給与計算を特定の担当者が一人で抱え、退職や異動のたびに業務が止まりかけていませんか。勤怠・申請・給与のシステムが分かれてデータの手入力が増え、従業員からの問い合わせ対応やエラー確認に毎月追われている管理部門は少なくありません。
こうした負担を減らす方法として、計算だけを任せる「計算代行」から一歩進み、勤怠チェックから明細発行、年末調整、問い合わせ対応まで運用ごと外部に任せる「BPO(業務プロセスの委託)」が広がっています。では、BPOで委託すると実際にどこまで任せられ、何が自社に残るのでしょうか。
本記事では、給与計算をBPOで任せる際の委託範囲と自社に残る業務を整理し、提供形態を3つのタイプに分けて特徴と向き不向きを解説します。費用の考え方や導入の流れ、委託先の選び方も取り上げ、比較表と選定診断ツールで自社に合う委託先を見つけられるようにまとめました。
また、自社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
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給与計算のBPO(運用まるごと委託)とは|「計算代行」との違い
はじめに、よく混同される「計算代行」と「BPO(運用まるごと委託)」の違いを整理します。
計算代行は、自社が集計した勤怠データをもとに、支給額や控除額の計算だけを外部に任せる形です。計算の前後にあるデータの確認・入力や、明細の配布、年末調整といった作業は自社に残ります。
一方のBPOは、計算そのものに加えて、勤怠データのチェック、給与明細の発行、年末調整、従業員からの問い合わせ対応、申請・承認フローの運用まで、給与計算にまつわる業務プロセスをまとめて任せる形を指します。毎月繰り返す定型作業の多くが自社の手を離れる点が計算代行との大きな違いです。
この違いは、委託後に自社がどれだけ業務に関わり続けるかに表れます。計算代行では確認・入力の作業が自社に多く残りますが、BPOでは承認・発令などの判断業務に自社の役割を絞り込めます。委託先を選ぶときは、まず「どこまでの運用を任せたいか」を決めることが出発点になります。
BPOという任せ方に絞らず、給与計算アウトソーシング全体を見渡したうえで従業員規模から委託先を選びたい場合は、カテゴリ全体を規模別に比較した以下の記事もあわせてご覧ください。
給与計算BPOに任せられる業務範囲と自社に残る業務
ここからは、給与計算BPOで実際にどこまで任せられ、何が自社に残るのかを具体的に見ていきます。

委託できる業務
委託できる業務は提供形態やプランによって幅がありますが、運用をまるごと任せるタイプでは、毎月の給与計算にまつわる一連の作業を広く引き受けます。勤怠データのチェック・集計から始まり、支給の確定まで連続した工程を任せられる点が特徴です。
- 勤怠データのチェック・集計
- 給与・賞与の計算
- 給与明細の発行
- 年末調整
- 住民税の更新手続き
- 従業員からの問い合わせ対応
- 申請・承認フローの運用
これらをどこまで任せるかは、プランや委託先の対応範囲で決まります。問い合わせ対応や申請フローの運用まで含めると、担当者が日々抱える手作業の負荷を大きく減らせます。
委託後に自社に残る業務(承認・発令などの判断業務)
運用を広く任せても、すべてが自社の手を離れるわけではありません。委託後に残るのは、支給内容を最終的に決める判断業務です。
具体的には、従業員の申請内容の承認、昇給や手当変更などの発令、計算結果の最終確認と支給の承認が該当します。委託先が算出した結果を自社が確認・承認することで、支給の最終的な責任は自社に残ります。
属人化の解消を目的に委託する場合も、この判断業務は自社に残る前提で体制を考えると、任せたい範囲と社内に残す範囲のずれを避けられます。どの作業を委託し、どの承認を自社に残すかを事前に線引きしておくことが大切です。
社会保険・労働保険の手続きは誰が代行できるか(社労士法の独占業務)
給与計算を外部に任せるとき、社会保険や労働保険の手続きまで一緒に委託してよいのか、法的な線引きを確認しておく必要があります。結論から述べると、給与計算そのものの代行に資格は必要ありませんが、社会保険・労働保険の手続きの代行は、社会保険労務士(以下、社労士)でなければ有償で引き受けられません。

その根拠は、社会保険労務士法(以下、社労士法)第27条が定める業務の制限です。社労士でない者が報酬を得て特定の事務を業として行うことを禁じています。
(業務の制限)
出典:社会保険労務士法 第二十七条(昭和四十三年法律第八十九号)|e-Gov 法令検索
第二十七条 社会保険労務士又は社会保険労務士法人でない者は、他人の求めに応じ報酬を得て、第二条第一項第一号から第二号までに掲げる事務を業として行つてはならない。ただし、他の法律に別段の定めがある場合及び政令で定める業務に付随して行う場合は、この限りでない。
第27条が制限の対象とするのは「第二条第一項第一号から第二号までに掲げる事務」に限られます。その中身は、同法第2条第1項に次のとおり列挙されています。
第二条 社会保険労務士は、次の各号に掲げる事務を行うことを業とする。
出典:社会保険労務士法 第二条第一項(昭和四十三年法律第八十九号)|e-Gov 法令検索
一 別表第一に掲げる労働及び社会保険に関する法令(以下「労働社会保険諸法令」という。)に基づいて申請書等(…)を作成すること。
一の二 申請書等について、その提出に関する手続を代わつてすること。
二 労働社会保険諸法令に基づく帳簿書類(…申請書等を除く。)を作成すること。
ここに挙げられているのは、労働・社会保険に関する法令にもとづく申請書等の作成と、その提出手続きの代行、帳簿書類の作成です。社会保険・労働保険の手続きの代行はこの範囲に含まれるため、社労士の独占業務にあたります。
一方で、給与(賃金)の計算そのものは、この列挙のどこにも含まれていません。給与計算を社労士の独占業務と定める条文は存在しないため、社労士資格を持たない事業者でも有償で代行できます。委託先がどこまでを自ら担えるかは、社会保険・労働保険の手続きの部分を自社内の社労士で完結できるのか、提携先の社労士に委ねる形なのかで分かれます。
また、年末調整における税額の確定や源泉徴収票の作成など税務に関する書類は、社労士法ではなく税理士法が定める別の論点です。社会保険・労働保険の手続きとは扱う法律が異なるため、委託範囲を確認する際は切り分けて考える必要があります。
給与計算をBPOで任せるメリットと注意点
委託の判断材料として、給与計算をBPOで任せることで得られる効果と、委託前に押さえておきたい点を整理します。
給与計算をBPOで任せるメリット
第一の効果は、属人化の解消と業務継続性の確保です。給与計算を一人の担当者に依存していると、退職や長期休暇のたびに業務が止まるリスクを抱えますが、運用を組織として担う委託先に任せることで、特定の個人に左右されない体制に移せます。
この「個人から組織へ」の移行は、実際の処理時間にも違いを生みます。経理アウトソーシングを手がける株式会社Wheatの佃代表は、ある企業の給与計算業務での変化を次のように説明しています。

業務効率化の事例としては、従業員100名規模のお客様で、Excelを用いた手作業で、完了までに1週間を要していた給与計算業務の事例です。システムの最適化と人員配置の再設計を徹底した結果、2〜3日での完了を実現。コスト・工数ともに50%以上の削減に繋がりました。これは個人のスキルに頼るのではなく、業務プロセスを正しく組み立て直したことによる成果です。
法改正や制度変更への追従を委託先に任せられる点も実務上の負担軽減につながります。保険料率の改定や税制の変更があっても、計算ロジックの修正や最新制度への対応を委託先が担うため、自社で改正内容を追いかけ続ける手間を抑えられます。
定型作業から人手が解放されることで、管理部門が採用計画や制度設計といった判断を要する業務に時間を割けるようになります。給与計算の工数が月末月初に集中する企業ほど、この効果を実感しやすい傾向があります。
委託前に押さえておきたい注意点
運用を外部に移すと、給与計算の実務ノウハウが社内に蓄積しにくくなります。将来的に内製へ戻す可能性がある場合は、計算の根拠や手順を自社でも把握できる形で引き継ぎを受けられるかを確認しておくとよいでしょう。
委託する業務と自社に残す業務の線引きが曖昧なままだと、イレギュラーな処理が発生したときに「どちらが対応するのか」で滞りが生じます。どこまでを任せ、どの承認を自社に残すかを契約時に明確にしておくことが欠かせません。
給与データは機微な個人情報を含むため、委託先のセキュリティ体制や個人情報の取り扱いも事前に確かめる点です。あわせて、社会保険・労働保険の手続きまで任せる場合は、前述のとおり社労士が関与する体制になっているかを確認し、違法な委託にならないよう注意します。
自社にどの委託先が合うかを手早く絞り込みたい場合は、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。任せたい範囲や従業員規模などの数問に答えると、提供形態のタイプと代表的なサービスを案内します(全社の詳しい比較は後半の比較表をご覧ください)。ぜひご活用ください。
30秒でわかる|自社に合う給与計算BPOのタイプ診断
給与計算BPOの委託先タイプ(提供形態)と向き不向き
委託先は「どのように運用を任せるか」という提供形態で、大きく3つのタイプに分けられます。それぞれの特徴と向き不向きを見ていきましょう。

給与計算の運用をまるごと任せる専門BPO型
給与計算の運用を専門に請け負うタイプです。勤怠データのチェックから計算、明細発行、年末調整、従業員からの問い合わせ対応までを一気通貫で引き受け、委託後に自社へ残るのは承認・発令などの判断業務に絞り込めます。
自社特有の給与規定や複雑な手当計算にも、業務フローを設計したうえで対応する委託先が多く、大規模な人員や特殊な規定を抱える企業にも向きます。運用の大部分を手放して管理部門を軽くしたい企業に適したタイプです。
給与計算システムと一体で提供するBPO型
委託先が提供または連携するクラウドの給与・勤怠システム上で運用し、システムの導入から定着までを含めて任せられるタイプです。勤怠から給与、明細までのデータが同じ基盤でつながるため、システム間の手入力や転記の手間を抑えられます。
勤怠や申請のシステムが分断していてデータ連携に悩んでいる企業や、この機会にシステムごと刷新したい企業に向きます。委託先のシステムを利用する前提になるため、既存システムを使い続けたい場合は適合を確認する必要があります。
社労士・労務と一体で任せる事務所型BPO
社労士法人・社労士事務所が運営するか、グループや併設の社労士と一体で、給与計算に加えて社会保険・労働保険の手続きや労務相談まで一つの窓口で引き受けるタイプです。前述の社労士の独占業務にあたる手続きを、同じ委託先の体制の中で受けられる点が特徴です。
入退社の手続きや労務トラブルへの対応まで含めて相談先を一本化したい企業、専門家の関与による正確性を重視する企業に向きます。給与計算と社会保険の手続きをまとめて任せたい場合の有力な選択肢です。
ただし、社会保険・労働保険の手続きへの対応は、このタイプに限りません。専門BPO型やシステム一体型でも、併設や提携の社労士を通じて手続きまで任せられる委託先があります。社会保険の手続きまで一体で任せたい場合は、タイプの名前だけで判断せず、その委託先が社労士とどのような体制で連携しているかを個別に確認することが大切です。
給与計算BPOの費用相場と料金体系
費用は料金体系の違いを理解したうえで、自社の規模と委託範囲に当てはめて考えると見積もりを比べやすくなります。
料金体系(従量課金・規模別の月額固定・稼働時間制)
給与計算BPOの料金体系は、主に3つの考え方に分かれます。1つ目は、従業員1名あたりの単価を人数に応じて積み上げる従量課金制です。人数の増減に合わせて費用が変動するため、従業員数が変わりやすい企業でも実態に沿った料金になります。
2つ目は、従業員数の区分ごとに月額を定める月額固定制です。一定の規模帯であれば費用が読みやすく、予算を立てやすい点が利点です。3つ目は、代行スタッフの月間の稼働時間の上限に応じて月額を決める稼働時間制で、委託する作業量を軸に費用が決まります。
費用相場の目安(委託範囲・従業員規模との対応)
費用の水準は、任せる委託範囲の広さと従業員規模で変わります。計算だけを任せる場合より、問い合わせ対応や年末調整、社会保険の手続きまで含めるほど単価は上がり、従業員数が多いほど総額も大きくなります。
公開されている料金から水準感をつかむと、従業員1名あたりの従量課金では月額600円〜1,000円程度を単価の目安とする委託先があります。月額固定制では、10名前後の小規模で月額15,000円〜30,000円程度から、業務範囲が広い中堅規模では月額95,000円程度からを提示する例が見られます。
稼働時間制では、月30時間で月額180,000円程度という料金例もあります。いずれも委託範囲や自社のルールの複雑さで変わるため、幅のある目安として捉えるのが実態に沿います。
給与計算BPOは、自社特有の給与規定や業務フローに合わせて設計する部分が多く、個別見積もりとする委託先が少なくありません。公開されている料金やプランの範囲は委託先ごとに異なるため、具体的な金額は次の比較表で各社の体系を確認したうえで、自社の条件で見積もりを取って比べるのが確実です。
個別見積もりが前提とはいえ、契約前にある程度の費用感はつかんでおきたいところです。従業員の人数別の料金の目安や、料金体系ごとの相場、年末調整などオプション費用の実例は、次の記事で具体的に確認できます。
給与計算BPO導入の流れと導入期間
給与計算BPOは、業務フローを委託先に引き継ぐ準備期間を経てから運用が始まります。一般的な導入の流れは次のように進みます。
- 打ち合わせ・ヒアリング:現状の業務や課題を共有し、どこまでを委託するかをすり合わせます。
- 要件定義・運用設計:自社の給与規定や支給ルールを委託先が整理し、運用の設計に落とし込みます。
- 業務フローの検証:設計した流れが実際の給与計算で正しく動くかを確認します。
- データ・システムの移行:既存のデータやシステムから新しい運用環境へ移します。
- 本番運用の開始:検証で計算結果に問題がないことを確認できたら、委託先による運用が始まります。
導入期間は委託範囲や従業員規模によって幅があり、おおむね2〜6か月程度が目安です。委託する業務が広く、自社のルールが複雑なほど、要件定義と検証に時間がかかる傾向があります。繁忙期や年度替わりを避けて準備期間を確保できるよう、早めに相談を始めると移行がスムーズです。
失敗しない給与計算BPO委託先の選び方
ここでは、提供形態のタイプを越えて共通する選定の観点を整理します。自社の状況に照らしながら候補を絞り込んでください。
任せたい委託範囲・従業員対応窓口の有無で見る
最初に確認すべきは、自社が任せたい範囲を委託先がどこまでカバーできるかです。計算と明細発行だけを任せたいのか、年末調整や社会保険の手続き、従業員からの問い合わせ対応まで含めたいのかで、候補になる委託先が変わります。
特に、給与に関する従業員からの問い合わせを委託先が直接受ける窓口があるかは、管理部門の負荷を左右します。問い合わせ対応を自社に残すと、せっかく計算を任せても担当者の手が空かないため、対応窓口の有無は委託範囲とあわせて確かめます。
自社特有の給与規定・申請方法のWeb対応で見る
自社独自の手当や複雑な勤務形態、特殊な給与規定がある場合は、それらに委託先が対応できるかが分かれ目になります。標準的な計算にしか対応しない委託先では、自社のルールを削って運用を合わせることになりかねません。
あわせて、従業員が各種申請をWeb上で行える仕組みに対応しているかも確認します。紙やメールでの申請が残ると、委託先へのデータ受け渡しに手間が生じるため、申請から計算までデジタルで完結できるかが運用効率を決めます。
既存の給与システムを使い続けられるか、事業者システムへ乗り換えるかで見る
委託先によって、既存の給与システムをそのまま使って代行する前提か、委託先が提供するシステムへ乗り換える前提かが異なります。この違いは、導入時の移行コストと、将来的な運用の柔軟性の両方に影響します。
既存システムへの投資を活かしたい、あるいは社内の他業務と連携しているため変更したくない場合は、現行システムのまま代行を受けられる委託先が向きます。逆に、システムが古く刷新したい場合は、システムと運用をまとめて任せられる委託先が選択肢になります。自社がどちらを望むかを先に決めておくと判断が速くなります。
運用体制の継続性・属人化防止で見る
委託の目的が属人化の解消である以上、委託先の運用体制が個人に依存していないかを見ることが重要です。担当者が1名しかいない体制では、委託先の側で同じリスクを抱え込むことになり、自社の課題が解決しません。
複数名のチームで業務を標準化し、担当者が変わっても品質が保たれる仕組みがあるかを確認します。業務手順が文書化され、組織として運用が引き継がれる体制であれば、長期にわたって安定した委託が見込めます。
セキュリティ・内部統制で見る
給与データは氏名・口座・マイナンバーなど機微な個人情報を含むため、委託先のセキュリティ体制は選定の重要な軸です。情報を扱う環境や権限管理、データの受け渡し方法が安全に設計されているかを確認します。
判断の手がかりとして、プライバシーマークやISO/IEC 27001(情報セキュリティマネジメントの国際規格)といった第三者認証の取得状況があります。認証の有無に加えて、外部監査を定期的に受けているか、計算結果を確認・承認するチェック体制が整っているかもあわせて見ると、内部統制の面でも安心して任せられます。
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【比較表】給与計算BPOサービス比較一覧
ここからは、主要な給与計算BPOサービスを提供形態の3タイプ別に比較します。比較軸は、委託範囲(勤怠チェック・給与計算・明細発行・年末調整・問い合わせ対応)・システム提供や既存システムの扱い・対応従業員規模・料金体系・セキュリティ認証です。表の内容は2026年10月時点の各社公式情報に基づきます。
給与計算の運用をまるごと任せる専門BPO型
| サービス名 | Wheat Accounting | マネーフォワード おまかせ経理 | エコミック | ペイロール | BPOソリューション(日本郵政CS) | イージーネット | COMIT HR | NOC(現FOC) | MHCトリプルウィン | メイソンコンサルタント | ラクラス | トライアンフ | NMPスペシャリスト | Remoba労務 | StepBase | Chatwork労務アシスタント | ビジネスブレイン太田昭和 | ジャパン・ビジネス・サービス | 給与計算BPO(日本BPO) | まるっとケイさん! |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 給与・賞与計算 | ●賞与はオプション | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 勤怠チェック | 要確認 | 要確認 | △勤怠集計はオプション | ●勤怠管理システム提供 | 要確認 | ●勤怠データ吸い上げ | ●勤怠管理 | △オプション(SMART LINK) | ●就業管理(LYSITHEA連携) | 要確認 | ●勤怠管理(Tokiwagi) | △既存勤怠システムと連携 | ●勤怠集計 | ●勤怠データ集計 | ●勤怠管理 | ●勤怠締め | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ●勤怠集計 |
| 給与明細発行 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ●Web明細 | ●Web明細 | ●Web明細 | ●Web公開・紙発送 | ●明細データ作成 | 要確認 | ●Web明細 | ●Web明細 | 要確認 | 要確認 | ● | ●給与明細作成 | ● | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 |
| 年末調整 | △オプション | 要確認 | ● | ●年末調整補助 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ●補助 | ● | ●補助 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ● |
| 問い合わせ対応 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ●専任コールセンター | 要確認 | 要確認 | ●外部問い合わせ窓口 | △オプション | ●窓口業務(実務支援型BPO) | 要確認 | ●コンタクトセンター | ●社員窓口 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 |
| システム提供・既存システム | クラウド会計(freee・マネーフォワード クラウド)を設定して運用 | マネーフォワード クラウドへの切り替えが前提 | 既存システムのまま運用(年末調整クラウド「簡単年調」を提供) | 既存の人事・勤怠システムとコネクタ・API・個別開発で連携 | 要確認 | 既存の勤怠データを吸い上げて運用(社労士法人併設) | 既存のクラウド勤怠・給与からの移行支援に対応 | CSV連携可/自社ASP「SMART LINK」提供 | 3方式(オーダーメイド/パッケージ/SaaS)。既存のPOSITIVE・LYSITHEAを活用可 | 要確認 | 自社開発クラウド「Tokiwagi」上で運用 | 既存の勤怠・マイナンバーシステムと連携(給与システム指定なし) | 既存システムを活かして運用(要個別確認) | 主要労務クラウド(freee・SmartHR・マネーフォワード クラウド給与・KING OF TIME 等)と連携 | 要確認 | 主要労務クラウド(freee・マネーフォワード クラウド給与・SmartHR・KING OF TIME 等)と連携 | 既存の経理・給与システムを活用(BPOセンター型) | システム選定の支援から対応(既存・新規いずれも相談可) | 給与計算ソフト「クリアワークス」を無償提供(初期設定も委託可) | 既存の勤怠データ(紙・Excel・PDF)のまま依頼可 |
| 対応従業員規模 | 中小企業(従業員1〜100名が目安) | 中小企業(公式事例は1〜50名規模) | 規模上限なし(中小〜大企業の実績) | 大企業(279社123万人超の実績) | 中堅〜大企業 | 100〜5,000名 | 導入事例は400〜1,100名 | 主に300名以上(300名以下も相談可) | 小規模〜大規模(公開事例は200〜3,000名) | 中小〜中堅 | 1,000名以上の大企業中心 | 公式は1,000名未満中心(事例最大約1,200名) | 公式事例は30〜700名 | 公式非公開(事例は約250名規模〜) | 中小〜大手(中小企業が主ターゲット) | 公式事例は1〜50名〜3,500名超 | 大企業・上場企業の事例中心 | 中堅〜大企業 | 公式に記載なし(10名〜の料金例) | 30人までの料金例(超過は要相談) |
| 料金体系 | 月額30,000円〜+初期費用(初月のみ) | 個別見積もり(例: 5名で月額10万円〜) | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり(公式サイトで簡易見積もり可) | 個別見積もり(価格シミュレーションあり) | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり | 稼働時間制(月30時間 180,000円〜) | 稼働時間制(労務は月30時間〜の個別見積もり) | 月額固定(チケット制、給与計算のみ月額6万円〜/50名規模) | 個別見積もり | 個別見積もり | 月額固定(10名で15,000円〜) | 月額固定(30人まで30,000円〜)+初期費用 |
| セキュリティ認証 | 要確認 | 要確認 | プライバシーマーク・ISO/IEC 27001 | プライバシーマーク | 要確認 | 要確認 | 要確認 | プライバシーマーク・ISO/IEC 27001・ISO 9001 | プライバシーマーク・ISO/IEC 27001・SOC1®Type2報告書 | ISO/IEC 27001・ISO 9001 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27701 | 要確認 | 要確認 | 要確認 公式サイトにプライバシーマークのロゴ掲示 | 要確認 |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | オンライン相談を予約 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト |
※●=対応、△=オプション・条件付き対応、「要確認」=各社の公式情報で明記を確認できなかった項目です。委託範囲・提供形態(標準/オプション)・料金・認証は契約内容や最新の公開情報で変わるため、詳細は各社の公式情報でご確認ください。
給与計算システムと一体で提供するBPO型
| サービス名 | ジョブカンBPO | RoboRoboペイロール | freee人事労務アウトソース | CYBER XEED給与 | PROSRV(プロサーブ) | 給与DX(エムザス) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 給与・賞与計算 | ● | ● | ● | ● | ●月例事務サービス | ● |
| 勤怠チェック | ●勤怠データ確認 | ●打刻エラーチェック | 要確認 | △「CYBER XEED就業」併用(オプション代行) | △提携パートナーのシステムと連携 | 要確認 |
| 給与明細発行 | ●Web明細 | ●電子明細(無料付帯) | 要確認 | ●Web明細 | ●Web明細 | 要確認 |
| 年末調整 | ● | 要確認 | ● | ● | ●スポット事務サービス | 要確認 |
| 問い合わせ対応 | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | 要確認 |
| システム提供・既存システム | 「ジョブカン給与計算」を基盤に運用(社労士監修) | 給与計算システムと電子明細をワンセット提供(人事・勤怠・会計と連携) | 「freee人事労務」上で運用(外注から内製へ移行可) | クラウド「CYBER XEED」を提供(就業併用で勤怠自動連携) | クラウド「PROSRV on Cloud」を提供(システムのみ〜全般委託まで段階選択) | kintoneベースの自社アプリ「EMクラウド」でデータ共有 |
| 対応従業員規模 | 公式に規模の明記なし(導入事例は250名規模) | 中小〜中堅 | 公式に明示なし(料金プランは50名分込み) | 中堅〜大企業 | 中小〜大企業(約2,000社・月55万人処理) | 中堅〜大企業(〜4,000名) |
| 料金体系 | 個別見積もり | 従量課金(1名あたり月額1,000円〜、初期費用0円) | 月額95,000円〜(50名分込み、追加1名1,900円/税抜) | 月額固定(初期50万円〜、月次2万円〜、代行は別途) | 個別見積もり | 個別見積もり |
| セキュリティ認証 | 要確認 | ISO/IEC 27001(RoboRoboシリーズ) | 要確認 | ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27017 | 要確認 | 要確認 |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る |
※●=対応、△=オプション・条件付き対応、「要確認」=各社の公式情報で明記を確認できなかった項目です。委託範囲・提供形態(標準/オプション)・料金・認証は契約内容や最新の公開情報で変わるため、詳細は各社の公式情報でご確認ください。
社労士・労務と一体で任せる事務所型BPO
| サービス名 | シャノアス | エスペイロール | さかえ経営 | YFPクレア | アクタス | An-field | つばさ会計事務所 | 小林労務 | 給与計算BPO(日本クレアス) | 東京中央給与計算センター | SAKURA DX BPO |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 給与・賞与計算 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 勤怠チェック | 要確認 | △有給休暇管理(標準) | △オプション | △タイムカード集計はオプション | 要確認 | 要確認 | ●勤怠集計 | 要確認 | ●勤怠データ受領・確認 | ●勤怠管理(KING OF TIME・ジョブカン連携) | ●勤怠チェック・勤怠確定 |
| 給与明細発行 | △オプション(Web明細) | 要確認 | 要確認 | ●封入・郵送はオプション | 要確認 | ●個人別明細 | ●Web明細 | 要確認 | ● | ●Web明細 | 要確認 |
| 年末調整 | △オプション | ● | 要確認 | △オプション | ● | ● | ● | 要確認 | ● | △オプション | ●電子化 |
| 問い合わせ対応 | 要確認 | 要確認 | △従業員への直接連絡はオプション | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 |
| システム提供・既存システム | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 勤怠管理システムの指定なし(既存のまま可) | 導入時にグループのITコンサルがシステム構築を伴走(奉行クラウドBPaaS認定) | King of Time・マネーフォワードのシステム利用に対応 | 要確認 | 要確認 | クラウドシステムの導入支援(自社システムの提供は記載なし) | 既存の勤怠(KING OF TIME・ジョブカン)と連携(オフィスステーション利用) | マネーフォワード クラウド等の導入支援に対応 |
| 対応従業員規模 | 中小〜中堅 | 中小〜中堅 | 中小〜中堅 | 1名〜(100名以上も対応) | 小規模〜大規模(100名超〜1,000名超の事例) | 中小〜中堅 | 従業員100人未満を最も得意 | 中小〜大企業 | 千人規模・複数拠点に対応 | 原則50人未満の中小企業 | 中小(50名目安) |
| 料金体系 | 個別見積もり | 個別見積もり(3パッケージから選択) | 個別見積もり(社会保険だけの部分委託も可) | 従量課金(1〜5名10,000円、6〜20名1名1,700円、21名〜別途) | 個別見積もり(給与計算のみ・社保のみの部分委託可) | 月額固定(10名まで33,000円、11〜50名27,500円+1名770円、税込)+初期費用 | 個別見積もり | 個別見積もり | 個別見積もり(公式に料金記載なし) | 従量課金(1人あたり月600円〜) | 従量課金(給与計算1名あたり月800円〜/50名・勤怠確定なしの目安) |
| セキュリティ認証 | プライバシーマーク | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ISO/IEC 27001・プライバシーマーク | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | プライバシーマーク |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
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給与計算BPOサービスの個別紹介
ここからは、比較表で取り上げたサービスを提供形態のタイプ別に個別に紹介します。それぞれの委託範囲や特徴を確認し、自社に合う委託先を見極める参考にしてください。
給与計算の運用をまるごと任せる専門BPO型のサービス
1. Wheat Accounting(株式会社Wheat)

給与計算を、経理業務と一体で月次代行するサービスです。記帳・仕訳から請求書作成、経費精算、振込対応、月次決算までを引き受ける中で、給与計算もその対応業務の一つとして任せられます。給与計算だけを切り出すより、経理も含めてまとめて外部化したいスタートアップ・中小企業に向きます。運営は株式会社Wheatです。
導入時にクラウド会計(freee・マネーフォワード クラウド)の設定と業務フローの再設計を行い、その後の運用まで担当します。税務申告は連携する税理士、社会保険・労働保険の代理申請は連携する社会保険労務士が対応する体制です。
料金は月額30,000円〜の定額プランで、初期費用は初月のみ発生します。対象は法人のみで、全国にオンラインで対応します。賞与計算・年末調整はオプションとして依頼できます。
2. マネーフォワード おまかせ経理(株式会社マネーフォワード)

給与・賞与計算を、経理業務とあわせてオンラインで委託できる中小企業向けのサービスです。マネーフォワード クラウドの導入支援から記帳代行、請求書発行・入金消込、月末支払・給与支払までを引き受ける中で、給与計算も任せられます。給与計算単体より、経理を含めて丸ごと任せたい企業に向きます。実務は2025年6月にグループへ加わった株式会社キャシュモが担います。
利用にはマネーフォワード クラウドへの切り替えが必要で、導入コンサルタントが業務設計から移行まで対応します。月次試算表は最短5営業日で作成。決算申告などの税務業務は範囲外で、社会保険労務士・税理士の独占業務は提携先を案内する体制です。
料金は業務範囲とボリュームに応じた個別見積もりで、公式は従業員5名の企業が経理業務を委託した場合の月額10万円(税抜)を一例として示しています。
3. エコミック 給与計算アウトソーシング(株式会社エコミック)

給与計算・賞与計算・年末調整・住民税徴収額の更新を基本業務とし、有給休暇管理や通勤手当管理、マイナンバー収集代行などをオプションで組み合わせて委託できるサービスです。運営は東京証券取引所スタンダード市場に上場する株式会社エコミックです。
委託範囲を企業ごとに設計する「オーダーメイド導入」と、用意されたテンプレートで短期導入する「テンプレート導入」の2つの進め方があります。年末調整では、従業員がスマートフォンで証明書を提出できるクラウド「簡単年調」を提供します。
毎月550社・14万人分の給与計算を処理した実績があり、従業員規模の上限は設けていません。料金は従業員数・委託範囲に応じた要見積もりで、プライバシーマークとISO/IEC 27001を取得しています。
4. ペイロール(株式会社ペイロール)

給与計算業務のアウトソーシングを専業とし、従業員数の多い大企業向けにBPOを展開するサービスです。給与・賞与計算に加え、年末調整補助、地方税特別徴収補助、マイナンバー管理、入退社手続き、仕訳計算まで幅広く請け負います。
既存の人事・勤怠システムとは、コネクタ連携・API連携・個別開発の3方式で接続できます。身上変更手続きや証明書発行など従業員からの問い合わせには、専任担当者が対応するコールセンターを設けています。
279社・123万人超の受託実績があり、料金は従業員数・委託範囲に応じた要お問い合わせです。既存の人事・勤怠システムを活かしたまま委託できる点が、大規模な組織の運用に向きます。
5. BPOソリューション(日本郵政コーポレートサービス株式会社)

日本郵政グループの日本郵政コーポレートサービス株式会社が手がける給与計算業務アウトソーシングです。給与・賞与計算に加え、社会保険手続き、年末調整、住民税、マイナンバー管理まで、給与計算に関連する業務を委託できます。
給与計算に限らず総務・経理など周辺業務まで委託範囲を広げられ、給与明細の発行やWeb明細の配信にも対応します。日本郵政グループ約40万名の業務代行で培った大量処理のノウハウを背景に、「自動化」「二重化」「単純化」で品質を担保するとしています。
中堅から大企業規模の大量処理を想定した委託先で、料金は委託範囲と従業員規模に応じた要お問い合わせです。
6. イージーネット(株式会社イージーネット)

社会保険労務士法人を併設する株式会社イージーネットが運営し、毎月発生する労務業務をまとめて代行するサービスです。月次給与計算・賞与計算から年末調整、住民税の年度更新、社会保険手続き、マイナンバー管理まで対応します。
勤怠データの吸い上げから給与計算、Web明細の発行までを一続きで任せられます。社会保険労務士法人を併設しているため、資格取得・喪失届などの社会保険手続きや助成金申請まで引き受けられる点が特徴です。
対応規模は100〜300人を中心に最大5,000人規模の勤怠管理から給与計算まで。公式サイトで社員数と委託したい業務を選ぶと、その場で見積もりを取得できます。
7. COMIT HR(株式会社InfoDeliver)

給与計算を基盤に、勤怠管理・社会保険手続き・年末調整・入退社手続き・従業員からの問い合わせ対応を、必要な範囲で組み合わせて委託できる人事労務BPOです。運営は株式会社InfoDeliverです。
社会保険・労働保険の申請と手続き代理は、独占業務にあたるため提携する社会保険労務士法人が担当し、年末調整の電子申告は提携税理士法人が実施します。窓口はCOMIT HRに一本化でき、既存のクラウド勤怠・給与システムからの移行支援にも対応します。
公式の導入事例10社は従業員400〜1,100名規模で、導入は契約から最短3か月。料金は固定表を公開せず、対象人数や業務件数を入力する価格シミュレーションと個別見積もりで提示されます。
8. NOC給与計算アウトソーシング(現FOC)(芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社)

芙蓉総合リースグループの芙蓉アウトソーシング&コンサルティング株式会社(略称FOC)が手がける給与計算アウトソーシングです。給与・賞与計算、住民税年度更新、年末調整、法定調書関係処理、マイナンバー管理などを基本サービスとして請け負います。
社会保険・労働保険の年度更新や資格取得・喪失届の作成といった業務は、NOC社会保険労務士法人または提携する社会保険労務士事務所が担当します。勤怠管理や従業員向け問い合わせ窓口、入退社対応はオプションで追加できます。
自社開発のクラウド「SMART LINKシリーズ」での統合運用に加え、勤怠データをCSV出力できる既存システムとの連携にも対応します。対応規模は300名以上が目安(300名以下も相談可)で、プライバシーマーク・ISO/IEC 27001・ISO 9001を取得しています。
9. MHCトリプルウィン(MHCトリプルウィン株式会社)

三菱HCキャピタルグループで給与計算・人事BPOを専業とするMHCトリプルウィン株式会社のサービスです。給与・賞与計算、年末調整、住民税処理に加え、身上異動管理や会計仕訳データの自動生成まで対応します。
上流工程から受託する「オーダーメイド型」、コア業務を標準化した「パッケージ型(GrowAssist給与計算)」、システム環境のみ提供する「SaaS型」の3方式から、要件と予算に応じて選べます。社会保険・労働保険は提携する社会保険労務士と連携して対応します。
人事給与システム「POSITIVE」や就業管理「LYSITHEA」を既に利用している場合は、そのまま運用を引き継げます。従業員からの直接問い合わせに応じる窓口業務にも対応し、プライバシーマーク・ISO/IEC 27001・SOC1®Type2報告書を取得しています。
10. メイソンコンサルタント(メイソンコンサルタントグループ株式会社)

給与・賞与計算から社会保険関連手続きまで、給与業務全般を代行するサービスです。運営はメイソンコンサルタントグループ株式会社で、20年以上の実績があります。
支給・控除計算や振込データ作成といった給与計算に加え、年末調整、住民税手続き、社会保険関連手続きに対応し、処理の成果物としてWeb給与明細を作成します。労務相談や規程サポート、人事業務の代行も受け付けています。
情報の安全管理・品質管理の面では、ISO/IEC 27001とISO 9001に基づく運用を掲げています。料金は委託範囲に応じた要お問い合わせです。
11. ラクラス(ラクラス株式会社)

人材サービスのパーソルグループに属するラクラス株式会社が提供する、大企業向けの人事労務クラウドと業務代行を一体にしたサービスです。自社開発のクラウド「Tokiwagi」上で、給与計算・社会保険手続き・年末調整・入退社手続き・勤怠管理を横断して委託できます。
従業員からの問い合わせに応じるコンタクトセンター機能を備える一方、対応は労務領域に限られ、記帳・請求・支払などの経理業務は対象外です。社会保険労務士・税理士の独占業務は、提携先と別途契約する建付けになっています。
公式サイトでは従業員1,000名以上の企業を主な対象と明記し、760社・86万人以上の受託実績を掲げています。料金は利用人数と機能に応じた個別見積もりです。
12. トライアンフ 給与計算アウトソーシング(株式会社トライアンフ)

組織・人事・採用領域のコンサルティングとアウトソーシングを手がける株式会社トライアンフ(PKSHA Technologyグループ)の給与計算アウトソーシングです。給与・賞与計算に、年末調整、マイナンバー管理、従業員からの問い合わせに応じる社員窓口を加えて委託できます。
社会保険関連業務は提携する社会保険労務士法人が対応します。給与計算システムの指定はなく、既存の勤怠システムやマイナンバーシステムと連携して運用します。入退社手続きは、委託先の事例で確定拠出年金手続きや証明書発行まで対応範囲を広げています。
運用プロセスは1社ごとに設計し、顧客ごとに原則2名以上の担当者が固定でつく体制です。公式ページは従業員1,000名未満を主な対象とし、料金は要見積もりとなっています。
13. NMPスペシャリスト(株式会社NMPスペシャリスト)

人材派遣やBPO、業務コンサルティングを手がける株式会社NMPスペシャリストの給与計算BPOです。給与・賞与計算、年末調整、住民税処理、昇給処理を標準とし、社会保険・労働保険の手続きは要望に応じてオプションで対応します。
勤怠集計や有給管理のほか、記帳・仕訳・伝票入力といった財務会計代行まで、バックオフィス業務を横断して任せられます。社会保険手続きでは社会保険労務士と連携し、既存の社会保険労務士事務所からの切り替えにも対応します。
公式の導入事例は従業員30〜700名規模で、入退社が頻繁な飲食・福祉業などの実績があります。給与計算のみの契約では準備期間を経て4か月目から稼働し、料金は業務内容・期間に応じた要見積もりです。
14. Remoba労務(株式会社Enigol)

クラウドサービスに詳しいオンラインワーカーのチームに、労務業務をまるごと依頼できるサービスです。運営は株式会社Enigol。入退社手続き、勤怠データ集計、月次給与計算・賞与計算、給与明細の発行、年末調整の補助などを月30時間単位で代行します。
既存の顧問社会保険労務士との契約変更は不要で、社労士とのやり取りそのものをRemoba側が代行する、運用面を補う立ち位置です。freee人事労務・SmartHR・マネーフォワード クラウド給与・KING OF TIMEなど主要な労務クラウドと連携します。
料金は月30時間対応で、12か月契約の年間プランが月額180,000円、6か月プランが月額200,000円です。土日・深夜対応は月額50,000円のオプションで追加できます。
15. StepBase(パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社)

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社が運営するオンライン業務代行で、給与計算・年末調整・勤怠管理・入退社手続きを含む人事労務を、経理や採用、総務などと並ぶ業務カテゴリの一つとして代行します。
直雇用のアシスタントが担当し、社内に7,000以上蓄積した業務手順書を使うことで、依頼側でのマニュアル整備なしに最短翌日から稼働できる点を掲げています。契約は月10時間・最短3か月から始められます。
人事労務カテゴリの料金は月30時間からの要見積もりで、経理など一部のカテゴリは専用ページに実額を掲げています。中小企業を主な対象としつつ、大手企業の導入ロゴも公式サイトに掲示されています。
16. Chatwork労務アシスタント(株式会社kubellパートナー)

Chatwork上でのやり取りを通じて労務業務を代行するサービスで、運営は株式会社kubellパートナーです。給与計算・賞与計算、勤怠締め、年末調整の補助、入退社・休職復職の手続き、従業員からの問い合わせ対応までを引き受けます。
社会保険労務士の独占業務にあたる手続きは受託せず、顧問社会保険労務士が担当し、その連絡をChatwork上で一元化します。freee人事労務・マネーフォワード クラウド給与・SmartHR・KING OF TIMEなどの人事労務クラウドと連携します。
料金は契約期間で変わるチケット制で、12か月プランは月額3.8万円から。業務別には給与計算のみで月額6万円〜(従業員50名規模)が目安です。ISO/IEC 27001・27701を取得しています。
17. ビジネスブレイン太田昭和(株式会社ビジネスブレイン太田昭和)

経営会計コンサルティングやソリューション提供とともにBPOを展開する株式会社ビジネスブレイン太田昭和のサービスです。経理・財務BPOと人事給与BPOを柱に、給与計算を含むバックオフィス業務を国内10拠点・海外1拠点のBPOセンターで請け負います。
経理・財務BPOでは、公認会計士が直接参画して連結決算など高度な業務に対応する「会計士参画モデル」と、ホールディングス向けにグループ各社の経理を一括代行する「シェアードモデル」を用意しています。公認会計士・税理士や上場企業の経理経験者が在籍します。
大企業・上場企業の導入事例を中心に実績を掲げ、料金は要お問い合わせです。導入前には、BPOセンターの視察を含む無料相談会を設けています。
18. ジャパン・ビジネス・サービス(株式会社ジャパン・ビジネス・サービス)

人材サービスのキャリアリンクグループに属する株式会社ジャパン・ビジネス・サービスが手がける人事・給与BPOです。給与計算実務の代行に加え、システム選定の支援から業務改善コンサルティングまで一続きで任せられます。
給与計算システムの選定から実務、運用の改善提案までをまとめて委託できるフルアウトソーシング型で、東京・大阪・札幌の拠点から全国の企業を支援します。料金は委託範囲に応じた要お問い合わせです。
19. 給与計算BPO(株式会社日本BPO)

会計・労務・法務を横断してバックオフィスを代行する株式会社日本BPOの給与計算サービスです。顧客は月1回、勤怠実績データと手当などの情報を送るだけで、給与計算・控除額の算定・支払額の確定・給与明細の発行まで任せられます。
給与計算ソフト「クリアワークス」を利用者へ無償で提供し、初期設定も委託できます。保険料率の変更に伴うバージョンアップ費用はかからず、会計記帳や販売管理は有償オプションとして追加できます。
料金は従業員10名の場合で月額15,000円からと公開されています。年末調整や従業員からの問い合わせ対応は今回の給与計算ページには記載がないため、委託範囲は個別の確認が必要です。
20. まるっとケイさん!(Man to Man株式会社)

給与計算と労務に特化したオンラインのアウトソーシングで、業務の依頼と納品をチャットで完結できます。運営は人材派遣などを手がけるMan to Man株式会社です。毎月の給与計算に加え、勤怠集計、年末調整、社会保険手続きの代行、住民税の更新代行に対応します。
紙の勤怠表やExcel、PDFなど既存の勤怠データの形式のまま依頼でき、システムやルールを変えずに導入できる点を掲げています。全業務の一括委託のほか、担当者の休職・退職時や繁忙期だけの一部依頼にも対応します。
料金は従業員30人までで月額30,000円から(初期費用別途)の例が公開されており、30人を超える規模の料金は個別の相談となります。
給与計算システムと一体で提供するBPO型のサービス
21. ジョブカンBPO(株式会社DONUTS)

クラウド給与計算システム「ジョブカン給与計算」を基盤に、社会保険労務士と連携して運用する給与計算の代行サービスです。運営は株式会社DONUTS。勤怠データの確認から給与計算、給与明細のWeb発行、年末調整までを一括で委託できます。
顧客は共有されたクラウドのアカウントで計算の進捗を確認でき、ふだん自社で使うジョブカンのシステムをそのまま運用に活用します。パートナーの日本社会保険労務士法人の監修のもと専門チームが運用し、法改正にも対応するとしています。
運用は初回の打ち合わせから最短3か月で開始できます。対象規模は公式に明記がなく(導入事例は従業員250名規模)、料金は要お問い合わせです。
22. RoboRoboペイロール(オープン株式会社)

オープン株式会社が社会保険労務士の監修のもとで提供する、給与計算の代行とシステムをまとめたサービスです。給与計算アウトソーシング・給与計算システム・電子給与明細の発行・人事情報管理をワンセットで利用できます。
運用は代行型で、毎月提出した勤怠情報をもとに給与計算を行い、結果をCSVデータまたは明細管理システムへ納品します。Web給与明細の発行も無料で付帯し、人事・勤怠・会計システムとのデータ連携にも対応します。
初期費用は0円で、料金は基本料金なしの従業員1名あたり月額1,000円からです。RoboRoboシリーズ全体では累計5,000社を超える導入実績を掲げています。
23. freee人事労務アウトソース(フリー株式会社)

フリー株式会社が、クラウド人事労務ソフト「freee人事労務」の上で給与計算と労務業務を代行するサービスです。代行で扱った情報がソフト上に蓄積され、外注から内製へ段階的に移行できる設計を掲げています。
受託範囲は月次給与計算・賞与計算、年末調整関連業務、住民税の更新、入退社手続きのサポート、身上変更、従業員からの問い合わせ対応などです。社会保険手続きや振込データ作成は公式ページに記載がなく、委託の可否は確認が必要です。既存の顧問社労士とはクラウド上で書類を共有して連携でき、いない場合はfreeeから紹介を受けられます。
本体ページは要望に応じた個別見積もりが基本で、料金表には月額95,000円(50名分の利用料を含む)に追加1名あたり1,900円(税抜)を加えるアウトソースプランが掲載されています。初期費用は料金プラン全体の案内として「なし」と記載されています。
24. CYBER XEED給与(アマノビジネスソリューションズ株式会社)

クラウドパッケージ「CYBER XEED」シリーズのうち、給与計算に関わる一連の機能をクラウドで提供する製品です。運営はアマノグループのアマノビジネスソリューションズ株式会社で、給与計算からWeb明細、年末調整、住民税の更新、銀行振込データの作成までをクラウド上で扱えます。
給与・勤怠データの入力やマスター保守を専任オペレーターが代行する「給与アウトソーシングオプション」を、フルと部分から選んで追加できます。勤怠管理の「CYBER XEED就業」を併用すると勤務データが自動連携し、就業・給与・人事を同じデータベースで一元管理できます。
料金は初期設定費用50万円から、月次使用料2万円からで、アウトソーシングオプションの利用時は別途費用がかかります。ISO/IEC 27001とISO/IEC 27017のISMS認証を取得しています。
25. PROSRV(プロサーブ)(三菱総研DCS株式会社)

三菱総研DCS株式会社(三菱総合研究所グループ)が提供する、人事給与システムとアウトソーシングを組み合わせたサービスです。同社は1970年の創業当初から給与計算を主力事業とし、2012年にクラウド型の「PROSRV on Cloud」を投入しました。
クラウドの人事給与システムに加え、年末調整や地方税の年度更新を担う「スポット事務サービス」、月次の人事給与事務や社会保険事務を担う「月例事務サービス」を柱とします。システムのみの利用から業務全般の委託まで、予算や検討段階に応じて委託範囲を段階的に広げられます。
公式サイトでは導入社数約2,000社、月間の給与処理55万人を掲げ、社会保険の算定基礎届など5帳票のマイナポータルAPI電子申請に対応します。料金は要お問い合わせです。
26. 給与DX(エムザス)(株式会社エムザス)

給与業務の外部委託とDX化を同時に進めるサービスです。運営は株式会社エムザスで、給与とシステムの両方を本業として約20年の実績があり、給与・賞与計算の代行とともに業務のデジタル化をセットで提供します。
委託先とのデータ共有には、kintoneをベースにした自社アプリ「EMクラウド」を用い、手作業のロスやミスを抑えながら運用します。給与BPOのノウハウをもとに、最大4,000名規模までの給与計算に対応します。
継続顧問型とプロジェクト型でDXの診断・計画・企画の相談にも応じます。料金は委託範囲に応じた要お問い合わせです。
社労士・労務と一体で任せる事務所型BPOのサービス
27. シャノアス(シャノアス社会保険労務士法人)

社会保険労務士法人が運営する給与計算アウトソーシングで、給与・賞与計算の代行を基本に、給与項目の変更や支給方法の調整にも柔軟に応じます。運営はシャノアス社会保険労務士法人です。
Web明細の発行、年末調整、住民税の手続き支援はオプションとして組み合わせられ、社会保険労務士法人が母体のため給与計算と社会保険の手続きをまとめて相談できます。料金は企業規模・従業員数に応じた要お問い合わせで、プライバシーマークを取得しています。
28. エスペイロール(社会保険労務士法人エスネットワークス)

社会保険労務士法人エスネットワークスが提供する給与計算アウトソーシングで、委託範囲を3つのパッケージから選べる構成を採ります。基本となる標準パッケージは、毎月の給与計算・賞与計算に年末調整と有給休暇管理を加えた範囲をカバーします。
上位のビジネスパッケージでは社内規程の構築・運用支援や給与改訂シミュレーションが、マネージメントパッケージでは人事制度の企画やコンピテンシーモデルの構築まで加わり、「人事部長に代わる業務」まで任せられます。社会保険労務士法人が母体のため、社会保険の手続きと一体で委託でき、料金はパッケージ・委託範囲に応じた要お問い合わせです。
29. さかえ経営(株式会社さかえ経営)

株式会社さかえ経営が提供する給与・社会保険業務のアウトソーシングで、サービスプランと業務範囲を企業のニーズに合わせて調整できます。社会保険の手続きだけを委託し、給与計算は自社で続けるといった部分的な依頼にも応じます。
計算の代行にとどまらず、計算体制の見直しや業務フローの改善を「カイゼン給与計算」として掲げ、従業員への直接連絡や勤怠管理もオプションで追加できます。お急ぎプランを使えば最短1か月で外注を始められ、料金は業務範囲・規模に応じた要お問い合わせです。
30. YFPクレア 給与計算代行(税理士法人YFPクレア)

税理士法人YFPクレアが毎月の給与計算・賞与計算・年末調整を受託する給与計算代行で、必要な作業だけをオプションで選んで組み合わせられます。勤怠管理システムの指定はありません。
公式は給与計算の基本プランと、社会保険の手続きまで含む「給与計算フルサポート」の2つで案内し、年末調整は税理士業務にあたるとして税理士法人が担当します。フルサポートでは、資格取得・喪失届や算定基礎届、労働保険の年度更新まで依頼できます。
料金はすべて税別で、給与計算の基本料金は1〜5名が月額10,000円(一律)、6〜20名が1名あたり月額1,700円、21名以上は別途見積もりです。
31. アクタス(アクタス社会保険労務士法人)

アクタス社会保険労務士法人が提供する給与計算アウトソーシングで、給与・賞与計算に加え、社会保険・労働保険の手続きの代理と年末調整までを、提携先を介さず社労士法人自身が受託します。運営はアクタスグループに属する同法人です。
給与計算だけ、社会保険手続きだけといった業務単位の部分委託にも対応し、導入時はグループのITコンサルティング会社が標準で約3か月かけてシステム構築を伴走します。マイナンバー管理や外国人従業員の国際税務にも対応します。
導入事例は従業員100名規模から1,000名超まで公開され、料金は要お問い合わせです。ISO/IEC 27001とプライバシーマークを取得しています。
32. An-field(社会保険労務士法人An-field)

社会保険労務士法人An-fieldが運営する給与計算アウトソーシングで、給与・賞与計算、社会保険の手続き、年末調整に対応します。公式サイトに料金ページを設け、企業規模別の基本プランを公開している点が特徴です。
月額料金は税込で、従業員10名までが33,000円、11〜50名が27,500円に1名あたり770円を加えた額です。初期費用は50名までで初月のみ顧問料の1.5か月分、社会保険などの手続き顧問は1名あたり月550円(税込)のオプションで追加できます。
33. つばさ会計事務所(株式会社つばさ会計事務所)

東京・千代田区の株式会社つばさ会計事務所が運営する給与計算・社会保険業務のアウトソーシングで、つばさ社会保険労務士事務所を併設しています。従業員100人未満の法人を最も得意とする点を掲げます。
勤怠集計から給与・賞与計算、Web給与明細の作成、住民税の年度更新までを引き受け、年末調整では申告書の整合性チェックや源泉徴収票の作成、給与支払報告書の提出まで対応します。社会保険・労働保険の業務は併設する社会保険労務士が担当し、料金は委託範囲に応じた要お問い合わせです。
34. 小林労務(社会保険労務士法人小林労務)

KBRグループの社会保険労務士法人小林労務が提供する、社会保険手続きと給与計算のアウトソーシングです。2022年に創業30年を迎え、東京・大阪をはじめ全国7拠点で対応します。
給与・賞与計算と社会保険手続きの代行に加え、労務コンサルティングやメンタルヘルスのサポートまで幅広く扱い、社会保険手続きのアウトソーシングには専用サイトを設けています。中小企業から大手まで対応し、料金は要お問い合わせです。
35. 給与計算BPO(日本クレアス社会保険労務士法人)

日本クレアス税理士法人グループに属する日本クレアス社会保険労務士法人が提供する、人が処理する事務所型の給与計算BPOです。2012年設立で、社会保険労務士21名を含む57名が在籍します(2026年7月時点)。
勤怠データの受領・確認から各種手当・控除の反映、社会保険料の計算、給与明細の作成・納品までを引き受け、担当者による一次チェックと別担当者による二次チェックを標準の工程としています。賞与計算や年末調整、入退社時の調整、法改正への対応も委託範囲に含みます。
社会保険の手続き代行や労務顧問を同じ法人の窓口で相談でき、千人規模・複数拠点の複雑な給与計算にも対応すると掲げます。料金は公式サイトに記載がなく、問い合わせで相談する形です。
36. 東京中央給与計算センター(アールイープロデュース株式会社)

従業員50人未満の中小企業を主な対象とする、事務所型の給与計算代行(BPO)です。運営会社はアールイープロデュース株式会社で、東京中央社会保険労務士事務所を併設し、メール・電話・ZOOMで全国に対応します。
給与計算に加え、給与・賞与・住民税の振込代行、有給管理、勤怠管理(KING OF TIME・ジョブカンと連携)、入退社などの社会保険・労働保険の手続き、マイナンバー管理、就業規則のメンテナンスまで同じ窓口に依頼でき、年末調整はオプションです。
料金は給与計算のみで1人あたり月600円からで、社労士手続顧問を同時契約すると1人あたり100円引きになります。本稼働の前に2か月分のテストランで自社の結果と突き合わせ、問い合わせから最短2か月で運用を始められます。
37. SAKURA DX BPO(SAKURA DX BPO株式会社)

税理士事務所を母体とする「SAKURA United Solution」グループの一員、SAKURA DX BPO株式会社が運営するバックオフィス代行サービスです。2021年設立で、経理・財務、人事労務、総務の業務を横断して引き受けます。
人事労務では、勤怠チェックと勤怠確定、月次の給与計算、年末調整の電子化、労務手続きに対応し、マネーフォワード クラウドなどの導入支援も行います。社会保険の手続きなど専門資格を要する業務は、グループ内の社会保険労務士法人さくら労務と連携して対応する体制を掲げます。
業務の進め方は、プロセスを可視化したうえで在宅ワーカーのチームが担う形を採ります。給与計算の料金は従業員1名あたり月800円から(従業員50名規模・勤怠確定なしの目安)で、プライバシーマークを取得しています。
まとめ
給与計算をBPOで任せる際は、まず「どこまでの運用を任せ、何を自社に残すか」を決めることが出発点になります。計算だけの代行と違い、勤怠チェックから明細発行、年末調整、問い合わせ対応まで委託でき、自社には承認・発令などの判断業務が残ります。
委託先は提供形態で3つのタイプに分かれます。運用の大部分を手放したいなら専門BPO型、システムごと刷新してデータ連携を整えたいならシステム一体型、社会保険の手続きや労務相談までまとめたいなら社労士事務所型が、それぞれ有力な選択肢です。
選定では、任せたい委託範囲と対応窓口の有無、自社特有の規定への対応、既存システムの扱い、運用体制の継続性、セキュリティの5点を軸に候補を絞り込みます。料金は個別見積もりが多いため、比較表で各社の体系を確認したうえで、自社の条件で見積もりを取って比べるのが確実です。
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よくある質問(FAQ)
Q. 給与計算BPOとは何ですか?
A. 給与計算BPOとは、勤怠チェックから計算、給与明細の発行、年末調整、従業員からの問い合わせ対応まで、給与計算にまつわる業務プロセスをまとめて外部に委託する形態です。
計算だけを任せる「計算代行」よりも委託範囲が広く、毎月繰り返す定型作業の多くが自社の手を離れます。委託後に自社へ残るのは、承認・発令などの判断業務が中心です。
Q. 給与計算BPOと計算代行(計算だけの委託)はどう違うのですか?
A. 両者の違いは、計算代行が支給額・控除額の計算だけを任せるのに対し、BPOは計算の前後にある勤怠チェック・明細発行・年末調整・問い合わせ対応まで運用ごと任せる点にあります。
計算代行ではデータの確認・入力や明細の配布が自社に残りますが、BPOではそれらも委託先に移せるため、委託後に自社で行う作業の量が大きく変わります。「計算だけ外注したい」のか「運用全体を手放したい」のかで、選ぶ対象が分かれます。
Q. 給与計算をBPOに委託すると、自社にはどんな業務が残りますか?
A. 委託後に自社へ残るのは、従業員の申請内容の承認、昇給や手当変更などの発令、計算結果の最終確認と支給の承認といった「判断」を伴う業務です。
委託先が算出した結果を自社が確認・承認することで、支給の最終的な責任は自社に残ります。運用の大部分を手放す専門BPO型でも、この判断業務は残る前提で体制を考えると、任せたい範囲と社内に残す範囲のずれを防げます。
Q. 給与計算BPOには年末調整も任せられますか?
A. 年末調整は、多くの給与計算BPOで委託範囲に含められます(プランやオプション扱いの場合があります)。
毎月の給与計算に加えて、年末調整や住民税の更新手続きまで対応する委託先が一般的です。ただし、年末調整で生じる税額の確定や源泉徴収票の作成といった税務書類は税理士法が関わる別の論点のため、どこまでを委託先が担い、税理士の関与が必要になるかを契約前に確認しておくと安心です。
Q. 給与計算BPOに従業員からの問い合わせ対応まで任せられますか?
A. 給与に関する従業員からの問い合わせは、対応窓口を備えた委託先であれば任せられます。
問い合わせ対応を自社に残すと、計算を委託しても担当者の手が空かないため、管理部門の負荷を本当に軽くしたい場合は対応窓口の有無が重要な確認点になります。委託先によっては、専任のコールセンターで従業員対応を引き受ける体制を整えています。
Q. 給与計算BPOは給与の銀行振込まで代行してもらえますか?
A. 給与の振込代行は、対応する委託先としない委託先があり、委託範囲として個別に確認が必要です。
計算結果の確定までを担い、実際の振込は自社が行う形が基本の委託先もあれば、振込や住民税の納付まで含めて引き受ける委託先もあります。資金移動には自社の口座管理が関わるため、どこまでを任せられるかを見積もり時に確かめておくとよいでしょう。
Q. 資格のない事業者に給与計算を委託しても違法になりませんか?
A. 給与(賃金)の計算そのものの代行に資格は不要で、社労士資格を持たない事業者へ委託しても違法にはなりません。一方で、社会保険・労働保険の手続きの代行は社会保険労務士でなければ有償で引き受けられません。
社会保険労務士法第27条は、社労士でない者が報酬を得て申請書等の作成・提出手続きの代行などを業として行うことを禁じていますが、給与計算はこの制限の対象に含まれていません。社会保険・労働保険の手続きまで一体で任せたい場合は、委託先に社労士が関与する体制かを確認すると、違法な委託を避けられます。
出典・参考資料(1件)
Q. 給与計算と社会保険・労働保険の手続きをまとめて任せるには、どの委託先を選べばよいですか?
A. 社会保険・労働保険の手続きまで一体で任せたい場合は、社会保険労務士法人・社労士事務所が運営する「事務所型BPO」を選ぶのが確実です。
社会保険・労働保険の手続きは社労士の独占業務のため、事務所型であれば提携先を介さず自社内で完結できます。専門BPO型やシステム一体型でも、提携社労士を通じて手続きに対応する委託先はありますが、その場合は手続き部分を誰が担うのかを確認しておくと安心です。
Q. 給与計算BPOでは、今使っている給与システムをそのまま使い続けられますか?
A. 使い続けられるかは委託先によって異なり、既存システムのまま代行する委託先と、委託先が提供するシステムへの乗り換えが前提の委託先に分かれます。
既存システムへの投資を活かしたい、他業務と連携していて変更したくない場合は、現行システムのまま代行を受けられる委託先が向きます。逆に、システムが古く刷新したい場合は、システムと運用をまとめて任せられるシステム一体型が選択肢です。自社がどちらを望むかを先に決めておくと、委託先を絞り込みやすくなります。
Q. 給与計算BPOの費用はどのように決まりますか?
A. 給与計算BPOの料金は、主に従業員1名あたりの単価を人数分積み上げる「従量課金制」、従業員数の区分ごとに月額を定める「月額固定制」、代行スタッフの稼働時間の上限で決まる「稼働時間制」の3つの体系で決まります。
さらに、任せる委託範囲が広いほど、また従業員数が多いほど費用は上がります。計算だけを任せる場合より、問い合わせ対応・年末調整・社会保険の手続きまで含めると単価が高くなる傾向があります。
Q. 給与計算BPOの料金はなぜ個別見積もりが多いのですか?
A. 個別見積もりが多いのは、自社特有の給与規定や業務フローに合わせて運用を設計する部分が大きく、委託範囲や従業員規模によって必要な作業量が変わるためです。
公開されている料金やプランの範囲は委託先ごとに異なるため、横並びの費用感はつかみにくいのが実情です。比較表で各社の料金体系の型を確認したうえで、自社の条件で複数社から見積もりを取って比べるのが確実です。
Q. 給与計算BPOの導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 導入期間は委託範囲や従業員規模によって幅があり、おおむね2〜6か月程度が目安です。
打ち合わせ・要件定義・業務フローの検証・データ移行を経てから本番運用が始まるため、委託する業務が広く、自社のルールが複雑なほど準備に時間がかかります。繁忙期や年度替わりを避けて準備期間を確保できるよう、早めに相談を始めると移行がスムーズです。
Q. 給与計算BPOのセキュリティはどのように確認すればよいですか?
A. セキュリティは、プライバシーマークやISO/IEC 27001といった第三者認証の取得状況、外部監査の有無、計算結果を確認・承認するチェック体制を確認するのが基本です。
給与データは氏名・口座・マイナンバーなど機微な個人情報を含むため、情報を扱う環境や権限管理、データの受け渡し方法が安全に設計されているかもあわせて確かめます。認証の有無だけでなく、二重チェックなど運用面の仕組みまで見ると、内部統制の面でも安心して任せられます。
Q. 従業員が数十名の小規模な会社でも給与計算BPOは使えますか?
A. 小規模な企業でも給与計算BPOは利用でき、従業員数十名から対応する委託先が多くあります。
事業所数や人数の下限は委託先によって異なりますが、小規模向けに低価格のプランを用意する事業者や、100名未満を得意とする事務所型もあります。むしろ、担当者が1名で属人化しやすい小規模企業ほど、業務継続性の面で委託の効果を得やすい場合があります。
Q. 自社独自の手当や複雑な給与規定があっても、給与計算BPOに対応してもらえますか?
A. 対応可否は委託先で差があり、業務フローを設計したうえで複雑な手当計算に対応する委託先を選べば任せられます。
標準的な計算にしか対応しない委託先では、自社のルールを削って運用を合わせることになりかねません。特殊な勤務形態や独自の手当がある場合は、要件定義の段階でそれらに対応できるかを確認することが、委託後のミスマッチを避ける鍵になります。
Q. 給与計算BPOでは、給与の支払前に計算結果を自社で確認できますか?
A. 多くの給与計算BPOでは、支給の前に計算結果を自社が確認・承認する工程が設けられています。
委託先が算出した結果を自社がチェックして承認することで、支給の最終的な責任を自社が持つ仕組みです。この確認・承認こそが委託後に自社へ残る判断業務にあたるため、どのタイミングで結果を確認でき、修正のやり取りをどう行うかを運用設計時にすり合わせておくとよいでしょう。
Q. 給与計算BPOでは、給与明細はどのような形式で発行されますか?
A. 給与明細は、Web明細(電子明細)での発行に対応する委託先が多く、紙の明細に対応する委託先もあります。
従業員がスマートフォンやPCから明細を閲覧できるWeb明細は、配布の手間を減らし、委託先のシステムと連携しやすい形式です。自社の従業員にどの形式が適しているか、オプション扱いかどうかを含めて確認しておくとよいでしょう。
Q. 給与計算BPOの3つのタイプのうち、自社はどれを選べばよいですか?
A. 運用の大部分を手放したいなら専門BPO型、システムごと刷新してデータ連携を整えたいならシステム一体型、社会保険の手続きや労務相談までまとめたいなら社労士事務所型が、それぞれ有力な選択肢です。
任せたい委託範囲・既存システムの扱い・従業員規模・社会保険の手続きまで任せたいかによって適したタイプが変わります。本記事の選定診断ツールを使うと、いくつかの質問に答えるだけで自社に合うタイプと具体的なサービスを絞り込めます。
Q. 給与計算をBPOに委託すると、社内に給与計算のノウハウが残らなくなりませんか?
A. 運用を外部に移すと給与計算の実務ノウハウは社内に蓄積しにくくなるため、将来的な内製化に備えるなら引き継ぎの受け方を事前に確認しておくのが有効です。
計算の根拠や手順を自社でも把握できる形で資料やレポートを受け取れるか、イレギュラーな処理の判断基準を共有してもらえるかを委託先に確かめておくと、将来内製へ戻す可能性があっても対応しやすくなります。
Q. 給与計算BPOを契約する前に決めておくべきことは何ですか?
A. 契約前に決めておきたいのは、「どの作業を委託し、どの承認を自社に残すか」という委託範囲と責任分担の線引きです。
この線引きが曖昧なままだと、イレギュラーな処理が発生したときに「どちらが対応するのか」で滞りが生じます。あわせて、既存システムを使い続けるか、社会保険の手続きまで任せるか、従業員の問い合わせ窓口を委託先に置くかを決めておくと、委託先選びと見積もりの比較がスムーズになります。
Q. 給与計算BPOへ切り替えると、担当者の退職による業務停止のリスクは解消されますか?
A. 運用を組織として担う委託先に任せれば、特定の担当者の退職や休職で給与計算が止まるリスクを抑えられます。
ただし、効果を得るには委託先自体が複数名のチームで業務を標準化し、担当者が変わっても品質が保たれる体制であることが前提です。委託先の担当者が1名だけの体制では同じリスクを抱え込むことになるため、業務手順の文書化や組織的な運用体制があるかを確認しましょう。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
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