記はなし)。料金は従業員数・委託範囲に応じた個別見積りです。
2. COMIT HR(株式会社InfoDeliver)

株式会社InfoDeliverが運営する人事労務BPOです。給与・賞与計算を基盤に、年末調整・勤怠管理・住民税・入退社・社会保険まで、委託したい業務を組み合わせて利用できます。フルアウトソーシングから部分委託まで、自社の体制に合わせて範囲を設計できる点が特徴です。
社会保険・労働保険の申請と手続き代理は提携する社会保険労務士法人が担当し、年末調整の法定調書・給与支払報告書の電子申告は提携税理士法人が担います。窓口はCOMIT HRに一本化でき、公式サイトには対象人数などを入力してコストを試算できる価格シミュレーションを設けています。導入事例は従業員400〜1,100名規模の企業が中心で、契約から最短3ヶ月で稼働します。
3. NOC給与計算アウトソーシング(芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社)

芙蓉総合リースグループの芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社(略称FOC、旧NOCアウトソーシング&コンサルティング)が運営するサービスです。旧称の「NOC給与計算アウトソーシング」として比較サイトにも掲載されています。給与・賞与計算や年末調整を基本に、勤怠管理・入退社対応・従業員問い合わせ窓口をオプションで追加できます。
社会保険・労働保険の手続きはNOC社会保険労務士法人または提携する社労士事務所が担います。勤怠データをCSV出力できるシステムなら連携でき、自社ASP「SMART LINKシリーズ」との統合提供にも対応します。対応規模は300名以上が目安(300名以下も相談可)で、プライバシーマーク・ISO/IEC 27001・ISO 9001を保有します。料金は業務範囲・従業員規模に応じた要見積です。
4. アクタス(アクタス社会保険労務士法人)

アクタス社会保険労務士法人が契約主体となって提供するBPOです。社会保険手続きの代理が社労士の独占業務であることから、給与・賞与計算と社会保険・労働保険の手続き、年末調整までを一つの社労士法人が一元的に引き受ける体制をとります。給与計算だけ、社会保険手続きだけといった部分委託にも対応します。
導入時はグループのアクタスITコンサルティングがシステム構築に伴走し、標準で約3か月で稼働します。OBC「奉行クラウド」のBPaaS認定事業者で、外国人従業員の国際税務にも対応します。ISO/IEC 27001とプライバシーマークを取得しており、料金は要問い合わせです。
5. シャノアス(シャノアス社会保険労務士法人)

静岡と東京に拠点を置くシャノアス社会保険労務士法人の給与計算アウトソーシングです。社労士法人が母体のため、給与計算と社会保険手続きを一体で任せられます。給与項目の変更や支給方法の調整にも応じ、Web明細発行・年末調整・住民税手続きはオプションで組み合わせられます。
給与計算代行の料金は基本料金10,000円に従業員1名あたり500〜2,000円を加算する体系(税別・目安、作業工程数により相談)です。労働・社会保険手続き代行は従業員数別の月額(1〜9名で20,000円など、いずれも税別)で示されています。プライバシーマークを取得し、両オフィスから社労士が直接訪問する対面型のコンサルティングも掲げています。
6. イージーネット(株式会社イージーネット)

株式会社イージーネット(社会保険労務士法人イージーネットを併設)が運営する給与計算特化型です。勤怠データの吸い上げから給与計算、Web明細発行までを一気通貫で代行し、給与計算・社会保険手続き・勤怠管理・助成金申請・労務相談の5分野を包括的に請け負います。
社労士資格保有者を含む体制で、月次給与計算・賞与計算・年末調整・住民税年度更新に加え、入退社時の資格得喪や各種手当金申請などの社会保険手続き、マイナンバー管理まで対応します。公式サイトでは社員数と委託したい業務を選ぶと概算見積もりを取得できます。料金は委託範囲により異なり、金額は非掲載です。
7. エスペイロール(社会保険労務士法人エスネットワークス)

社会保険労務士法人エスネットワークスが提供する「エスペイロール」は、委託範囲を3つのパッケージから段階的に選べる給与計算特化型です。標準パッケージは給与・賞与計算・年末調整・有給休暇管理をカバーします。
上位のビジネスパッケージでは社内規程の構築や給与改訂シミュレーション、マネージメントパッケージでは人事制度企画まで、「人事部長に代わる業務」へ委託範囲を広げられます。社労士法人が母体のため社会保険手続きとも一体で対応し、料金はパッケージ別の要問い合わせです。
8. メイソンコンサルタント(メイソンコンサルタントグループ株式会社)

メイソンコンサルタントグループ株式会社による給与計算代行です。給与・賞与計算から支給控除計算・振込データや住民税納付データの作成、賃金台帳・給与明細(Web明細含む)の整備までを担い、年末調整・住民税・社会保険手続きにも対応します。
Q&Aでは1名から1,000名規模まで給与計算を受託すると案内し、従業員5名の企業も対象としています。ISO/IEC 27001とISO 9001を取得しています。料金は公式サイトに金額の掲載がなく、要問い合わせです。
9. An-field(社会保険労務士法人An-field)

公式サイトに企業規模別の料金表を公開しているのが、社会保険労務士法人An-fieldの給与計算アウトソーシングです。社労士法人として給与計算と社会保険手続きを一体で対応します。
月額料金は10名まで33,000円、11〜50名で27,500円+従業員1名あたり770円(いずれも税込)といった規模別の体系です。初期費用は50名までが初月のみ顧問料1.5か月分、51〜100名は導入テストラン330,000円(税込、初月のみ)。社会保険手続きは月額550円×人数の顧問オプションで追加できます。
10. YFPクレア 給与計算代行(税理士法人YFPクレア)

税理士法人YFPクレアが手がける給与計算代行です。毎月の給与計算・賞与計算・年末調整を、必要なサービスだけを組み合わせて委託できます。従業員1名から依頼でき、100名以上の給与計算にも対応すると案内しています。
給与計算の基本料金は1〜5名で月額10,000円(一律)、6〜20名は1名あたり月1,700円(いずれも税別)です。タイムカード集計や賞与計算、給与振込代行などはオプションで追加します。年末調整は税理士業務にあたるため税理士法人が担当し、給与計算とあわせて依頼する場合は基本料0円で受けられます。
11. さかえ経営(株式会社さかえ経営)

株式会社さかえ経営による給与・社会保険業務のアウトソーシングです。単なる計算代行にとどまらず、計算体制の見直しや業務フロー改善まで含む「カイゼン給与計算」として提供します。社会保険手続きだけを外注し給与計算は自社で続けるといった部分委託にも対応します。
マネーフォワード・freee・ジョブカン・SmartHR・kaonaviなどのシステムに対応し、勤怠が未整理の状態でも受託できます。従業員数3,000名規模まで対応可能と公式に明記し、お急ぎプランなら最短1か月で外注を開始できます。プライバシーマークを取得しており、料金は非掲載で試算ボタンから見積もります。
12. 小林労務(社会保険労務士法人小林労務)

KBRグループの社会保険労務士法人小林労務による、社会保険手続き・給与計算のアウトソーシングです。1993年開業で、東京・虎ノ門を拠点に全国7拠点を構え、社会保険手続きのアウトソーシングには専用サイトを設けています。
給与・賞与計算と社会保険手続きに加え、労務コンサルティングやメンタルヘルスサポートまで労務領域を幅広く支援します。料金はサポート内容・企業規模に応じて相談後に説明される要問い合わせです。
13. つばさ会計事務所(株式会社つばさ会計事務所)

東京・千代田区の株式会社つばさ会計事務所による給与計算・社会保険業務のアウトソーシングです。従業員100人未満の法人を最も得意とし、勤怠集計から給与計算、給与明細・Web明細の作成までを専門チームが担います。
社会保険・労働保険の手続きは、併設するつばさ社会保険労務士事務所が提供します。料金は月額20,000円からで、導入例として飲食業(50名)の給与計算代行が月65,000円、卸売業(200名)の年末調整が220,000円と公式に示されています。
14. アイエーピー(株式会社アイエーピー)

株式会社アイエーピー(iAP)は、東京・千代田区で人事・給与計算アウトソーシングを手がけます。給与計算と社会保険手続きを中心に、採用・労務管理・福利厚生まで人事領域を一括で委託できます。
特徴はスタッフ全員がバイリンガル(日本語・英語・フランス語・中国語)で対応する点で、外資系企業や在日外国企業の日本法人のバックオフィス受託に対応します。会計アライアンス「INPACT」に2017年から参加し、プライバシーマークを2023年に取得しています。料金は公式サイトに記載がなく、要問い合わせです。
15. アークスリー 給与サポート(株式会社アークスリー)

大阪市の株式会社アークスリーが提供する給与計算アウトソーシング「給与サポート」です。入退社情報・マイナンバーの管理から、固定給・変動給の反映、給与計算、給与明細・一覧表や振込データの作成までを代行します。
マネーフォワード・freee・給与奉行など既存の給与計算システムをそのまま使える点が特徴で、新規導入時は提案・導入支援も行います。社会保険手続きや住民税切替は提携する社会保険労務士事務所と連携します。料金は初期費用が給与計算200,000円/事業所、月額が1名あたり1,600円から(いずれも税抜)で、2024年12月時点で約60社の給与計算を代行しています。
経理・労務までまとめて任せたいタイプのサービス
給与計算に加え、経理・勤怠・入退社手続きなどバックオフィス業務を幅広く代行するサービスです。
1. Tenbook(テンブック)(シンアカウンティングサービス株式会社)

シンアカウンティングサービス株式会社が運営する、記帳から決算・税務申告までをオンラインで代行する経理アウトソーシングサービスです。公認会計士・税理士の資格を持つ代表のもと、原則3名のチームで対応します。
月額定額に記帳〜申告書作成までを含み、決算料は0円です。料金は免税事業者で月額29,500円〜、課税事業者で月額43,500円〜(いずれも税別)。契約者には自社開発のクラウド会計ソフト「10book」を提供します。
給与計算・賞与計算・年末調整はオプション扱いで、金額は公式サイトに記載がありません。経理を主体として任せたい中小企業・スタートアップに向くサービスです。
2. Wheat Accounting(株式会社Wheat)

スタートアップ・スモールビジネスを対象に、記帳・請求書作成・経費精算・振込対応・給与計算・月次決算までを月次で代行する経理アウトソーシングです。運営は株式会社Wheat。導入時にクラウド会計の設定と業務フローの再設計を行い、その後の運用まで担います。
料金は月額30,000円〜の定額制で、初期費用は導入時のフロー構築・クラウド会計初期設定として初月のみ発生します(金額は見積時に提示)。対象は法人のみで、全国にオンライン対応。freee・マネーフォワード クラウドに対応します。
税務申告は連携する税理士、社会保険・労働保険の代理申請は連携する社労士が担当する体制です。賞与計算・年末調整はオプション対応で、既存の顧問税理士との併用もできます。
業務フローの再設計が実際の委託効果にどう表れるかについて、代表の佃誠吾氏は導入事例を次のように挙げています。

コスト面で大きく効果が出た事例としては、売上高3億円規模のお客様で、従来、派遣社員3名体制で月額約80万円を要していたバックオフィス業務を当社が引き継ぎました。業務フローをゼロベースで見直した結果、月額20万円以下での運用を可能にし、約75%のコスト削減に成功。単なるコストダウンに留まらず、アウトプットの品質改善も同時に果たした好例です。
業務効率化の事例としては、従業員100名規模のお客様で、Excelを用いた手作業で、完了までに1週間を要していた給与計算業務の事例です。システムの最適化と人員配置の再設計を徹底した結果、2〜3日での完了を実現。コスト・工数ともに50%以上の削減に繋がりました。これは個人のスキルに頼るのではなく、業務プロセスを正しく組み立て直したことによる成果です。
3. マネーフォワード おまかせ経理(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウドの提供元である株式会社マネーフォワードが手がける経理BPOサービスです。クラウドの導入支援から、記帳・請求・支払・給与計算、業務フロー設計までをまとめて委託できます。
料金は依頼する業務範囲とボリュームに応じた個別見積もり方式で、公式は従業員5名規模で月10万円〜、25名規模で月20万円〜(いずれも税抜)という目安を示しています。月次試算表は最短5営業日で提供し、無料相談から運用開始まで最短2か月が目安です。
経理実務はグループ会社の株式会社キャシュモが担当します。決算申告などの税務業務は対象外で、必要な場合は公認メンバーの税理士を紹介。給与計算・賞与計算に対応し、労務顧問はオプションです。
4. freee人事労務アウトソース(フリー株式会社)

クラウド人事労務ソフト「freee人事労務」の上で、フリー株式会社が給与計算や労務業務を代行するシステム一体型(BPaaS)のサービスです。代行した情報がソフト上に蓄積され、企業の成長に合わせて外注から内製へ移行できる設計になっています。
受託業務は月次給与計算・賞与計算・年末調整・住民税更新・入退社手続き・身上変更などです。社会保険の資格取得・喪失届といった手続きや振込データ作成は公式ページに明示がなく、対応可否は問い合わせでの確認が必要です。
料金は料金ページのアウトソースプランで月額95,000円(50名分込み)、追加1人あたり1,900円/月(税抜)。既存の顧問社労士とはクラウド上で書類共有などの連携ができ、いない場合はfreeeから紹介します。
5. ジョブカンBPO(株式会社DONUTS)

クラウド給与計算システム「ジョブカン給与計算」と社会保険労務士が連携して運用する、給与計算の代行(BPO)サービスです。運営は株式会社DONUTS。
勤怠データの確認から給与計算、給与明細のWeb発行、年末調整までを一括で委託でき、顧客はクラウドのアカウントを共有して計算の進捗を確認できます。パートナー社労士法人の監修のもと専門チームが運用し、法改正にも対応します。賞与計算や社会保険手続きの対応可否は公式に明示がなく、問い合わせでの確認が必要です。
料金は非公開で、課題・業務フローのヒアリング後に提案し、初回打ち合わせから最短3か月で運用開始します。対応規模は公式に明記がなく、公式掲載の導入事例は従業員250名規模の2社です。
6. RoboRoboペイロール(オープン株式会社)

給与計算の代行・給与計算システム・電子給与明細発行・人事情報管理を1つにまとめて提供する、システム一体型のサービスです。社労士監修のもと、オープン株式会社が運営します。
毎月の勤怠情報をもとに給与計算を行い、結果をCSVデータまたは給与明細管理システムに納品する代行型の運用で、Web給与明細も無料で提供されます。料金は基本料金なし・初期費用0円で、従業員1名あたり月額1,000円〜です。
打刻エラーチェックを備え、人事・勤怠・会計システムとデータ連携できます。RoboRoboシリーズ累計で5,000社超の導入・継続率99.2%とされますが、いずれもシリーズ全体の数字です。
7. CYBER XEED給与(アマノビジネスソリューションズ株式会社)

アマノグループのアマノビジネスソリューションズ株式会社が提供する、勤怠・人事・給与クラウド「CYBER XEED」シリーズの給与計算製品です。給与計算・年末調整・住民税更新・Web給与明細・銀行振込データ作成までをクラウドで扱えます。
システム単体の利用に加え、給与・勤怠データの入力やマスター保守を専任オペレーターが代行する給与アウトソーシングオプションを、フル/部分から選べます。CYBER XEED就業・人事と同一データベースで運用でき、就業を併用すると勤務データが自動連携します。
料金はCYBER XEED給与で初期費用50万円〜・月額2万円〜(アウトソーシングオプション利用時は別途費用)。導入後のサポートは無料です。ISMS認証(ISO/IEC 27001・27017)を取得し、遠隔地バックアップデータセンターを保有します。
8. CASTER BIZ accounting(株式会社キャスター)

完全リモートの専門チームが企業の経理業務を代行する、オンライン経理アウトソーシングサービスです。東証グロース上場の株式会社キャスターが展開する「CASTER BIZ」シリーズの経理特化ブランドにあたります。
対応範囲は経費精算・請求・支払・記帳・債権債務管理・月次/年次処理・税理士対応で、依頼業務によっては給与計算や入退社手続きなど労務にも対応します。クラウド会計を利用中、または導入予定の企業が対象です。
料金は従業員規模・業務量に応じて月額22.5万円〜68万円(税抜)。公式は専門チームを最短3営業日で立ち上げると説明しています。新規依頼の増加により、すぐにサービスを開始できない場合があると案内されています。
9. HELP YOU 経理(株式会社ニット)

株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシング「HELP YOU」の経理特化メニューです。請求・支払・経費精算・記帳・月次決算・資金繰り表作成から業務フロー整理までを、稼働時間ではなく業務範囲に応じた月額定額で請け負います。
初期費用は0円で、合意した業務範囲内なら追加費用は発生しません。料金は業務範囲別に、日常経理の月額15〜30万円から、経営管理・連結対応の月額60万円〜要相談まで(いずれも税別・1年契約時の目安)。税務判断・税務申告・税務相談は税理士資格が必要なため対象外です。
経理担当は日商簿記2級以上の資格者や経理実務経験者で、チーム制と専属制を選べます。マネーフォワード・freee・弥生・PCAクラウドを扱い、福岡のBPOセンターで紙の請求書・領収書のスキャンにも対応します。
10. BackofficeForce(バックオフィスフォース)(BackofficeForce株式会社)

経理・財務・労務を中心としたバックオフィス業務を、SaaSと専門人材を組み合わせて代行・構築するクラウド型サービスです。運営はBackofficeForce株式会社(旧グランサーズ株式会社)で、公認会計士である代表のもと、公認会計士と税理士が運営に関与します。
記帳代行・入金/支払消込・月締め処理・請求書発行・給与計算などに対応し、振込承認や営業・広報などのコア業務は対象外です。会計システムの指定はなく、利用中のシステムに合わせて対応します。
稼働時間は月ごとに設定・変更できる変動費型で、契約は2か月から、長期の縛りはありません。予定時間の超過分は時間単価の1.3倍を加算します。月額・最低稼働時間は非公開のため、見積もりでの確認が必要です。
11. StepBase(ステップベース)(パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社)

パーソルグループのパーソルビジネスプロセスデザイン株式会社が運営するオンライン業務代行(BPO)です。給与計算・年末調整・勤怠管理・入退社手続きを含む人事・労務を、経理・採用・総務などと並ぶ業務カテゴリの一つとして委託できます。
直雇用のアシスタントが担当し、社内に7,000以上蓄積した業務手順書を活用するため、依頼側でのマニュアル整備が不要で稼働開始が早い点を訴求しています。契約は月10時間・最短3か月から可能です。
料金は経理カテゴリで月30時間5.5万円〜(税別)が公式に示される一方、人事・労務には専用ページがなく「月30時間・要見積もり」とされており、労務単体の実額は問い合わせで確認する必要があります。社会保険関連で社労士の独占業務に対応するかも公式に明記がなく、確認が必要です。
12. Remoba労務(株式会社Enigol)

クラウドサービスに詳しいオンラインワーカーに労務業務をまるごと依頼できる、労務アウトソーシングサービスです。運営は株式会社Enigol。
入退社手続き、勤怠データ集計、月次給与計算・賞与計算、年末調整の補助などを月30時間単位のチーム体制で代行します。既存の顧問社労士との契約変更は不要で、社労士とのやり取り自体を引き受ける運用面の補完という立ち位置です。freee人事労務・SmartHR・マネーフォワード クラウド給与・KING OF TIMEなど主要な労務クラウドに対応します。
料金は月30時間対応で、12か月契約の年間プランが月額18万円、6か月プランが月額20万円。土日・深夜対応はオプション(月額5万円)です。業界の縛りはなく、約250名規模の福祉法人からIPO準備企業まで導入実績があります。
13. Chatwork労務アシスタント(株式会社kubellパートナー)

労務部門の定常業務から入退社・休職復職の手続きまで一括して委託できる、労務業務代行サービスです。運営は株式会社kubell(旧Chatwork)グループの株式会社kubellパートナー。
給与計算・勤怠締め・年末調整の補助に加え、入社・退社・休職復職の事務手続きや、契約業務範囲内での従業員からの問い合わせ対応までを代行します。Chatwork上で従業員・顧問社労士とのやり取りを一元化できる点が特徴です。社会保険労務士法などの独占業務は受託せず、顧問社労士との連携でカバーします。
料金は契約期間で変わるチケット制で、12か月プランなら月額3.8万円〜(実働10時間/月〜、余った時間は翌月へ繰り越し可)。業務別の目安は給与計算のみで従業員50名規模で月6万円〜です。freee人事労務・マネーフォワード クラウド給与・SmartHRなどと連携し、ISO/IEC 27001・27701を取得しています。
14. NMPスペシャリスト(株式会社NMPスペシャリスト)

人材派遣・BPO・業務コンサルティングを手がける株式会社NMPスペシャリストが提供する、給与計算を中心としたBPOサービスです。2023年12月にコンタクトセンター運営のCENTRIC株式会社の完全子会社となりました。
標準メニューは給与計算・賞与計算・年末調整・住民税処理・昇給処理で、社会保険・労働保険の手続きは要望に応じたオプション対応です。勤怠集計・有給管理や、記帳・仕訳・伝票入力といった財務会計代行にも対応します。社会保険手続きでは社労士と連携し、既存の社労士事務所からの切替も可能です。
料金は依頼内容・期間に応じた要見積りです。給与計算代行のみなら通常3か月の準備期間を経て4か月目から稼働し、事務サービスを含めると4〜6か月程度が目安。公式掲載の導入事例は従業員30〜700名規模です。
15. CSアカウンティング(CSアカウンティング株式会社)

会計・経理・税務から給与計算・社会保険手続きまでを一社で受託する、ワンストップ型の経理・人事BPO事業者です。1990年に本郷公認会計士事務所(現 辻・本郷税理士法人)から独立して設立された、会計事務所を母体とする老舗にあたります。
記帳・月次/年次決算・連結決算・支払業務・税務申告書ドラフト作成に加え、給与計算・社会保険手続きまで対応し、中小企業から上場企業およびそのグループ会社までを対象とします。約150名の公認会計士・税理士・社会保険労務士を中心とした有資格者が在籍。税理士業務は辻・本郷税理士法人、社労士業務は社会保険労務士法人CSHRが担当します。
料金は業務量・スケジュールに応じた変動費型で、個別見積もり(公式に料金表の掲載なし)。情報セキュリティのISO/IEC 27001・27017を取得し、公式サイトでは上場企業を含む導入2,800社以上を掲げています。
16. スマート経理(株式会社M&Tコンサルティング)

クラウドとチャットツールを使って経理業務を遠隔で代行する、経理アウトソーシングサービスです。運営は大阪の株式会社M&Tコンサルティング。領収書等をスキャンしてクラウドで共有し、やり取りはチャットで行います。
委託できる業務はスタンダードプランが請求・支払・給与計算・経費精算・会計入力で月額15万円〜、エキスパートプランがこれに資金繰り・融資相談・資産管理を加えて月額30万円〜です(年末調整事務はオプション、請求書の封入・発送は別途費用)。記帳代行のみといった単体業務の請け負いは行っておらず、経理をまとめて委託する前提です。
対応は簿記2級以上で社内研修を受けたスタッフが複数人のチームで担当し、毎月の試算表を締日から5営業日以内にクラウドで提供します。現在の顧問税理士を変更する必要はありません。
大企業・多拠点の規模に対応できるタイプのサービス
統合システムと専門チームで、数千名規模・多拠点の人事給与を安定運用できるサービスです。
1. ラクラス(ラクラス株式会社)

パーソルグループのラクラス株式会社が運営する人事BPaaSで、クラウド型人事管理システム「Tokiwagi(常盤木)」と業務代行を一体で提供します。給与計算・社会保険手続き・年末調整・入退社手続き・勤怠管理まで、労務領域をシステムと運用でまとめて委託できます。
主な対象は従業員1,000名以上の大企業で、公式サイトでは760社・86万人以上の受託実績を掲げています(集計基準日の記載はなし)。公開されている導入事例の受託人数は1,700〜22,300名規模に及びます。
記帳・請求・支払などの経理業務は対象外で、社会保険・労務領域に特化します。社労士の独占業務は提携先との別契約で担う建付けです。料金は従業員数・利用機能に応じた個別見積もりで、公開の価格表はありません。
2. PROSRV(三菱総研DCS株式会社)

三菱総研DCS株式会社が1970年の創業以来、給与計算を主力事業として提供してきたサービスです。クラウド型人事給与システム「PROSRV on Cloud」に、月例の人事給与事務を代行する月例事務サービスと、年末調整などを代行するスポット事務サービスを組み合わせられます。
システムのみの利用から人事給与業務のフルアウトソーシングまで、予算や検討段階に応じて委託範囲を段階的に広げられる設計です。健康保険・厚生年金の算定基礎届や月額変更届など5帳票はマイナポータルAPIで電子申請でき、紙のやり取りを減らせます(2021年9月発表)。
導入社数は約2,000社、月間の給与処理は55万人に上ります(いずれも2021年時点の公式発表値)。専門スタッフ400人以上が電話・メール・チャットで対応し、電話サポートは平日9時〜17時30分です。料金は要問い合わせです。
3. BBSの人事給与BPO(株式会社ビジネスブレイン太田昭和)

株式会社ビジネスブレイン太田昭和が、国内10拠点・海外1拠点のBPOセンターで提供する経理・財務/人事給与のアウトソーシングです。経営会計コンサルティングを母体に、日常会計から連結決算、人事給与まで幅広い業務を受託します。
経理・財務BPOは、公認会計士が直接参画する「会計士参画経理BPOモデル」と、グループ各社の経理を一括代行する「シェアード経理BPOモデル」を用意します。公認会計士・税理士や上場会社の経理経験者が在籍し、ENEOS Xplora・東急・ミサワホームなど大企業・上場企業への提供実績があります。
料金は要お問い合わせで、公開の価格表はありません。導入前にはBPOセンターの視察を含む無料相談会があり、対象業務の抽出や導入概算費用を算出する業務調査は有料と案内されています。
4. MHCトリプルウィンの給与計算アウトソーシング(MHCトリプルウィン株式会社)

三菱HCキャピタルグループで給与計算・人事BPOを専業とするMHCトリプルウィン株式会社のサービスです。上流工程から受託するオーダーメイド型、コア業務を標準化したパッケージ型「GrowAssist給与計算」、システム環境を提供するSaaS型の3方式から、要件と予算に応じて選べます。
人事給与システム「POSITIVE」や就業管理システム「LYSITHEA」を基盤とし、これらを既に導入済みの企業はそのまま運用を引き継げます。従業員からの直接の問い合わせ窓口まで請け負う実務支援型BPOを掲げ、社会保険手続きは提携の社会保険労務士が担います。
プライバシーマーク、ISO/IEC 27001、SOC1®Type2報告書を取得し、日立グループのデータセンターに専用サーバを設置して24時間365日監視しています。本稼働までの導入期間は平均6か月程度、料金は統一メニュー単価を設けない個別見積もりです。
5. BPOソリューション(日本郵政コーポレートサービス株式会社)

日本郵政グループの日本郵政コーポレートサービス株式会社が提供する給与計算業務アウトソーシングです。グループ約40万名強の業務代行で培った大量処理のノウハウを背景に、「自動化」「二重化」「単純化」を徹底して処理品質を担保するとしています。
主な対象は官公庁・国立大学・特殊法人・独立行政法人や大規模企業、公共団体で、国立大学法人向けには数千名規模のシステム運用実績があります。国家公務員に準じた給与規定や人事院勧告への対応実績を持つ点も、公共性の高い組織向けの特徴です。
給与計算に加え社会保険・年末調整・住民税・マイナンバー、給与明細のWeb配信まで対応し、総務・経理など周辺業務も委託できます。料金は公開されておらず、資料請求・問い合わせでの確認となります。
6. トライアンフ 給与計算アウトソーシング(株式会社トライアンフ)

組織・人事・採用領域のコンサルティングとアウトソーシングを手がける株式会社トライアンフ(PKSHA Technologyグループ)の給与計算アウトソーシングです。給与計算に加え、社員窓口・年末調整・マイナンバー管理まで人事労務業務をまとめて委託できます。
運用プロセスは1社ごとに設計され、顧客ごとに原則2名以上の担当者が固定でつく体制です。給与計算システムの指定はなく、既存の勤怠システムやマイナンバーシステムと連携できます。社会保険関連の手続きは提携の社会保険労務士法人が担当します。
公式ページで示す主な対象は従業員1,000名未満で、公開されている活用事例は約300〜1,200名規模です。航空会社エールフランスKLMの事例では、給与計算・社会保険手続きから始め、確定拠出年金手続きや証明書発行まで対応範囲を広げています。料金は要見積です。
7. 給与DX(株式会社エムザス)

給与業務の外部委託とDX化を同時に進められるようにしたのが、株式会社エムザスの「給与DX」です。業務代行とkintoneアプリ「EMクラウド」などのデジタルサービスをセットで提供し、データ共有を通じて処理のロスやミスの削減を図ります。
給与・賞与計算は4,000名規模まで対応し、社会保険の手続きデータ管理や従業員からの問い合わせ対応、住民税の更新、年末調整のWeb化まで含みます。奉行クラウドの構築支援では、奉行認定の社会保険労務士が導入を伴走します。
給与とシステムの両方を約20年にわたり本業としてきた経緯から、継続顧問型・プロジェクト型のDX診断・計画・企画の相談にも応じます。料金は要問い合わせです。
8. ジャパン・ビジネス・サービスの人事給与サービス(株式会社ジャパン・ビジネス・サービス)

キャリアリンクグループの株式会社ジャパン・ビジネス・サービス(JBS)が提供する人事・給与のフルアウトソーシングです。システムの選定・導入支援から給与計算の運用代行、運用フローや制度の提案までを一気通貫で引き受けます。
東京・大阪・札幌の3拠点から全国の企業を支援し、年末調整業務やオーダーメイド型のメニューも用意します。人材サービスを母体とするグループ基盤を生かし、業務改善コンサルティングも含めて対応します。料金や対応規模、セキュリティ認証は公式サイトに記載がなく、要問い合わせとなります。
まとめ
給与・労務アウトソーシングを評判で選ぶときは、各社が掲げる満足度や口コミを出どころとともに読み解き、評判の良い委託先に共通する「正確性・応答の速さ・自社への適合」を手がかりにするのが有効です。そのうえで、任せたい業務範囲(給与計算だけか、社会保険手続きまでか)、自社の従業員規模、料金体系、セキュリティ体制を突き合わせれば、口コミだけでは見えない適合まで確かめられます。
社会保険手続きや助成金申請、就業規則の作成・届出は社労士の独占業務にあたるため、これらを任せたい場合は委託先の社労士資格・連携体制の確認を忘れないようにしましょう。気になる委託先が見つかったら、複数社の資料をまとめて取り寄せ、料金と対応範囲を自社の条件で比較してみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 給与計算アウトソーシングとは何ですか?
A. 給与計算アウトソーシングとは、毎月の給与・賞与計算や給与明細の発行、年末調整などの業務を外部の専門業者に委託する仕組みです。給与計算専門会社・社労士法人・税理士法人・BPO事業者などが請け負い、委託先やプランによって、給与計算だけを任せる形から社会保険手続きや労務全般まで含める形まで、範囲を選べます。
Q. 給与計算アウトソーシングの評判・口コミはどこまで信用できますか?
A. 給与計算アウトソーシングの評判・口コミは、出どころと自社との条件の近さを確かめたうえで参考にすべきで、数字をそのまま鵜呑みにするのは避けるのが賢明です。各社が掲げる「満足度◯%」「継続率◯%」は調査の母数や方法が示されないことも多く、口コミ投稿サイトには謝礼付きで評価に偏りが出るものもあります。
従業員規模・業種・任せた業務範囲が自社に近い利用者の声を重視し、低評価の理由が自社でも起こりうるかを見極めると、評判に振り回されずに判断できます。
Q. 給与計算アウトソーシングで社労士でないと任せられない業務は何ですか?
A. 給与計算そのものは資格がなくても代行できますが、社会保険・労働保険の手続き代行、助成金の申請代行、就業規則の作成・届出は社会保険労務士(社労士)の独占業務にあたります。社会保険労務士法により、資格のない者が報酬を得てこれらの事務を業として行うことは禁じられています。給与計算に加えて社会保険手続きまで任せたい場合は、委託先が社労士資格を持つか、社労士法人と連携しているかを必ず確認しましょう。
出典・参考資料(1件)
- 出典:社会保険労務士法 第27条(業務の制限)|e-Gov法令検索(法令本文)
Q. 給与計算アウトソーシングでは給与計算だけを任せることもできますか?
A. 給与計算アウトソーシングは、給与・賞与計算だけを切り出して委託することも可能です。多くの委託先が、給与計算を基本に年末調整・社会保険手続き・勤怠管理などをオプションで追加する形をとっており、「社会保険手続きだけを外注して給与計算は自社で続ける」といった部分委託に対応する業者もあります。まず属人化している給与計算だけを外に出し、必要に応じて範囲を広げる進め方ができます。
Q. 給与計算アウトソーシングの費用は、給与計算だけと社会保険手続きまででどう変わりますか?
A. 給与計算アウトソーシングの費用は、委託範囲が広がるほど上がり、給与計算のみの小規模なら月額2万〜5万円程度から、年末調整や社会保険手続きまで含めると月額10万円以上になる例もあります。料金体系は従業員1名あたり月額1,000〜2,000円程度の従量課金、月額固定、稼働時間ベース、個別見積もりに大きく分かれ、初期費用が別途かかる業者もあります。
自社が本当に任せたい範囲を絞ったうえで、複数社の見積もりを総額で比べることが費用を抑えるコツです。
Q. 中小企業でも給与計算アウトソーシングを利用できますか?
A. 中小企業でも給与計算アウトソーシングは利用でき、従業員数名規模から受託する委託先も多くあります。むしろ専任の給与担当を置きにくい中小企業ほど、属人化の解消や法改正への追従といった効果を得やすいといえます。ただし業者ごとに得意とする従業員規模の幅は異なるため、自社の人数が各社の想定するボリュームゾーンに収まるかを確認すると、割高になったり対応が手薄になったりするのを避けられます。
Q. 給与計算をアウトソーシングすると、社内に担当者は不要になりますか?
A. 給与計算をアウトソーシングしても、勤怠データの受け渡しや計算結果の確認を担う窓口は社内に残しておくのが安全です。計算業務を丸ごと外部に移すと社内にノウハウが蓄積されにくくなり、委託先への依存が強まります。最低限の確認ができる体制を残しておくと、イレギュラー時の対応や委託先とのやり取りがスムーズになり、委託先が万一変わる場合にも慌てずに済みます。
Q. 給与計算アウトソーシングの導入までどのくらいの期間がかかりますか?
A. 給与計算アウトソーシングの導入期間は委託先や業務範囲によって幅がありますが、本稼働まで3〜4か月程度を見込む委託先が多く、最短1か月で開始できるサービスもあります。従業員ごとの手当設定や社会保険の加入状況などの過去データの引き継ぎに時間を要するためです。
年度替わりや年末調整後など区切りの良い時期に合わせ、移行後の最初の数カ月は旧体制の結果と突き合わせて検証できる余裕を見込むと安全です。
Q. 給与計算アウトソーシングのセキュリティや個人情報保護は大丈夫ですか?
A. 給与計算アウトソーシングのセキュリティは、プライバシーマークやISMS(ISO/IEC 27001)などの第三者認証の取得状況、データの管理場所、再委託の有無を確認して見極めるのが基本です。給与・個人情報という機微なデータを外部に預けるため、認証の有無は評判と並ぶ信頼の判断材料になります。
専門業者の多くはこれらの認証を取得しているので、委託前に自社の求める水準を満たしているかをチェックしましょう。
Q. 利用中の給与ソフトや勤怠システムはそのまま使えますか?
A. 利用中の給与ソフトや勤怠システムは、委託先が対応していればそのまま使える場合が多いです。マネーフォワード・freee・ジョブカン・給与奉行など主要なシステムとの連携に対応する業者や、勤怠データをCSVで出力できれば受託できる業者があります。一方で委託先独自のシステム利用が前提のサービスもあるため、現在の運用を変えたくない場合は、契約前に連携の可否を確認しておきましょう。
Q. 法改正や社会保険料率の変更があった場合、委託先が対応してくれますか?
A. 社会保険料率や税制の改正は、委託先の専門業者が反映するため、自社で制度変更を追い続ける負担が軽くなるのがアウトソーシングの大きなメリットです。法改正への追従は委託する価値の中心にあたる部分ですが、対応する範囲や反映のタイミングは契約内容によるため、どこまでを委託先が担うのかを事前に確認しておくと安心です。
Q. 給与計算アウトソーシングを別の委託先に乗り換えるときの注意点は何ですか?
A. 給与計算アウトソーシングの乗り換えでは、移行期間中に旧体制と新体制の費用が重なる二重コストと、過去データの引き継ぎ漏れに注意が必要です。従業員ごとの手当設定や社会保険の加入状況が十分に引き継がれないと計算ミスにつながるため、移行時のデータ確認体制を委託先とすり合わせます。
切り替えは年度替わりや年末調整後など区切りの良い時期を選び、移行後の最初の数カ月は旧体制の結果と突き合わせて検証できる余裕を見込むと、つまずきを抑えられます。
Q. 「給与計算代行」と「給与計算アウトソーシング」「BPO」は違いますか?
A. 「給与計算代行」と「給与計算アウトソーシング」はほぼ同じ意味で使われ、BPOはより広く業務プロセス全体の外部委託を指す言葉です。給与計算代行・アウトソーシングは毎月の給与計算を中心に委託する形を指し、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)は給与計算に加えて経理・勤怠・採用など管理部門の業務まで幅広く任せる場合に使われることが多い用語です。
呼び方よりも、実際に任せられる業務範囲で委託先を見極めることが大切です。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
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